平成20年山行実施報告

 

新年山行  高尾  景信山

1月5日(土) 曇り  
参加者 原田(L) 広瀬 大田 小野 吉田(一) 本多(郁) 斉藤 中村 高橋 片倉 
本多(正) 清水(裕) 佐藤(忠)  清水(ふ) 宇野 白井 三好 鈴木 成田 池田 計22名
                           
-原田 記-  
関西からの会員の参加もあり、22名と大盛況。(食べ物に弱い?・・皆さん) ちょっと雲がちの日ではありましたが風はなく、童心に返り、楽しい時間を持たれたのではないでしょうか。

会では、各リーダーが計画や下見に頭と時間を使い、せっせと月3-4回の山行をUPしています。積極的に参加をして、今年の会活動を盛り上げていただきますように。  
今日のMVPは、手返しを一手に引き受けてくださった斉藤さん。割烹着姿は美しい日本のお母さんといった感じで、決まっていましたね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
☆コースタイム   案内役 清水(ふ)        
日影沢渡渉点 9:25 620mのピーク経由 景信山 11:55

☆費用          
バス 高尾~日影 220円  小仏~高尾 220円   
餅代(一人) 600円(4升13000円÷22名)+250円(漬物、小豆他)
 

丹沢  経ヶ岳・仏果山

1月20日(日) 曇り時々晴れ 》
参加者 清水(ふ)(L) 本多正) 清水(裕) 宇野 三好 鈴木 酒井(体験山行) 計7名
                 
-清水(ふ)記-
  
3、4日前から、曇りのち雪という天気予報で、一時は中止しなくては
いけないかなと思っていたが、インターネット上の情報では、曇りではあるが、降水量はゼロということなので、19日の朝に、とりあえず決行することをホームページの連絡帳に、書き込みをした。  
20日朝、目覚めてみると、多少雲は多いものの、日も差してきて、
本厚木のバス停に全員が集合するころには、とくにお天気は気にしなくてもいい状態になっていた。  バスに乗り込む前に簡単な挨拶をして、体験山行の酒井さんの紹介をして、半原行きのバスに乗りこんだ。         
半僧坊のバス停から少し歩いた道路わきに、綺麗に咲いている蝋梅をみつけて、花のない時期に心を和ませてくれる。   
国道を渡ると、東海自然歩道の標識があって、すんなりと、登山道に
導かれる。しばらく樹林のジグザグを登って行くと、展望があるところに出て、半原の町が見おろせる。  
体が温まってきて、温度は低いようだが、とても歩きやすくて気持ち
がいい。ときおり、太陽もでてきて絶好の陽だまり歩きは、なかなか楽しい。  
林道を横切り、林道の横についている道を登る。半分こわれかけた
鹿よけフェンスをくぐり稜線にでて、華厳山へのルートを左に分けると、経ヶ岳山頂に着いた。   
記念写真を撮ってから、ベンチで少し早いお昼休憩をとることにした。
  
仏果山方面へは、ベンチの脇から、自然林の中を下る。急坂ではあ
るが危険箇所にはトラロープが張ってあって、よく整備されている。長い階段を下り終えると、半原峠の林道に着いた。         
ここから道路の脇を登り、土山峠への分岐点を左に分けてさらに進むと、本日のプロムナードとも言える尾根上の狭い道にでた。「道幅狭し」の注意書きがあり、岩場もあるやせ尾根だが、時折宮ヶ瀬湖が見えて、青空も広がってきて、気持ちが良い。  
やがて、仏果山の巨大展望台が見えてきた。展望台からは、八王子
方面、丹沢方面が良く見えて、360度の展望を楽しんだ。  
バスが少ないことと、かなり歩いてみんな満足しているようだったので、
高取山には登らずにここから半原に向かって下山した。  
下山途中には、私は先頭で見落としてしまったが、成長した大きい
シモバシラの氷のオブジェが見られたようで、Mさん達が写真に収めてくれた。  
下山道を、途中変更したので、愛川ふれあいの村への道を見逃して
しまい、一つ北側の道のバス停撚糸組合前にたどり着いた。ここから、本厚木と橋本に帰る道を選択できるため、ここで解散として、それぞれ帰途についた。  思いもかけず、冬の低山歩きには、最高の気象条件を頂き、それぞれ楽しい山旅となったようだ。
 
☆コースタイム     
半僧坊バス停(9:30)林道合流点(10:13)経ヶ岳(11:05~11:25)
革龍石山(12:52)仏果山(13:34~13:51)撚糸組合前バス停(15:15)

☆費用             
電車代  960円(新宿~厚木 往復)
     
バス代 1010円   

 大菩薩嶺  お坊山

2月2日(日) 曇り
参加者 (L) 吉田(博) 小野、中村、高橋、土方  計 5人
                              
-吉田 博-
大月駅で顔を合わせ予約のタクシーに乗る。タクシーは見慣れた笹子の山肌が見えてきて橋を2つ渡ったところでスリップし、ガードレールすれすれでストップ。橋の手前が凍っている。 枯れ枝を地面と車輪の間にはさみ車体横を押して何とか軌道に乗せるも先へは進めない。ここで車を捨てて歩くことにする。  
これじゃー何のためにタクシーを頼んだかわからない。計画通り歩けるか時間が心配だが、とりあえず登山口まで行こう。        
滝子の登山口である道証地蔵から更に20分程先に大鹿峠の登山口がある。踏み後なく気持ちよく上っていくが、すぐにトレースにぶつかる。足首ほどの雪道は大鹿峠まで続く。  
大鹿峠から稜線までは北斜面か膝くらいの雪のところもあり大股なトレースがついている。歩幅に合わせ切り直したいが、生憎今日はスパッツを忘れたので跡を辿るしかない。  稜線に乗り右へ5分も行くとお坊山山頂。先客が二人。我々もここで昼食とする。富士は霞んでいるが、なんと言っても今日は風がなく穏やかだ。  
登山口までタクシーで入れずロスした時間は登山口で45分だったが、大鹿峠までに15分、山頂までに5分と短縮して25分程の遅れなので予定通りのコースを行くことにする。        
7~8分で東峰。周りを木々に囲まれて落ち着いた雰囲気のところだ。ここから夏道はつづら折れになっているが 、棒串をさすように一直線に下っているトレースがあるのでそれに習う。 30分で棚洞山、次の30分で入道山と順調に下る。鉄塔の横を通り、何年か前の火事跡を過ぎ下りが急すぎるのに気付く。右に行きすぎてしまい崖のルートに入ったため進路を左に修正。わかりづらい看板前を通過して最後の下りに入る。ここは何回か歩いているがいつも登山口が見つけられず、今回もすぐ下に道路が見 えているのに最後の最後藪こぎして道路にでる。  
2時40分、思ったより早く下山できた。電車の時間調整にまたもや笹一にお世話になり、ちょっと暖まって駅へ向かった。

☆コースタイム             
JR中央線大月駅8:14(タクシー30分) 大鹿峠林道途中の橋 8:55 登山口 9:45/9:50             大鹿峠10:55/11:10 お坊山11:55/12:30 東峰12:40 棚洞山13:10/13:15             入道山13:40/13:50 笹子側登山口 14:40 吉久保入口14:55 笹一(時間調整)15:00/15:20   笹子駅 15:25

☆費用                
JR 新宿~大月 1280円   笹子~新宿 1890円          
タクシー 大月~林道途中  4000円/台
 

栃木  晃石山

 平成20年2月16日(土) 晴れ 
 参加者 高橋(L)、大田、清水(裕)、三好、成田、土方    計 6名
                                                -高橋 記―  
8:50にJR両毛線大平下駅に集合であったが、小山から乗換えや栃木から乗換えなどで出発から皆が一緒ではなく、紅一点参加の三好さんは心細かったかもしれませんね。 駅から、のんびりと里を歩いて9時に大平山登山口に到着、そこには古い歴史を感じさせる石段が待っていました。すれ違う登山者は地元の人でしょうか、小さなリュックを背負っていました。        
石段を登り終え、ほどなくすると車道に出、小さな広場がありました。そこからは右に富士山、左に筑波山が眺められる展望台でした。遠く地平線まで見えましたが、さすがに海は見えず、新宿の高層ビル群が地平線からスッと立っている様子が見えました。        
役所の名の書かれた1台の車が止まっており、たくさんの箒を取り出していたので、何かあるのかと尋ねると、子供会の芋焼き大会があり、これで落ち葉を集めるのだということでした。        
車道の脇の山道を進むと、また展望台に出、そこからは真正面に富士山が麗しい姿を見せていました。茶店もあり、正月などは混むのでしょうが、ガラス戸は閉じ、今日はひっそりとしていました。 大平山神社奥の院との分岐から、やっと登山道らしくなり、北面の所では凍った残雪も見られました。        
ぐみの木峠に出たところで小休止、周りを眺めても、ぐみの木らしきものは見あたらず、峠名が腑に落ちない感じでした。        
晃石山の直下にも神社があり、幾人かの登山者がいて絶好 の休み所のようでしたが、今回コースの最高峰の晃石山を先にめざすことにしました。直ぐに山頂に着き、そこからは眼前に日光の山々、左に赤城山、榛名山が眺望でき、さらに左の木立のかげからは浅間山の白い頂もチラッと見ることができました。       
山頂はさすがに風が強く、しかも冷たい風で、記念写真を撮り、早々に神社に戻り、そこで昼食タイムをとりました。そこは風もなく日当たりもよく、なるほど絶好の休み所だと感じました。 神社からは、山道に入り、時折、冷たい風が吹くものの、日射しを浴び、さほど寒さを感じることもなく歩み、桜峠をすぎ、登り返すと馬不入山に出ました。そこから先は右手も左手も連なる尾根はなく、我々は左手の岩舟山と標識に示された急坂を下って行きました。        
急坂を下り終えると、いきなり車道があらわれ、それを横切り、林の中に入るとひっそりとした池がありました。再び車道にでて、今度は車道に沿って南に歩き、里の家々に接したところで、      
右手に異様な山体を目にしました。切り立った崖は採石場跡のようにも見えましたが、この山体は自然が作り出したようです。後で知ったとですが、ここは多くのドラマのロケ地に使われているようです。        
さて、その異様な山の頂に至るには車の通れる道に沿って歩くもので、登山道という感じではありませんでした。上り詰めるといきなり大きな山門が現れました。右手の大きな案内板を見ると、山門の内からが境内のようです。由緒ある寺で高勝寺と書いてあります。山門をくぐると血の池という恐ろしい名だが、小さな水溜まりがありました。本殿の横の道を登り、山頂らしき展望台に立つと、直下に下山口の駅が見えました。        
山門付近までもどり、南にある急な石段を下ると、そこは家々が密集する街で、岩舟駅はすぐの所でした。
        
☆ コースタイム       
大平山登山口(9:00)-展望台(9:30)-大平神社(10:00)-ぐみの木峠(10:15)-晃石山(10:50)-神社(11:00~11:30)-桜峠(11:50)-馬不入山(12:15)-車道(13:00)-岩舟山(13:30)-岩舟駅(14:00)
 
☆ 費  用               
上 野-大平下 1,620円 岩舟-新宿 1,620円

三浦半島  葉山アルプス 

2月24日(日) 晴れ
 参加者 清水(ふ)[ L ]  大田 広瀬 小野 中村 斉藤 本多(正) 佐藤 片倉 三好 
吉田(美)  早川 酒井 川又(ゲスト) 大場(ゲスト)   計15名
                  
-清水(ふ) 記-        
昨日は、春の嵐が吹き荒れて、電車のダイヤが乱れるような日であった。そして今日はというと、やはりその余波もあるのか、横須賀線も遅れがでているようで、東京の東側で、今日の参加者の中では一番遠い大田さんから携帯に電話が入り 定刻には、間に合わないと言う。        
葉山アルプスのコースは、標高200メートルぐらいの山々を歩くので、エスケープルートも多くあり、歩行時間も4時間ぐらいで、時間的余裕は、たっぷりあるので、予定していた仙元山登山口入口にある葉山ボンジュールという老舗のパンやさ んで、モーニングセットを食べながら、大田さんを待つことになった。        
20分ぐらいで、大田さんが姿を現し、お腹もいつも以上に満たされて、パン屋の脇で新人の酒井さんとゲスト2人の紹介をしてから、出発となった。        
葉山教会までは、かなりの急勾配のアスファルトの道を歩き、この教会の脇から、仙元山への登山道へ導かれる。 15分ぐらい登り、一汗掻いたころに、今日最高と思われる展望が見られる広い広場のある仙元山の頂きに着いた。      
江ノ島の奥に少し霞んだ富士山が見え、湘南海岸の海岸の海岸線、モザイクのように見える葉山の町並みも予想を裏切らない展望だった。        
登り下りを何回も繰り返しながら、笹が生い茂るトンネルを抜けたり、狭かったり、広かったりの登山道を歩き、馬頭、千手観音が奉ってある観音塚に着き、休憩したが、風が吹き抜けるので、さらに歩を進めてゆく。      
林道終点への分岐と書いてある標識のところを、左に曲がり、急峻な、坂道を慎重に下ってゆくと、葉山アルプスのちょうど真ん中辺りの森戸林道の終点にたどり着く。ここで、お昼休憩をとる。        
森戸川を渡り、危険注意の標識のあるところから、今日のメインともいえる中尾根への登りが始まる。六把峠、辻の峰の分岐へ一息に登り、疲れたころ陽だまりの35番鉄塔で休憩し、さらに登って乳頭山のピークにでた。ここからは、横横道路や、田浦方面の展望が眺められる。少し、戻り、田浦梅林への下山道に向かう。        
ここは、トラロープが張ってある岩場から始まるが、次第に緩やかな道になり、横横道路を橋で渡ると田浦梅林の入口が見えてきた。白梅が2、3部咲きというところだろうか?紅梅が咲くにはあと、2週間ぐらいかかるような感じだ。人のあまりいない梅林の入口で、記念写真を撮り、トイレ休憩の後、水仙と、白梅を眺め、ほのかな梅の香りを嗅ぎながら、小高い丘にあるこの梅林から田浦駅に向かった。        
時折、強い風に悩まされることもあったが、概ね「春遠からじ」と感じさせられる明るい陽だまり山行となった。
       
☆コースタイム                 
風見橋バス停(9:55) 仙元山(10:05~10:10) 観音塚(11:00) 林道終点への分岐(11:35)森戸川本流(11:50~12:13) 乳頭山(13:26) 田浦梅林
(14:06~14:20) JR田浦駅(14:50)
       
☆ 費 用  
電車代 2100円(東京駅からの往復) バス代 190円  

 阿蘇山塊  仙人ヶ岳

平成20年3月8日(土)晴れ  
参加者  L. 高柳、高橋、宇野、土方、延命  計5名
- 高柳 記 -   
今回で3回目の計画である。毎年3月に計画したが過去2回とも雨予報で中止にした。さて、今日は好天気で日差しも強く、雨男のわたしの山行としては珍しいことである。集合場所のJR両毛線小俣駅に、車3台に参加者5名が集まった。列車で着いたのはわたし一人である。

車3台で登山口に向かう。岩切登山口の駐車場に車を入れたが、個人所有の駐車場で1台300円かかるというので、路肩に車を並べ9時55分に歩き始めた。朽ちそうな木の鳥居の下を通り沢沿いに行く、青空に小さな白い雲が二つ三つ浮かび日差しは明るい。しばらくは沢沿いの緩やか登り道を行くが、熊ノ分岐の下からは急登になり、汗を流して11時30分に熊ノ分岐に着いた。ここからは尾根通しに岩稜の道をひろっていく、山頂に近づいたころ20名ほどの団体とすれ違った。

山麓の桐生市から聞こえてくる12時のチャイムの中を山頂に着いた。誰もいない山頂には春の風が流れていた。一瞬の静寂は5人が昼食を摂っている証、木の間越しには雪の男体山、赤城山が見えていた。山頂からはいったん熊ノ分岐まで戻り、猪子峠へ向かう。猪子山の手前までは岩稜のやせ尾根で登り下りが多く、岩を攀じるような箇所もあった。
道は尾根上にあり迷うことはないが、いつまで歩いても、どんなに歩いても岩稜の登り下りで、左下には常に松田川ダム湖が見えていた。それでも歩くにしたがいダムの形が変化していくのに気づいたときは歩いているな、進んでいるな、と実感できた。
宗ノ峰、犬帰り、猪子山とピークには順じ標識があるが、犬帰りのピークに着いたのは13時55分で、山頂から1時間25分と以外と時間がかかっていた。下山コース全体から見てここら当たりで約半分である。犬帰りのピークからは左へ急な階段を下りるのが一般道になっている。右へは尾根通しに行くが岩山を越えて細いロープと鎖で垂直に近い状態を下っているようで、かなり怖そうであった。猪子峠は広場になっていて標識もあり右へ入る。なおもしばらく歩くとやっと車道に出て車のある場所に15時40分下山した。

この下山コースは変化があり、案内書に書かれている時間より多くかかる、個人差はあるが2時間半から3時間はみておいたほうがよい。歩き終わってみると再訪してみたいコースではある。
        
