平成19年山行実施報告

 

秩父 宝登山

1月3日(水)  曇りのち晴れ
参加者 高橋【L】、尾辻、本多(正)、三好、宇野、鈴木、原田      計 7名
                      
-鈴木 記-     
今年の登り初めは、お正月山行にはぴったりな山、宝登山であった。お天気は朝のうち雲が多かったが、青空ものぞくまずまずの山行日和になった。秩父鉄道、野上駅集合。野上駅から長瀞アルプスといわれる尾根道をたどって宝登山に抜けるコースで、アルプスと名前は勇ましいがかわいい里山ハイキングであった。         
宝登山のロウバイも暖冬のせいかもう咲き出しているとのことで、途中の民家の庭のロウバイも黄色の花をつけていた。自動車道を横切り民家の脇を通りぬけ、沢沿いに進み雑木林を登って尾根筋に出た。道は落ち葉の分厚いじゅうたんで、下が凍っていることもなく、サクサクザザザーとかきわけながら気持ち良く歩くことができた。尾根の上から下の町並みが見えるところがあって、あれが安曇野という説明にアルプスミニチュア版でなるほどなあと納得であった。        
途中天狗山を往復。展望のない山で、少し広い山頂らしきところで引き返した。平坦な道を気持ち良く歩き続け氷池への分岐点に到着。それから先の野上峠からも氷池への道が続いていた。氷池は、秩父名物の天然の氷をつくっているところだそうで、今から思うとちょっと寄ってみたかったところである。         
なだらかな尾根道が急にぷっつり終わりと立派な林道があらわれ、杉林の中を宝登山への登り口まで進んだ。登山口の道標から宝登山山頂までは暗い北の斜面で急な階段が続いていた。この日一番の登りだったが、あえぎながら登りきった先は明るい広々とした山頂広場であった。西の斜面にたくさんのロウバイ植えられていて、黄色の蕾を大きくふくらませているもの、満開に近いくらいに咲いているもの、蕾のまだかたいものなどさまざまだが、ほんのりあまいかおりをただよわせていた。山頂のベンチでお昼を済ませ、近くを散策し写真撮影をしてしばしロウバイ観賞を楽しんだ。   
まだ絶対咲いていないと確信して来たのにたくさん咲いていてびっくりだったが、今年初めての花見山行を楽しむことができ大満足であった。宝登山の宝とは金銀財宝ではなく、このロウバイの黄金色のことだったのかもしれない。   
下山は宝登山神社に向かうしっかりした道だったが、ロープウェイを使わずに登ってくる人が結構多いのにはおどろいた。下りついた宝登山神社の境内は、さすがお正月でたくさんの初詣の人でにぎわっていた。我々も今年一年の山行の無事と健康、そしてたくさんの山に登れることを祈ってお参りをし帰路についた。
☆コースタイム     
野上駅(10:00)~登山口(10:15)~天狗山分岐(10:40)~氷池分岐(10:50)~野上峠(11:10)~宝登山(12:00~12:40)~宝登山神社(13:10)~長瀞駅(13:40)
☆費用  東武・秩父鉄道  池袋~野上 片道 1,290円                         長瀞~池袋 片道 1,320円

 

奥秩父 雲取山

1月13日(土)~14日(日)     
参加者 清水(ふ)【L】、八木、片倉、梅沢、三好、鈴木、中出、  計 7名
1月13日(土)  晴れ時々曇り                                  

-片倉 記-    
立川駅での集合、今年初めての挨拶の人もいます。奥多摩駅を降り、バスで鴨沢まで行き、身仕度をして、バス停の横の階段を登り、アスファルトの道を人家の間をぬけて、30分程度登ると林道に合流して左方向に道なりに進みます。左に登山道が有ります。道なりにしばらく緩やか、桧の木に囲まれた登りです。   
細い登り道が凍っているので、皆でアイゼンを付けて登ります。その後、2ヶ所凍っていました。途中、丸に水場と書いた場所が有ります。道は尾根を東側に巻き気味に緩やかに登って行きます。堂所を過ぎると富士山が見えてきます。傾斜が増して急な登りです。七っ石小屋の分岐を右に入り、きつい登り、七っ石小屋の前に出ます。小屋の前は展望も良く一休みします。   
小屋の横を進み、分岐を右に登ると石尾根縦走路が合流、ここを左におれで七っ石神社を通過して、七っ石山頂に出ると展望が大きく開け、雲取山が顔を見せてくれます。   
七っ石山頂から西に下り、唐松林道への道が交差するブナ坂は唐松の原生林です。ブナ坂から奥多摩小屋へは展望は開けて歩きやすい快適な尾根道が続きます。富士山、南アルプスは山が雪で白くクッキリ見えます。   
奥多摩小屋から小さな峰をいくつか巻き、小雲取り山に登ります。再び尾根に出て大菩薩や富士山、飛竜山など見えます。避難小屋から北に行った所が雲取山の頂上です。雲取山は一等三角点の頂上で、頂上は風が強く、展望が開けています。   
雲取山荘へは原生林の中、北側なので雪が多い下山道を、歩いて行きます。そして、夕闇迫る頃、雲取山荘のストーブが私たちをあたたかく、迎えてくれました。部屋の中は寒いですが、こたつが暖かでした。    
その夜、風が冷たく星が輝いていました。

1月14日(日)  晴れ                                 
-清水(ふ) 記-   
午前5時半、目を覚ますともうすでに部屋の電気はついていて、皆もそれに連れて、起きはじめていた。6時に、日本全国の定番朝ごはんを食べ、無料のお湯をテルモスに満たし、部屋に帰ると窓から綺麗な朝焼けを見ることができた。今日の日の出は、6時50分頃。今日も良いお天気だ。   
7時少し過ぎに全員が、アイゼンを着け雲取小屋に別れを告げた。しかし、かなりの寒さだ。マイナス10度ぐらいらしい。足の指が歩いていてもなかなか温まらず、かじかんで痛みを感じている。廃墟となって荒廃している雲取ヒユッテを過ぎ、男坂と書いてある道を行き、しばらく歩くと女坂と合流した。私の嫌いな片側が切れている道をたんたんと歩くと、長沢背稜の分岐を右に見て、白岩山に着いた。   
この辺りは積雪量も多く、石や木の根が出ている夏道に比べるととても歩きやすい。身体も少しづつ燃焼を始めたようで、ポカポカと暖かくなり、寒さは、あまり感じなくなってきている。 白岩小屋の先は、左側の展望がよく、富士山もちょこんと頭をだして、よく見えた。南アルプスも甲斐駒辺りがよく見える。 前白岩山に、少し登り返し、ここからはお清平までは、急な下りとなる。アイスバーンになっているところもあるので、慎重に下ってゆく。   
この辺りは、標識も丁寧につけられていて、休めそうなところには、ところどころ、ベンチが、設置されているので、非常に便利だ。 右側に霧藻ヶ峰に小屋が見えてきた。小屋の主がいたので、いつでも小屋は開いているのと尋ねると、来れる時だけ来ているという答えだった。保健所の営業許可取ってあるよ。とも言っていた。食事も出せるようだ。 小屋のテラスからは浅間山と両神山が、重なって互いを引き出す光景は、なかなかおもしろいので、ついつい長居したくなる場所だ。   
全員で、記念撮影をして、秩父宮様のレリーフを見てから、地蔵峠に下る。妙法ヶ岳(奥の院)の分岐を過ぎると雪も次第に少なくなってきたので、全員がアイゼン、スパッツをはずし、さらに10分ほど下ると三峰駐車場が見えてきた。  
お風呂好きは、神の湯で汗を流し、西部秩父行きのバスに全員が乗り込み、奥秩父に別れを告げた。  
きりっとした冬の寒さは厳しかったが、今シーズン初めての雪の感触を味わいながら、晴天の穏やかな山歩 きを楽しむことができる山旅だった。
☆コースタイム   
1月13日 鴨沢(9:20)→登山道分岐(9:50)→堂所(11:55)→昼食(12:35~12:55)→七つ石小屋(13:24)→ 雲取奥多摩小屋(14:58)→避難小屋(16:10)→雲取山(16:20)→雲取山荘(16:45)
        
1月14日 雲取山荘(7:07)→大ダワ(7:22)→芋の木ドッケ(8:29)→白岩山(9:08)→
お清平(10:30)→ 霧藻ヶ峰(11:00)→妙法ヶ岳分岐(12:11)  →三峰神社(12:35)

☆費用       奥多摩~鴨沢          バス 610円     
三峰神社~西武秩父駅 バス 900円           
立川~奥多摩          電車 620円     
西武秩父~池袋        電車  750円

 

奥武蔵 武 川 岳

 2月4日(日) 晴れ                                                 
参加者 大田【L】、斉藤、高橋、尾辻、鈴木、原田、川端、成田、佐々木  計 9名         

-大田 記-
西武秩父駅に全員が集合し、2台のタクシーに分乗して登山口のある、二子山入り口(西武バス停留所)で下車した。この辺りは山を削って土砂等を切り出しているようで林道の入り口近くの北側の斜面が大きく削り取られていた。大きな林道を約30分も歩いたところでやっと、林道の横に登山道が出てきた。単調な林道歩きが続いたので早速登山道を登り始めたが、いきなりの急登であった。30分弱のアルバイトで尾根に出た。尾根道は南北に繋がっており、北(右)に曲がると二子山に向かっており、約30分程度で登ることができる。我々は武川岳を目指し、南(左)に曲がった。小休止後、少し歩くと焼山であった。   
10年前、ここに来た時には、新しかった道標も、かなり年季を帯び古びて見えるようになっていた。ここから少し下り、また、荒れたヤセ尾根の急登が始まった。途中で我々の反対側から真っ赤な登山ウエアー姿のカッコイイ中年の女性がやって来た。ザックの横には軽アイゼンがぶら下がっており、さっそうとしていた。聞くと妻坂の方から登ったそうで二子山に登って同じ道を引き返すとのことであった。そのすぐ後からくだんの女性のお供と思われる中高年男性が2名あえぎながら登ってきた。   
やがて道はまた下り、鞍部に出た。左側を見ると、我々が途中まで登った林道が、尾根道に並行するように続いていた。ここからまた急登がはじまり、木々につかまりながら高度を上げ登るとなだらかな道に出たので休憩した。やがて蔦岩山を通り過ぎ、ひと頑張りしたところで武川岳の山頂に到着し、食事休憩とした。   
頂上は広く展望が開けていた、南には有間山から蕎麦粒山に繋がる山々、東は伊豆ヶ岳、西は大持山から武甲山、北はギザギザの両神山、その後ろには浅間山の頭も見えた。前回登った時は雪でアイゼンを使ったが今年はまったく雪も無く、暖かな頂上であった。   
昼食後、記念写真を撮って、名郷への下山に取り掛かった。すぐに前武川岳を通るが、景色は見えなかった。ここで山伏峠への道を左に分け、名郷への道を下った。天狗岩のところで男坂と女坂とがあるが、前にも下ったので大丈夫と思い男坂を下った、天狗岩の正面を突破して下りるつもりであったが、少し、右側に寄り過ぎたらしく、岩は抜けたのに尾根筋から西に外れてしまった。仕方なく岩ノ下の急斜面を東側にトラバースすることになってしまった。本道に戻ってからは、順調に下山し、15時過ぎには無事に名郷のバス停に到着した。バスの到着時間にも恵まれ、殆ど待たずして、バスに乗れ、全員座ることができた。       

☆コースタイム     
西武秩父駅(9:20)<タクシー> 二子山入口(9:40~50)~登山道入口(10:15)~           二又(10:40~45)~焼山(11:00~11:05)~蔦岩山付近(11:45~11:55)~           蔦岩山(11:57)~武川岳(12:18~55)~前武川岳(13:10)~天狗岩取り付き点           (14:00)~女坂合流点(14:20)~名郷バス停(15:10)

☆費用     
タクシー代( 西武秩父~二子山入口)1台3,460円    
バス代  (名郷~飯能)            790円


 

中央線 高川山

2月12日(月)  晴れ 
参加者 清水(ふ)【L】、村上、本多(正)、中村、小野、宇野、梅沢、川端、三好、吉田(美)   計 10名
                                                             -清水(ふ) 記-         
高尾発8時20分の甲府行きに乗り込み、大月で下車。身支度を整えて、顔あわせをして、駅の南を走っている国道20号線を西方面に向かう。大月橋を渡り、市民病院の交差点で、右に回り病院の裏から2つ目のむすび山の標識のあるところを矢印どうりに行くと、民家の脇のむすびへの登り口にたどり着く。10分ほど登って体ポカポカしてきた頃、むすび山の頂上のベンチが見えくる。目の前に、白い雪を被った思ったより大きい富士山に出会うと、高川山では、どんな富士山に会えるのかさらなる楽しみがわいてくる。   
最初のうちは穏やかに登ったり下ったりの尾根道が続くが、中央高速の花咲トンネルの上を通過する辺りは、登りがかなりきつくなってくる。摑まる木もないので一歩一歩滑らないように確実に登ってゆく。少し下ると、小さいお宮のある天神峠に着く。直進方向に大きい高川山が見えてくるが、標高はまだ580メートルなので、まだ400メートルは登らなければならない。かなりきつい登りが続き、息を切らせたころ右に雨乞い池の可愛い標識を横目で見て、さらに登りつめてゆく。岩の多い道になり、ロープの張ってあるところを越えると、ちょっとした休憩場所があり、時間的にも12時半近かったので、ここで、昼食をとも考えたが、展望がないので皆の同意を得て、もう少しがんばって頂上で、ゆっくり展望を眺めながら昼食にしようということになった。   

人声が、耳に入るようになり、田野倉、禾生の分岐から10分かからずに頂上に着いた。期待していたように堂々とした富士山や、三つ峠、滝子山、北西方向には甲斐駒や、間ノ岳もよく見えた。お湯を沸かして、コーヒーを飲みながらゆっくり展望を楽しんだ。もちろん、高川山の有名犬のビッキーにも会えた。         
昼食の後、集合写真を撮ってから、初狩方面に下山した。途中の分岐で、女坂を選び、さらにその先の分岐で、沢コースの一番安全と書いてあった卵石コースを選択して下るとほどなく沢が見えて来て、あっけなく林道に出た。卵石と思える物には特に会うことはなかった。中央線の線路下をくぐり抜けて左折すると、初狩駅が見えてきた。      
大月行きの電車に乗り込み解散となった。 冬の展望の良い日に登ることができて、高川山の好さを満喫できる山旅となった。

 
☆コースタイム       
大月駅(9:07)~むすび山登山口(9:35)~むすび山(9:46)~天神峠(10:50~10:54)~田野倉、禾生分岐(12:30~12:40)~高川山(12:55~13:38)~男坂、女坂分岐(13:55)~沢コース分岐(14:05)~初狩(14:25)

☆費用      
高尾からの往復電車代 1,310円

 

桐生 鳴神山

2月17(土)  晴れ                                                    
 参加者 高柳【L】、 大田、佐々木   計 3名
       
-高柳 記-
新桐生駅から30分ほどタクシーに乗り、山間の細い舗装道路をゆるゆると登ると標高400メートルの登山口に着く。9時55分に身支度をして出発する。樹徳高校大滝山荘の前を通り道なりに行くと、左手の沢を挟んで対岸にも登山道らしきものが有るのに気がつくが先へ行って合流している。         
正面に小さな滝が見えてくるがこれが大滝と云われる滝で落差は4メートルぐらいで端正な姿である。ここを過ぎると道は沢沿いになりやがて水音も消え、沢を詰めることになる。途中からは旧林道と思しき簡易舗装の幅1メートルの道をいくが、また山道になり踏み跡を見付けながら急登すると尾根に出る。尾根を右にいくと鳴神山山頂で11時25分に着いた。このコースにはハイキングコースと書かれた看板があるが、 かなりの登りである。
  
頂上には先客が2人いた。山頂からの展望は時間的にも霞んでいるが日光男体山、白根、皇海山そして谷川連峰も見えていた。昼食をすませ11時55分に縦走路に入る。   
金沢峠までのピークや地点の名称は案内書により異なっている。鳴神山頂から順次に記すと850m峰は三峰山又は湯花沢の頭、812m峰は花台沢の頭又は高畑山、697m峰は高畑山又は三峰山となる。各地点に標識はあるがその地点の名称は最後の三峰山にしかなく、あとは登山者が書いたらしい白ペンキや墨で書かれた名称 が残っている。思うに呼び方が色々あるので標識には明示しにくかったのかもしれない。   
金沢峠までの道は尾根通しであるが、季節柄落ち葉が道を覆っていて判然としない箇所があり気が抜けない。それでも好天に恵まれ話も弾み、注意が散漫になるのを戒めながら楽しく歩き金沢峠に13時45分に着いた。ここだけはしっかりとした標識がありほっとする。   
金沢峠から20分も下ると金沢集落に出て、いきなり舗装された自動車道になった。舗装された道を歩くのは嫌なので、金沢峠から呼んだタクシー会社に再度電話をして、観音橋バス停から上がって来てもらおうかと、思案しながら歩いていたら呼んだタクシーが上がって来てくれた。話しによると金沢集落の登山口までと云えば来てくれるとのこと。車はそのまま新桐生駅へ向かい、14時50分駅に着いた。

☆ コースタイム     
新桐生駅(9:17~9:20)~樹徳登山口(9:50)~大滝(10:00)~尾根(11:20)~鳴神山頂  (11:25~11:55)~812m峰(12:50)~三峰山(13:15~13:20)~金沢峠
(13:50~13:55)~金沢集落 (14:25~タクシー)~新桐生駅(14:45)

☆ 費用  
タクシー      新桐生駅 ~ 鳴神山登山口 1台3,700円       
金沢集落 ~ 新桐生駅 1台 3,300円

 

中央線 阿夫利山

 2月25日(月)  晴れ
 参加者 原田【L】、広瀬、堀内、高橋、八木、本多(正)、中村、吉田、鈴木、宇野、梅澤、
三好、成田   計 13名
                                                                                                       -原田 記-    
金波美トンネルに着くと、登山口を示す標識が。2年前は何もなく、細い踏み後を探したものだが。阿夫利山もメジャー化と思ったら、そこから10分ほど上がった峠には同じタイプの標識があったものの、その後一切なく、相変わらずのマイナーぶり。         
快適な尾根道をピーク2つ越えて着いた729mの阿夫山山頂は狭い。木々越しに南面は鳥井立から東の道志の眺め、大室山、丹沢の山々が見られ、少し先では北面に奥多摩、雲取山まで見られる風もない登山日和だ。山頂の下りは木頼みの急斜面、あまりの急さにもう1つのルートに回ってもらうとこちらは落ち葉の急斜面の狭いトラバースが(木が疎らですべると・・)難儀で、大勢のため時間のかかること。   
広い井戸沢の頭で昼食後北へ。次のピークの下りが先ほどではないが急で長い。この山は特に北面の等高線が混み、狭い尾根もあり、そこが面白さであるのだが。573mのピークの一つ先で真北に行くところ、確認不足で北東の植林帯の荒れた下りにミスリード。しばらくして左に本来行くべき尾根が見えたが、大人数が四苦八苦して下りているので、登り直す気はなく、そのまま尾根末端から林道へ合流し、福寿草の咲く富岡部落を抜けて、バス停へ。(祠コース、楽しみにされていた方、失礼しました。機会がありましたら、又)

 
 
 
☆コースタイム      
神野(9:00)~トンネルの登山口(10:06~10:13)~金波美峠(10:25~10:33)
718ピーク(11:00)~ 阿夫利山(11:40)~井戸沢の頭(12:33~13:07)~573ピーク(13:33)~林道(14:22)~富岡入り口バス停(14:40)

☆費用     
高尾からの往復電車代 640円       
バス 往路 590円  復路 410円

 

高尾 小下沢林道

3月31日(土) 曇り    
参加者 吉田(博)【L】、太田 小野 村上 斉藤 中村 高橋 清水(裕) 宇野                                三好 成田 早川 佐々木    計 13名
                                 
-吉田(博) 記-        
集合の高尾駅バス停は、数分ごとに入ってくるバスが登山者を運んでいくが、次々に駅からはき出される登山者で列の長さは変わらない。 大下バス停で降りる予定だったが、コチャメルソウが咲いているという情報に1つ手前の日影で下車。日影沢入り口付近を散策し、高さ20cm位で花がチャルメラに似ているからその名がついたという、ウーパールーパーみたいなコチャメルソウに対面して木下沢林道に向かった。春の花が目を楽しませてくれ、あちこちで観察や写真を撮ったりして足が止まる。葉の色が茶色っぽい高尾スミレもあった。  
今日は近場の林道歩きということで、時間を気にしなくていいのが助かる。 40分も歩くと野営場で広場になっており、左に川を渡って尾根に取付くと影信山、右に登ると北高尾山稜の尾根に乗る。 ここから先も1時間ばかり林道歩きになるので、物足りない方は北高尾経由で関場峠で合流しませんか?と言ったところ10:3で、太田さんをリーダーに嬉々として斜面を上がっていった。 残った3人は、またぶらぶらと散策しながら進むが、スミレとネコノメソウくらいで、お花はぐっと少なくなった。近況報告や山の話をしているうちに、北高尾山稜の尾根が目の前に下りてきて、林道終点に到着。1分も上がれば関場峠に着く。  
地図の時間では野営場から関場峠まで北高尾経由で2時間。3人でゆっくり昼食を取り、コーヒーを何杯か飲んだあと呼んでみる。3回目でようやく返事がきた。皆、汗をかいて意気揚々としている。峠から少しあがったところで昼食。  曇ったままの空の下、山はいっぱい見えているが特定するのが難しい。  
堂所山までわずかに登り、最近つけたらしい標識の前で記念写真をとる。あとは底沢峠まで下りて高尾~陣馬の縦走路に入り明王峠へ。明王峠からは最初だけ階段であとは山道だったのに、階段がすごく増えてしまい、練習にちょうどいい岩がちの斜面がなくなってしまった。相模湖の見えるところで休憩し、そこから10分も下ると与瀬神社だ。無事下山のお礼をして相模湖駅に向かった。



☆コースタイム      
JR中央線高尾駅(9:12)~バス10分~ 日影沢バス停 (9:25)~日影沢付近散策→     木下沢林道起点(9:50)~ 野営場跡(10:35/10:50)~ 木下沢林道終点(12:10)~
関場峠(12:12/12:55北高尾組到着)~ 昼食(13:05/13:25)~ 堂所山(13:50/14:00)~底沢峠(14:15)~ 明王峠(14:25/14:35)~ 茶屋跡(15:05/15:10)~ 相模湖展望地(15:40/15:50) ~ 与瀬神社(16:00)~
JR中央線相模湖駅(16:15)

☆費用    
JR 新宿~高尾 540円  相模湖~新宿 950円         
バス 高尾~日影 220 

 

 鈴鹿  御池岳・藤原岳

 4月7日(土)~8日 (日)    
参加者 清水(ふ)(L)、片倉、吉田(博)、宇野、三好、佐々木 鈴木(陽)(藤原岳のみ)   計7名
     
4月7日(土) 曇りのち雨                              
-宇野 記-         
昨夜東京駅八重洲南口高速バス乗り場に集合した6人の乙女たちは(会のホームページの連絡帳での高橋さんのお言葉)レディースドリームなごや1号に乗り込んだ。久しぶりの夜行バスだが、荷物をデポ出来ないので、お泊りグッズは何も持ってこなかったから、スリッパがサービスでついていたので履き替えた。女性だけの専用車で、前の席との間隔がゆったりしているので快適であった。バスは夜中近くに出発して翌朝6時過ぎに名古屋に着いた。近鉄名古屋線、三枝鉄道三枝線と乗り継いで西藤原駅に8時半ごろ着き、タクシーで御池岳登山口のある鞍掛峠駐車場へ向かった。
駐車場から歩き始め、鞍掛峠を通って1時間半以上かけて鈴北岳へ着いた。登山道はざれていて滑りやすく歩きにくい。あいにく天気も芳しくなく、途中から小雨が降ってきたので雨具の上を着て備えた。夜行バスの疲れとあいまって私はばて気味であったが、鈴北岳山頂からはすぐ北に霊前山、伊吹山、遠くには白山、御嶽山、北アルプス、八ヶ岳、中央アルプス、南アルプスと一望できていい気分であった。鈴北岳から御池岳へは真の池、日本庭園を通って行くなだらかな道で散策気分で歩くことが出来た。鈴北岳から御池岳の道のりは約1時間であった。
御池岳(1247m)の頂上の展望はあまりよくなく、この山は花の種類も少なかったが、フクジュソウとそのそばにはネコノメクサがよく咲いていた。はるばる来ても花が全然咲いてない山もあることを思えばよしとするかと思った。
下山は白船峠登山口まで下り、タクシーに迎えに来てもらい、今夜の宿の藤原館に3時ごろ着いた。まずどろどろに汚れた靴やスパッツなどを洗って干した。夕方には明日の藤原岳に参加する鈴木さんも到着して、7人揃って賑やかに夕餉の膳を囲んだ。 
食事の内容もこの料金では申し訳ないような 豪華さである。お風呂も沸かし湯だが、たっぷりの湯量で気持ちがよかった。一同明日に備えて早々と床に就いた。
4月8日(日) 晴れ                           
-清水(ふ)記-
朝5時起床、6時に朝食をとり、6時半に宿のバスに乗り込み、コグルミ谷まで送って貰う。予定では、木和田尾登り口より藤原岳を目指す予定であったが、尾根まで2時間30分の登りは、きつそうだと思ったので、標高500メートル以上あるコグルミ谷の登山口からだと1時間程度で、尾根に取り付くことができ、地図上に「春、花の多い通りやすいよい道」と記載がある、白船峠への道を歩くことができるので、この道への変更を皆に了解してもらい、変更することになった。  
昨日下りてきた、コグルミ谷は、谷が崩れているところが何箇所かあり、あまり良い登山道ではないが、ネコノメソウや、シロハナネコノメソウなどの小さい花があり、急登の苦しさを、慰めてくれる。長命水を過ぎると尾根道となり、昨日登った御池岳と白船峠への道の分岐に着いた。さらに登ってゆくと、気持ちのよい尾根道の両脇には、イワウチワの群落が続いていて、あと2~3週間先には素晴らしい春の花の道となるだろうことを思うと、4月下旬にもう一度来たいという思いが湧いた。白船峠を過ぎると大きな送電線の塔のある広い場所に着いた。さらに登りつめて行くと、カルスト地形らしい場所に出て、 白い石に苔が付いているところの間に黄色い、福寿草があちらこちらに咲いていた。石と苔と黄色い花のコントラストが、素晴らしく、藤原岳の福寿草の良さは脇役があってこそのものだと感じた。そして、朝の光を浴びて、昨日より大きく花開いた福寿草の様子は、何回でもカメラに収めたい気持ちをおこさせた。やがて、藤原岳が、目の前に迫ってきた。少し下ったところに、藤原山荘があり、ここで昼食を食べた。藤原岳には、ここから20分もかからず、あっけなくピークに着いた。霊仙山や、御在所岳などを眺めることができた。
下りは、アマナやキクザキイチゲなどの小さい花を探し始めると、思いのほか多く咲いていて、楽しかった。藤原山荘からの下りにも、福寿草は、多くあり、こちらの登山道には、多くの人たちが登ってきていて、この山の人気の高さを感じた。分岐からは、西藤原の駅の近くに降りることができる大貝戸道を選び下山した。聖宝寺道に比べると面白みが無いと言われている道であったが、整っていて歩きやすく、スミレや小さい花たちは多くありいがい良い道だった。西藤原の駅からの三枝鉄道の沿線は、桜の花が満開で、花の山旅にふさわしいフィナーレとなった。

☆ コースタイム  
4月7日  鞍掛峠(9:28)→鈴北岳(10:50)→鈴ヶ岳下の福寿草群落地
(11:05~11:14)→ 御池岳(12:28~13:00)→白船峠分岐(13:47)→
コグルミ谷登山口(14:55)  

4月8日     コグルミ谷登山口(6:54)→長命水(7:42)→白船峠分岐(8:25)→白船峠(9:19)→ 藤原山荘(11:07~11:30)→藤原岳(11:53~12:00)→藤原山荘          (12:26~12:31)→8合目(13:15)→5合目(13:55)→2合目(14:26)→ 登山口(14:47)