☆コースタイム         
小俣駅(9:20~9:40)岩切登山口(9:55)熊ノ分岐(11:30~11:35)  仙人ヶ岳
(12:00~12:30)熊ノ分岐(12:48)犬帰り(13:55) 岩切登山口(15:40)  

東海  沼津アルプス 

平成20年3月23日(日) 晴れ
参加者 清水(ふ)[ L ]  中村 片倉  本多(正) 佐藤(忠) 梅沢 吉田(美) 計 7名
                                             
-清水(ふ)記-  
沼津駅から、計画表どおりのバスで多比に向かう。バスの乗客は少なく、多比に着くころにはほとんど貸切状態で、うっかりバスのブザーを押すのを忘れていたが、問題なく運転手さんが「、はい、多比ですよ。」と言って止まってくれた。  
トイレ付のセブンイレブン前で、身支度を整えて、沼津方面に少し戻った路地から、「沼津アルプス大平山」の道標を確かめて登り始める。  
木蓮や、たんぽぽ、スミレ、オオイヌノフグリなど春の花を楽しみながら登って行くと、やがて海が見えてくるころ、一般道から登山道に導かれる。  
多比口峠からは、南方向に急な道を登って行き、左に振り返ると、真っ白い富士山が、頭部分だけ見えた。折角、静岡県まで、来たのに、富士山が見えないと寂しいので、少し霞んではいるが、見えてよかったと胸をなでおろした。  
展望はないが立派な標識のある大平山(おおべらやま)で、写真を撮って今度は、北に向かって歩みを進める。程なく、頂上にお宮のある沼津アルプスの最高峰(392m)の鷲頭山に着く。ここからの下りは、虎ロープの張ってある長い下りで、滑りそうなところを慎重に下り、平重衡が源氏に追われ隠れ住んでいたとされる岩をまつってある中将宮に着く。志下峠からなだらかな道を歩き、徳倉山には、まだ遠いので、海の見える丘みたいな志下山のピークで、昼食として、30分ぐらいの休憩をとった。  
なだらかな上り下りをくり返し、象さんの山と呼ばれる徳倉山の頂上に着いた。ここからは、北方面の展望が良く、愛鷹山の上にちょこんとのった富士の姿がよく見えた。  徳倉山からの急坂の下りには、ロープや鎖が張ってあり、よく手入れはされているが、固くなって滑りやすいので、慎重に下りて行く。この下りの長さを嫌ってか、逆コースの人が多いように思われる。  
横山峠あたりから、沼商高校のドラムの音が鳴り響く。横山のピークを越えて、左に回りこむと標高30メートルの八重坂峠の道路に出た。ここから道路を少し左に向かって歩いて、道路を横切ったところから香貫山への道が続いている。前は車も走っていたであろうガードレールの道を緩く登って行き、香貫山の展望台に着いた。西側に駿河湾の海岸線が綺麗に見えて、北には少し雲が出てきたが富士の姿を見ることができた。 最後に、小さい丘の上にある、香貫山の本当の頂上を踏んで、黒沢バス停に下りついた。白花の桜が咲き始め、スミレの群落、草ボケの花、寝ぼけ眼の蛙との遭遇等、萌出づる春をたっぷり感じる山行となった。

☆コースタイム     
多比(9:05)多比口峠(9:45)大平山(10:00)鷲頭山(11:00~11:10) 志下峠
(11:43)志下山(12:00~12:25)徳倉山(13:10~13:20) 横山(14:05~14:10) 八重坂峠(14:30)香貫山(15:10~15:20)黒瀬バス停(16:02)

☆費用 
電車代 4420円(東京~沼津往復)      
バス代 沼津駅~多比 470円 黒瀬~沼津駅 170円  

西上州  赤久縄山

  
平成20年3月29日(土)   晴れのち曇り 
参加者 大田(L) 広瀬 斉藤 中村 宇野 三好   計 6名
                                
-大田 記-  
本庄駅南口に全員が集合し、神泉総合支所行きのバスに乗り込んだのは9時前だった。このバスは18年12月の例会で実施した鬼石の「桜山」に行く祭に利用したことがあった。
鬼石入口でバスを下車して、ジャンボタクシーに乗り換えて登山口のある塩沢峠を目指した。タクシーは十石峠に続く街道を通り、神流湖(かんなこ)の側を通り抜け万場の交差点を右折して御荷鉾スーパー林道と交差する塩沢峠まで上ってきた。
塩沢峠を少し、上がった場所で車は通行止めとなっており、我々はそこでタクシーから降りた。約50分のドライブであった。
御荷鉾スーパー林道を赤久縄山の方に向かって暫し、歩くと左手に登山口があり、登山コースに入った。登り口のすぐ側に「山の神の丘」という展望台があり、手前に稲含山、左手に荒船山、浅間山、妙義山、榛名山辺りが見えていた。
登山道の緩やかな道を登っていったが、まだ芽吹きが始まったばかりで緑色の葉はどこにも見当たらず、花などもまったく見られなかった。この登山コースの特徴として御荷鉾スーパー林道が登山道とほぼ平行に通っているので、山に疲れれば、林道も歩けるようになっている。コースの途中で大きな送電鉄塔があり、下部は風もしのげるため、ここで昼食休憩とした。
当初の予想ではまだ雪が残っていて、アイゼンが必要との神流役場からの情報であったが、これまでのところ、雪には出会わなかった。落ち葉の残った道を小刻みに登ったり、下ったりしながら徐々に頂上に近づいて行った。頂上直下の登山ルートにはまだ雪の残っているところがあちこちに、あり、雪を踏むと時々は雪に靴を取られてしまった。深いところではまだ30cmくらいはありそうだった。  
ここで本日、初めて男性の登山者に出会った。聞くと鳥居峠から稲含山、白髪山を通ってきたとのことであった。雪の道を抜けたところが山頂であった。奥秩父の方が景色が開けていたが、山座同定はできなかった。記念写真を撮って早々に頂上を後にした。  
下山は予定通り、往路を戻ることにした。送電鉄塔を過ぎた辺りで、ルートが3つ出てきた。左はスパー林道コース、真ん中は往路で通った登り道、右側は山腹のトラバースルートと思われ、右側のルートを取った。この道は最初は道があったが、途中から道が消えたので、後から続いていた 中村、広瀬、宇野さんにはもとのコースまで戻るようお願いした。 斉藤、三好、大田は山腹から急斜面を力でよじ登ったところ、往路のコースに戻ることができた。暫くここで後続が追い着くのを待ち、全員揃ったところで、下山を続けた。途中で林道に管理棟が出てきたので、ここからスーパー林道を歩き、塩沢峠まで戻り、迎えに来ていたジャンボタクシーに乗り、鬼石に向かい、鬼石郵便局前でバスに乗り換え本庄駅に戻った。西上州最高峰の赤久縄山は本当に奥深い山で個人では行けない山であった。        
タクシーの運転手からこの山には熊が出るので注意するように言われていたが、幸い熊には出会わなかった。もう少し、時期をずらせば春の花に合えたかもしれないが、緑色と言えば笹の葉、それに白樺、ダケカンバの多い山であった。

☆コースタイム     
塩沢峠(11:10)山の神の丘展望台(11:25~30)送電鉄塔(12:28~55)赤久縄山       (13:30~40)管理棟(15:00)塩沢峠(15:50)

☆費用  
本庄駅南口~鬼石入口   バス代  610円    
鬼石入口~塩沢峠     ジャンボタクシー   22,000円(1台)    
塩沢峠 ~鬼石郵便局   ジャンボタクシー   22,000円(1台)    
鬼石郵便局~本庄駅南口  バス代          640円  

渋川  小野子山~十二ヶ岳

平成20年4月5日(土)晴れ
参加者  L.高柳、小野、中村、清水(裕)、吉田(博)、土方  計6名                                                             

- 土方 記 -
本日の天気は見事に快晴。参加予定であった宇野さんが、ちょっとしたトラブルのため参加できないという残念な出来事があったが、とりあえず全員が渋川駅に集合した。2台のタクシーに分乗して登山口まで移動。途中、清水さんのギター談義に耳を傾けていると30分ほどで赤芝の登山口に到着した。本日のコースは十二ヶ岳より直接小野上温泉へ下るコースであったが、このコースが落石のため危険との情報から十二ヶ岳手前分岐より沢沿いに下るコースに変更し出発。

登山口より姉ツツジと呼ばれる稜線までは、たいした登りもなく新緑の中を歩くとても気持ちの良いコースで、自然とおしゃべりに花が咲いた。話が白熱してくると“あれ、これってセクハラ”と思われる冗談も飛び出したが相手は数多くの困難に打ち勝ってきたオバタリアン“失礼”山のプロ集団であった為、哀れなオジンたちのつまらない悪あがきとして簡単に処理されてしまった。楽しいおしゃべりをしているうちに11時10分ごろ小野子山に到着した。

小野子山は雪に覆われた谷川岳が望める明るい山頂であった。小野子山から中ノ岳までは200m程の急坂を下らなくてはならず北側斜面である為、雪も多く残っており高柳リーダーの指示により全員がストックを装備し慎重に下った。鞍部で一息ついた後、今度は急斜面を登り返すとやっと中ノ岳に到着しここで昼食。

中ノ岳から十二ガ岳までは、同じく200mほどの下りと登りがある。分岐からの登りには男坂と女坂の2つのルートがあり、男坂のルートを登る事にした。このルートは手を使わなくては登れないほど急坂で、トレースも不明瞭であった為、途中で間違ったルートに足を踏み入れてしまった。すぐに間違いに気づき引き返したが足場が悪く正規のルートに出るまでかなり苦労、というより大騒ぎをしてしまった。

十二ガ岳山頂は、それまでの苦労を吹き飛ばすほどの大展望で谷川岳、上州武尊山、榛名山、浅間山など360度の眺めを楽しんだ。帰り道は、女坂のルートで分岐まで戻りそこから小野上温泉まで花が咲き乱れる里山の道をのんびりと下り、全員無事に小野上温泉駅に到着した。

☆コースタイム       
渋川駅(9:02~9:15)登山口入口下車(9:45~9:50)登山口(10:15~10:20)小野子山(11:10~11:20)中ノ岳(12:20~12:45)十二ヶ岳(13:45~14:00)小野上温泉分岐(14:15)林道=入道坊主(14:50~15:05)小野上温泉駅(16:20)

奥多摩  高岩山~鍋割山

      
平成20年4月13日(日) 曇り
参加者 原田(L)高橋 尾辻 八木 片倉 佐藤(忠) 清水(ふ) 梅沢 白井 竹中 池田 計11名
                                                                          -原田 記―   
養沢神社がサルギ尾根の入り口となる。同じバスで降りた団体の前に出るべく、神社右手の植林帯にあたふたと入る。急登は5分位で、上るにつれ雑木となり、岩尾根っぽくなると、最初のイワウチワの群生地809mのピーク。さらにその先が次の群生地高岩山。見ごろである。曇天の中、懸命に光を集めて薄いピンクの花を輝かせてくれている。この2箇所を過ぎると、パタリとイワウチワは見られない。        
立派な屋根付の展望台でお昼。いくらもしないうちに、団体が到着。先に陣取っていた無線の男性の大きな一人しゃべり声に団体のガヤガヤが絡む。早々に私達は腰を上げる。昔石灰岩を採った芥場峠を過ぎ、鍋割山方向に曲がると沢山のカタクリの蕾がひっそりと開花を待っている。鍋割山から進路は北へ。ここからは、誰にも会わない我々だけのルート、あいにく展望ゼロの下降路だが、花々との出会いもあり、退屈はしない。鳩ノ巣渓谷は、サクラと芽吹きの木々の色の競演で、日本の春の美しさに一同に思わず笑顔が広がる。  
天気予報の悪い中、今回は会の予報官の「曇りでしょう」のお言葉で、決行。 参加の方を雨の中歩かせることにならず、ホッとした。行きたい山に行けるチャンスは、逃すとそうは巡って来ない。とくに花目当ての場合は。

*花ベスト3  
1 イワウチワ (見ごろ、今回のテーマ)         
2 マキノスミレ(奥多摩には多いとのこと)         
3 シュンラン (一株、観察力の賜物)  
他に、ミヤマシキミ、センボンヤリ、アセビ、ミツバツツジ、ヒナスミレなど
☆コースタイム             
養沢神社(8:50)650m付近(9:30~9:35)高岩山 (10:05~10:15)展望台
(11:10~11:30)鍋割山分岐(11:45)鍋割山(12:05~12:15)大楢峠              (12:59~13:05)759m(13:38~13:45)鳩ノ巣 (14:40)      
実働 5時間

☆費用           
電車JR立川―武蔵五日市 290円 鳩ノ巣―立川 540円           
バス 武蔵五日市―大岳鍾乳洞入り口 470円

奥多摩  御前山

        
平成20年4月19日(土) 曇り 
参加者  八木(L) 吉田(博)白井 原田  計4名
                            
-吉田(博)記-   
週末の天気予報は悪く、奥多摩行きの電車もガランとして、鴨沢西行きのバスに立つ人はいなかった。惣岳バス停でおり、ガードレールの切れたところから階段を下りていくとむかし道で、今朝になって車で行く事にしたリーダーが待っていた。参加者一人が電車が遅れてバスに乗り遅れたため後から追いかけるとか。スパッツをつけ、急登にそなえて上着をぬぎ、渡渉のためにストックの調節をする。5分も歩かぬうちにシダクラ橋に到着。        
渡ろうとしたら車の音。パトロールの人かと思いよけていると遅れていた一人がタクシーで追いついた。今日はバリエーションルートでもあるし、早いうちに合流できてよかった。グラグラする橋を渡り祠の前を沢に下りていく。今朝方まで降っていた割に流れは速いが濁っていない。すべらない石をみつけてくれたので難なく渡ることができ一安心。  山道は始め緩くそして木につかまりながらの急登になる。芽吹き始めたばかりなのでよく見渡せるが、夏だと藪こぎの箇所もあるとか。大きな岩を越すと左からの道を合わせ地図上の810m地点。予報に反し青空も覗いている。昨夜までの雨で登山道が心配だったが、地面は乾いていて心配するほどのことはなかった。  
ここからも緩くそして急登のあと大岩を越えて次のピークに立つが、この急斜面にダンコウバイやハシリドコロ、ヨゴレネコノメそして開いたばかりのカタクリの薄紫が鮮やかだ。        左に栃寄からの道を合わせ「アセビの広場」の標識のある小平地に出る。木々の間から見える白い山は雲取か? 整備されたシダクラの道を惣岳山へ向かい、御前山へはロープで仕切られた道を行く。  
カタクリの時期には立錐の余地もないほどの人、人らしいが、今日は十数人。ベンチも空いていてここで昼食とする。頂上にカタクリは1輪も咲いていなかった。        
惣岳山まで戻り広々として気持ちのいい防火帯を小河内峠に向かう。途中、去年事故があったために通行止めで巻いたところがあるが、よく見ているHPの人が定点観測で行く岩場の露岩、ソーヤの丸デッコとはそこのことか?確認できなかった。        小河内峠に着いた頃から風が冷たく雲行きも怪しくなってきた。ここからも下山できるが、計画書通り水窪山を経るためゆるく登っていく。三頭山方向への分岐がアケボノスミレ群生の斜面になっておりしばし写真タイム。        
清八新道は広い防火帯と自然林で気持ちがいいし、なんと言っても今日は人が少ない。御前山の頂上付近だけであとは誠に静かだ。  
ネットの情報で、計画より近くに奥多摩湖畔道路に下りられる道があるというので分岐を右に下りる。ジグザグの急斜面でニリンソウが咲いていたりする。        
湖畔は満開の桜や、木々が芽吹き始めたばかりで今まさに春爛漫。お天気も快復してきて陽が差す中ぶらぶらと帰路に着いた。
 
☆コースタイム           
奥多摩むかし道(9:00) 810m点(10:10~10:20) アセビの広場(11:25~11:35) 惣岳山(11:55)  御前山(12:15~12:40) 惣岳山(12:50) 小河内峠
(13:30~13:40)水根山(13:50~13:55) 奥多摩湖畔道路出合(14:35) 
奥多摩湖(15:15)