☆費用       
ドリーム&ひかり(高速バスと帰りの新幹線代) 14880円             
近鉄名古屋~西藤原 電車代 1040円×2       
タクシー代 西藤原~鞍掛峠 3530円(1台)    
コグルミ谷登山口~藤原館 3800円(1台)    
宿代 6825円


 

道志  鹿留山 

 4月14日(土) 晴れ
参加者 八木(L)、小野、中村、高橋、宇野、梅澤、竹中(体験山行)     計7名
                           
-八木 記-        
谷村町駅前を出発したタクシーは国道から鹿留入口交差点で鹿留林道に向かった。鹿留オートキャンプ場の地続きの鹿留釣り場を車窓の左側に見た頃に、御正体神社の赤い山門の前に着く。地形図の破線路はもう少し先の林道から山に向かっているが、ここはガイドブックの通りに御正体神社の山門をくぐって破線路を辿る。
石段の上が神社であり、左右を見回しても草木が生い茂っているだけであるが、左側を真横に進めば木の間から広い道を覗くことができる。草地の道は送電線の巡視路につながり、当分の間この道を歩く。潅木の若芽が風にゆらいで淡い緑を日にはじかせ、足元にはタチツボスミレ、ヒトリシズカが咲き、歩く先々で春が胎動していた。
涸れた沢を左に一度、その先で右に一度渡った所で山道に入る。プラスチックの階段を踏み、やがて送電線の分岐に出合う。この場所に鉄塔番号が記され、左右どの方向に進んでも鹿留山の手前で合わさる。右側に向かい、ヒノキ林の中のプラスチックの階段にしたがうままジクザクに登っていく。山腹で道が二手に分かれ、鉄塔に向かっている右側の道に進んだ。鉄塔の基部で展望が広がり、後方にどっしりした御正体山、前方の滝子山はすぐ分かったが、雁ヶ腹摺山も見えていたそうだ。鉄塔から先は、あくまでも尾根筋を選んで歩く。右側が雑木林になり、木々越しにまず目に付く山は三ツ峠山だ。長泉院から端を発している尾根も連れあうように伸び、最高点の倉見山もピークを気取っているとしか思えないほど下の方に見える。
間もなく右側にはっきりした道が分かれ、ガイドブックでもなければ躊躇してしまうところであるが、ここは一見草木のぼさぼさしている尾根に向かう。潅木の枝に切り刈られた跡が残り、むっとするほど葉の茂る頃は、この間はヤブに一変するところだ。ひたすら尾根筋を追って歩き、木の幹にピーンと張ってあるワイヤーに赤いテープが巻いてあるのを見てその下をくぐり、さらに急登をしのいだら大岩の前に出る。  
大岩を右にして左斜面から這い登るようにして尾根上に戻り、平坦地を一、二度介するものの、ほぼ登りずくめの急登である。枯葉が地上を擁して道形などつかめないが、明瞭な尾根に引き入れられるままに歩く。南アルプスが見える頃にはあらかた標高を稼ぎ終え、すぐ先のピーク(1500m地点)で昼食にした。前方の木々越しに富士山がのっそり現していたことにびっくりし、輝いている雪のまぶしさが目を突いた。
 左側に向かい、ブナの茂る明るい尾根を歩いて急なコブを二つ三つ越えたら鹿留山に着く。ひとつ目のコブで243号の鉄塔の立つ尾根に合わさっていたが、すっきりした道が下方に伸びていた。鹿留山と記すものは木の幹に付けてある小さな山名標だけである。周囲の山から見る颯爽とした山容におよそ似つかわしくない、木立の囲まれた静かな山頂である。ここから杓子山まで小さなコブを幾つか越えて着く。この間の道中にも富士山が眺められたが、山頂ではまた別の感慨が起こるというものだ。地の辺りから左右に均整をたもったまま広大な裾野を山頂までひとおもいに青空に伸ばして天空を圧するのは圧巻である。
富士山に釘付けになったまま30分も杓子山にとどまり、やおら下山に気持ちを切り替えた。富士山の正面に当たる急坂を下り、やがてハングライダーの飛び立つ地点の先で道を二手に分けている場所が大榷首峠(おおざすとうげ)である。不動湯に向かって右側に進み、その道はすぐ林道に変わる。      
後はゆるゆると林道を下り、不動湯で家路に急ぐべきタクシーの到着を待った。      

☆ コースタイム      
御正体神社 9:10  No242号鉄塔とNo243号鉄塔の分岐  9:45~9:50        No242号鉄塔 10:05~10:10 大岩 11:10 (昼食)12:00~12:30            鹿留山 13:00~13:20 杓子山 14:00~14:30 大榷首峠 14:50~14:55 
不動湯 15:45 

☆ 費用        
タクシー代  谷村町駅 ~ 御正体神社  2,810円×2台            
不動湯 ~  下吉田駅   1,900円×2台      一人  1,350円

 

前日光  薬師岳~夕日岳~地蔵岳

 5月12日(土) 晴れ
参加者 魚津(L)、広瀬、中村、吉田(博)、成田、土方     計6名       
                              
-魚津 記-    
天気予報通りの快晴、絶好の登山日和である。前日、タクシー会社に電話したところ「細尾峠への道は林道で、雨などによる落石があれば途中までにしか行けないだろう」との話であった。途中から歩くことや、他の日光地方の山への変更案などを考えて出かけた。東武日光駅で待っていたタクシーの運転手から峠まではOKと聞き、一安心である。タクシー2台に3人づつ乗った。車は日足トンネルを通り、地蔵坂から峠に向かった。道路には折れた枝が散乱していたが、支障なく峠に到着した。        
峠には車が20台位駐車しており、人気の登山コースのようである。準備体操の後、道標にしたがって登り始めた。狭い尾根についた登山道である。白い花やピンク色の花が咲いている木々が見える。 ピンクの花はアカヤシオである。薬師岳の南の肩から左に曲がり薬師岳頂上に到着した。男体山が間近に見えた。真っ白い日光白根山も見える。山頂から肩に戻り尾根を南にむかった。途中の展望の 良いピークで昼食にした。
日光の山々がきれいである。更に歩いて三つ目に到着、そして夕日岳に到着した。アカヤシオの花に囲まれ、展望も良い。アカヤシオの写真を撮り三つ目に戻り、地蔵岳に向かった。地蔵岳では石祠に安置された地蔵尊が迎えてくれた。
地蔵岳からはジクザクの長い下りが続く。登山道の崩れた箇所を注意深く通り、ハガタテ平に到着した。ここからは林の中の下りである。道は沢沿いになりいくつかの沢を渡る。沢山のニリンソウが咲いている。ヒトリシズカの花も見える。登山道は段々と広くなり林道になった。スミレの花が沢山咲いている。林道のゲートを通り古峰高原からの舗装道路に出た。古峯神社の庭園のツツジは満開で美しい。古峯神社の石製の天狗を見てからバスに乗った。
☆コースタイム     
細尾峠(9:50~10:00)薬師岳(10:46~11:00)昼食(11:56~12:30)三つ目
(12:49~12:51)夕日岳(13:10~13:20)地蔵岳(14:0~14:20)ハガタテ平
(14:41~14:50)古峯神社(16:40~17:15バス)

☆費用     
タクシー   東武日光駅~細尾峠 5、300円/一台   
バス    古峯神社~新鹿沼駅 400円


登山中ピンク色の花がアカヤシオかミツバツツジかで議論があった。週間朝日百科「植物の世界」によると下図のようである。
      名称

 アカヤシオ

 ミツバツツジ

 シロヤシオ

  別名

 ゴヨウツツジ 又はアカギツツジ

 イモウエツツジ又はオマキツツジ

 ゴヨウツツジ  又はマツハダ

  種類

レンゲツツジ亜属

ツツジ亜属

レンゲツツジ亜属

 葉

枝先に五枚の葉が輪生

枝先に三枚の葉が輪生

枝先に五枚の葉が輪生

             花

淡紅紫色 一個の花芽から 1個の花が咲く

 濃い紅紫色 1個の花芽から2~3個の花が咲く

 白色 1個の混芽から1~2個の花が咲く

 花と葉

葉が出る前に花が咲く

葉が出る前に花が咲く

葉が出るとほぼ同時に花が咲く

 備考

赤城山や日光地方に多い。福島県以西、滋賀県や三重県までの太平洋側に分布

関東地方西部から滋賀県東部に分布

岩手県以南の太平洋側と四国に文布

*シロヤシオとアカヤシオと名が対になっているので、ヤシオツツジにシロとアカの2種類があるように誤解されやすいが、全く別の種類である。
*シロヤシオの肌が松に似ているのでマツハダともいわれている。

 

 南会津  七ガ岳・二岐山

 5月26日(土)~27日(日)
  参加者 八木(L)、小野、斉藤、中村、高橋、片倉(七ガ岳のみ)、
吉田(博)清水ふ(七ガ岳のみ)、宇野、 梅澤(七ガ岳のみ)、
原田、三好、大貫、土方、佐々木 計15名
                      
七ガ岳 5月26日(土) 晴れ                          
-八木 記-   
下山をどのコースに取るか、結論の出せぬまま右側の林道に向かった。羽塩登山口の向かい側に車数台止められる場所があるが、今日は我々の車だけである。雑木林の中の林道はデコボコの路面状態であり、車は走行していないようだ。いつしか道は狭まり登山道らしくなってきた。木の幹に七ガ岳の標示が見え、見事なシラカバ林が広がっていた間は考え事をしてしまい、気付いた頃には沢に差し掛かってしまった。  
ガイドブックによると、南会津山域では随一の規模を誇るシラカバ林とのことだ。沢を二、三度渡り返して、しばらく右側の縁を歩き、その後は沢の中のゴロゴロした石の上を歩く。間もなく沢水のはじける音に変化を察し、視線を上流に向ければナメ沢の先端がみられるはずだ。この場所から平滑沢が始まり、ナメ沢に靴底を落として数百メートルも上流に向かう。
登山靴では心もとないのは三年前に歩いた経験からであり、今日はめいめいが思い思いの支度を凝らし、沢歩き用の靴に履き替えるもの、あるいは靴下を登山靴にかぶせるかして、ナメ沢を神妙に渡った。
新緑の葉が頭上を覆うほど茂り、雲間から洩れる日差しが木立の葉をすり抜けて沢の水面を明るく照らしていた。ナメ沢が段差になっている場面では、ぬかるんでいる沢の端にいったん寄り、木の枝などを掴んで身体をナメ沢の上段に持ち上げた。ナメ沢の先もしばらく沢の遡行が続き、水流の細くなった適当な平場に腰を降ろして昼食にした。
虫の大群が顔面にまとわり付いて腹立たしく、掻きこむようにして食事を終えたら、ほうぼうの体になってその場を立ち去った。五分後には沢から離れて左側のブナの茂っている雑木林の中に入った。雑木林の中は急登であるが、たかだか一時間ほどの登りだ。頭上の開ける場所で樹林を上から見下ろして大輪の白い花が方々に目に映り、タムシバの多いことに気付く。道々の赤みの濃いピンクの花はアカヤシオのように見えたが、葉が茂っているので別の種類であろう。
大岩の回廊もどきをすり抜け、続けざまに二本のロープに伝わって頭上の大岩を越え、さらに上に向かってもう一本のロープで強風の吹く稜線に出た。稜線にケルンが積んであり、その間を縫って山頂に二、三分ほどで着く。前方に七つのコブを連ねて歩く、登山道の一部をくっきり尾根上に現していたが、はっきり見渡せるのはせいぜいその範囲であり、遠くの山はどこもかしこもぼんやりしていた。
下山路に平滑沢を下ることをあっさり諦め、取あえず高杖スキー場に向かう。先の分岐で地形図の破線路から丸山を経て尾根伝いに羽塩登山口に直接下れそうだが、ガイドブックには廃道と記してある。丸山の位置は視線に定まっていたが、折悪しく、はっきりした登山道は尾根をはずして高杖スキー場に向かっているようだ。尾根をはずした時点で疑念を抱いたが、尾根伝いに道の形骸さえも見当たらず、無理して進んでもヤブ漕ぎに終始するだけである。すなおに高杖スキー場に向かって下り、会津アストリアホテルで車の止めてある羽塩登山口に向かうべくタクシーを呼んだ。

☆コースタイム      
登山口 10:55 平滑沢取付点 11:25~11:40(昼食 12:30~12:50)
沢から離れる 12:55 七ガ岳14:05~14:30 会津アストリアホテル 16:10

☆ 費 用   
タクシー代  会津高原駅~羽塩登山口 一台 約7000円     
会津アストリアホテル~会津高原駅~羽塩登山口 一台 約8000円               以上15名で負担