琵琶湖周辺  伊吹北尾根・横山岳

 4月26日(土)~27日(日)  
参加者 清水(ふ)[L]、高橋、鈴木、豊岡、濱田 計5名

4月26日(土)曇りのち雨 伊吹北尾根                                     -清水(ふ) 記-
 東京付近は、どんよりとした曇りがちの天気だったが、新幹線に乗り込み、浜名湖近くになると晴れ間が見えてきて、これは良い兆しと思っていたら、名古屋近くは雨模様。今日の天気は、どうもかなり不安定なようだ。   
名古屋で、Tさん、Sさんと合流し大垣に向かい、さらに関西在住のTさんとHさんと養老鉄道の乗り換え口で、合流した。   
養老鉄道の終点の揖斐駅で、予約した5人乗りのタクシーで、伊吹北尾根の出発点の国見峠に向かった。   
タクシーを降りると、お天気はまずまずではあるが、いきなりの強い風に、たじろいで、国見峠の石碑を眺める余裕もなく、登山道を登り始めた。   
いきなりの急登だが、だんだんと風もおさまり、余裕が出てきたころ、Sさんがお花ないねと言ったとたん、目の前にピンクの花びらを発見した。よく見ると、イワウチワの花びらだった。登山道の左側を見るとずっと奥のほうまで、イワウチワのお花畑が広がっていて、さらに登って行くとそのお花畑は、登山道の両側に広がっていて、標高800メートルから1000メートル少し上まで、かなりの長さで続いていた。さらに高度を上げて行くと、イワウチワのお花畑はカタクリの道に変わり、カタバミや、ヒトリシズカ、イワナシ、スミレなど多くの春のお花を楽しむことができた。   
大禿山で、昼食を取り伊吹山に向かうが、伊吹山方面は黒っぽい雲に覆われていて、展望は全く期待できない。   
石灰を多く含む滑りやすい石の道と、石のない歩きやすい道が交互に現われてくるころ、雨粒がポツリポツリと顔や手に感じるようになったので、レインウェアーを身につけた。   
御座峰から少し下り、少しじめじめしているようなところにザゼンソウが、顔を出していた。 静馬ヶ原という荒野のような広い所に出ると急に風が強くなり、吹きとばされそうになりながら、さざれ石公園との分岐を過ぎると程なく伊吹ドライブウェイのガードレールが見えてきて、アスファルトの道を20分程歩くと伊吹山の駐車場に着いた。  
雨がだんだん強くなり、止みそうにないので、伊吹山の頂上には登らず、15時30分の関ヶ原行きのバスが来るまで休憩場で、ゆっくりすごした。
      
4月27日(日) 曇り時々晴れ 横山岳             
-鈴木 記-   
関西の花の名山横山岳は、私の恋焦がれていた山であった。  横山岳は琵琶湖の北部に位置する双耳峰の山で、谷コースと尾根コースがあり、今回はブナ林を行く東尾根コースをとった。宿の好意により長い林道歩きを割愛できたのは幸運であった。   
登り始めより急坂が続く。イチリンソウ、スミレ、キランソウなど花いっぱいの草つきの急斜面は、少し気を抜くと滑り落ちそうなほどである。尾根上に出てもまだまだ急登の連続であったが、上を見れば、タムシバ、クロモジ、ムシカリ、ミツバツツジ、足下にはシハイスミレなどの花が愛らしく咲いていて疲れを吹き飛ばしてくれた。   
急斜面もそろそろ終わる頃、あたりはブナ林に変わり、イワウチワが咲きだしてきた。春のブナ林も美しかったが、そこから続くイワウチワの群落はすばらしかった。2時間ほどの登りで東峰に到着。少しかすんだ金糞岳を大きく見ることができた。   
山頂付近ではイワナシの花がたくさん咲いていた。西峰(本峰)まではやせた尾根道で展望もよく、やわらかな薄緑の木々の息吹を眼下に感じながら快適に通過した。   
30分程で小さな広場の横山岳本峰に到着。三高尾根コースを登ってきた男性に、花が一杯だったよと聞き心弾ませながら下山した。下山そうそうからまた急坂が続きロープも張られていたが、道はしっかりしていて不安なく下りることができた。下るにつれ若葉の緑が多くなりピンクの桜もやさしい色で咲いていた。道端には予告どおりイワウチワ、カタクリ、スミレ、イカリソウなどが咲きみだれ、鳥越峠が近づくあたりはヤマブキが満開であった。鳥越からコエチ谷の下りも又急坂であったが、足元のイチリンソウと歩いてきた横山岳の峰々を眺めながら無事林道に到着した。   
横山岳は春から秋までたくさんの花が咲く花の名山で、それが十分に納得できる山行であった。花の山に大感激、また、おいしい宿に感激の山旅であった。   
次回はぜひ、花がいちばんきれいという白谷のコースを登ってみたいと思っている。
☆ コースタイム   
26日 伊吹北尾根     国見峠(10:15)国見岳(11:10~11:20)大禿山(11:55~12:15)御座峰(12:45) 静馬ヶ原(14:15)山頂駐車場(14:40)

27日 横山岳    東尾根コース登山口(8:20)東峰(10:30)横山岳(11:03~11:15)
鳥越分岐(13:05)    白谷登山口(13:30)長治庵(14:20)
☆ 費用            
電車代22560円(東京~名古屋、米原~東京の新幹線代を含む)     
タクシー代2710円(一人分) 
バス代 1200円     
宿代   9000円

 南アルプス 地蔵岳

5月3日(土)~4日(日)
参加者 高橋[]、高柳、土方、山田 計4名
 
5月3日(土)曇り
   御座石温泉~鳳凰小屋                               
-山田 記-
  
夜来の雨が上がり、曇天ではあるが、直射日光に曝されない格好の登山日和。御座石温泉を9時54分出発。雨上がりの緑濃い山道を黙々と登る。そこかしこの山桜が美しい。このコースは歩きはじめからかなりの急登で息が切れる。全員健脚でどんどん標高を稼いでいく。西ノ平、旭岳の小ピークを乗っ越して13時20分燕頭(つばくろあたま)山2105mに到着。約3時間半で1000mの標高差を登ったことになる。ガスが出てコメツガの老木にからみつくサルオガセが神秘的だ。このあたりから雪が部分的に凍結し始めたので、アイゼンを着けて出発。
ここからは多少のアップダウンはあるが緩やかな登りでそれまでよりは楽になった。ただ、急傾斜面に設けられた外傾の登山道が部分的に凍結していて神経を使った。15時30分鳳凰小屋着。鳳凰小屋は150人の収容能力とあったが、当日は30余名程度で寝床はゆったりと与えられた。年間利用者数が少ないとみえて長年設備投資を怠っており、手洗いなど快適とはいえなかった。
  
夕食はカレーライスで山小屋としては珍しくお代わり自由であった。食後は早々に就寝。中高年の登山客が我物顔に振る舞いうるさかった。
 
5月4日(日)快晴鳳凰小屋~地蔵岳~御座石温泉
         
-山田 記-
  
前日とは打って変わって快晴。朝日に映える地蔵岳山頂のオベリスクが美しい。5時半朝食で5時55分鳳凰小屋を出発した。樹林帯を抜け、6時50分に地蔵岳直下の賽の河原に到着した。積雪1m程度。オベリスクは岩がむき出しになっていた。オベリスク直下まで足を伸ばして、また同じルートを引き返した。下りはアイゼンを効かせてスイスイと降りて7時57分鳳凰小屋到着。
アイゼンを締め直して下山開始。途中アイゼンを外して10時燕頭山到着。
ここからひたすら急傾斜の登山道を下った。かなり膝が笑った。
12時30分御座石温泉到着。温泉で汗を流して解散した。全員体調も良く、充実した山行であった。















☆コースタイム
   
5月3日 御座石温泉(9:54)→ 燕頭山(13:20)→ 鳳凰小屋(15:30)         5月4日 鳳凰小屋(5:55)→ 賽の河原(6:50)→ 地蔵岳直下(7:15)→               鳳凰小屋(7:57)→ 燕頭山(10:00)→ 御座石温泉(12:30)

西上州 谷急山

 
平成20年5月18(日)   晴れ時々曇り 
参加者 大田(L) 齊藤 中村 高橋 八木 片倉 本多(正) 清水(ふ) 宇野 川端 土方 池田 
計12名
                                                           -大田 記-    
信越本線の終点横川駅で高橋さんと土方さんの車がJR利用組を待ち受けてくれ、2台の車に全員が乗り込み、本日の出発点の国民宿舎裏妙義に向かった。   
本日の山、谷急山はガイドブックでは6時間半程度と書かれているが、少し、長めの7時間15分で計画した。国民宿舎の駐車場で準備を整え、9時過ぎに歩き始めた。中木川沿いの林道を歩いているとじきに谷急山の入口の道標があり、川を飛び石伝いに渡渉した。  
ここから三方堺までは緑の若葉の間の道を幾度となく渡渉しながら次第に高度を上げていった。時々、山ツツジやミツバツツジが咲いていたが、殆どは盛りを過ぎた頃であった。ジメジメとした木々の下を歩きながら、この辺りにはヒルがいるので注意をしないといけないと皆で話をしながら歩いたが、私1人だけがヒルに血を吸われてしまった。  
たまたま、左の手袋を見た際、血が流れていたので手袋を外したところ指の付け根にヒルが吸いついていたので、取り除き、靴で踏んづけたらずいぶん血を吸われていた。   
歩いている時に上の木から手袋に落ちてきたようだが、全然痛みがないので全く気がつかなかった。道中はあまり、きつい登りはなく、見晴らしも利かない中を歩き、11時過ぎに三方境に着いた。  
三方境からはコースの周りに岩が多く、見られるようになった。だんだんと登りの傾斜がきつくなり、ところどころでは木や石を掴み這いつくばって登るようになって来た。   
この辺りから、小さなピークを次々に越えて行ったが、幅50cm位のリッジを渡ったり、ロープを伝ったりしながら高度を上げて行った。3つめ目のピークを越えた頃、正面に谷急山の大きな山塊が見えてきた。ここから降りた辺りで左側を見るとものすごいキレットがあり、スリルは満点であった。ここから道は岸壁の右側を登り、どんどん急になり、木の根や岩を掴み、古いロープや、大きな鎖を使い垂直 によじ登ったりしながら、次々にピークを越え、やっと頂上に辿り着くことができた。  頂上はそれほど広くなく、既に7,8人の先客が昼食をとっていた。先客と入れ替わり、我々もここで昼食タイムとした。頂上からは360度が見渡せるが、春特有の霞みのため遠景は、見えなかった。我々が下山にかかる頃、多くの登山者が登って来たので入れ替わった。旅行会社のツアーだとのことで熟達したガイドが先導していた。我々は慎重にゆっくり下山していたが、後から来たツアー客が追 い付いて来たので、大きな鎖の手前のピークで先を譲り、ゆっくりと下山した。同じコースの下山であったが、ピークが多く、結構時間がかかり、三方境まで戻ってきたところで3時過ぎであった。あとは小さな沢を幾つか渡り、最後の中木沢を渡って登山口まで戻り、さらに国民宿舎まで戻って来たのは5時であった。私自身としてはヒルの被害の初体験、最後の渡渉の際、浮石で足を滑らせ、水が眼鏡にかかり、一瞬前が見えなくなって深みにはまり、ずぶ濡れも初体験したのはオマケであった。

☆コースタイム       
国民宿舎(9:15)三方境(11:05)谷急山(13:00~25)三方境(15:10~20)           国民宿舎(17:00)

☆費用       
東京駅~横川駅(往復)  運賃   9,840円

奥秩父  十文字峠

 
6月7日(土)~8日(日)
参加者 清水(ふ)(L) 中村 高橋 八木 本多(正) 清水(裕)宇野 梅沢 池田  計9名
     
6月7日(土) 天気 曇り                                                     -宇野 記-        
別コースを歩く2人を除く7人はそれぞれ東京、上野、大宮からあさま503号に乗り佐久平に向かった。小海線に乗り換え信濃川上で下車し、大型タクシーで新三国峠まで行き、三国山(二本木ノ頭1818m)を往復した。三国尾根延長上の悪石(あくいし)(1849.8m)  梓白岩(1853m)を通り、途中には弁慶岩といういかにも名前が示すように巨大な岩がそそり立っている所も通過した。
十文字山(2071.9m)は展望はよくないが、今日の行程の終わりに辿りついたという開放感を覚えた。十文字峠に位置する十文字小屋には4時前には到着したが、高橋、八木のご両人はすでに着いて外のベンチでくつろいでいた。私たちの歩いてきた山中のシャクナゲは少々期待外れで、今年は「裏」なのかしらと思った。他の花もミヤマカタバミくらいしか見ることができなかった。しかし小屋の外にあるトイレの周辺にはかなり見事にシャクナゲが咲いていた。これだけ綺麗に咲かせるには多少手入れもするのかもしれない。
こじんまりした小屋は週末ということもあって大勢の人たちでごった返していた。夕食は5時から交代制で済ませた。献立はフランス風のスープのポトフに味噌汁と野菜の煮物という面白い組み合わせであった。ポトフには玉葱が丸ごと入っていてボリューム満点だが、肉無しなのでちょっと物足りない気もしたが、食材はボッカで担ぎ上げているらしいので、傷みやすいものは無理なのだということを聞いて贅沢を言ってはいけないと納得した。夕食後はいる場所もなければすることもなく早々と床についた。狭いスペースには2人づつ互い違いになって寝たが、それでもましな方で、遅く着いた人たちは食堂の床に寝ていたようだった。

6月8日(日) 天気 曇り                                
-清水(ふ)記-          
6時過ぎに小屋の朝食を食べて、十文字峠の石楠花の前で記念撮影をして、5時48分に栃本に向けて出発。心配していたお天気は、雨にならず、どうにか午前中は、持ちそうな雰囲気である。十文字峠の標識には、栃本という表記はなくて、とりあえずは、甲武信ヶ岳に向かって歩を進めると、すぐに栃本、川又方面の標識があって、大きい荷物を背負った大学生の登山部員の一行とは、ここで別れた。小屋での話ではこちらに向かう人は、あまりいないようで、今日は静かな山旅になるような感じだ。四里観音で、川又に行く道 と分けて、北東方面に歩みを進めて行く。苔むした倒木の様相が奥秩父の雰囲気をかもしだしている。時折、トウゴクミツバツツジのムラサキっぽいピンク色が、緑と調和して、私たちの目を楽しませてくれる。 0pt;mso-ansi-language:JA'>そして、小さい小さいカタバミやオーレンの花がなんともいえず、カワユイ。やがて、四里観音避難小屋、水場という標識に出会ったが、避難小屋は、少し位置がずれているので、とくに避難小屋には、寄らずに歩みを進め、栃本の標識に向かって行く。大山のピークには寄らずに巻いて行くと、三里観音に着き後ろからちょっと石仏を触ったら倒れそうになったので 、びっくりした。ちょっとした土砂降りが降れば、倒れてしまいそうなひ弱さだった。広くて平らな歩き安い道と、狭くて片側に落ちそうな気がする細い巻き道が交互にあらわれる。地図上では、赤沢山のピークを越えて行くような表記だが、特にピークや、標識も無く 、淡々と上り下り歩いて行くが、なかなか白泰山避難小屋は、見えてこない。少し岩っぽくなってきて、小さい岩場を登ってさらに登り続けると、目の前に大きな避難小屋がやっと見えてきた。        小屋から右手方向に、のぞき岩という絶壁があるので、何人かで見にいったが、残念ながら霧がでていて、あまり展望は望むことができなかった。それでも、白泰小屋から30分ぐらい歩いて行くと、だんだん本格的な下り道になり、栃本に向かって、下っていることが実感できたころ、栃木から来たという高校生の集団に遭遇した。かなりの大人数だったので、なんでこんな地味な山にきたのか  0pt;mso-ansi-language:JA'>不思議な感じがしたが、下ったところの林道に高校生登山大会のちらしが貼ってあったので、その練習なのかなって感じがした。
比較的穏やかな道で滑りや 一里観音がある広い山道の脇で、昼食をとり、だらだらと下って、栃本のバス停に、たどりついた。高校生に会った以外は、静かで、歩きやすく、なかなか味わいある峠越えの道で、充実した山歩きが楽しめた。

☆コースタイム  
7日  新三国峠(10:30)三国山(10:55~11:00)新三国峠(11:25~11:30) 悪石(12:10~12:30)梓白岩(13:30)十文字山(15:55) 十文字峠(16:07)
       
8日 十文字峠(5:48)四里観音(6:18)四里観音避難小屋分岐(6:45) 三里観音(8:10)白泰避難小屋 (10:10)一里観音(11:30~11:55)林道(12:25)栃本バス停(13:30)

☆費用            
ジャンボタクシー代(信濃川上駅~新三国峠) 13,000円          
タクシー代(栃本バス停~三峰口駅 一台)    6,470円          
山小屋宿泊代(1泊2食)                7,500円          
JR電車代(東京~信濃川上)            6,290円          
西武電車代(三峰口~池袋)             1,180円

大菩薩嶺  滝子山

  平成20年 6月 14日(土) 晴れ
メンバー (L)吉田(博)  斉藤、梅沢、原田  計4人      

梅雨入り後の晴れ間をぬって夏山のトレーニングを兼ねて滝子南稜から初狩への道を歩いた。笹子駅で電車を降りた人全部が滝子へ行くとは思わないが多さにびっくりする。後で時間を追うと笹一前を歩いてる時分に岩手・宮城内陸地震があったようだ。登山口には大きなパーティもいるようで先行する。予報では日中の温度28度を覚悟して歩き始めたが、意外に涼しく風が通る所では何度も立ち止まって深呼吸する。