二岐山 5月27日(日) 晴れ                        
-八木 記-   
今日は宿泊先の車で女岳の登り口に当たる岩山分岐点に送ってもらう手筈である。林道歩きを一時間短縮することができ、四時間弱の行動になる。
二岐明神の鳥居をくぐり、ブナ、ミズナラなどの雑木林に点々とアカマツの混じる、静まりかえった樹林の中を歩く。緩やかな登りだった一本道も20分後にロープ一本現れたら、一転して急登になる。さらに7、8分後にもう一本のロープが見られ、そこから先は女岳の手前までロープの連続といっていい。この急坂は標識に女岳坂との標示があったように思うが、別名地獄坂とも言い、女岳まで820mと記してあった。標高を稼ぐにはあつらえむきであり、腰を据えて青葉に酔いながら歩幅を一定にしてゆっくり登ることを気にかけた。
樹林を分けた、奥に向かっている登山道の先に陽の光が差してそこだけが明るくなり、その照らされた光の束が一瞬のうちに目の前にせまって頭上を駆け去っていった。今日も風が木々の枝をしなわせて吹き、空の雲はせわしなく走っているらしい。
急坂の途中で背後に展望が広がったが、白っぽい空に、近くの山でさえおぼろげだった。唯一、色どりを与えて山上を飾る花がタムシバであり、それらの白い花が目に付く頃には頂点の一角に達し、さらに100mほど進んで半径1mほどの残雪を踏んでから、女岳に立った。周りに潅木が茂って展望に欠けるが、男岳だけは上の部分をのっそり出している。鞍部に降り立った場所に笹平という名称があり、ここから男岳の登り返しは20分ほどである。赤い蕾を付けているシャクナゲが登山道の両脇に広がったら、山名標の立つ山頂はじきである。進んだ先の前方の山が小白森山であり、その奥の大白森山、さらに右奥の那須連山の三本槍岳、旭岳などは、それとはなしに見えていた。まともに眺められた山は栃木県方面だけであり、他は霞んで山容のありさまが分からなかった。背後の女岳を挟むような格好で、相対してぼんやり見えている山は小野岳、大戸岳であろう。潅木の陰に身を潜めて強風を避け、いつということもなく山頂に腰をすえたのは、広がっていたはずの360度の展望を前にして、むざむざと去りがたかったからである。
思い立つようにして山頂を後にし、当面は直線状に急坂を下る。その後道はジクザクを経て山腹を緩やかに巻き、平坦地に飛び出す。深い樹林に入るまで平らな道がずっと続き、この台地がブナ平である。記すまでもなく、1970年頃からブナの大伐採が行われ、今でも湿地に機械油が染み出ているのは、その爪あとである。   
ブックによると、立ち枯れたブナがその経緯を語っているそうであり、美しい若葉に気を取られたばかりでもないが、この明るい場所からその惨状は伝わってこなかった。全容を現している男岳にしばし眺め入った後、ブナ平の標識を見てアスナロ、ヒノキ、ブナの大樹の茂る鬱々した樹林の中に入る。暗い樹林の中に頻々に赤いペンキ、紐が目に付いて念入りであるが、下る場合、思わぬ方向に道をはずしかねないので、なくてはならない目印だ。
道標に八丁坂という文字が見えたら、林道に出るまで、もうひと息である。林道に出た場所でしばらく休憩にし、その間に腹ごしらえをするもの、あるいは生活の糧を求めに、ふたたび山に入って山菜を摘むもの、と様々に時間を過ごしてから二岐温泉に向かった。

☆コースタイム       
岩山分岐点8:10 女岳9:55~10:10  男岳10:35~10:55 ブナ平
11:25~11:40 アスナロ坂11:55 二岐山登山口12:20~12:45 
二岐温泉 13:30

☆費用      
車両代  仏子駅・東飯能駅出発  約4000円      
電車組   約 500円

 

御坂山塊  大沢山

 6月3日(日) 晴れ      
参加者 原田(L)、大田、広瀬、斉藤、中村、高橋、吉田(博)、梅沢、白井、鈴木、
竹中(新人)、池田(新人)   計12名
                                  
-原田 記―          
笹子8時59分のバスをキャッチし追分まで3分、これで30分の国道歩きをカット。数分先の奥村稲荷神社脇から大沢山への尾根が上がっている。はっきりした程々の登り坂の道は新緑が覆い展望がなく、足元にチゴユリがチラホラ。今日は緑の行進?と思いきや、終わってみれば花三昧の山行となった。咲き残りのオトコヨウゾメの後、ギンリョウソウ、オレンジも眩しいヤマツツジ。さらにギンラン、ササバギンラン、ユキザサ等。きつい一登りで大沢山頂へ。ち
ょっと雲の掛かった富士山と散ったミツバツツジのお出迎え。思い思いの30分の昼食後グッと下り、ベニバナヒメイワカガミ群生跡地へ。皆様わずかな咲き残りを見つけては「綺麗!」 盛りは5月20日位、是非来年リベンジを。ボッコの頭へのゆるやかなブナ林はこれだけで来た価値があると思わせる素晴らしいプロムナードというのに、今回はなんと大中2花のヤマシャクヤクが!私もこんなに状態の良いのは見た記憶がない。
ここから方向を西から北へ変える。今までとは違い道は細く藪風味満載、林床のマイヅルソウを踏みながら。クサタチバナの群生、アカバナツクバネウツギ、トリガタハンショウヅル等など花見に忙しい。西に南アが見えるはずだか、今日は雲で残念。
峠から落ち葉の危うい斜面を何度もトラバース、植林をジグザグに下り、狩屋野川の堰堤へ。ミツバウツギ、マルバウツギの林道を道なりで、新田下15時46分発のバス6分で笹子着。これで、50分の国道歩きをカット。雲で日差しが優しく、木々越しの風も心地よい一日、バス利用で歩程5時間強とコンパクトにまとまった。山で出会った人0、我ら以外のバス客行き帰り共0であった。
 
 
☆コースタイム      
奥村稲荷神社(9:15)-鉄塔(9:25)-(10:05)大鉄塔(10:12)-伐採地(11:00)-(11:40)大沢山(12:10)-(13:00)ボッコ の頭(13:15)-(14:05)摺針峠(14:12)-堰堤(14:40)-(15:29)新田下バス停

☆費用         
バス代 笹子駅前→追分 150円       
新田下→笹子駅前210円

 

会津  小野岳・大戸岳

  
6月9日(土)~10(日)     
参加者 高柳(L)、広瀬、中村、高橋、吉田(博)、清水(ふ)、原田、三好、佐々木 計9名
         
6月9日(土)小野岳 小雨のち曇り                                         -高柳 記-         
参加者9名を載せたジャンボタクシーは湯野上温泉駅を出ると急勾配な山道を登り、やがて小
野観音前の登山口に着いた。曇天からは霧雨が舞っていた。
小野観音を参り、登山道に入るとしばらくは平坦な道を行くがやがて急登になる。登りきると山頂までは緩やかな登りが続く、周囲は雨に煙っていて展望もない。道は良く踏まれている一本道で迷うこともないが、それだけに変化に乏しく足元に咲く花が慰めであった。小野観音登山口の標高が530メートルで山頂が1,383メートルなので標高差850メートルを登るわけだが、標高1,200メートルぐらいから、いっこうに高さが上がらない。時間的にも頂上に着いて良い筈なのに、といささか不安になる。このまま道が下りになったら地図を確認しなければならないと思いながら、ガスにけむる道を進んだ。
道が少し下りになり、右に曲がったとき直ぐそばの小高い頂の上に標識が見えそこが小野岳であった。山頂は広く最近山開きの祭典があったようで300名近い参加者数だけが書かれた紙が貼ってあった。今日は我々だけである。眺望のない小雨が舞う中、休憩をとり大内宿へ下る。      
下りはじめは急だがやがて緩やかになり鉄塔の手前を左に下りると20分で大内宿に出た。雨が上がった明るい大内宿は夕方ということもあり静けさのなかを観光客が歩いていた。我が仲間もいっせいに土産物屋に散った。宿にはいつ着けるのかと気がかりであったが、下山したことだし、少しほっておくこととする。

 
☆コースタイム     
湯野上温泉駅(11:26~11:35)小野観音登山口(11:40)小野岳(14:40~14:35)大内宿登山口16:00大内宿(16:25~17:00)      タクシーで芦ノ牧温泉宿(17:25)

 6月10日(日)大戸岳 雨降ったり止んだり                                    -廣瀬 記-         
芦ノ牧温泉の宿を7時半タクシーで出発し、7時50分からの第37回大戸岳山開きの神事に参加する。このところ居座っている上空の寒気のため、ずっとぐずついた天気が続いているので、会津若松市の最高峰のこの山も参加者は予定の300名の約半数の人数とか、それでも歩きはじめればなかなか壮観だ。天気はやはり降ったり止んだりが続く。しばらく山開きのため刈払われた林道をゆく。橋を渡ると闇川コースの大戸岳登山口があり、落ち葉のつもった山道は足にやさしい。早春を彩ったであろう花は、今は若々しい葉をのばしている。水場迄300mとある所あたりから傾斜もきつくなってきたのか、なかなかたどりつかない。雨は小降りになったり、止んだり、ザッと降ったりめまぐるしくかわる。ブナを主体とした木々は雨に洗われて生き生きとして美しい。水場に到着すると沢山の人でにぎわっている。ここから急登となり岩壁もみえる山道となる。         
風の又三郎とよばれるピークは展望が良いそうだが、今日は雲につつまれている。岩肌に白い花、桃色の花が咲いているのがのぞまれ心が和む。
頂上付近では渋滞気味となったが、まもなく一等三角点のある大戸岳山頂についた。山頂は狭いとはいえないが人であふれかえっていた。昼食のため座る場所をとるのも一苦労だった。昨日登った小野岳や会津の名峰がみえるはずだが、今日の天気ではのぞむべくもない。ただ頂上についた時に薄日がさしたのは僥倖だった。休憩後同じ道をくだった、で終わるつもりがそう簡単ではなかった。泥濘とかした道はすべって大変だった。登りに足にやさしかった落ち葉は水を含んでグズグズになり苦労させられた。林道の入り口からは主催者が軽トラックを用意して保育園まで運んでくださり、そこで着替えなどさせてもらった。入浴にはすこしあわただしいので、かわりにお蕎麦をたべた。なお参加者全員に記念のバッチがくばられ、遠来賞、高齢賞には赤ベコの根付がくばられた。当会は両方に該当者がでた。

☆コースタイム      
宿(7:30)闇川集落(7:45)山開き祝典参加(7:50~8:10)出発(8:15)大戸岳登山口(8:35)水場(10:10)大戸岳(11:40~12:05)水場(13:15~13:20)登山口(14:40)
闇川集落(15:00~15:45)芦ノ牧温泉駅(16:10)

☆費用
タクシー料金 湯野上温泉 → 小野観音登山口770円  
大内宿 → 芦ノ牧温泉宿5,900円           
芦ノ牧温泉宿 → 闇川集落3,740円  
闇川集落 → 芦ノ牧温泉駅2,480円                 
計 12,890円  1人1,433円

 
 

草津  根子岳・四阿山

 6月24日(日) 曇りのち雨 
参加者 清水(ふ)[L] 、大田、中村、斉藤、宇野、中出、片倉、川端、鈴木、佐々木、服部  計 11名
                       
-清水(ふ) 記-
        
週間天気予報でも一週間前からどういう訳か、梅雨に入ったというのに晴れマー
クが出ていて、そういうのが皆の気持ちを揺さぶったのか、日帰りで費用も高くつく山なのに、合計11名の山旅となった。昨日夜の天気予報を見て、夕方雨が降り出すのが早くならなければ良いのだがと思っていたが、朝4時過ぎに起きると、以外に空が暗かった。 とりあえず、我が会の気象博士に携帯メールで問い合わせると、すぐに返事があり、やはり昼頃には雨になるのではということだった。
予定どうり上田駅で、全員が合流し、3台のタクシーに分かれて乗って、菅平牧場に入っていく。入り口手前で係りの人がいて、一人200円の入山料を支払った。500円なら、文句言いたいけど、好山好の参加費と同じ200円なら、トイレや管理の必要性からいったら、文句はない値段だと皆思ったかどうかは、わからないが、とにかく誰からも不平のない料金設定であったようだ。準備を整えて、雲は多めではあるが、明るくのどかな牧場に沿った登山道を根子岳に向けて出発した。
         
標高は、1500メートルある牧場なので、朝の東京に比べるとかなり涼しく、登るのには程よい暖かさだ。少しづつ高度をあげてゆくと、いろんな花たちが私たちを出迎えてくれた。足元にはベニバナイチヤクソウ、アズマギク、ツマトリソウ、ホウチャクソウ、イワカガミ、マイズルソウ、ミツバオーレンなど次々に現れた。そして目線を上にすると、レンゲツツジと白樺と牧場の緑が作り出す画面の一こま一こまに心奪われながら楽しく登ってゆくことができた。涼しさが良かったのか、行程表の時間よりかなり早く、根子岳のピークに着くことができた。         
食事には、早い時間だったので、10分ほどの小休憩の後、四阿山への縦走路に向かった。高度感や、雄大感味わえる良い登山道だが、生憎、この辺りで雨が降り出し、だんだんと雨脚が強くなってきたので、全員途中で雨具を着けた。やがて、四阿山への急な樹林帯に入ったが、途中で雨がやや小降りになったのを見計らって、平らなスペースを見つけて食事と雨対策のための時間を20分ほど取った。晴れているときは、暑くて辛い樹林帯だったが、今日は、さほど苦しさを感じないで登ることができた。来た方向を見渡すと、雨が降っているにもかかわらず、根子岳のすんなりした綺麗な姿を見ることができた。中四阿への分岐を過ぎ、鳥居峠への分岐を右に見て、階段を登ると四阿山の頂上に着いた。下の方には、バラギ湖が霞んで見えていて、360度の展望が、晴れていればどんなに素晴らしい展望であるかを感じさせる雰囲気であった。         
下山は、中四阿を経て行く尾根上のコースなので、場所によって時折風が強く吹いたが、危険を感じるところのない登山道だったので、それぞれ滑らないように、場所によっては、慎重に行動したので、スムーズに下ることができた。         
下山途中で見たレンゲツツジの群落は果てしなく四方に広がっていて、雨に濡れたツツジは語ることのできないほどのしなやかに咲き誇っていて、雨の中にいることを忘れてしまうほどの美しさだった。やがて、牧場のサクが見えてきて、朝タクシーが着いた駐車場に着いた。おのおの身支度を整えて、上田から来るタクシーを待った。

☆コースタイム     
菅平牧場管理事務所8:50 根子岳10:50~10:55 樹林帯の途中(昼食)11:45~12:05  四阿山13:10~13時18分 中四阿14:00 
牧場管理事務所15:30
 
☆費用               
電車代(東京~上田)5980円×2  
タクシー代(往復一人分)5200円
              
入山料 200円

 
 