お花は丁度端境期であるが、上部の岩がちの箇所にイワカガミの葉がびっしりついていて咲き残りも散見する。2~3週間前が見頃だったかな。前回あったもろい鎖はロープに変わっており、そこを越えて緑のトンネルをくぐっていくとすでに人でいっぱいの頂上、12時10分着。生憎富士は裾野を広げているだけで、頭は雲の中。ツツジはまだまだ咲いていて賑わいに色を添えている。今日はもう一人別ルートで入っていて12時半~1時に集合の予定だが1時になっても来ない。昼食をすませ、写真をとり、山座同定もし、手持ちぶさたでうろうろする。ここが今日の反省点だが、集合時間は決 めていたが、集合できなかった場合どうするか決めていなかった。携帯が通じないのは知っていたが、まさか合流できないとは。
集合時間は過ぎたので、5分もかからぬ分岐までおりる。鎮西ヶ池と初狩駅の分岐。もしかして.....ここであと30分待つことにする。地図を広げ未知のルートを追って想像する。ベテランとはいえ状況がわからないので困る。
1時半。我々も一般ルートとはいえ2時間半はかかるので下ることにする。手帳の切れ端にメモして標識に絆創膏で貼り付ける。歩きやすい道を風に吹かれながらどんどん下る。沢を何度か渡り返 し林道に出た。初狩駅で道を失い撤退したことをメールで知る。様子がわかって一安心。これからは、時間の読めないルートで合流はやめようっと。

☆コースタイム
笹子駅 8:40 寂ショウ尾根登山口 9:15 電波塔 9:40 滝子山 12:10~13:30 桧平 13:55 初狩駅 15:50

☆ 費用   
新宿~笹子 1890円   初狩~新宿 1450円

東北  白神岳

7月5日(土)~6日(日)
参加者  高柳(L)大田 高橋   計3名
7月5日(土)晴れ 白神岳縦走
             
-大田 記-
朝7時48分に東能代駅で寝台特急「あけぼの」を下車し、五能線に乗り換え十二湖駅に9時8分に着いた。予約してあったタクシーに乗り15分ほどで登山口の広場に到着、身支度を整えて9時半に出発する。
既に太陽は高く風も無く、暑い一日を予感させた。登山道はすぐに樹林帯に入り太陽を遮ってくれる。緩やかな登りを暫く辿り、急坂になるころ「最後の水場」に着く、片手で持つのがやっとの鉄製の柄杓で冷たい水を口に含む。やがて蟶山(まてやま)への登りにかかると急坂になり、45分ほど汗を流し12時に蟶山分岐に着いた。  
蟶山山頂へは左へ5分ほどであるが「やめようか」と3人の衆議一決、昼食にする。樹林帯の中で標高は830メートルであるが眺望は全くない。山頂は1232mメートルなので残り400メートルである。        
地図を見ると白神岳山頂への稜線にぶつかる方向へ向かっているはずだが、ブナ林に目隠しされていて何も見えない。そうかと云って透明なブナの葉を通す木漏れ日もない。今日のザックは久し振りに13.5キログラム、まだ意外と背負えるな16キログラムまでOKかな、などと考えて歩いていると目の前に全く突然、山頂への緑の稜線が望まれた、あそこまで登るかと思う間もなく、稜線は見えなくなってしまった。        
急登を登りつめると稜線の大峰分岐に着いた。左へ行くと大峰岳で明日はこの道を行く、今日は右へ山頂に向かう。山頂へ向かう稜線にキスゲのお花畑が広がり、その向こうには避難小屋が見えた。この景色が欲しかったのであるが、実はこの建物はトイレで宿泊小屋と見まがうほどの大きさである。
トイレの前を通り小屋に14時15分に着いた。登山口から4時間45分である。まずは寝場所を確保と小屋に入ったが誰もいない。小屋にあった大きなマットを3枚広げ、各自場所を確保しシュラフを出す。この建物は3階立てで収容人員は15名となっているが20名は入れそうであった。
山頂へは小屋から2、3分で着く。  天気は良いがモヤがかかっていて日本海も岩木山も何も見えない。水場の標識は無いが山頂直下の道を東に入り5分も下るとある。岩を伝い流れ落ちる水を、笹の葉で受けポリタンに落した。小屋へ戻ると京都から来た青年が一人いた。まだ午後3時、夕食には早いと荷物を整理したり雑談をしていたが、4時には夕食の支度を始め5時前には終わった。夏用シュラフにカバーを着けたが暑く、しばらくはシュラフカバーの中でまどろんでいたが、やがて 鳥の声、虫の声を聞きながら眠りに落ちていった。

平成20年7月6(土)   晴れ   
4時に起床し、早い朝食を済ませ、東側を見ると間近に向白神岳が見えており、日の出も見ることができた。
避難小屋を出発したのは5時前であった。15分ほど下って歩くと、昨日登って来た蟶山コースへの分岐に着いた。我々は左折せずにそのまま北に進み、縦走コースに入る。この辺りは斜面一面がニッコウキスゲとクガイソウの群落であった。今回の山行で一番のお花畑、皆で持ってきたカメラを取り出し、写真タイムとなった。遠くの日本海辺りを見るが靄がかかっているようで眺望は得られなかった。
分岐を過ぎると笹の中の道を通る。背丈よりも高い笹の葉が夜露で濡れており、道を歩いて行くとたちまちズボンが濡れてくる。ズボンがビショビショになって、もうこれ以上は耐えられないと、雨カッパのズボンを着用したが、暫し歩くと、笹の道はなくなり、カッパの着用効果は殆どなかった。このコースはあまり歩かれてはいないようであるが、道はかなりしっかりしており、迷うようなところはなかった。
途中で、昨日避難小屋に一緒に泊まった京都の若者が追い付いてきて、我々を追い越して行った。 小さなアップダウンが何度も現れ、なかなか、行程ははかどらない。何度かニセのピークに惑わされ、ようやく大峰岳にたどり着いたが何の変哲もないピークであった。ここからは多少歩きやすくなり、ピッチが上がる。それにしてもこの稜線、ほとんど展望は無い。ただブナの木々の間を縫うように進むといった感じで、全く風景が変わらない。やがて崩山を過ぎ、眼下に十二湖の湖沼とその先の日本海の見える大崩のあたりに到着した。今回の山旅のハイライトで絵になるとても美しい景色だった。ここで早めの昼食休憩を取った。  
ここから先は急降下が始まり、またブナの林の中をどんどんと下っていった。京都の若者とはその後も何度か前に行ったり、抜かれたりを繰り返していたが、本格的な下りになってからは、追い越されたまま会わなくなった。傾斜が段々と緩くなってきたころ下から夫婦と思われる男女が軽装で登って来た。十二湖の景色の見えるところまで上がりたいとのことだった。この縦走コースを登ってくる人と出会ったのは初めてであった。
この辺りはキャンプ場になっているらしく、ベンチなども各所に置かれていた。きっと夏休みともなると大勢の家族連れで賑わうことだろう。さらに下ると、大町桂月記念句碑があり、多くの観光客がいた。左手には十二湖の一つである青池が青々とした水をたたえていた。時計を見ると11時であった。句碑の前で記念写真を撮り、後は舗装された道を歩いて下り、バス停のあるビジターセンターに着いたのは、11時20分頃だった。京都の若者は11時には下山していたとのことだった。ビジターセンターで食べたソフトクリームの味は最高に美味かった。ここで十二湖で1泊するというリーダーの高柳さんと別れ、私と高橋さんは帰路につきバスで五能線の十二湖駅に向かった。
      
☆コースタイム     
7月5日(土)   十二湖駅(9:08~9:15タクシー)登山口駐車口(9:30)旧登山口200m(9:35) 二股分岐370m(10:20)大木戸沢水場630m(11:10~11:15)蟶山分岐830m     (12:00~12:20)大峰分岐1208m(13:55~14:00)白神岳避難小屋
(14:15~14:30)白神岳山頂1232m(14:35)
   
7月6日(日)  白神岳避難小屋(4:55)大峰分岐(5:05)大峰岳1020m(7:25~7:30)
崩山939m (9:00)大崩(9:35~9:50)奥十二湖・青池180m(11:00)

尾瀬  至仏山・笠ヶ岳 

7月19日(土)~20日(日)
参加者 清水(ふ)(L) 中村 高橋  笠ヶ岳のみ 川端 鈴木 竹中  計6名
       
7月19日(土) 曇り時々晴れ                                    
-清水(ふ) 記-      
4時頃、バスのエンジン音が止まった。戸倉のバス停に着いたようだ。ここから大型バスから、小型バスに乗り換え、鳩待峠に向かう。梅雨前線が消えて、夏本番に入ったようで、海の日を携えた3連休初日の今日は、大勢の人が、尾瀬に入るらしい。
私たちメンバー3人は、5時頃シャトルバスに乗り、5時15分過ぎに鳩待峠に着いた。今日のお天気は、問題なしだと思っていたら、私たちの降り立った周辺には、霧が立ちこみ、どこもかしこも真っ白だった。売店前の濡れたベンチに座り朝食を済ませて、今日はここに戻ってきて宿泊予定なので、荷物整理をして、サブザックに必要なものを押し込んで、鳩待山荘にその他の荷物を預けた。山の鼻への階段を下り、濡れた木道を滑らないように慎重に歩いて行く。時折、観光客のツアー団体が、行く手を阻み渋滞を起こしている。慣れない木道歩きで、滑って転んでいる人もいるようだ。
景色が大きく広がり、尾瀬ヶ原の西端の山の鼻に着いた。ここで、ビジターセンターの観察会でお勉強をしてから追いかけてゆくという高橋氏を置いて、私と中村さんは、至仏山に向かって歩を進める。いきなり階段状の急登が始まるが、昨日から、今日の朝までにかなりの雨が降ったようで、階段状の道は、水が多く流れていて、非常に歩きにくい。さらに黒光りしている蛇紋岩は、石の中でもつるつるしている類らしく、ちょっと油断すると、つるっと滑る感じがするので、とても神経を使う。小さい石が、やがて大きい石の塊になり、鎖場を2箇所越えると、至仏頂上前のお花畑にでた。シオガマや、ナデシコ、アズマギク、シナノキンバイ、など綺麗に咲き誇っている。階段状の良く整った道が出てくると、にぎやかな至仏山の頂上にでた。        
人が多くてどこで休もうかと悩んでいると、あとから登ってきた高橋氏が追いついて、ここで、合流した。とりあえず、小さいスペースを見付けて、一休みして、早めの昼食とした。小至仏山へは、歩きにくい大きい岩のごろごろしたところや、ぐじゃぐじゃした土のところを歩いて行く。小至仏山から南西方面を見ると、上州武尊山が大きく横たわり、その手前に明日登る予定の笠ヶ岳の三角錐が可愛い感じに見えている。     
尾瀬ヶ原方面を見るとさっきまで、ぼんやりしていたヒウチ岳だんだんはっきりして綺麗に見えてきた。白い石楠花が、あちらこちらに咲いていて、眩しい感じがするので、ヒウチ岳と一緒に写真に収めた。オヤマ沢田代の手前で、笠ヶ岳に向かう道を分けて、ワタスゲが風に吹かれて涼しげな小さい湿原にでた。湿原の景色を堪能してから、歩きやすい階段状の道をポコポコ歩いて、観光客で賑わう鳩待峠に3時前に着いた。
 
7月20日(日)曇りのち晴れ                                           ―川端 記―         
昨晩宿泊組と鳩待山荘前で合流して笠ケ岳へ向かう。今日も大勢の人が鳩待峠でシャトルバスから降りた。殆どの人は尾瀬ヶ原へ行くようだが、至仏山へ向かう人達も結構いて山道はちょっとした渋滞である。我々はオヤマ沢田代(笠ケ岳分岐)より人気を避けるように笠ケ岳へ向かう。ぬかるんだ道は歩きづらいがサギソウ、キヌガサソウ、ハクサンコザクラ、トキソウ・・とたくさんの花を眺めながら山頂へ到着。
そこには何組か先客がいたが、彼らは鳩待峠からの往復のようで湯の小屋温泉へと縦走する人は少ないようである。山頂での 展望を楽しんで、今回は登りより下山が長いとのことで先を急ぐ。片藤沼辺りまではお花が咲いていたがその後は急坂の下りと幾つかの登り下りを繰り返す樹林の中の道で、展望も花もないただ長く感じただけの道であった。そろそろ歩くのがいやになった頃、湯の小屋温泉に到着。 温泉で汗を流し、バスで水上駅向かう。一度は歩いてみたかったコースであったが、また笠ケ岳に登るなら鳩待峠からピストンが良いかな・・。      
しかし、静けさを求めるならばこのコースも捨てがたいが単独行では寂しい。 余談 : 私の乗車したツアーのバスが5台もあったのに今回初対面の竹中さんが 隣の席に座っていた人だと後から知って驚きでした。  
こんな偶然があるのですね。

☆コースタイム    
19日     鳩待峠(6:00)山の鼻(6:50~7:10)至仏山(10:25~10:50)小至仏山(11:40~11:50)笠ヶ岳分岐(12:20) 鳩待峠(13:40)
     
20日     鳩待峠(5:45)笠ヶ岳分岐(7:20)小笠(8:25~8:35)笠ヶ岳(9:20~9:40)避難小屋(11:25~11:55)湯の小屋温泉(14:45)

☆費用    夜行バス代   4,200円   
宿泊代(1泊2食)    8,500円         
関越交通バス代        1,000円   
葉留日野山荘風呂代  500円          
JR電車代   2,940円(水上→上野)

信州  入笠山・八島湿原~車山

 
7月26日(土)~27日 (日)     
参加者 L 清水(裕)、斉藤、吉田(博)、土方、山田、武田、藤巻      計7名

入笠山 7月26日(土) 晴れ                                   
-山田 記-  
今回は車2台に7名。甲州街道の南側から北側へと、機動力を駆使したコース設定だった。電車組は8時54分小淵沢駅着で、初顔の方もお二方おられたが、無事ご対面となった。小淵沢駅から1時間余車を飛ばして入笠高原を登った。道路が整備されていて、通常の登山口よりも数段高いマナスル山荘横まで上がる事ができた。
車を降りて身支度をして登り始めたが、30分弱で山頂に至った。あっけなかったが、この山頂からの眺めが雄大だった。八ヶ岳が眼前に聳え見事な眺めだった。少し視程が短く、富士山も北アルプスも霞んでいたが、360度のパノラマを十分に堪能した。
下りは反対側に降り、首切清水という物騒な名前のわき水の横を通り、大阿原湿原をぐるりと散策して駐車場に戻った。ここで昼食。その後、入笠山と反対側に位置する入笠湿原を散策した。すずらんは残念ながら散った後だったが、しばし高層湿原を楽しんだ。
再び車に乗り、20号線を下って、上諏訪から霧ヶ峰の真南に抜ける裏道を北上した。この日は夕立の予報が出ていたので、早めの到着とし、汗を流してゆっくりした。霧ヶ峰ひゅっては、八島湿原の入口にあるちょっとおしゃれなプチホテルである。夕食もフランス料理で、館内はご主人が集めたアンティークで埋め尽くされており、過ごすのが楽しくなるような宿であった。

八島湿原~車山 7月27日(日)曇り後晴れ  
夜来の雨が上がり、朝食前に八島湿原を散策した。至る所でウグイスが鳴いていた。軽い運動のせいか、朝食の手作りのパンがとてもおいしかった。
身支度を整えて、9時出発。八島湿原の北側を巻くように歩き、鎌ヶ池キャンプ場を抜けて尾根に取り付き、約1時間で物見岩に到達。八島湿原の全景が眺められた。ここから尾根伝いに蝶々見山を経て車山山頂に達した。その間、数多くの高山植物に出会った。とりわけ、蝶々見山付近のニッコウキスゲが美しかった。女性陣はさすがに花の名称を判別していて勉強になった。
まだ昼食には早かったので、車山を下山し、蝶々見山の手前で車山湿原に入った。ここも高山植物の宝庫だった。沢渡を経て、御射山ビジターセンターに到達。ここで昼食とした。残念ながらセンターは閉店していた。14時過ぎに出発点に戻り、車で小淵沢まで移動して解散となった。お試し山行としては手頃なコースだったと思う。

 
☆コースタイム   
7月26日 マナスル山荘(10:20)→入笠山山頂(10:50)→大阿原湿原(11:20)→マナスル山荘(12:00)→昼食(12:30)→入笠湿原(14:00)
  
7月27日 八島湿原(9:00)→物見岩(10:00)→蝶々見山(10:30)→車山山頂(11:00)→ 御射山ビジターセンター(12:30)→昼食(13:00)→八島湿原入口(14:00)

北アルプス  清水尾根~白馬岳

 平成20年8月1日(金)~3日(日)
参加者 高橋[L]、小野、中村、吉田(博)、梅澤、白井、原田   計7名

平成20年8月1日(金) 晴れ  欅平~不帰岳避難小屋            
-白井 記-  
高橋リーダーを含め夜行バス組3名と列車組2名、黒部峡谷鉄道(トロッコ電車)の宇奈月駅で合流し7時32分の一番列車に乗り込んだ。        
この時期は観光客が多く午前中の切符(全便指定)は取れない事も多いとか。一番列車は我々の他は数名のみで1両ほぼ貸切状態。中村さん・小野さんは前日祖母谷温泉泊まりで、この時刻は既に登り始めている筈である。  既に30℃を超えた暑さであったが、途中幾度もくぐるトンネルの中は寒いほどであった。峡谷に雪が残る終点の欅平に着き身支度を整えていると、元会員の東濱さんに出会う。聞くと白馬から清水尾根を下り昨夜は祖母谷温泉に泊まり、そこで中村・小野両名とも顔を合わせたとの事。
 