頚城山塊  火打山・妙高山

 7月7日(土)~8日(日)
参加者  清水(ふ)[L]  高橋、斉藤、片倉、梅沢、三好、中出、佐々木   計8名

7月7日(土) 曇り時々晴れ                     
-三好 記―  
7月6日 池袋発23時45分の直江津行きの高速バスに乗りました。 男性1名、女性6名、現地集合1名の8名の参加です。高田駅7日の朝5時31分着、電車、タクシーを乗り継ぎ、火打山登山口の笹峰牧場7時出発。田中澄江の「花の百名山」に選ばれている火打山・・・ どんなお花に出会えるか、期待に胸膨らませて、夜行バスの疲れもどこへやら。        
ブナ林の歩きやすい木道を歩き始めた途端にベニバナイチヤクソウが 「お~嬉しい!!」カメラをパチリ。ズダヤクシ、ヤグルマソウ・・・ 次から次にお花が 登場。小鳥の囀りを聞きながら歩きますが、風もなく、暑い、暑い 汗がダラダラ・・ 。でも雨よりはいいかもと思いながら 歩き富士見平で一休み、お天気だと富士山が見えるようですが、あいにくの曇り空 。ミゾホウズキ 、ゴゼンタチバナ のお花が沢山 見えてき て、11時高谷池ヒュッテに到着。お昼休憩でした。
高谷池ヒュッテ 11時40分出発、天狗の庭です 。「すご~い」と誰もが歓声・・・・ ハクサンコザクラ、コバイケイソウ、イワイチョウ、ミズバショウ、キヌガサソウ、サンカヨウ・・・ お花、お花のオンパレード 。こんなに沢山のハクサンコザクラを見たのは、初めて。 このお花を見にくるだけの人もいて、可憐で可愛くて・・・。 天狗の庭から火打山の頂上までは、食事後と夜行バスの疲れが出てきて、結構大変でしたが、途中の雷鳥平では本当に雷鳥に出会えて、キンポウゲのお花畑もありました。
頂上には13時25分着、あいにく展望なし 記念撮影して、13時25分出発 し今夜泊まる黒沢池ヒュッテを目指します。疲れているのですが、右見ても、左見ても、お花お花で、ほんとにお花が多いことに感激。最後までこころ和ませてくれたマイズルソウ 、イ ワカガミ 、サンカヨウ 。黒沢池ヒュッテ、 16時頃到着、乾杯のビールの美味しかったこと 。夕食終え、19時には布団の中でした。 大満足の一日。
 
 
7月8日(日) 晴れ時々曇り                         
 -清水(ふ)記-        
朝3時、寝ぼけながらトイレに起きると、外は思っているより明るかった。空を見上げると、北斗七星が、見えるじゃないか。なんと満天の星空だ。この調子で行くと昨日見えなかった、火打山が妙高山から見えるかもしれないと考えながらもう一度ふとんにもぐりこんだ。4時少し過ぎ、誰かさんがしかけてくれた目覚まし時計の音で起床。5時半から、名物のクレープの朝食を食べ、6時少し過ぎに宿をあとにした。        
今日の出だしは、30分ぐらいの登りだが、登山道の両脇には、キヌガサソウ、サンカヨウ、などの少し大きめの花や、ツマトリソウ、マイズルソウなどの小さい花たちもいっぱい咲いていて、楽しい登りだ。一山越えると、次は回り込むような下りが少し続き、妙高山の取り付きまで妙高外輪山をまいて行く。うっそうとした茂みの中には、シラネアオイが群生しているところもあり、あきさせない。
やがて、残雪が見えてくると、そこが、妙高山への取り付き点だ。秋に来たときには、分岐の標識があったが、雪に埋まっているのか、標識は、見当たらなかった。かなり傾斜のある残雪のある坂を登って行くのだが、とくに滑ることも なく、ちょうど良い雪の状態で、アイゼンなしで、登ることができた。徐々に岩っぽくなってきて、樹林帯が終わると、火打山や焼山も見えて来た。岩場にはイワヒゲや、アオノツガザクラが、咲いていて、登りの疲れを癒してくれる。やがて岩を回り込むと妙高山の 山頂に着いた。北側の展望台からは、火打山に並ぶ山塊が綺麗に見えた。西側には、北アルプスが雲の間から姿を現したり、隠れたりして、展望を楽しむことができた。        
山頂で、少し長めにコーヒータイムを取り、お天気に助けられて、楽しいひと時を過ごすことができた。 燕温泉への下山道は、下のほうから霧が沸いていて展望はないが、日をさえぎって暑さをあまり感じず、かえって涼しいくらいで、みんな調子良いペースで歩けるようだ。途中、5メートルほどの長さの鎖場が、2本ほどあったが、足場がしっかり彫られているので問題なく降りることができ、怖さも感じなかった。ハルリンドウがいっぱいあって、綺麗だなって思っているうちに、天狗平に着いた。さらに下っていくと川原に出て、涼しいので、此処で食事を取った。 称名の滝を通りすぎると、あちらこちらに温泉の源泉らしい、青ビニールがかけてあるところが、いっぱいあり、硫黄の臭いがかなり鼻についてくる。いつの間にか、道も広くなり傾斜も無くなって来て、アスファルトの道になると、燕温泉の露天風呂が見えてきた。一浴の後、バスで関山駅に向かった。        
思いがけず、梅雨の合間の良い天候に恵まれ、いっぱいの花たちに巡り合う楽しい山旅となった。

☆コースタイム    
7日 笹ヶ峰(7:05)~黒沢(8:06~8:15)~十二曲がり(8:55)~富士見平(10:07)~高谷池ヒユッテ(11:07~11:38)~火打山 (13:30~13:40)~天狗の庭
(14:41~14:48)~高谷池への分岐(15:07)~黒沢池ヒユッテ(16:14)
        
8日 黒沢池ヒユッテ(6:20)~燕新道分岐(7:32)~妙高山(9:00~9:26)~天狗平(10:55)~地獄谷河原(11:30~11:55)~ 燕温泉(13:20)

☆費用              
高速バス代 5250円 タクシー代 5680円(1台)             
山小屋代 8500円 
バス代(燕温泉~関山駅)550円             
新幹線代(長野~東京) 7460円

 

新会員歓迎山行 浅間  鼻曲山

 
 7月22日(日) 曇り 
参加者 清水(裕) [L]、高柳 大田 高橋 吉田(美)土方 池田 
山田(体験山行) 計8名
                                         
-清水(裕) 記-
       
数日来の天候がハッキリしない中、高橋予報官からは天候は良い方向に向かっているとの予報を頂いていた。しかし特に茨城ほか関東各県では前日から雨模様ということで、果たして頂上でお汁粉が食べられるか懸念されている状況であった。        
特に雨を呼ぶ人、お日様を呼ぶ人が入り混じり大変に難しい判断を求められていた。幹事は前日から現地に入っていたが、土曜日の現地状況は高橋予報官の言うとおり、薄日もさして、雨は何とか避けられるとの判断をしていたところ、現実雨の降っている地域では心配が募る状況にあった。        
そうした中で実行を決めさせていただいた。さて当日の朝は雨は降っていなかったが雲がどんよりと立ち込めて、山の途中で雨に降られる恐れを感じさせるものであった。こんな中で高橋予報官のみは確信を持ってお天気は快方に向かうとの予報を崩さなかった。こうした中で難しい判断ではあったが、コースを短縮して長日向からの往復という安全策をとることにした。昨年に引続き今年も旧碓井峠登山口にある熊野神社参拝の機会を逃してしまった。        
8時半土方さんの車とタクシーに分乗した参加者8名は長日向の登山口(標高1145m)に到着した。長日向は旧軽井沢の町から白糸の滝に向かう山中に開発された分譲別荘地で、その外れに登山口はある。途中小瀬温泉のところに有料道路ゲートがあり300円の料金を支払う。8時50分登山口ゲートを出発する。なだらかなカラマツの森林道で、空気も若干の湿り気があり、ひんやりとして気持ちが良い。清水が先導する。気持ちよく歩いていると何時の間にか人声が遠くなり、気が付くと数メートル後ろで「きれいな花」の話と写真で賑わっている。何せ3歩歩くと忘れるのでそっと眺めるだけにしてなかなか話の輪に入れない。途中木苺だけはつまんで食べたがうまかった。9時30分林道に出て10分の休憩を取った。気のせいか少しづつ気温が上がってきているようで、結構汗をかく。        
9時40分出発して間もなく山道らしいのぼりになってくる。雨の心配のためか登山者は少なくすれ違う人は誰もいない。時々傾斜がゆるくなるがただただ単調なのぼりが続く。程なく急傾斜の道にロープが下りている登りになる。 10mほどの急傾斜を登ると頂上の一つ子天狗に到着する。時刻は10時半、出発して1時間40分とあっけない登山となった。同年輩の4人連れがシートを敷いて休んでいた。本来であれば子天狗からは浅間山の全景が見える絶好の写真ポイントであるが、残念ながらガスで何も見えない。そこに荷物を置いて5分ほど先にある三角点のある大天狗に向かい、記念撮影し子天狗に戻り昼食兼お汁粉とする。        
今回は土方さんが皆が座れ万一雨のときは庇になる大きなテントシートを持参いただき、また山のベテランの山田さんが手際よく準備をしてくれた。清水の準備した(それだけ)調理済あんこと太田さんの準備したお餅をたっぷり入れたお汁粉を頂きながら、会長のお話を頂だき、引続いて全員自己紹介と近況報告を行い和気藹々とした時間を過 ごす。この間やはりガスのため浅間は姿を見せることはなかった。11時35分若干早いが荷物をたたんで出発、それほど急いだわけではないが12時45分には別荘地に到着、バスに時間が相当にあるためタクシーを呼ぶ。この間早いので温泉に入りたいとの意見が多く、日帰り入浴が可能な 塩壷温泉に行くことにする。途中清水の山小屋に立ち寄り、土方、清水の車で温泉に向かう。昼間からの温泉はほかにお客もなくのんびりと過ごすことが出来た。        
皆体力は余り気味であったので絶好の気分転換になったのではないかと思う。温泉のホテルロビーで会計を済ませ一路軽井沢駅に向かった。登山には若干物足りない一日でしたが、雨にも遭わず楽しく過ごすことが出来ました。

 

日光  男体山・山王帽子山

 8月4日(土)~5日(日)     

参加者 大田(L)、斉藤、高橋、清水(裕)、中出、佐々木      計6名

8月4日(土) 曇り男体山                 
-齊藤 記-        
男体山の登山口二荒山神社は、中禅寺湖湖畔で行われている「登拝大祭奉納扇の的」の弓道大会で道着を着た人達でごったがえしていた。本堂右脇に登拝登山受付があり、入山料として一人1000円を納めることになった。        
7月31日から7日までが大祭でその後は500円になるそうだ。一合目から三合目は鹿よけの網が巻かれた大木の樹林帯の登りだ。途中シラネアオイの標示があり、わき道に行ってみたが時期ではないらしく、その姿を見ることはできなかった。三合目から四合目は治山工事用の舗装道路で、横に歩いたのはこの部分だけだ。四合目の鳥居を右にくぐり、また急な山道に戻り、直登が続く。樹林帯なので陽の差す事は無いが、汗が滝のようにふき出す。五合目の避難小屋の前で休憩をとる。吹く風はさわやかで気持良い。六合目、七合目と岩道の直登が続く。ただひたすら我慢の登りだ。七合目で昼食を摂る。        
八合目の標示は赤い鳥居をくぐると間もなくあり、滝尾神社の小祠がある。この辺りからが信仰の山の正念場か、中禅寺湖からの標高差1200mの直登の苦行は続く。九合目を過ぎると細砂礫の斜面となり、足元がグズグズと崩れ登りにくい。富士山の登山道を思い出す。        
山頂は間近、一歩一歩足を運ぶ。鳥居を二つくぐると間もなく奥宮着、その左には二荒大神の像があり、右奥の岩の上に3メートルはあるかと思われる赤錆びた宝剣が天を突いて立っている。山頂の三角点はそのそばにあった。天気が良ければ、富士山まで見える360度のパノラマが待っているはずだったが、残念ながら霞んでいて遠望することはできなかった。  下山は同じ道を戻る。足場の悪い岩場にはアキアカネが舞っていた。その昔、この山に登った時には眼下に広がる中禅寺湖に向かって、直滑降で突っ込むように下りた覚えがあったが、湖は木々の切れ間から時々見えるだけだった。        
今日の宿「民宿 すぎもと館」で汗を流し、湯葉づくしの料理で乾杯となった。

8月5日 晴れ 山王帽子山                 
-佐々木 記-  
昨夜 宿の窓から猿がじゃれあっている姿、初めて見てちょっと感激しちゃったな。お風呂はちょっと熱いが源泉かけ流し、夜涼しく窓を開けて寝たのも久しぶりかな。車のエンジン音など雑音が聞こえなく静かなほっとした夜を過し、朝食もすごーく美味しくいただきました(夕食のゆば食ざんまいも美味しかった。ビールも最高でした)。        
当初のコースは裏男体林道から林道出会まで民宿の車で送っていただき、登るコースでしたが、二荒山神社のお祭りで一般車は入れないということでコースを変更し、逆コースの山王帽子山登山口から入ることになりました。        
このコースだと、下山後の林道歩きが長く、太郎山まで行って戻ると最終バスの時間に間に合わないということで山王帽子山まで登り、あとは来た道を戻り、戦場ヶ原散策コースに変更となりました。        
宿の車でさー出発、足の調子が余り良くなく、戦場ヶ原散策コースに変更した清水(裕)さんを赤沼茶屋の前で降ろし、宿の車で登山口まで送っていただきました。朝露で濡れ防止の為、スパッツ着用し、いざ山王帽子山へ、笹の合間をぬって急な登りも有りましたが、ひと登りで山頂へ到着しました。        
同じ道を下山後、戦場ヶ原へ向かいました。 うーんなんと広々と気持ちが良いこと、昨日の疲れも取れ快適、木道の完備もしっかりして歩きやすい。男体山を横目に暫くは静かな時間が過ぎていきました。まもなく休憩に良い湧水に到着。 小学生が冷たい湧水に足を入れてとても楽しそう、気持ちいいだろうなー(足つけたかった)。  
家族連れが多く、我が子を前おんぶしているお父さん、乳母車を引いているおじいちゃん……、いつもはとても静かだそうです、今日は特別かな?         
昼食をするにも座る場所をさがすのも困難、バスの時間を気にしながらちょっと急ぎ足。 暫く景色を眺めながら歩いて無事に茶屋に到着。バスを待つ間アイスクリームで一息。(美味しかった)。

☆コースタイム   
4日 二荒山神社(9:25)三合目(10:44~55)四合目(11:14)五合目(11:42~50)
六合目(12:12~20)七合目(昼食12:40~13:05)八合目(13:46~55)男体山頂上(14:40~15:00)二荒山神社(17:45)   
      
5日 山王帽子山登山口(7:15)山王帽子山(8:15~32)登山口(9:05) 光徳牧場(10:05~25)戦場ヶ原自然研究路(昼食11:30~55)赤沼茶屋バス停(12:35)