70歳を優に超えていらっしゃるのに、下りとはいえ白馬から祖母谷まで一気に下る元気さには頭が下がる。「長い登りで大変だけどこのメンバーなら大丈夫、がんばってね。」の言葉を残して連れの人と去られて行った。  
朝から日差しのきつい遊歩道を小一時間歩く、反対方向から来る人達はみなヘルメットを被っている。長いトンネルを抜けると、川を隔てた向うに祖母谷温泉の建物が見えた。祖父谷、祖母谷に掛かる鉄橋を渡り10分程で清水尾根の登山口に着く。ガレた名剣沢を渡り、枝尾根に取り付くと「百貫ノ大下り」と呼ばれる登りが始まった。登山者があまり使わないコースという割には、枝払いもきちんとされて歩き易く整備されていた。最初の渡渉点までは、見るべき花も景色も無い見通しの悪い樹林帯を汗を流してひたすら登って行った。  
百貫山の東鞍部を過ぎて清水尾根に上がる頃からは緩い登りとなる、花も目に付くようになり清水岳から白馬岳に至る稜線も見えてきた。小屋まで30分と書かれた標識を過ぎてすぐのところに水場が有り、小屋からまた此処まで水汲みに戻るのはつらいからと皆持てるだけの水を汲んだ。(小屋に着いてみれば、直ぐ近くに良い水場が有ったのだが)
不帰岳避難小屋には17時20分着。小屋は鉄骨コンクリート仕様で、中も綺麗に整理されていた。祖母谷温泉泊まりの先発組は当然到着しており、我々以外のパーティーもおらず広々とした空間で夕食を摂り終えた。夜行と暑い登りの疲れもあり7時過ぎには早々と寝床を整え始めたその時、大声で話しながら小屋に8人のパーティーが入って来た。どうも日本人では無さそうでその中の引率者とおぼしき男が韓国のパーティーである事を告げた。
それからが大変で、小屋の外で9時過ぎまで食事を作り、大騒ぎで食事を終えようやく寝る為に小屋に入って来たのだが、一向に横になる様子が無く座ったまま話をしている。流石にこちらのパーティーは横になっているので大声では無いのだが、普通に聞こえる大きさで朝まで続いていた。  朝になって分かったのであるが、全員寝袋を持っていなかったようだ。小屋に備え付けてあった寝袋を使った人も居たが足りず、結局起きているしか無かった様だ。近年、韓国や台湾から日本の観光地、スキー場に大挙して来ているが北アルプスにまで登山に来る様になったかと驚きであった。マナーを守る以前の問題として、避難小屋泊りの装備も無く異国の山に登ろうとするのだから呆れてしまう。それにしても韓国の男は2年間の兵役が有る為なのか、ガタイも声もでかい。

8月2日(土) 晴れ時々曇り 不帰岳避難小屋~天狗山荘      
-原田 記-
不帰岳避難小屋→白馬岳稜線合流点  小屋から1時間余の登りで樹林を抜けると、思わず歓声。突如お花畑と大展望が!ハクサンコザクラ、ハクサンイチゲ、チングルマなどが朝陽に輝いている。そして青空に杓子岳から後立、剣岳(槍の姿も)。昨日の暑くて長い登りが報われる所だ。ミヤマアズマギクの印象的な清水岳直下から白馬稜線まで、軽い上り下り、雪渓歩きを交え、噂どおり花の楽しい尾根が続く。白馬岳往復希望者のみで。山頂はガスが出てしまったが、私はミヤマアケボノソウ、シコタンハコベ、シコタンソウ、それに雷鳥2羽が見られ、大満足。      
白馬岳稜線合流点→天狗山荘  夏休みど真ん中でポピュラーなコースの割りに、人の多さを感じず快適。天気、展望に恵まれた花の稜線歩きは、夏山の醍醐味である。天狗山荘周辺もお花畑で、とくに、稜線上では終わっていたウルップソウが今ぞ盛りだったのには、感激。食事は7時30分からの組。待ちかねた夕飯は品数も多くヘルシー度高し。(油物がないのが私には嬉しい)小屋は賑わっていたが、私達のみでベッド下段の1ブロックに入ることが出来、静かに休めた。

8月3日(日)晴れ時々曇り  天狗山荘~猿倉           
-高橋 記-   
昨夜の到着が遅かったため、朝食は最後の組となった。小野、中村さんは朝食を小屋で摂らず5時前に早発ち。我々も遅れて出発、主稜線に登り返し、昨日通った鑓温泉分岐へ向かう、振り返ると富士山、八ヶ岳、南アルプスの山々まで見渡せた。   
分岐からはガレ場を一気の下り、急坂がやや緩んで来た所にはチングルマなどのお花畑が、しかしそれを楽しむまもなくクサリ場に、岩が滑り易く、水も出ており慎重に渡って行く。硫黄の臭いが鼻につくころ鑓温泉の屋根が見えた。   
ここで休憩し、雪渓の様子を尋ねると今年は例年になく残雪が多いと返事が帰ってきた。鑓沢の雪渓の手前でアイゼンを着ける。        
三つほどの雪渓をトラバースし終えると樹林帯を巻くように下って行くが、ところどころの涸れ沢を渡る箇所は荒れていた。樹林を抜けるといきなり小さな沼が現れた。そこに見慣れた顔が、先行した小野、中村さんだった。小日向のコルで全員が休憩、ふたたび樹林の中を下っていく。樹林の間から振り返り見ると山肌を剥き出しにした猛々しい峰々に深い谷が刻まれ、その谷の奥が雪で白く輝いていた。   
樹林の中の下りは長く感じ、少々イヤになるほどである。下るに連れ気温も上がって来たのであろう汗の噴き出す量も増してきた感がする。長い下りに飽き飽きしたころ、先頭から「オ~イ、林道に出たぞ~」と声を聞きホッとする。猿倉へはバスに間に合うよう足が早くなる。発車時刻には間に合ったが温泉につかりたいので2台のタクシーに分乗し「みみずくの湯」へ、到着した所で解散とした。
 
 
☆コースタイム   
8月1日 欅平駅(9:00)→ 祖母谷温泉(9:45)→ 名剣沢の分岐(10:20)→ 
最初の渡渉点 (12:00)→ 1823m付近(15:00)→ 避難小屋(17:20)
  
8月2日 避難小屋(5:10)→ 清水岳(8:30)→ 白馬主稜線分岐(12:00)→ 白馬山頂 (12:40)→ 白馬鑓ヶ岳(15:30)→ 天狗山荘(16:40)
  
8月3日 天狗山荘(6:20)→ 白馬鑓温泉(8:45)→ 小日向のコル(11:00)→ 猿倉バス停 (13:00)

☆費用      
JR 上野→魚津 6,830円 指定券 1,770円        
富山地鉄   新魚津→宇奈月温泉 900円        
黒部渓谷鉄道 宇奈月→欅平 1,660円 (予約振込手数料240円)       
JR 白馬→新宿 5,250円 指定券 3,020円      
タクシー   猿倉→白馬 1台 3,500円     
天狗山荘   1泊2食付 9,000円

南アルプス  光岳~聖岳

 
8月13日(水)~16日(土)    
参加者 八木(L)、吉田(博)、清水(ふ)、梅澤 、原田   計5名

8月13日(水) 天気  晴れ後曇り                
-八木 記-   
一日目の行程は便ヶ島に入るだけである。相模湖駅で仲間と合流してから車で中央高速に向かい、相模湖インターから中央高速に乗り、飯田インターで降りたのが12時半頃だ。国道153号線を皮切りにして県道251号線に移り、しばらく走ってから高架橋の先で矢筈トンネルをくぐった。4km以上に及ぶ長いトンネルを経たら 上村方面の標識にしたがって国道152号線を南下する。易老渡に向かう林道は上島トンネルの前で鋭角に右折する。後は林道ひた走りであるが、終点の便ヶ島までは途轍も長く感じられた。山の上に向かって行く林道の両脇に間隔を置いて民家が並び、民宿の看板も見えていたようだ。ひとつ山を越えた感じで下り坂になり、下るに連れて深々とした山の中に入って行く。落石も多いらしく、大小の石が路面に転がっていた。  
遠出川に沿ったら発電所のような施設が右側に見られ、ここを過ぎると間もなく光岳の登山口に着く。この辺りが易老渡と言うようであり、広い駐車場に簡易トイレが兼ね備えてあった。ここから聖光小屋の建つ便ヶ島まで車では僅かであるが、明日は30分ほど歩いてここまで戻ることになる。  林道のどん詰まりの左側に聖光小屋があり、アスファルト敷きの広い駐車場の一角に建っていた。また右側は登山者用の幕営場であり、水道の引いてある調理場、立派なトイレ、あずま屋の中には自動販売機、と至れり尽くせりの施設である。

8月14日(木) 天気 曇りときどき晴れのち霧        
-清水(ふ)記-  
光小屋で、4時半に朝食を食べ、身支度を整えて光岳の登山口のある易老渡まで、昨日車で来た道を戻る。幅一メートル弱ぐらいの細い橋がかかっているところが、光岳への入口だ。ここからジグザグな急な登りが始まる。上の道を歩いている人が石を転がしたようで、石の転がる音はなかなか止まらずになり響いている。ちょっと崩れているところがあって、ここから石が転がったようだ。自分も落石をおこさないようにと、ちょっと身構える。しばらく急登が続いたが、桧の大木が見られるようになると面平という平らな所に着いた。ここで少し休憩しさらに急な尾根道を登って行く。木漏れ日が直線状に何本も見えて綺麗だ。少し岩っぽいところを過ぎると、聖岳との分岐に着いた。易老岳の標識の付いたピークらしからぬ場所は、8歩ほど前に進んだところだ。        
少し休憩してから、光岳に向かって南西方向に向かう。少し下ってゆくと、ケイタイと書いてある標識がある、開けた場所に着いた。西側の展望があったが、数分で霧が立ち込めてきて、見えなくなった。ケイタイをオンにしたが、圏外で、繋がらなかった。しばらく歩くと三吉平と地図には書かれている平らなところに着いた。ここで、昼食にした。さらに歩みを進めると、少し沢っぽい、やや大きめの石がある場所になり、フウロや、トリカブトが咲いている緑が綺麗なお花畑状の場所も現れてきた。水場に着いたが、会長が、ホームページで書いていた水は、残念ながら涸れていた。少し歩くと、イザルヶ岳の分岐があり、吉田さんのお勧めもあって、荷物をデポして、10分ぐらい歩いて頂上に行ってきた。辺りは、霧っぽくて、展望は無く、イザルヶ岳と書かれた発泡スチロールの標識が立っているだけだった。  
荷物を背負いなおし、木道を歩いていくと、カラフルなテントが見えてきて、その上にはりっぱな光岳小屋が立っていた。小屋にチェックインし、小屋番のご夫妻に丁寧な小屋の説明を受けてから、身軽な格好で奥庭散策のような感じで、光岳の頂上に着いた。小屋10分ぐらいの近さだった。さらに徒歩7分と書いてあった光石まで下っていって、光石に登ったが、霧のため展望はなかった。石の片隅に咲いているチシマギキョウやダイモンジソウが可憐だった。朝、聖光小屋の小屋番さんが、午後3時から雨で雷もあるかもしれないと言っていたが、幸い霧はあるものの雨はなく、小屋の外でお湯を沸かし、早めの夕食を食べ、明日に備えて、早めに寝袋の中に入った。

平成20年 8月 15日(金) 晴れ             
 -吉田(博)-  
昨夕からぱらついていた雨はあがったがガスっていて何も見えない。しかし、小屋のおじさんが言うには午前中晴れで午後は曇りという。予報の傘マークは消えた。雨でぬれた道を易老岳まで戻る。静高平の水場は昨夜くらいの雨では涸れたままだ。深い森に朝の光が斜めにさし、雨に洗われた木々は緑をあざやかに輝いている。空を覆う灰色の雲の奥に青が重なり、遠く青空が覗いているところもある。
易老岳の分岐から大きく下り登り返すと希望峰。数人の登山者が休憩している。展望のきかない希望峰を抜けると、目の前の茶臼岳の横にいきなり富士が並ぶ。何とうれしいことか。何も見えない茶臼岳。記念写真だけ撮る。ハイジの丘も真っ白。  
地面が亀甲状に盛り上がった草原や奇岩の間を通り上河内岳の分岐へ。ここにザックを置いて片道7・8分の上河内岳を往復する。頂上は風もあり、知らない山々ばかりで興がそがれる。分岐で昼食かねて長めの休憩をとる。ガスもはれてきて今日歩いてきたコースが見え山座同定するも、皆の言う光がそれぞれ違うのが可笑しい。その奥にそびえる山にいたっては尚更である。帰ってよくよく地図と照らし合わせると、光は雲の中だった。岩の斜面がミヤママンネングサの黄で染まっているのに歓声をあげ、足元のオトコヨモギの説明を聞いて回り込んだ道の斜面はこのコース一番のお花畑で足が止まる。すばらしい。花の名を確認し、あやしいのは写真をとり忙しい。お花畑の最後はシナノオトギリの大群落。植えたかと思うほどである。  
南岳頂上の標識に聖平小屋まで60分とあるが、なかなか近づかないし、聖岳には雲がまとわり着いて姿を見せてくれない。沢音がし、人声が聞こえてからも小屋は遠かったが、やっと方向指示盤のある分岐へ到着。明日はここを左に上がっていく。  
今年は畑薙ダム方面が通行止めのせいか、聖平小屋は半分くらいの入りでゆとりがあったが、テン場は大賑わい。我々より上の年代のテント山行も多いが到着時間が遅い。この小屋は水が引いてあるのでありがたいが、トイレが遠いのがやや不便だ。夕食の具沢山のお味噌汁がおいしかった。

8月16日(土) 晴れ                   
-梅澤 記-  
今日の行程は標高2,260mの聖平小屋から南アルプス最高峰3,013mの聖岳への登頂、そして2,000mもの下り、今回の山行で一番ハードだと思われる。4時に起きてから緊張して身支度を整えていると、朝焼けがきれいと皆写真を撮りに行く。私も大急ぎで荷物をまとめ、聖平小屋の玄関から写真を撮る。お天気が良さそうでほっとする。
5時ちょっと過ぎに出発。30分弱歩いた薊畑の分岐に荷物をデポし、小聖へ向けて急登を登っていく。ピーカンのお天気で日焼けを気にしながら行くと保護されたイブキトラノオの大群落やマルバタケブキとホソバトリカブトの広大なお花畑が続き、皆大感激である。小聖からは昨日、一昨日と歩いてきた道が一望に見え、良く歩いてきたものだと感心する。前聖への登山道も全貌出来、ここからが大変だと気を引き締める。 右手には笊が岳や富士山、愛鷹山連峰が綺麗に臨め、登山道にはとうやくりんどう、ちしまぎきょう、いわいんちんほか様々な花が咲き乱れ足どりを元気づけてくれる。私の大好きなタカネビランジも岩肌にしがみつくように咲いている。  
前聖へはザレた道をジグザグに登っていくがこれが長い。ふうふう言いながらようやく頂上に着くと360度の展望で、御嶽、恵那山、穂高まで見え皆山座同定に忙しい。少し下がっていったところが奥聖の山頂だがそちらは行かず写真だけ撮り、山荘で作ってもらった朝弁の特大おにぎりを食べ、下山する。混んでいた登りで撮れなかった写真をたっぷり撮り、お花畑を堪能する。  
西沢渡までの下山道は急坂で滑りやすく道幅も細いところが多く疲れる。西沢度へは私一人が早く着き、荷物渡し場のゴンドラの綱を引いていると向こう側で休んでいた男性が引いてくれ、ゴンドラに飛び乗り気持ちよく下りるが途中で止まってしまうのでまた引っ張らなくては行けない。その男性は一人なので沢を渡ったそうだ。残りの4人が来たので「半分は沢を渡って」と叫んだが皆、言うことを聞かず全員ゴンドラに乗る。また男性と私で綱を引っ張る。後で見たらゴンドラの最大重量は150キロ、4人とザックで100キロ近くオーバーしていてびっくり。
そこから聖光小屋までは広く平らな道で歩きやすいが右上の山の斜面がガレていて落石が怖いので急いで歩いていくと1時前には聖光山荘に着いてしまった。  
下山してからの帰り道の運転、相模湖駅着は8時になり、八木リーダー、お疲れのところ本当にご苦労様でした。  
今回の山行は昭文社の地図とは大分違って短時間で歩け、山や花は美しく天気も良く風も涼しい最高に素晴らしい山歩きとなりました。

☆コースタイム     
8月14日(木)   聖光小屋 5:10 易老渡 5:40 面平 7:25~7:30 尾根上の小ピーク 9:35 易老岳 10:20~10:30  三吉平近辺 11:35~11:55 静高平 12:50~13:00
イザルガ岳分岐 13:05~13:25光小屋 13:35~13:50 光岳 14:10~14:15 光石 14:25~14:35 光小屋 15:05  
  
8月15日(金)   光小屋 4:55 静高平 5:15 三吉ガレ 6:15~6:25 易老岳 6:50~6:55 希望峰 8:30~8:40 仁田池9:05 茶臼岳 9:30~9:40 上河内岳分岐 11:40
上河内岳 11:50~11:55 上河内岳分岐 12:00~12:15 (昼食 12:25~12:50)南岳 13:20 聖平小屋 14:45    

8月16日(土)   聖平小屋 5:05 薊畑 5:25~5:35 小聖岳 6:20~6:25 聖岳 7:25~7:50 小聖岳 8:30 薊畑 9:10~9:30 苔平 10:15~10:20 (休憩 10:55~11:05)(休憩 11:45~12:00) 西沢渡 12:20  聖光小屋 12:55

☆費用   
光小屋(素泊まり)3,000 円 
聖平小屋(1泊2食付き)6,500 円      
車両費  5,400 円(一人) 

箱根  明神ヶ岳・明星ヶ岳

  9月6日(土) 曇り後晴れ
参加者 (L) 原田、小野、武田  計3名
                       
-武田 記-
 
今度の土曜日も怪しい天気。また中止かしら。気を揉んでいると、前日原田さんよりメールあり。曇りの様なので行きますと。入会してやっと山行に参加できる。良かった。 
小田急線の新松田で降りてびっくり。あまりのたくさんのハイカーで誰が原田さんか?不安顔でバス停で並んでいると、2人の女性が笑いながら声をかけてくださった。武田さんですか?1人のハイカーは私だけだったのであたりをつけて声をかけてくださったとのこと。ホット一安心。バスで関本まで行き、タクシーで道了尊へ。タクシーの運転手さんが「今日は上は涼しいよ。」と言ってくれた。なにが涼しいのか?それとも聞き間違いなのか?湿気と暑さでまるで亜熱帯の様。あまり汗をかかない私も結構汗をかき、その臭いを嗅ぎ付けブヨが体中まとわりつく。計画書に書いてあった通りだった。晴れれば不快。曇ってても不快である。しかしたくさんの秋の花と蝶が結構目を楽しませてくれる。これも計画書どおり。嘘偽りのない計画書だ。
一人で歩いていると気付かないような小さな花まで見つけ、原田さんが名前や特徴を教えてくださる。あまりのたくさんの花の名に頭は飽和状態。たまに原田さんにこの花の名は?とテストされる。さっぱり思い出せない。まったく教え甲斐のない生徒だ。すみませんでした。
 頂上はやはり曇りと霧のせいで見晴らしはあまりよくない。が、久しぶりの山にとても満足。昼食後明星ヶ岳への尾根歩き。秋の花が咲き乱れ蝶がひらひらと舞いアップダウンを繰り返し明星ヶ岳に着く。ここは立て札がなければただ道の途中のような所、一応到着地ということで敬意を表し10分の休憩を取る。あとは一気に下る。道路が混んでいるので、歩いて強羅駅に向かう。この強羅駅に行く近道がすごかった。脳も体も下山モードになっていたのに階段また階段、どこまで続くこの階段登り。今日ここが一番きつかった。  無事今日の山行を終え、原田さんの軽快な足取り、植物の知識、山に落ちているごみを拾われる姿に感動、小野さんのおおらかさと明るさに安心感を得、この山行に参加できとても良かったと思います。皆さんお世話になりありがとうございました。これからも宜しくお願いします。

植物ベスト3   
1 シロバナイナモリソウ(春に咲くピンクのイナモリソウとは別物)  
 マルバフジバカマ (昭和初期に箱根で見つかり全国に広がった帰化種)  
3 タマゴタケの幼菌 (赤と白のコントラスト が可愛い幼菌)

 コースタイム    
道了尊登山口 9:05 林道 10:05~10:10 神明水 10:47~10:53 明神ヶ岳 12:05~12:35 明星ヶ岳 14:25~14:35
  車道15:25 強羅駅15:53

費用  
電車 新宿新松田750円 強羅小田原650円 小田原新宿850
      
バス 新松田関本330円 
タクシー 大雄山道了尊 一台1430

北アルプス  栂海新道  北又小屋~親不知

  
平成20年9月12日(金)夜行~15日(月)    
参加者  大田(L) 吉田(博) 梅澤 原田      計4名
 
9月13日(土) 雨のち晴れ 
北又小屋~イブリ山~朝日小屋           
-大田 記-   
上野駅を金曜日の23時33分に出発した急行「能登」は土曜の朝5時には北陸の泊駅に到着した。列車から下車したのは3人、1人は降りそこなったようだ。次の停車駅で下車して、戻ってくることも考えたが、そううまくは行かなかった。仕方なく3人で頼んでいたタクシーに乗車し、北又小屋を目指した。
やがて北又小屋に着いたがこの頃から、雨が降り出してきた。小屋の中で朝食をしていると、後からきたタクシーの運転手からの情報で電車を降りそこなった仲間がタクシーに乗車し、こちらに向かっていることが分かった。やれやれである
。朝食後、雨はまだ降っていたが、止みそうにないので登山届をして3人で歩き始めた。先ずは小屋の横から階段を下って北又ダム下部の吊り橋で対岸に渡った。
ここからイブリ尾根の急登が始まった。ただ、目印のために1号目から10号目まで標識が付いているのは有り難かった。雨の中の登山で、雨具の中が蒸してきてとても暑かった。登るにしたがい、花々が多くなってきた。そのうちに遅れた仲間も合流し、心配も解消された。8合目を過ぎると樹林帯を抜け、沢状の登りとなった。イブリ山に着く頃には雨も止みがちになってきた。頂上から東側を見ると前朝日と朝日岳が見えていた。昼食休憩後、歩き始めは下りであったが下りきったところにモリアオガエルの繁殖地と書かれた小さな池があった。鎖場を越え木道を歩き始めると、花の群落地が次から次へと現れるようになってきた。    
花博士に色々と教えてもらいながら歩いた道は草紅葉が始まってはいるものの、まだ多くの花が咲いていた。この辺りが夕日ヶ原のようだった。やがて前朝日の裾野を巻くようにして進んで行くと朝日小屋が左手にあった。時計を見ると1時半前だった。山小屋は女主人の細やかさがうかがえるように、掃除が行き届き、チリひとつなかった。我々は幸運なことに4人のみで2階の1室をあてがわれた。夕食も充実しており、とても落ち着いた夜を過ごすことができた。  
それにしても久し振りの山で夜行、早朝の長時間登山は疲れた。        
初日に見た花は順不同でタカネトウウチソウ、カライトソウ、オニシオガマ、ヨツバシオガマ、チョウジギク、ミヤマダイモンジソウ、コウメバチソウ、ミヤマホツツジ、クロウスグ、オトギリソウ、ミヤマリンドウ、ミヤマコウゾリナ、イワイチョウ、イワショウブ、ニッコウキスゲ、アカモノ、ベニバナイチゴ、トリカブト、ハクサンフウロ、キンコウカ、エゾアジサイ、モミジカラマツ etc.
      

 9月14日(日) 晴れ 
朝日小屋~朝日岳~黒岩山~犬ヶ岳~栂海山荘     
-原田 記-   
朝日小屋のとても朝食とは思えない心づくしのボリュー ムある食事と、社長のゆかりさんの元気なエールに感動しつつ、青空の下出発。ゆかりさんは外に出てお客を一人一人見送ってくれた。朝日岳では、会で8月に歩いた清水尾根をバックに記念写真。30分北へ歩き、五輪尾根との分岐が栂海新道の起点となる。  
ここからは樹林の中を歩くときもあるが、メーンは池を点在させたなだらかな草原を下って行くルートで、チングルマの名前の由来となった稚児車の形をした種や黄葉の始まったイワイチョウ、草紅葉、名残の花々が楽しい。とくに1860mあたり、行く手の緩やかな草原が俯瞰でき、その後方にこれから向かういくつものピークが連なって見える所は、誰彼となく感嘆の声が上がる。ある池で、女性のカメラマンがウキミクリ(希少種)を撮影していた。毎年来ているとかで、朝日小屋からピストンだと言う。黒岩山の先文子の池からは、一転して、ササ、ナナカマド、ハンノキ、カエデ、クロヅルなどの樹林帯となる。一時間半でサワガニ山。35分で、水場。(往復10分程度、栂池山荘には水はないので、必ずここで補給のこと。)細めの尾根のピークをロープの手助けを得ながらいくつか越え、最後一登りで、犬ガ岳。到着を祝うかのように、石ころの間にマツムシソウ、アキノキリンソウが咲いていてのが印象的だった。
ここから5分で栂海山荘。(予約要、自炊、1000円カンパ、毛布はあり)今日の予約は15人とのこと。テントは3張り。我々は小屋関係者のお申し出で、広い2Fに4人。行動時間9時間の疲れをじっくりとることができた。

9月15日 晴れ 
栂海山荘~白鳥山~坂田峠~尻高山~親不知海岸   
-梅澤 記-   
今日は1550メートルの栂海山荘から急坂のアップダウンを繰り返しながら、海抜0メートルへ下るという一番ハードな行程。歩き通せるか心配でした。
4時少し前にヘッデンを付け出発。満月の月明かりで少しは明るいが、最初から樹林帯の急な下りが続き、先頭の大田リーダーは何度か転んでいる。
2番手を歩く原田さんが急な段差では振り返って私の足下を照らしてくれるので、感謝しつつ慎重に降りていく。明るくなった頃、黄蓮山に無事到着、ほっとして朝食を食べ、はるか彼方に見える今朝出発した山荘の写真を撮る。ここからはペースの遅い私はラストを亀さん歩きでのこのこと着いていく。
菊石山の次の下駒ヶ岳への登りは見上げるような急登。最後の登りは正に岩や木につかまりながらの直登でふうふういいながらようやく登る。メンバーは既に頂上で休んでおり、こんな急登はもうないからと言われて「ああ、よかった」と思う。
次の白鳥山で、リーダーは事故米事件で会社が心配だから坂田峠から一足先に帰るとのことでタクシー会社に連絡を入れる。この坂田峠までの金時坂の下りがまた大変。前につんのめりそうな急坂をぐんぐん降りなければならない。先に降りている大田リーダーに別れを告げられないのではと心配した。時間ぎりぎりに間に合い、タクシーに乗るリーダーに残っている水を分けてもらい、昼食休みをとる。   
坂田峠から尻高山までは打って変わったなだらかな道で落ち葉を踏みしめながら早くお風呂に入りたい一心で快適に歩く。尻高山を越えると樹林の中からかすかに日本海が眺められ感激する。入道山へと進み、416メートルのピークからは親不知へと一気に下降する。登山道の終点は海岸沿いの広い国道に面していて海は見えず、向かい側に親不知観光ホテルがある。入浴すれば1500円で親不知駅まで送ってくれるというので、荷物を預け、長い階段を下って海へ降りる。日本海はなま暖かかった。のんびりと海を見ていたかったが、電車の時間に間に合うようまた汗をかきながら階段を上る。30分で入浴し、親不知の駅には3時10分に到着 。   
大変疲れましたが、お天気も良く、山小屋も登山道も空いていて涼しく、秋ギリ、アケボノシュスランなど初めて見る秋の花や咲き終わったいろいろな花の実も花博士に教えてもらうことができ、素晴らしい山行でした。大田リーダーにとっては、仕事のことが頭から離れず中止にしたかった山行なのに、か弱き女性3人のために実施して頂き、本当に有り難うございました。
 
☆ コースタイム   
9月13日    泊駅からタクシーに乗車し、約1時間20分で北又小屋(6:45~7:20)
イブリ山4合目(8:40~45)~7合目(9:40)~イブリ山頂上(10:50~11:10)
朝日小屋(13:20)
  
9月14日  朝日小屋(5:45)朝日岳(6:45~6:55)吹上のコル(7:30)長栂山(8:20)黒岩平(10:12)黒岩山(10:55)北又ノ水場(13:14~32)栂海山荘(14:42)  

9月15日  栂海山荘(3:53)黄蓮山(5:15~30)菊石山(6:15~23)下駒ケ岳(7:03)白鳥山(8:25~40 坂田峠(10:41~11:03)尻高山(11:43~50)二本松峠(12:30~35)入道山(12:48~53)鉄塔 13:30~35)栂海新道入り口(13:45) 
(ホテルに荷物を置いて) 親不知海岸(14:00)
 
☆ 費用     
JR上野駅  →  泊駅(急行 能登)   8,930円    
泊駅     →  北又小屋        9,300円(タクシー1台)    
朝日小屋                  9,000円(1泊2食)    
栂海山荘                  1,000円(礼金)    
JR親不知駅 →  上野駅         9,930円

越後  荒沢岳・未丈ガ岳

  平成20年10月4日(土)~5日(日)
参加者 八木(L)、斉藤、中村、高橋、吉田(博)(SL)、梅澤、早川、池田    計8名

荒沢岳 平成20年10月4日(土)     天気 晴れ              -八木 記-
  
荒沢岳の登山口を出発したのは6時ちょっと過ぎ。登山口にトイレまで兼ね備えてあったのは意外だ。7、8年前に訪ねたときは、越後駒ヶ岳は多くの登山者でお祭りのような賑やかさだったと聞いていたが、荒沢岳では一人の登山者さえも見られなかった。登山道は水源地のような沢を離れて山腹へと向かい、15分後には尾根へ。        
朝の日差しがブナ林の中に通い、白く輝いている幹がすがすがしい。ブナの葉は今が黄みを帯び始め、この辺りでは黄葉も緒に付いたばかりのようだ。        
ジクザクに登って尾根のより高い位置へと前進し、気休め程度に何げなく後ろを振り向けば、見えるはずの奥只見湖の湖面は靄に覆われていた。前山に着いたことは足元の三角点の標石で知ったが、ここから下り坂になる。  
5分後に登り返しを迎えて一度高みに立つと、その後は緩やかな登りがしばらく続く。前方に荒沢岳が山容を出すと登山道は平坦になり、間もなく行く手を指針するように前嵓(まえぐら)が荒沢岳に重なって見えてくる。  
先でもう一度重なって見えると下り坂になり、また緩やかに登って重なって見えた三度目で前嵓にグッと迫って悲愴になる気持ちを叱咤し、四度目で前嵓の直下まで下って行く。この先岩場危険の注意書きを見て心を雄々しくするべく時間を取ってから登りに挑んだ。重苦しい空気の包んでいる樹林の中をひと登りしてから20mほどもある垂直に近い岩場の取持ちに鎖が張ってあるが、足がかりは堅固なものでしめしめと胸の内で発して三点確保の体勢で登って行く。   
足元の険相さを覗いたら恐怖心で自縄自縛に陥って身動きが取れなくなるので、振り返らずに敵愾心をひたすら待ち構える岩場に燃やし、ハシゴ、鎖、ハシゴと目先を変えて尾根に一度飛び出す。すぐに視線に入ったのはお先真っ暗になる前嵓の本体の姿であり、鋸歯状の岩峰を見上げてしばし呆然。  
ここまでは序盤戦に過ぎなかった事をあらためて思い知るが、本番の登山道は前嵓東面の岩壁の基部に付いている。鎖三本と長いロープ一本で下って行く登山道は底が抜けているようでもあり、下るだけ下ってようやく長い登り返しの途に付く。 
       
草付の岩場の登りは始めから終わりまで鎖が施され、足場をとどめるところもたくさんあって危険な岩場とは言えないが、油断大敵なのは長すぎることから生じる気の緩みだ。尾根に立ってから5分後に前嵓の山名標のある場所に着き、後は尾根道を歩くだけになる。尾根の左右の急な傾斜には真赤に染まった潅木と笹の緑の対照が美しく、紅葉前線の真っ只中に踏み込んでいるようだった。  
主稜線に出て右側に進み、岩峰を四つほど越すと荒沢岳に到着する。山頂の景色は見事だ。四囲に取り巻く山々があまねく広がっている。まずは通り一遍に見回し、その後じっくり主立つ山々に視線を凝らした。すぐに目に入って来たのは、やっぱりこの界隈を領して双璧をなしている越後駒ヶ岳と中ノ岳だ。   
しばらく釘付けになったが、見飽きることがなかった。その後おもむろに視線をもう少し西側に移してみれば、足下に気持ちの良い尾根が平原のように見えるはずだ。   
荒沢岳で端を極めていたかのように思う尾根が、ここからもくねくねと蛇行しながら灰の又山を介して兎岳に向かっている。  
一部の笹原にはくっきりと道筋を現わし、そこに向かっているのが足元に見える薄い踏跡だ。南側では、とりとめなく范乎としている平ヶ岳の平頂を霞みがちに捉えることができ、更にその左側ではまったく両極端の山容を持つ燧ケ岳が大空に双耳峰を突き立てていた。   
視線を反対にすれば、明日登る未丈ガ岳が眺められ、眼下では今辿ってきた尾根の一部始終が一望することができる。下山は同じ道を引き返すだけだ。   
前嵓を慎重に期して突破したら、胸のつかえがおり、足の重石が取れたように足早になる。登山口に戻ったのは出発してから9時間余り経った頃である。