☆費用        
東武浅草    ⇔   東武日光   5,800円(特急片道2,900円)       
東武日光    ⇒   二荒山神社  1,100円(乗合タクシー)             
赤沼茶屋    ⇒   東武日光   1,400円          
民宿 「すぎもと館」     7,350円 (登山口までの送料込み)                              
合計    15,650円

 

越後  飯士山 ・ 奥信越 佐武流山

 8月18日(土)~19日(日)
飯士山  8月18日(土)曇り一時雨
メンバー 八木(L)、高柳、高橋、吉田(博)、清水(ふ)、原田、竹中、池田  計8名
                                       
- 八木 記-
高橋さんの先導する車で登山口の先にある飯士山麓テニスコートに到着。登山口は舗装道路を少し引き返し、「右・飯士山」と書いてある白い木柱のある場所だ。飯士山には7本の登山道が通じ、今日は負欠岩コースを登り、山頂から同じ道を引き返して合流地点の西峰から分かれる尾根コースに下山する予定である。        
しばらくヒノキ林の中を歩き、すぐにでもスパッツを着けたくなるような草深い道が続く。春になると周辺はカタクリに覆われるそうである。15分も進むと分岐に出合い、ここで左側の負欠岩コースの道を取る。帰りは右側の尾根コースを下ってくる。沢状の道に変わってしばらく登ると、右側に水場を示す標記があったが、このまま沢状を進んでもおかしくない場面だ。        様子見に水場の方向に進むとすぐ先にテープが巻きつけてあり、正規のルートはここで沢状の道から離れるようだ。ガイドブックに沢奥まで進んで岩壁に突き当たるとも書いてあるが、右側の正規の道に変えてから沢状の道があったのか?あったとすればその後沢奥で岩壁に突き当たったのかどうか、その辺りの記憶がまったく残っていないが、もしそうだったとすれば、ここはガイドブックの通りに歩いていたということになり、違うとすればそのまま沢状に真っ直ぐ進んでも山頂に立てるということらしい。        
分岐から一時間ほどで負欠岩に着き、頼りないロープに身体をあずけて、この奇岩を左側に巻いて岩稜の上部に立つ。さらに厄介なのはここからしばらく続くスラブの登りである。潅木に掴まりながらようやくの思いで岩場を脱し、後は急登に次ぐ急登を経て西峰である。ガスに煙る飯士山に食指は動かないものの、 ともかくも15分ほどで到着である。        
例によって山頂で食事を終えた後写真を撮り、岩原スキー場に下っていく道に後ろ髪を引かれる思いで西峰まで引き返した。尾根コースは急坂であり、その分下降点に達するのも早い。途中雨に降られたことだけは余計であるが、予定通りに佐武流山の足慣らしは終えた。
      
☆コースタイム      
飯士山麓テニスコート 9:25 尾根コースとの分岐 9:45 負欠岩  10;40~10:50 
西峰 11:25~11:30  飯士山 11:45~12:15 西峰 12:25 
飯士山麓テニスコート 14:10
佐武流山 
8月19日(日)  天気 晴れ
メンバー 八木(L)、高橋、清水(ふ)、原田、竹中、池田    計 6名                                                   - 八木 記 -        
佐武流山の報告の前置きになるが、行程時間はメモに残してあるが、他は大雑把な印象である。メモを取れなかったのは先頭に立って歩くばかりか、山行そのものがつらくて余裕がなかった。        
林道のゲート前に車を止め、さらに歩いて10分ほどでガイドブックの写真の通りのゲートに到着である。本来ならばここに車を止めるが、中越地震によって当分この間は通行不能である。ここからの林道歩きが途轍もなく長い。帰りはこの道を引き返すが、いっそう輪をかけて長く感じられ、いらだつほどだ。        
1時間も経つと頭上の木々の間から朝の光が入り、緑の葉がはっきり目に映ってきた。林道の途中で右側から檜俣川の渡渉点まで下り、それぞれ思い思いの支度を凝らして川を越える。やはり登山靴を脱いで越えるほかなさそうである。対岸に渡ってから朝食を済まし、のっけから急登を歩く。      
道ばたにすぐ目に付いた白い花はオオシラヒゲソウとのこと。        
カラマツ林で傾斜がいったんゆるむが、その後は急登の連続だ。この先は記憶に残っている印象さえも曖昧である。山行を終えて3週間も経ち、その後他の山にも登っているので印象がゴチャゴチャになり、ここはガイドブックの助けを借りるほかなさそうだ。木々の間から月夜立岩、その向こうに見えるのが鳥甲山であるが、雲がかかって稜線を隠していた。物思平を過ぎてややもすれば尾根道になり、急登はひとまず一段落する。        
この尾根は水無尾根といい、そろそろ佐武流山の尾根も見えてくる。頭上が開けて開放的な尾根歩きであるが、陽射しが直接降りかかるのが辛い。尾根通しから度々南側の樹林の中に道を移すが、この時ばかりは風が通って生き返るようだ。        
ワルサ峰はもうひと踏んばりで着き、ガイドブックには疲労が激しかったり、コースに不安を感じたらここで引き返すように薦めている。登山道そのものに不安を覚える事もなく、その辺は年々整備が進んでいるようである。        
笹の茎に残っている刈り跡は最近手を入れたばかりであり、地元の人が時期を見はからって入山していることを示しているものだ。ワルサ峰から苗場山頂に湿原が広がっている様子を見ることができるが、暑い陽射しがもろに頭上に注いで展望に長く浸るのが耐えられないほどだ。先を急いでやがて西赤沢源頭で水場の案内が左側にあるのを視線にとどめ、ここは右側に進んで登り返すと坊主平という場所に着き、木陰で休憩するにはもってこいである。        
ここから佐武流山までダラダラと30分ほど歩いて着く。はっきりした尾根道は山頂で終点を迎え、この先に樹林が茂っていなければ白砂山が指呼の間に見えているはずだ。        
下りは同じ道をたどり、徐々にスピードが乗って早い時間に下山かと思ったが、そのように問屋が卸さなかったネックは長い林道歩きである。早朝4時15分から歩き出して下山したのが16時40分であり、12時間以上の登山は会山行では前代未聞であろう。

☆コースタイム        
405号線ゲート 4:15 林道ゲート 4:25 檜俣川渡渉点 6:15~6:45 物思平 
7:50~8:00 ワルサ峰 9:10~9:15 坊主平 10:20~10:25 佐武流山 
11:05~11:30 坊主平  12:00 西赤沢源頭 12:10ワルサ峰 12:45 物思平 13:40~13:45 檜俣川渡渉点14:30~14:50 405号線ゲート 16:40

☆ 費 用               
車両費     車利用者    ≒6500円     
新幹線利用者          ≒2300円              
宿泊代     一人       7300円

 

北アルプス  裏銀座縦走 ・ 槍ヶ岳

 
 8月24日(金夜)~28日(火)
メンバー (L)吉田  斉藤 八木 中出 原田     計5人
      
1日目 8月25日(土) 晴れ                  
-中出 記-  
夜行バスは去年の山行で懲りていたので前日に電車で信濃大町に入る。 朝、駅前で合流。タクシーで高瀬ダムへ。 途中、七倉でゲートの開くのを待つ。高瀬ダムを6時45分出発。 このダムは1年振り。周囲の景色が懐かしい。湖畔をしばらく歩いてからブナ立て尾根に取り付く。烏帽子小屋に着いたのが11時15分。 地図のコースタイムは6時間、1時間半も短縮していた。特に急いだ印象もなくやや意外に思う。烏帽子の登頂は止めて野口五郎の小屋まで行こうという話が小屋につく前から出ていて休憩時に相談する。 烏帽子に登っていないのは自分だけ。去年、側を通って登れたのに登らなかった、「アンタがワルイ?」と、いうわけで野口五郎へ。小屋に泊まるには早すぎるし、今日先に進めば明日楽になる、というのが理由。12時丁度小屋を出発。 小屋からは緩やかな登り下りの稜線歩き。天気もよく、眼下に高瀬湖、後ろに烏帽子、船窪、針ノ木そして立山方面の山々、右手に赤牛から水晶に連なる稜線、左手には餓鬼、燕の山々を眺めながら進む。        
まだ残っている高山植物の花々を見て楽しむ。 
13時25分、三ッ岳頂上。 こんもりした特長のない山。 
15時40分、野口五郎小屋着。 手前から野口五郎らしき山は見えているのに小屋が見えない。 あの起伏の向こうと思ってもない、ガッカリ。 若しかして小屋はないのではと妙な不安を抱いたりする。 
それでも小屋はその先の起伏の陰に隠れてあった。今回のこの登山、自分には大きな意味があった。 去年の船窪ー烏帽子コース、前日、夜行バスで眠れず疲れていたせいかとにかく登りがきつかった。なんとか小屋に着いたものの翌日は大きなアップダウンが続き疲労困憊状態。 自分ながらもう3000m級の山は無理、危険だと感じた。 とはいえ北アルプスの縦走は以前からの夢、70歳までは何とか歩きたい。 と、言う事で年が明けると今年夏の北アルプスに照準を合わせてトレーニングを始めた。 
丹沢で徐々に距離を伸ばしそして甲武信岳、金峰山、そして会の山行と清水さんの個人山行に参加。 去年の事があるので直前まで迷ったあげく参加を決める。 
処が歩いてみて自分でも驚く結果となった。 4日間を通して登りの時に以前感じた足が重い、かったるいという感じを持たなかったのだ。 小屋に着いてもまだ歩けると思えたし、今までの山歩きで一番楽だったとも感じた。 
70歳までは大丈夫そう・・・・・・・。 この年になって人生訓を実感する。 「努力は報われる!」 、だ。 笑われるかな?・・・・

2日目 8月26日(日) 晴れ                 
-齊藤 記-        
朝食を済ませ外に出ると、真っ青な空に筋雲がたなびく素晴らしい天気である。前方に槍ヶ岳が見え、その左雲海の上に富士山、八ヶ岳、浅間山まで見える。        
すがすがしい風の吹く中5時40分出発。15分程でなだらかな野口五郎岳山頂に立つ。見渡すと、餓鬼、燕、大天井、常念、槍、笠、三俣蓮華、鷲羽、水晶、黒部五郎、去年歩いた赤牛、薬師、立山、針の木、蓮華、鹿島槍、白馬連山まで見渡せる360度の素晴らしい展望だ。見飽きることのない眺めであるが先を急ぐ。
白い砂礫のなだらかな道を下り、左手の真砂岳に登り山頂を踏んで、水晶岳を目指す。東沢乗越を過ぎると、崩壊したやせた岩稜となる。ウラジロタデが実を付け、イワツメクサ、イワギギョウ、ウサギギク、ヨツバシオガマ、ミヤマアキノキリンソウ等の花が見られる。水晶小屋直下の急登の斜面は、イブキジャコウソウ、ウサギギク、ツメクサ、イワギギョウ、ミヤマクワガタ、ミヤマコウゾリナ等のみごとなお花畑だ。小屋は大きくは無いが、新しいきれいな小屋だ。ザックを置いて水晶岳に向かう。最初はなだらかだが、山頂近くは岩の登りになる。夏の名残の花が続く。クモマグサは丁度見頃だ。チョウノスケソウ、イワウメは残念ながら花柄を残すのみだった。山頂からは眼下に雲ノ平がよく見え、1時間30分の往復だった。        
休憩をとって、鷲羽岳に向かう。ワリモ岳の直下をまき、岩の結構キツイ道を登りきると山頂だ。赤い色の硫黄尾根、北鎌尾根を従えた槍の眺めが素晴らしい。        
この頃から空に雲が多くなってきた。左下に鷲羽池を見、下山にかかる。はるか下に三俣山荘の赤い屋根が見え、石のゴロゴロした道を400メートルの急降下だ。サブザックで登ってくるグループがいたが、さぞかしキツイことだろう。三俣山荘に1時30分前に着く。皆で相談した結果双六小屋まで行くことになった 。出発前に水を補給する。500ccのミネラルウオーター500円で買うことに比べると、無料の水はありがたい。
キャンプ場を通って三俣蓮華の登りに取り付く。時間を短縮するためにまき道を行く事になったが、三俣蓮華はピストンで山頂を踏んでくる。お花畑の広がる山腹のコースを行く。花を楽しむならこのコースがおすすめだ。チングルマの白い毛に夏の終わりを感じる。ハイマツの中の道を右に巻いて登って行くと、広いカールに出る。モミジカラマツ、サラシナシヨウマ等の白い花が一面に広がる斜面に、トリカブト、ミヤマキンポウゲ、クルマユリ、ハクサンフウロ、ウサギギク等の花が彩りを添えて、素晴らしいお花畑が広がっている。
再びハイマツの岩の道を登って行くと、稜線からの道に合流する。そこから急降下で4時30分過ぎ頃双六小屋に着く。本日の行動時間11時間の長い一日だった。小屋の宿泊客は3分の1位の入りで、ゆったりとした水も豊富な、充実した良い小屋だった。
 