未丈ヶ岳 10月5日(日) 晴れ
参加者 大田、小野、斉藤、中村、高橋、八木、本多(正)、吉田(博)、梅澤、
早川、
池田、武田  計12名
                                                             -大田 記-   
前日の夕方に、荒沢岳に登山した先発隊と奥只見山荘で合流した4人と総勢12名で登山口まで車で移動した。 泣沢避難口を出発したのは5時15分頃だった。辺りはまだ暗くライトを点けて出発した。暫くは下り道となる。   
2か所ほど徒渉し、クサリを頼りに沢に下りまた徒渉し、クサリを頼りに登り少し進み黒又川本流に架かる手すりもない赤い鉄橋を渡ると三ツ又口に着いた。  右手から尾根にさしかかり、ひと汗かく頃、蝙蝠が羽を広げたような荒沢岳が見えていた。この辺りで標高は600メートルくらいだった。   
山道には意外に松の木が多かった。遥か先に未丈ヶ岳が見えていた。ふと背後を見ると、越後駒ケ岳が見えていた。松、檜、ブナの茂る尾根道をひたすら歩くと974メートルピークを通り過ぎ、左側を緩く下ると松の木ダオだった。 ここで少し休んだ、さらに登ると、「松の木沢の頭」、「慰霊碑」などがありこれらを過ぎると灌木が多くなり、ネマガリタケも多くなってくる。さらに急登1時間程度で2等三角点の設置してある未丈ヶ岳山頂に到着した。記念写真を撮ったあと、頂上直下の東側斜面の草原に下りて食事休憩とした。  
この斜面は花の宝庫となっているとのことだったが、この時期は広い黄金色の草原になっており、暫し、童心にかえり、草原を楽しんだ。  
この辺りでは2000年に公開された映画「ホワイトアウト」(織田裕二主演)の撮影がされたとどなたかに教えていただいたが、この広い草原で雪や霧で視界が遮られると確かにホワイトアウトになるかも知れないと一人で納得してしまった。  
帰りは往路を戻るのだが、車で帰宅される高橋さん、八木さんに先頭を歩いてもらい、余り変化のない道をひたすら下った。帰りも痩せた長い尾根はそれなりに歩き甲斐があった。途中で振り返ってみるとなだらかな未丈ヶ岳は大きく高く、どっしりとした重厚な山容だった。   
松の木ダオからどんどん下って水の音が聞こえてくるようになると、少し、ひんやりとした風が吹いてきた。だいぶ疲れた頃に沢に下りてきた鉄橋と2か所の徒渉もそれほど難儀せずに登山口に2時10分頃に戻ってきた。
 
だいぶ早くに到着した、高橋さんと八木さんは車のため、そのまま帰途についたとのことであった。着替え休憩をしていると2時半には宿のマイクロバスが我々を迎えにきて、そのまま浦佐の駅まで送ってくれた。

☆コースタイム    
10月4日  荒沢岳登山口(6:05)前山(6:55)前嵓直下
(7:45~7:55)
稜線に出る (8:55~9:05)前嵓(9:10)荒沢岳(10:35~11:10)前嵓(12:15)前嵓直下
(13:35~14:40)前山(14:40)
荒沢岳登山口(15:15)
  
10月5日
 泣沢避難口(5:15)松の木のダオ(7:35~40)未丈ヶ岳(9:45~9:55)頂上直下東側斜面(10:00~30)松の木のダオ(12:10~15)泣沢避難口(5:15)

☆ 費  用           
JR東京駅  →  浦佐駅(上越新幹線)     7,970円     
JR浦佐駅  →  銀山平(南越後観光バス)     770円     
奥只見山荘(1人1泊)              9,000円     
奥只見山荘  →  泣沢避難口(宿の車)     1,000円(1名あたり)     泣沢避難口  →  JR浦佐駅(宿の車)     1,000円    
JR浦佐駅  →  JR東京駅(上越新幹線)    7,970円

越後  越後駒ヶ岳~中ノ岳

 
平成20年10月11日(土)~12日(日)
参加者 八木(L)、中村、梅澤、川端          計4名

平成20年10月11日(土) 天気 雨                       
-八木 記-   
越後駒ヶ岳も中ノ岳も個別に一度登っている山であり、山行の目的は個人的にはこの両雄の山をつなげることに尽きる。   
越後駒ヶ岳は以前に枝折(しおり)峠から登っているが、今日は駒ノ小屋に行くだけであり、もう少し骨の折れる小倉尾根コースを登路に取ることにした。小出駅からタクシーに乗って駒ノ湯に向かい、休憩舎の軒下で身づくろいしてからなんやかんやで登山口を発ったのが9時10分だ。   
この間に登山口も確かめもせずに上の林道を行き、20分も時間を無駄にした。登山口は駒ノ湯の敷地に入るのではなく、橋を渡る手前で左側に向かう。入山届けを入れるポストが設置してあり、すぐ先で道行沢に架かる吊橋を渡る。 尾根を目指すが、でばなからたいそうの急傾斜であり、尾根に乗った頃には駒ノ湯の建物を背にする。本降りだった雨も小雨になり、登山道は樹林の中を歩くことしきりなので合羽は上着だけ羽織ることにした。  
しばらく続いていた急登も小康を得て、その頃から幅の広い道に変わって周りのブナ林も美しいところだ。ガスって見えた高い山の陰はおそらく次に待ち構えるピークのようであり、ここは直登で越えなければならないので登山道は行き掛かり上、再び急登を迎えることになる。  見る見るうちに標高を上げているのが実感でき、足元に笹が目に付きだしてから一段落する。尾根幅が広がった辺りの紅葉の美しさは格別のものであるが、雨の中ではそこそこに見てひたむきに歩くことになる。  
急登をぶりかえして尾根の片側が開けてくるようになれば、間もなく短い鎖場に差し掛かる。小倉山に近づいていることはガイドブックにも記している通りであるが、しかし、この間が思った以上に長く感じられた。  
小倉山に着いたのは13時だったが、止んでいた雨がまた強く降るようになった。 山頂から少し行ったところで枝折峠からの登山道に合わさるが、これまでの登山道と状況が一変してくるのは雨の中でも登山者がたくさん歩いていたことだ。下山して来る人に聞くと、駒ノ小屋は団体の宿泊者で大賑わい、との事。小屋の中で遠慮なしに雨具を目いっぱいに広げて乾かし、ザックの中の何から何までも全部取り出して、もう一度きちんと、おおっぴらに整理し直すことを無理のようである。  
この先は一度歩いているが、難儀なのは登山道の状態であり、降りしきる雨で川のようになっている。場所によっては泥濘化していて足の置き場がなく、笹や潅木の幹を掴んで登山道の縁をバランス取りながら歩くことになる。   
長く続けば疲れる所作であり、その事ばかりに神経を使い、やりきれない気持ちで登って行くと前駒のピークに着く。ここから駒ノ小屋まで岩場を登って行く。緩い斜面の岩場であり、難しいところは特にないようだ。  
肩ノ小屋では寝る場所に銀マットが敷いてあり、毛布も貸してくれるとのこと。ただし協力金として2000円を支払い、また気が付いたことは、この小屋では管理人が表に出てあれやこれやと指図することはなく、泊まる人が自分で寝る場所を確保し、混みあえばお互いにスペースを譲ったりしていたことだ。

平成20年10月12日(日)   天気 曇り後晴れ  
小窓の引き戸を開けると冷たい空気が肌を刺し、すり寄って外を覗きこむと一本の潅木が真っ白になって霧氷のようだ。一日中降り続いていた雨が夜半からの気温の低下によってもたらされたものである。  
外はガスがおびただしく流れ、風も吹きつのっているようだ。夜が明けてもすぐに小屋を出る気持ちにならず、手持ち無沙汰になりながらぐずぐずして結局小屋を出発したのが6時10分である。      
 緩やかな登りで中ノ岳に向かう分岐に着き、越後駒ヶ岳は右側に10分もあれば行って帰ってこられる。晴れていれば越後の山々、会津の山々、果ては北アルプスまで展望が広がって申し分ないのだが、そのことは中ノ岳に期して、山頂には5分ほど留まって切り上げた。分岐から始まる中ノ岳の登山道はクマザサが刈り払われ、しばらくは下って行く気配である。 10分後にクシガハナに向かうコースを右側に分けるが、その先の登り返しはたかが知れたもので、下り坂の大勢に変わりない。諏訪平の標識を見てから更に登山道は一段と急下降 になり、それにともなって左側は深い谷になっていく。 右側も険しくなる頃には急坂はその度合いをつのり、下り切って平地に出れば間もなく天狗平という場所に着く。この場所が最低鞍部とのことだが、ここまでの急坂だったとは遠くから分からないもので、先週の荒沢岳からの眺めは緩やかな連なりにしか見えなかった。この頃には天気に変化がきざし、ガスの中に宿していた日が薄い部分から光がもれるようになり、潅木の薄い影を地上に落としていた。  
変化は矢継ぎ早で、ガスが瞬間的に晴れてはその合間に山肌を露わにすることを繰り返し、ほんのひとときから、たちどころに紅葉が広がるままになった。ガスは完全に晴れ、青い空も視界いっぱいに飛び込んできた。 こうなれば浮き足立って歩く事は避けられず、息の長い登り返しも当面は苦にならないところだ。高みに立つ頃には遠くの山々も眺められるようになり、荒沢岳の尖峰もはっきり大空に映し出されるようになった。 次の高みは岩肌を左側に巻いて通り過ぎ、その先から小さなピークを幾つか越して歩く。黒木やシャクナゲが目に付く頃から檜廊下の始まりなのであろうか。  
尾根上の黒木を避けて右斜面を導いていた登山道は、今度は這い登るような姿勢で再び尾根に上がり、背後の尾根に没していた越後駒ヶ岳がせり出して見えてくるようになる。越後駒ヶ岳からの綿々とした尾根に洗ったような日の光がそそぐと紅葉は鮮やかさをしたたらせ、広がっているのはまぎれもなく秋の景色だった。  
黒木が目に付かなくなって久しくなったが、これから登って行く二つほどの高みは、中ノ岳と同体で前線に一翼を担っているようなコブに相当する。太陽は中天に差し掛かってきたが、この時間になっても中ノ岳の西側斜面は霧氷で一面を真っ白にし、対照的に東側斜面は秋の日がまぶしいほどに照って赤く紅葉した潅木を浮かび上がらせていた。ここまで歩きがてらに中ノ岳から八海山への橋渡しになっている険しい細尾根に視線が止まりがちになり、その行く手を暗示している最初の突破口が中ノ岳の山腹から突き出している御月山だ。中ノ岳直下から予想していたとおりの急な登りになり、八海山の分岐を越して間もなくで避難小屋に着く。  
今日は小屋閉めの日に当たっていたのか、関係者が小屋の周りで忙しく動いていた。ここからほんの少し足を運んで標識の立っている中ノ岳に着いたが、昼食を取っている間に小屋の関係者も含めて5、6人の人に出会っただけの静かな山頂だ。駒ノ小屋に泊まったあれだけの数のハイカーの中に中ノ岳まで縦走するのは他に見当たらず、逆コースで中ノ岳から越後駒ヶ岳に向かっていく4、5名の若者のパーティ1組に会っただけである。十字峡から登って来たハイカーは中ノ岳まで5時間かかったと言い、早い人は4時間で登ることができるとも言う。  中ノ岳を辞する時にすれ違いになった1人のハイカーは6時間かかったとあえぎながら話をし、今日は避難小屋に泊まって、さっそく今から酒を飲むつもりだと言っていた。コースタイムがハイカーによって大きく異なるのは、それだけ急登であることを物語っているようだ。十字峡に下って行く分岐の池ノ段には山頂から20分後に着く。ここで尾根伝いに行く丹後山の登山道を左側に見送って広い斜面を下る。笹原の中、潅木の中、と急な下り坂が続いて7合目の石標の立っている目印に気づいたが、9合目、8合目は通り過ぎてしまったようだ。
登り返しを登り切って6合目の石標を見ることができ、その後緩やかな登り下りを経て一つ目の池塘は右側の縁を歩く。二つ目、三つ目の池塘を見て通り越し、ほどなく雨量計のある小屋の下に着く。この場所には日向山の標識が立ち、五合目の石標も埋まっている。急坂は止めどもなくこの後も続き、周囲は潅木からブナ林に変わっていく。四石目の石標を見て5分後には木々越しに十字峡の目安になるしゃくなげ湖を覗くことができ、ブナ林を抜けるとしゃくなげ湖をはっきり捉えることができた。三合目で休憩を挟み、またブナ林の中に入って行くとやがてエアリアマップに記す千本松原に着き、ここでコースタイムと照らし合わせることができた。二合目から道々に段差を挟んでペースが乱れ、一合目を過ぎると周囲の雑木林の葉は緑の色を濃くして秋の装いはこれからのようである。西空で落日を急いでいる太陽を気にしながら休み無く歩き、やがて足下に降り立つ車道を覗いたら濃い闇に包まれていた。

☆コースタイム   
10月11日    小倉尾根登山口 9:10 小倉山 13:00百草の池 13:50~13:55 
前駒 14:45   駒ノ小屋 15:20
  
10月12日   駒ノ小屋 6:10 中ノ岳分岐 6:25 越後駒ヶ岳 6:30~6:35
中ノ岳分岐 6:40      諏訪平 7:00 天狗平 7:35~7:40中ノ岳 11:45~12:10 池ノ段 12:30   7合目 13:25  日向山 14:20~14:25千本松原 16:00十字峡 17:25
☆費用          
・ タクシー代  浦佐駅~駒ノ湯  一台 5、610円          
十字峡~六日町駅  一台 6、430円          
・ 宿泊費   2、000円

関西の山 大和葛城山・金剛山(大阪ダイヤモンドトレール)

10月25日(土)~26日(日)       
参加者 清水(ふ)[L] 中村 濱田 延命    計4名

10月25日(土曜) 天気 晴れのち曇り        
-清水(ふ)記-  
昨夜、新宿を22時20分に出発した高速バスは、定時より早い、7時15分ぐらいに、大阪阿部野橋に無事に着いた。
バスを降りると、背広姿の豊岡さんと、今回一緒に歩いてくれる濱田さんが、すでに到着していて出迎えてくれた。豊岡さんは、これから仕事ということで、ほとんど話しをする間もなく、孫の写真だけを置いて走り去っていった。(わざわざ出掛けに来てくださり、ありがとうございました。)コーヒーショップで、軽いモーニングを食べて、7時50分の近鉄急行で、近鉄御所に向かった。御所駅前から葛城ロープウエイ行きのバスに乗り込む。バスの中は、小さいリュックを背負った人が大勢いた。        
私たちは、計画では、歩いて頂上を目指す予定だったが、日没が早い時期なので、ゆっくり歩きたいという皆の希望でロープウエイで、時間を稼ぐことにした。        
9時半少し過ぎに、10分ほどの登りで、大和葛城山の頂上に着いた。平らな頂上からは、大阪方面が良く眺められ、これから登る金剛山もススキをバックに良く望むことができた。国民宿舎への道を回りこんで、ダイヤモンドトレールと表記のある登山道にでて穏やかな道を少し歩くと、長い丸太階段の下りが待ち受けていた。どこまで下るのかと思わせる果てしなく続くような急坂を下って行くと、多くの車が道路わきにところ狭しと並んでいる水越峠に着いた。道路を少し下ったところの左側のガードのところが、ガンドガコバ林道の始まりで、歩きやすく、車が通れるほどの道幅がある。途中、金剛の水といういい水場があり、この水をペットボトルに入れて、家まで持ち帰る人も多くいるようだ。私たちはこの水場で昼食にして、おいしい水をたっぷりと飲んだ。それほど冷たくはないが、嫌味のないすっきりしたおいしいお水だった。  カヤンボという分岐のところで、六道ノ辻を通る道に行くか、正規のダイヤモンドトレールを歩くか悩んだ末、杉ヒノキの美林と地図に書いてあるのに惹かれてか、ダイヤモンドトレールを歩くことにする。丸太階段を登って行くと旧パノラマ台という東側に眺めがあるところに着き、そこからは右にカーブして、片側に気持ちよい自然林を眺めながら高度を上げてゆく。ときおり、綺麗に紅葉した木々を見ることができ、日の光がほのかにさしこんで、さらに艶やかさを増しているところがあると、みんなで立ち止まり、見入ってしまう。左からの郵便道が合わさると、一ノ鳥居という素朴な生木でできた鳥居があるところにでた。ここからは、あっという間に金剛山山頂にある、葛木神社に着いた。1125メートルの山頂は気温11度で、ヒンヤリしていて、紅葉がきれいだった。        
今夜の宿、香楠荘へ行く道筋の展望台に上がると、大峰山系が、シルエットのように浮かび上がり、いつまでも見ていたいと思うような風景だった。4時少し前に宿に着いた。夜は、関西空港まで見渡せる夜景を眺めて、おいしい宿の食事を食べて、ゆったりとした時間をすごすことができた。

10月26日(日曜) 天気 雨  
雨のため、歩行中止 ロープウェイで下山し、奈良観光に変更             
-濱田 記―   
天気予報が大きく外れ、日曜は朝から雨+風。こんなでは歩いても楽しくないし、第一怪我でもしたらつまらない!と意見が一致。急遽、奈良で開催されている正倉院展に行くことになり、食事もゆっくりと済ませ、宿を後にした。  
奈良に着いたのは、お昼近く。博物館に行くと雨にも関わらす、行列が出来ている。以前に来た時はこんなに見学者はいなかったなぁ。頭数が多いのを喜ぶべきか、嘆くべきか。ともあれ、行列の後から入館し、人に揉まれながら見学。暑い!各部屋の出口で4人合流しながら順々宝物を見てゆく。思いの外時間が掛かり、常設展には行けなかった。  
博物館を後にし、食事と買い物(私の推薦する奈良漬けの店に引っ張っていきました。お味は如何でした?)奈良駅で解散となり、山としては宿題が残った感があります。ところで、奈良国立博物館の常設展は仏像が主だが、篤志家から寄贈された青銅器類も展示。仏像も時代や国、作者によってお顔も異なり中には何時までも拝見していたいと思うものもあり、青銅器類も充実しているのでこちらも楽しめる。なにより、人が少ない!自分のペースでゆっくり楽しめるのが良い。他にも、古代からの都だけあって、お寺も多く、山は低いものの、散策がてらに歩くも良し、他の見学と組み合わせるも良しです。
また、奈良市からは外れますが、明日香辺りを歩いて、または自転車を借りて回るのも楽しいですよ。トイレも完備されつつあり、その点でも安心です。ただ、文化財の保護の視点からでもあるのでしょうが、石舞台などは柵で囲われ、入場料も必要となりました。私が高校生の頃は田圃の中に大きな石がデンと坐っているという状態で、四方どこからでも近づけましたが。ともあれ、四季折々の風景の中でゆったり歩く奈良は良いですよ。是非、御来県を! 
       