3日目 8月27日(月) 曇り                 
-八木 記-        
早朝から波瀾を含んだダイナミックな雲が山の稜線を這い回っていた。夕べの話はまさに的を射たものであり、天気は下り坂に向かっているようだ。前夜の打ち合わせですでに今日中に槍ヶ岳を下ることはメンバー全員周知である。        
朝食を済まし、5時50分に双六小屋を出発した。直面するのは壁のよう迫っている山の斜面だ。ジクザクに足を運び、山の陰から尖がったピークが現われて目前になると直登になり、すぐ先で意表を突いてそのピークを右側に巻いた。        
その後広い尾根に出てジクザクに登ると間もなく樅沢岳である。40分間の急な登りだったが、ここからは緩やかな尾根歩きである。今では雲も山の稜線にのしかかるようにして空全体を覆い、稜線にかかる黒い雲の下から日の光がもれていた。樅沢岳から下った先でお花畑が広がり、イワオトギリ、オタカラコウ、オニシモツケ、イワギキョウ、トリカブトなどが咲いていた。登り返している台形状のピークも途中で右側に巻き、周辺は右を向いても左を向いてもお花畑である。ウスユキソウ、イブキジャコウソウ、ウメバチソウ、ダイモンジソウ、コバイケイソウ、ハクサンフウロ、ミヤマダイコンソウなどを次々に目にすることができ、登ったものだけが浴する特典だ。ウサギギク、ハクサンイチゲはまだ健在なものがあり、チングルマの花も一部に残っていたほどだ。樅沢岳を後にしてからずっと対面していた槍ヶ岳も尾根の連なりにすぎないピークに一度さえぎられて姿を隠し、そのピークを右側に巻いて前方に立つと槍ヶ岳がいっきに迫ってきた。        
山頂直下の険しい尾根が槍ヶ岳に突き上げているのを真横から迫力を持って眺めることができ、その後タカネナデシコが咲き乱れている急坂を下って登り返す頃にはお花畑は影がひそめ、登山道は石屑の細尾根に取って代わる。        
天気は持ち直しているようであり、背後の鷲羽岳あたりでは厚い雲が切れて稜線が覗き、ジャンダルムの方向では真っ白なガスが昇っては不意に晴れ渡ることを繰り返し、その度に澄んだ青空が目に入ってきた。ガラガラした岩場を歩く頃になると鎖も現われるが、足元の急な傾斜を警戒してのことだ。
千丈沢乗越は長い登りを迎える鞍部の位置になり、エアリアのコースタイムに2時間と記して直下の登りにしては途方もなく長い。槍岳山荘の建物を真上に見える頃では傾斜の度合いは生半可ではなく、こきざみに何回もジクザクに切って稜線を越した。稜線の直前に槍ヶ岳の肩と記した標識が立ち、取るものを取あえず反対側に気が急いた。殺生ヒュッテ、ヒュッテ大槍を足下にし、20年ぶりの光景を目の当たりにして気持ちがはずんだ。歩いたことのある東鎌尾根の行く末にじっと目を凝らし、再現するように尾根筋を追ってみた。
水俣乗越の登り返しはひと通りの苦労ではなく、目線と同じ高さにある西岳から北側に遠く離れていく大天井岳に思いをはせた。稜線の南側にさも独立峰のように並んでいる三角形の山は常念岳である。しばらく槍岳山荘の前の石敷の上に座り、空身で槍ヶ岳に向かっていく登山者の後姿を見送った。遠目から岩場にしがみ付いて必死に登っている様子であるが、両手をブラブラさせて下ってくる登山者もいるので人が一人通れるほどの道幅も岩峰に通じている所があるようだ。
 岩峰の登山者がまばらになった頃を見はからって槍ヶ岳に向かい、5メートルほどの垂直のハシゴを最後にして登り切れば山頂だ。周りの風景をそわそわと眺めただけですぐ下り、槍岳山荘の前に座ってまた長い休憩と決め込んだ。
20分後に槍岳小屋の前を出発してテント場の中を下っていき、鞍部の飛騨乗越から広い斜面をジクザクに下った。丈の長いウラジロタデが山の斜面を埋め尽くし、赤みの帯びた花は秋の気配を誘っていた。間もなく潅木の茂みに入り、今日の宿泊先である槍平小屋は1時間15分後に着く。
4日目 8月28日(火)曇りのち雨                           
-吉田 記-        
夜中雨音がしていたが、朝はどんよりした曇空。降水確率も午前中50%と高い。山を下りるまで天気がもってくれることを願って出発したが、石ゴロの歩きにくい道で気ばかりあせる。
滝谷の出合をすぎ、白出沢の出合手前で雷の音に首がすくむ。行動中にも雷にあったらどう対処するかの話が出たが、これといった対策はなく幸運を祈るしかないということになった。ここはもう林道に出てしまったので大丈夫とは思うが、斜面を下ってる時でなくてよかったと思う。
ひたすら林道を歩き、穂高平小屋で休憩を入れ新穂高温泉に向かった。バス停前の無料の温泉で汗を流し、路線バスで松本に出、空いているあずさで早めの帰京となった。

☆ コースタイム    
1日目 25日(土)  高瀬ダム 6:45 (休⑥40) 烏帽子小屋11:15~12:00  三ツ岳 1:25~1:35 (休②20)  野口五郎小屋 15:45       
行動時間 9時間
         
2日目 26日(日)   野口五郎小屋 5:40  野口五郎岳 5:55~6:10  真砂岳 6:40~6:45(休②20)東沢乗越 8:13~8:20 水晶小屋 9:10~9:20 水晶岳 10:00~10:10 水晶小屋 10:40~11:00  岩苔乗越 11:30 ワリモ岳 11:45~11:55 鷲羽岳 12:23~12:35 三俣山荘13:23~13:40 三俣蓮華岳直下 14:30 三俣蓮華岳 14:45~14:53  三俣蓮華岳直下 15:03 (休②20)   双六小屋 16:38   
行動時間 11時間
         
3日目 27日(月)   双六小屋 5:55  樅沢岳 6:33~6:38(休③25)千丈沢乗越 9:41(休②18)槍岳山荘 11:00~11:45 槍ヶ岳 12:05~12:10 槍ヶ岳山荘 12:30~12:50 飛騨乗越 1:00  休②20)槍平小屋 15:40           
行動時間 9時間45分
         
4日目 28日(火)  槍平小屋 6:10  滝谷出合 7:05 (休①10)白出沢出合 8:10  穂高平小屋 8:35~8:45   新穂温泉 9:20           
行動時間 3時間10分                 
※(休②20)は、(休憩・休憩を取った回数・合計の休憩時間)を表す。

☆費用            
バス代 新宿~信濃大町 4700円  
新穂高温泉~松本 2800円           
タクシー代 信濃大町~高瀬ダム 2300円/人           
電車代 松本~新宿(回数券利用)4500円     
宿泊代 野口五郎小屋・双六小屋・槍平小屋 各1泊2食付 8500円×3=25500円                (槍平小屋は60歳以上500円引 証明できるもの必要)

 

御坂山塊  黒岳

  
 9月1日(土) 曇り時々霧雨 
参加者 清水(ふ)[L]、高橋、片倉、吉田(博)、三好、川端、吉田(美) 計7名
                           
-清水(ふ) 記-        
会の山行がある週は、天気予報が気がかりで、毎日ヤフーのピンポイント天気予報をみては、晴れマークを期待しているが、今回は、週末は雨かもしれないという思いが強かった。しかし、木曜頃から、もしかしたら晴れるかもと期待してしまったのが、思いのほか災いして、高尾から乗った電車の車窓から見る雲の多さに、さらに沈む気持ちが強くなる。今日は富士山が、見えなくても、目的は、レンゲショウマなどの夏から秋の花。少し気持ちを入替え、河口湖9時発の天下茶屋行きのバスに乗り込む。途中のバス停から、入間から車で来たT氏が乗ってきて今日のメンバー7名が、集合する。終点の天下茶屋で、我々とあと2、3名のハイカーがバスから降りたが、我々以外のグループは、三つ峠登山口で、バスを降りるのを間違えてしまったとかで、御坂山方向へ歩くグループは、我々だけだった。        
地図にも載っている太宰治の文学碑を見てから、20分ほどで清八山への分岐を右に見て尾根上の路を登ってゆく。レンゲショウマが、この路に入ってまもなくポツリ、ポツリと現れてきて、霧雨に濡れた可憐な姿に、ついつい魅了される。        
時期も少し遅かったのか、群生しているところはなかったが、どうにか花の時期に間に合ったようだ。さらに登って行くとカイフウロの群落があり、次から次といろいろな花が出てきて花見山行としては飽きることがない。トリカブトはないのかなって思っていると、黒岳近くになると多く見えて色的にも楽しませてくれる。
12時半、黒岳のお花畑で昼食を食べて、T氏の自動装置付カメラで霧の中の集合写真を撮り、すずらん峠に向かい、此処でドンベ イ峠への路を分けてさらに、西方面に歩を進める。富士がみえるであろう見晴らし台も何箇所か通り過ぎたが、この霧はおさまりそうに無い。新道峠から、大石に向かう下山道に入りつづら下りの路をぐるぐると廻りながら高度を下げて行く。そこが見えないくらい路で、疲れて果てた頃、明るい林道に飛び出た。林道から河口湖畔に向けて歩みを進め、丁度、河口湖自然生活館前に停まっていた河口湖駅行きバスに乗り込み、ここで解散となった。
☆コースタイム         
天下茶屋9:40 分岐10:04 御坂山10:50~10:58 御坂峠11:32 黒岳12:30~13:05 すずらん峠13:27 新道峠 14:06 林道14:52河口湖自然生活館15:55

☆費用  
電車代(新宿~河口湖 往復)4780円        
バス代(河口湖駅~天下茶屋)740円       
バス代(河口湖生活館~河口湖駅)470円

 

 八ヶ岳・編笠山 霧が峰・車山高原

9月8日(土)~9日(日)
参加者 清水(裕)[L]、大田、土方、山田       計4名
編笠山 9月8日(土)晴れ
                                      
-山田 記-        
週半ばに台風が接近し、状況によっては中止も予想されたが、幸い日本に上陸すると足を速めて北海道方面に抜けてくれた。小淵沢で4人待ち合わせをし、土方さんの車で観音平に移動した。観音平はすでに多くの車が止まっていた。        
身支度をして9: 30出発。最初はゆったりとした樹林帯の登りであったが、台風の余波か蒸し暑かった。30分で小休止。その後もだらだらとした樹林帯の登りが続き、これで本当に標高差1000mを登るのだろうかと不安になる。さらに1時間ほど登って小休止。誰かがこんにゃくゼリーを振る舞ってくれた。高齢者登山隊ゆえ、喉に痞えないよう気をつけながら恐る恐る飲み込んだ。これはうまい。  
元気を取り戻して出発。このあとだんだんと傾斜がきつくなり、さらに50分ほど登ったところで梯子場があり息が切れたので、ここで休憩。この辺りから傾斜は一段ときつくなり、樹林帯が終わって山頂が近い事を感じる。12:25山頂。天気は良く、暖かでのんびりと昼食を摂った。北側には権現岳が急峻な姿を見せている。山頂でゆっくりし、13:15出発。下
山は青年小屋経由とした。降り口が分からず少し迷う。低木の間をひょこひょこと降りていくと、ほどなく青年小屋に到達。 かき氷の暖簾が懸かっており、そそられるが山中でお腹を痛くするとたいへんなので、ぐっと我慢。13:55小屋を出発。編笠山の東斜面を巻くように歩いて行く。14:30登りコースに合流し、ひたすら樹林帯を下る。 16:07観音平到着。おおむね予想タイムどおり。再び土方さんの車で小淵沢インターから中央自動車道に乗り、諏訪インターに移動。その後40号線経由で霧ヶ峰を目指した。さらにビーナスラインに入り、八島湿原の手前でこの日の宿泊地に到着した。
宿泊場所の「鷲ヶ峰ひゅって」は、山小屋だとばかり思っていたが、レトロ調の家具に囲まれたなかなか趣のある宿であった。夕食はなんとフランス料理で、筆者の山行暦では初めての豪華料理だった。  テーブルの上には天然杢のオブジェが飾られ、清水さんの奏でるギターを聴きながら夜長を楽しんだ。ちょっと小粋なオーベルジュで週末を過ごした気分になった。

八島湿原~車山 9月9日(日)晴れ           
-山田 記-        
翌朝朝食前に空荷で八島湿原を周遊した。朝日に湿原が映えて美しかった。焼きたてパンのおいしい朝食後9:00出発。八島湿原を横切って尾根に取り付く。約1時間で物見岩に達する。湿原の眺望が雄大だ。さらにそこから見通しのよいコースを軽快に歩き、蝶々深山を経て、最後はスキー場のリフトの横をウンウン唸りながら登った。
11:00 車山山頂着。山頂は一般観光客もいたので休憩もそこそこに出発。帰りは蝶々深山を巻くように車山湿原の中を歩いた。 トリカブトの群落がきれいだった。ここはまた花の盛りに来てみたい。途中ビジターセンターで昼食を摂り、13:16八島湿原入口に戻る。土方さんに茅野駅まで送ってもらって解散となった。      

☆コースタイム     
9月8日 観音平(9:30)→編笠山(12:25~13:15)→青年小屋(13:40)→観音平              (16:07)
          
9月9日 八島湿原(9:00)→物見岩(10:02)→蝶々深山(10:27)→車山山頂              (11:00)→八島湿原(13:16)


 

東北  栗駒山・虎毛山

 10月6日(土)~7日(日)
参加者 八木(L)中村 中出 白井 三好 鈴木 竹中 池田   計8名       
栗駒山  10月6日(土) 天気 晴れ                
-八木 記-        
栗駒山は平成10年7月の会山行で登っており、天気が悪かったので、かねてからもう一度訪ねたいと思っていた。青空に映し出した見事な紅葉、今回はさしずめ存念を晴らした格好だ。
登山口は須川温泉、ここも前回と同じ。一ノ関駅から車で向かえば一直線の分かりやすい道であり、下山時に宿泊先に向かうのにも都合が良い。帰りぎわに裸足を浸そうと思った白濁の温泉の流れる足湯を右側に見て須川温泉の建物の裏手から山に入った。大岩を点景にして黄色、赤色に色づいた潅木の茂みの中を歩く。登山道の前方は数珠つなぎになって多くの登山者が押し寄せ、視線を上に向ければさっそく錦秋のたおやかな栗駒山が望まれた。
美しいエメラルドグリーンの昭和湖のふちでひと息を入れ、その後階段状の道を歩いて、普通の山道に変われば栗駒山の肩のような場所に出る。秣岳の分岐にもなり、ここから尾根の一本道を歩いて40分も歩けば山頂である。吹きさらしになっている丸い山頂から冷たい風を避けるのに潅木の陰で身をちぢめるしか手立てがなく、そのような場所ではたくさんの登山者がたむろして蟻さえ入り込む余地がないほどだった。        
山頂での昼食を諦めて下山と決し、自然観察路に伸びる鮮やかな紅葉にしみじみと見とれているうちに空き腹も忘れて産沼まで下った。
産沼を通る登山道の隅で他の登山者の邪魔にならないように小さくなって昼食を済まし、ここから1時間ほど歩けば喧噪の須川温泉に到着である。