☆コースタイム        
25日 ロープウェイ前(9:10)大和葛城山(9:33)水越峠(11:03)金剛の水
(11:53~12:25) カヤンボ(12:30)一ノ鳥居(13:59)葛木神社(14:15)香楠荘(15:50)
☆費用       
高速バス代(新宿~大阪阿部野橋)8,610円     
近鉄電車代(阿部野橋~御所)    610円 
奈良交通バス代 270円     
ロープウェイ代720円(葛城山) 350円(金剛山)     
帰りの電車代(京都~東京)   12,710円 

奥多摩 向山~三頭山

 平成20年 11月 9日(日) 曇りのち雨のち曇り
メンバー (L)吉田(博)  高橋、竹中     計3人
                    
-吉田(博)記-         
今回の計画は奥多摩駅から午前中1本しかないバス時間に合わせているため朝早いのが難点だ。始発に乗るため一睡もしていないというT氏と小菅行きのバス中で合流。奥多摩湖から車で参加のT氏が乗車し3人そろう。  予報ではお日様マークも出ていたはずだが、曇っていて遠目がきかない。かなり乗ったなと思うころ余沢バス停につく。下見の時は暖かかったせいかのどかな山村という感じだったが、今日は寒々としている。  
村道をしばらく行くとハイキングコースの標識があり山道に入る。落ち葉でいっぱいのなだらかな道をつづら折れに登っていく。何日か人が入ってないのだろうか?蜘蛛の糸が丁度ほっぺた当たりに何回も貼りつく。
 周回コースを右に分け展望台方向へ登っていく。まもなく、櫓のある向山頂上に到着。三頭山と展望台方向の分岐に真っ赤になったカエデがあるのだが、今日は冴えない。スタート時よりもガスってきて、じっとしてると寒くなるので早々に腰を上げる。  
ここからが少々わかりづらい。落ち葉が積もっていても登山道は多少へこんでいてわかるはずだが、・・・・・はずしてしまった。進む方向はわかっているので、一人右手の土手に上がる。すぐに鶴峠分岐まで唯一の標識が見つかり修正。その後も木の階段が出てくるまではまぎらわしい。今日は何といっても周りが見えないため黙々と歩くのみ。
 鶴峠からの道に合ったころから雨というか、霙がふってきた。陽が差すときれいなブナの道もガスっていてもの悲しい。一人の登山者にも会わず話し声がと思ったら三頭山頂上だった。こんな天気でも次々に上がってくる。昼食後、下山はヌカザス尾根の計画だが、濡れて滑りやすいのを嫌って鞘口峠から奥多摩湖に向かうことにする。  
さすがに大勢上がってくる道だけあって歩きやすいし、自然林がいっぱいで感じがいい。今は1200mあたりの紅葉がすばらしい。鞘口峠で奥多摩湖へは通行止めを知る。都民の森へおり、一人は車回収のため奥多摩湖へ戻った。  
都民の森へ下りたのは12時55分、でもバスは3時までない。お団子を食べコーヒーを飲んでも10分しかたってない。売店の隅にあるストーブ前を陣取ってバスの来るのを待った。
 
☆コースタイム         
余沢バス停 8:10 登山口 8:20 展望台分岐 8:55 向山 9:20~27 鶴峠分岐
10:10~15   三頭山 11:30~50 鞘口峠 12:35 都民の森 12:55
 
☆費用    JR   新宿~奥多摩 1050円    武蔵五日市~新宿 780円                   
バス 奥多摩~余沢 760円   都民の森~武蔵五日市 910円


大菩薩嶺 黒川鶏冠山

  11月15日(土)晴れのち曇り  
メンバー (L)八木、廣瀬、小野、中村、片倉、本多(正)、白井、鈴木                                         成田、土方、池田、武田       計12人
                      
-池田 記-   
急用で不参加となった清水リーダーに代わり、八木リーダーのもとタクシー三台に分乗し塩山駅を出発した。車中からは青空に雪を被った富士山や名残の紅葉に歓声を上げながらやがてタクシーは、柳沢峠から高度を下げながら登山口である高台の廃校まで入った。  
今日のコース中おもな登りは、鶏冠山までの1時間半位のみ後は小さなアップダウンがあるがさほどではない。紅葉は終わり落ち葉を踏みしめながら緩やかな登りが続く。鶏冠山山頂の岩峰に立つと眺望良く間近に大菩薩嶺を望める。隣に富士山が見えるはずだが雲に隠れ裾野が僅かに見えるのみ。分岐まで戻り山腹をからみながら黒川山直下、横手峠を足早に通り越し六本木峠で昼食をとる。秋晴れだった空があっという間に一面雲に覆われ肌寒くなってきた。  
ここから丸川峠まで樹林の美しい気持ちの良い尾根歩きができると聞いていたので期待に胸が膨らむ。緩やかなアップダウンの続く長い道に飽きてくるが、ところどころ石畳になっていて青々と苔むした原生林は北八ヶ岳を彷彿させる。大菩薩嶺が大きく近づいてくると間もなく丸川峠に到着。カヤトに覆われた草原にいかにも山小屋らしい小屋がポツンと建っている。コーヒーが美味しいらしい。休憩にはとてもよい所、次回はゆっくりコーヒーを味わいに来よう。   ここからは大菩薩登山口まで一気に下る。急坂で石がゴロゴロして足元が悪い積もった落ち葉を気にしながら高度を下げて行くとカラマツやカエデ、モミジの黄色や赤が陽に照らされて綺麗に輝いていた。   
終わってみれば苦しい登りもなく危険な所もなかったせいか足早に駆け抜けた秋の一日でした。
 
☆ コースタイム         
鶏冠山入口 9:05 鶏冠山 10:45~10:50六本木峠 11:50~12:20             天庭峠 12:55~13:00寺尾峠 13:15 丸川峠 13:35~13:45   丸川峠入口 15:10 裂石 15:30

☆ 費用          
塩山駅~神金第二小中学校 タクシー代 7010円(一台)       
裂石~塩山駅    タクシー代 2690円(一台) 

 南アルプス前衛 日向山

 11月22日(土)快晴 
 参加者 高橋[L]、藤巻、武田       計3名
                                    
─藤巻 記─   
入会後初めての参加で少々緊張しながら当日を迎えました。でもうれしいことにこの日は朝から真っ青な空が広がり期待が膨らみます。  
集合駅小淵沢では予定の電車より1便早く到着したのにもかかわらず高橋さんが待合室で出迎えてくださいました。武田さんの車に乗せていただき高橋さんの車での先導で登山口へ。登山口の駐車場は結構混雑しており、やや手前の路肩に車を置いての出発でした。ここで高橋さんは「今日は地質についてお勉強していきましょう」とカラー刷りの地質分布図を見せてくださり日向山は花崗岩であり鳳凰、甲斐駒、大菩薩も同様地帯であること。この地帯の縁には温泉があることが多くまた水場も得られることが多い等を教えて頂きました。植物に加え地質についても学べるこの会はなんとすばらしいことでしょうと感動しました。   
10時20分矢立石登山口を出発。枯葉を踏みながらの雑木の道を進みます。さらに進むとカラマツの落葉した梢越しに八ヶ岳がくっきりと見え蓼科山の奥には北アルプスも。この辺りからぱらぱらと登山者に会い始めました。雨量計、三角点を通過した後はなだらかな道となり頂上もすぐ近いのでしょう、数グループがお弁当を広げています。でも白砂はまだ現れません。いぶかりながら先に進むと突然真っ白な白砂の頂上が現れたのです。「うわー、きれい!」といっせいに写真撮影開始です。優雅に裾野を広げた八ヶ岳、前山を従えて聳える甲斐駒ケ岳。前面に広がる山の峰々すべてが圧巻です。 左に一段下った雁ガ河原はさらにすばらしく花崗岩の積み重なりが燕岳のミニ版のようです。眺めの良いここで景色を堪能しながら昼食をとりました。   
さて帰路をどのコースにするか高橋さんは悩まれました。
予定は錦滝でしたが果たして新人には厳しすぎるのではと案じてくださったのでしょう。同じ道を戻りましょうと一旦は決まりましたがやっぱり心残りのないようにと錦滝コースに決断してくださいました。  
そろりそろりと白砂を下ります。途中の丸い岩のところでは表面にキラキラ光っているのは石英でこれが集まったものが水晶であると教えていただきました。甲府特産水晶に納得。   白砂が終了すると樹林の中の急な下りになりトラロープも時々出てきましたが木の枝や根の手がかりに助けられそう難しくはありません。心配した鉄ハシゴはしっかりした作りで想像よりも短く無事に通過できました。程なく林道と東屋が見えてきて右手奥には錦滝が。なんと滝の周りが凍結しているのです。滝つぼの上にはツララがきれいに並び思いがけない絶景にまたまた写真撮影です。東屋からは今朝の登り口、矢立石まで水平林道を歩きます。陽だまりの道は心地よく名残のカラマツの黄葉と真っ青な空が今日の山行のフィナーレを飾ってくれました。  
駐車場からはおまけに尾白川渓谷も行きましょうと寄ってみましたが日陰にある渓谷はすっかり葉を落としていて早々に退却。長坂駅までお送り頂き解散しました。  
高橋さんすばらしい山へのご案内ありがとうございました。そして地質のお話もたいへん勉強になりました。武田さん車に乗せていただきありがとうございました。

☆コースタイム           
矢立岩(10:20)→ 日向山三角点(11:40)→ 雁が原(11:45~12:25)→            錦滝(13:00~13:15)→ 矢立岩(13:45)

☆費  用        
JR 八王子→小淵沢 2,210円  特急指定券 2,090円              
長坂→八王子  1,890円

高尾・陣馬  石砂山~石老山

平成20年 12月 6日(日)晴れ
メンバー (L)吉田(博)  太田、斉藤、本多、三好、鈴木  計 6人
                        
-吉田(博)-  
藤野駅を予定通りのバスで出発し、やまなみ温泉で市営の100円バスに乗り換えて話をしていたら1つバス停を行き過ぎてしまった。あわてて下りて戻る。バス停が遠くなくてよかった。石砂山の標識を見て民家の間を行く。9月に来た時は、沢沿いでヒルがいるからそんな格好じゃだめだよと民家の人に言われ戻ったが、今日の寒さじゃ大丈夫。このコース今年春先に歩いているが、まったく記憶がない。沢筋でこんなにトラバースが多かったかしら? おまけに結構きつい斜面で、もし滑ったら下まで行くよなーなんて思ってるうちに直下の登りに入る。
登山者3人と犬1匹の出迎えを受ける。今日は予報よりかなり暖かく歩きやすい。15分程休憩して頂上をあとにする。9月に来たかったのは石砂山から牧馬峠に下りて石老山に行きたかったからで、下り口を探すのが目的だった。今回も探したがまたもわからず仕舞い。  
少しきつい斜面を木につかまりながら下り35分ほどで一旦舗装路に出る。10分ほどで学校の横からまた登山道に入る。乾いた幅広の道が続き二股になったところで、尾根通しに進んだが、O氏は巻道とおぼしき方へ行ってみるという。 
上から見ていると巻いた道は上がる気配がなく離れていくようだ。頂上まで800mの祠の前でO氏を待つがなかなか上がってこない。携帯のやりとりで頂上へ向かうことにする。頂上の人声が聞こえたところで、O氏が斜面を上がってきた。携帯が通じる山ってすごい。
石老山の頂上は広く人も大勢。我々も早めの昼食で休憩する。        
記念写真をお願いして分岐まで戻り30分ほどの大明神展望台へ向かう。切り開かれたところが大明神山で、展望台は5分ほど先にある。 眼下に相模湖はじめぐるっと360°の展望。またまた休憩し、ここから30分ほどで山道は終わり住宅街を行くとバス停に着く。
☆コースタイム           
菅井バス停(地図の伏馬田バス停) 8:30 石砂山 9:40~55 篠原(石砂山登山口) 10:30 石老山登山口10:40 祠のあるところ 11:20~30 石老山 11:50~12:20 大明神展望台 12:50~55 箕石橋 13:25 ピクニックランド前バス停 13:45
 
☆費用          
JR   新宿~藤野 950円   相模湖~新宿 950円                 
バス 藤野駅~やまなみ温泉乗換~菅井(地図の伏馬田入口) 220+100=320円           ピクニックランド前~相模湖駅 190円

奥多摩 忘年山行 青梅丘陵

  12月13日(土) 晴れ
参加者 高橋(L)、高柳、大田、堀内、片倉、本多(正)、清水(ふ)、宇野、梅澤、川端、       白井、原田、三好、鈴木、成田、早川、吉田(美)、土方、豊岡、濱田、武田  計21名                                

― 高橋 記 ―  
関西から豊岡、濱田さんの参加を得て、総勢21名で忘年山行を実施しました。  
JR青梅線青梅駅に9時集合のところ、お一人20分遅れて到着、その間を利用して駅前で簡単な自己紹介を行いました。  
青梅線の陸橋を渡り、はじめに永山公園にいたる階段を上ります。
このあたりも紅葉の時期は真っ紅に葉が色づいているはずですが、見ごろは過ぎほとんどが落葉していました。東郷元帥の碑、金比羅神社への階段の脇から青梅丘陵ハイキングコースの道まで登ります。登りきるとそこには幅3メートル以上ある広い道が現れていました。  
幅広い道を矢倉台まで進みます。途中の小ピークは第一から第四までの展望台となっており、そこで小休憩をとりました。みんなは、今日のコースは楽なもので、下山口に早く着くものと思っていたに違いありません。幅広い青梅丘陵ハイキングコースからは、ときどき青梅市街が見渡せました。また、遠くに狭山丘陵の緑が霞んで見えていました。その奥には都心の高層ビル群も見えるはずですが、今日は霞がかかったようで乳灰色の薄 ぼんやりした眺望しかありません。  
矢倉台で休憩をとりました。このあたりが最も紅葉の美しい所と聞きました。矢倉の名はかってこの地にあった辛垣城の火の見櫓から来ていると案内板に書いてありました。矢倉台から先は今までの明るい陽の指す道と違って杉や檜の針葉樹林の暗く狭い登山道に変わります。総勢21名ですから自ずと隊列は長くなってしまいます。二つ目の送電線の鉄塔が現れたとき、目の前が急に開けました。北面が伐採され、ここからは日光男体山はじめ上越国境の山々も眺められるはずですが、前に書いたように今日はあいにくの曇り空で眺望がありませんでした。ここで昼食休憩をとりました。        
昼食休憩の道からはところどころ急坂の道が現れました。辛垣城址に至る道を示す登山口標識はとても小さく見落としやすい感じです。ここは、辛垣城址に登る組と登らず雷電山に直行する組に分かれました。そう時間は開かないはずですが、辛垣城址からの下りの道をリーダーが間違え、登山口に戻ってしまいました。時間を取り戻そうと少し急ぎ足になりました。雷電山には辛垣城址に登らなかった数名が先着していました。ここからは下りの急坂となります。ところどころロープも張ってありました。木の階段の道もありました。それを下りきると目の前が明るくなり車道に出くわしました。ここが今日の終点ですが、忘年会場までの迎えの車がくる所まで車道を下りました。出発時間が遅れた分だけ予定の下山時刻を過ぎていました。
☆コースタイム 
 青梅駅(9:20)→ 矢倉台(11:00)→ 第2送電線鉄塔(11:40)→ 辛垣城址(13:00)  → 雷電山(13:30)→ 下山口(13:50)

☆費用     
JR  新宿→青梅 片道 780円           
忘年会費  5,000円(500円~1,000円の戻しあり)          
なお、忘年会に欠席の大田さんからも忘年会費を徴収させて頂きました。