☆ コースタイム        
須川温泉 10:40 秣岳分岐 12:15~12:20 栗駒山 12:40~12:45 産沼 13:25~13:45        須川温泉 14:50
虎毛山 10月7日(日) 天気 曇り                
-池田 記-  
天気予報によると三日目は雨の予報との事、予定を変更し虎毛山に登る事になりました。宿の朝食を頂きゆっくりの出発です。林道の奥まで車で入りました。既に10台分のスペースがある駐車場は満車状態です。なんとか山道に停め出発です。早朝には快晴だった空に雲がどんどん湧き出てきて気が焦ります。
ゲートを抜け赤沢渡渉点登山口までは、沢に沿って緩やかな道が続きぬかるんでいて歩きにくいのですが、道の両脇には咲き終った花殻や葉が多く見受けられ花の多さがうかがえます。赤沢渡渉点からいよいよ登りが始まります。登山道は、アスナロ、ヒノキ、クロベ、ブナなどの自然林で覆われ深山の雰囲気をかもし出している。        
稜線に出るまで、きつい登りが続きますが要所にはベンチがあり、休憩するにはちょうど良く登山道では、木の実を拾い花の少ないこの季節にマイヅルソウ、ユキザサ、ツルリンドウの赤い実が目を引き、ムラサキシキブ、オオカメノキ、ナナカマド、ツリバナなどの実も彩りを添え目を楽しませてくれました。        
ヒノキからブナ林に変わるとやがて高松山への分岐1234のピークに出ます。休憩をとり尾根道を少し歩くと眺望が開け虎毛山の山容が眺められ山頂付近が、赤く色づいているのが見えます。山頂はもうすぐ最後の登りです。登るにつれ周りの木々の色づきが増してきます。ドウダンツツジ、ナナカマドの赤、カエデやミズナラの黄が鮮やかに山を染めあげています。尾根から見上げた時の山頂付近のあの紅葉した中を、今歩いていると思うと胸が高まり、秋色が体に染みてくるようです。目の前にポツンと小屋がみえると間もなく山頂に着きます。
遠くになだらかな山容の鳥海山が見えました。山頂に着くと風強くその上寒い。ガスが沸いては消え雲上のオアシスも寂しげです。湿原には、わずかに咲き残りのリンドウやチングルマが見られました。        
晴れていれば黄金色に草紅葉する湿原も青く輝く池糖も今は色あせて見えます。また天気好ければ寝転ろんで雲の行方を眺めてみたい等と楽しみにしていたのに残念 です。記念撮影をして避難小屋で昼食を取ることにしました。すでに10名位の登山者が休憩しており中は比較的広くシュラフや毛布が数枚と出入り口には、お使い下さいと書いたガスボンベもありトイレ完備の綺麗な小屋でした。山頂に一 時間ほどいましたが、相変わらずあまり視界が良くありません。       
小屋の外壁に大きく“山に親しみ、山を愛し、山を楽しもう”と書かれた言葉に温かさを感じ気持ちよく下山を開始。分岐まで来ると空には晴れ間が見え虎毛山の山頂の紅葉がひときわ輝いて見えました。下山するにつれ天候が回復してくるようですが明日は本当に雨かしら、なんだか期待が持てそうに思えました。
       
☆コースタイム        
登山口 7:50 赤倉沢渡渉点 8:30~8:35 ヒノキ頭 9:05~9:10 ブナ林の標識 
9:40~9:50 尾根出合 10:10~10:15 虎毛山 11:05~12:00 ブナ林の標識 13:05 ヒノキ頭 13:30~13:45 赤倉沢渡渉点 14:05 登山口 14:50

☆費用            
宿泊費 一人(ビール代含む) 約 12、000円(二日分)      
レンタカー代 一人 約 5000円(ガソリン代、運転代含む)

 

陣馬  奈良倉山

 10月13日(土) 曇り      
参加者 吉田(博)[L]、小川、高橋、本多(正)、成田    計5名
               
-吉田(博)記-  
当初の計画では奈良倉山から権現山までつなぐ予定であったが、西原峠から先一部登山道が荒れている事と、長時間になるため2回に分けることにした。  
上野原駅発松姫峠行きバス車内で顔を合わせる。手術後復帰の本多さんもお元気そうでなによりだ。バスはまだ色づかない木々の合間を縫って1時間ほどで鶴峠に到着。奈良倉山頂までは植林の道で、先日の風雨で折れた木や落ち葉で荒れている。山頂近くに富士山展望
台があるが、生憎雲で覆われて残念なことである。  
奈良倉山から一旦トイレ設備も整った松姫峠の車道に下り、ゆるやかに鶴寝山に登っていく。ここでのんびり昼食。今日は時折吹く風が青空を覗かせる時もあるという曇り空で、じっとしていると肌寒くなってくる。  
鶴寝山からは自然林の広い道をゆるく下っていき、大マテイ山をまいて大菩薩の牛ノ寝通りの末端と大ダワで合流する。モロクボ平へは道幅の狭い外傾斜のトラバースが続く。靴の中で指先をギュッとしめて地面をつかむようにしていないと体重がきちんと乗らなくて流されてしまう。登山者は昼食時に通過していった一人ときのこ採りの数人のみ。  
モロクボ平からはすべりやすく薄暗い植林の中をジグザグに川久保の集落に下り、道なりに行くと村役場近くのバス停に着く。今日のコースの感想として、きつい登りもなく歩きやすかったというが、またこういう計画を入れてみようと思う。  
15:40分の奥多摩行きのバスを待っていたのに、思いがけなく上野原行きが先に来たのでこれに乗る。計画した時、小菅から先は奥多摩行きしかないと思っていた。最後、上野原駅でもあまり待たずに臨時のホリデー快速に乗ることができたというラッキーな1日であった。
 
☆コースタイム       
JR中央線上野原駅 8:28(バス65分) 鶴峠バス停 9:33/40 奈良倉山 11:10/11:15       松姫峠 11:50/11:55 鶴寝山12:20/12:45 大ダワ13:40/13:50 モロクボ平14:30/14:40      川久保バス停 15:20/15:30(バス70分) 上野原駅16:40

☆費用             
JR 新宿~上野原  片道950円   
バス 上野原~鶴峠  1000円   
川久保~上野原 1230円

 

大菩薩 小金沢連嶺

 10月21日(日) 晴れ 
参加者 清水(ふ)〔L〕、大田、斉藤、高橋、片倉、吉田(博)、                  白井、吉田(美)、土方、竹中   計10名
                   
-清水(ふ)記-
 
福ちゃん荘のホームページを眺めていたら、塩山から大菩薩の県道が、9月に
本土を直撃した台風9号のために、道が崩落して、復旧のめどが立っていないということを知り、タクシー会社に連絡してみると、甲斐大和からなら、福ちゃん荘へ入れるということで、4日前ぐらいに集合場所を、塩山から甲斐大和に移し、この山行を実施することになった。東京近郊の人なら特に問題なく、高尾7時03分の甲府行きに乗れるわけだが、さらに遠い地区からだと間に合わないというわけで、特急でのアプローチが可能なように設定を考えていたが、今日に限って遠い方は行けなくなってしまったので、申し訳ないと思った。許されよ。        
そう云う訳で、甲斐大和に10名が集合し、タクシーにちょっときつめに5名づつ乗り込み、福ちゃん荘に向かう。ここから介山荘が立つ大菩薩峠に向かう道は、登山道というより林道に近い幅広い道で、これが峠までつづいている。        
50分あまりで、介山荘が見えてきて、小屋と小屋の間を抜けると、青空の下、南アルプスと甲府の町、そして初雪が粉砂糖のように山頂を覆っている富士山が、目の前に飛び込んできた。暫く眺めを堪能してから、熊沢山を巻く道に歩みを進める。ここは、明るく開けた峠とは対照的に暗い針葉樹林の道だ        
下りになると再び笹原が、広がり、展望が大きく開ける清々しい高原のような場所に出る。ここが、石丸峠だ。この景色とこの一帯の雰囲気は、何度来てもいいなあと改めて感じてしまう。牛の寝通り左に見て、下がっていくと、平成11年の山行のときに昼食をとった狼平にでた。お昼にはまだ早いので、      
今回は、次の小金沢山まで行ってお昼をとる事にして、さらに歩みを進める。
 
笹薮が全面に覆っていて足場が見えないところや、大きな木が倒れていて、回り道をしないと前に進めないところや、木を跨いだり、くぐったりして、まるで障害物競走のような道を、迷わないように、踏み跡を確かめつつ登って行くと、人の声が近づいて来て、紅葉まっ盛りの小金沢山のピークに着いた。鮮やかな紅葉のさらなる上に富士の姿が見えて素晴らしい景色だ。ここで、記念撮影をして、昼食のために30分間ぐらい休憩をとった。 笹薮があり、ふみ跡が交錯している尾根を赤いテープを頼りに尾根から下がらないように歩いていくと、やがて南側の展望が開け秀麗富岳12景の牛奥ノ雁ヶ腹摺山に着 いた。少し雲が出てきたものの、富士のピークは、はっきりと姿を見せてくれて、その美しい姿に、しばし目を奪われる。  
川胡桃沢ノ頭を過ぎ、黒岳に向かうが、秋の日差しは午後になると、夕暮れを思わせる雰囲気を漂わせて、さらに遠くで鳴く鹿の声が、なぜかもの悲しさを感じさせる。黒岳のピークは、特に展望も無くさらに綺麗なブナの林を通り過ぎると、今度は白砂の道となり白谷丸という明るい場所に出た。  
台風の影響もあるのか、かなり道が崩れていて、道に亀裂が入ってるところもあるざれた道を降って行くと湯ノ沢峠に出た。ここから、30分で、タクシーを頼んでおいた湯ノ沢峠登山口に着くわけだが、ここからの道が、沢沿いの道なのだが、ところどころ水が出ていて、ぬかるんでいるところもあり、橋も崩れているところもあり、意外と大変な悪路だったのにはびっくりした。  
タクシー代が高くなっても、湯ノ沢峠から、タクシーに乗った方がよかったかもと思ったが、歩き出した後には戻るわけにも行かず、どうにか皆、慎重に下ってゆき、広い林道に出たときには、安堵と共に充実した山旅が出来たことの喜びを強く感じた。

☆コースタイム        
福ちゃん荘 9:30 介山荘 9:50~9:55 石丸峠 10:24
狼平 10:52 小金沢山 11:45~12:15 牛奥ノ雁ヶ腹摺山 12:58~13:15 川胡桃沢ノ頭 13:53~13:59 黒岳 14:30        湯ノ沢峠15:30~15:35 湯ノ沢峠登山口 16:15

☆費用              
タクシー代 甲斐大和駅 ~福ちゃん荘 6820円×2台
            
湯ノ沢峠登山口~甲斐大和駅 3540円×2台
                  一人分のタクシー代 2100円       
電車代   甲斐大和~新宿 往復 3780円

 

奥多摩  大塚山

 11月3日(土) 天気 曇り
参加者 原田(L)広瀬 小野 中村 高橋 吉田(博)延命 計7名
                  
-原田 記-
寸庭集落の大塚山への真新しい標識に従い、鉄五郎新道に入る。このところの雨の為、越沢を右手眼下にした斜面の細いトラバースの土道は滑り易いところもあり、余所見はできない。
40分で金比羅神社着。ここは越沢バットレスの上部に当たる。広沢山へは1時間余の本格的な雑木林の尾根登りである。途中の岩尾根は4月にはイワウチワ、ヒカゲツツジ、6月にはバイカツツジが楽しめる。あとは植林の楽な広い尾根道を25分で大塚山園地着。ビジターセンターまで進み、昼食後、日の出山へ。さすがに祝日のメーンストリート、賑わっているが、山頂から足場の悪い急坂を下って北尾根に入ると、行きと同様我々だけのルートとなる。前半は雑木林の下降でひたすら尾根を北へ、急坂もあるのでゆっくり下る。後半は植林となり、山頂より1時間40分で光仙橋着。多摩川の遊歩道をラフティングやマウンテンバイクを楽しむ若人を見ながら、文字通り遊歩しつつ、約20分で御岳駅着。

※ 花ベスト           
1 センブリの群生 (北尾根の下部で、本日一番の盛り上がり)   
2 フクオウソウ  (地味ながら、気になる花。あちこちで見られる)   
3 キッコウハグマ (とんがった蕾は開花すると白くて真に清楚) 
他に、キクやアザミの類多数、コアジサイ(黄葉)、 マツカゼソウ 、リンドウ 、実はツルリンドウ、ミヤマシキミ、オトコヨウゾメ、ツリバナ、シオデなどが見られた。日差しと展望にあまり恵まれなかったおかげで、足元の植物に集中できる山行となったかな。
尚、鉄五郎新道は昭文社の地図にはないが道は明瞭。日の出山北尾根ルートは最近掲載されるようになった。


☆コースタイム        
古里(8:48)→寸庭集落大塚山登山口(9:17)→金比羅神社(10:00-10:10)→      広沢山(11:23-11:28)→大塚山園地(11:53-12:00)→ビジターセンターで昼食           (12:20-12:55)→日の出山(13:43-13:53)→岩テラス(14:45-14:50)→      光仙橋(15:33)→御岳駅(15:58)

☆費用      
JR 立川→古里 540円   御岳→立川450円

 

関西の山 京都北山・六甲山

 11月10日(土)~11日(日)
参加者  高柳【CL】、豊岡【SL】、中村、高橋、片倉、清水(ふ)、宇野、梅沢 濱田                                          計9名

京都北山・天ガ岳  11月10日(土)晴れ        
― 浜田 記 ―
週末の天気予報が晴れ→雨→晴れと目まぐるしく変わり心配していたが、幸いにして曇り空の朝を迎えた。京都駅前で関東組と無事合流。8時前のバスに乗り込む。  
バス・叡電を乗り継ぎ鞍馬駅より歩き出す。取り付き点に道標がなく地元の方に教えて頂き、登山コースに入る。この道は京都一週トレールの道だが整備されているとは言い難い。しかし、落ち葉のフカフカした道、露出した木の根が足を掬いそうだが、それでも地元の小学生だろう、手書きの「山を大切にしよう」といった看板を見ながらの道は楽しく迷う事はない。  尾根道をたどり小さなアップダウンの後、分岐を大きく左に曲がると三角点がある筈。左右に点在する石がそれらしく見えてくる。気付かずに通り過ぎたのかなぁと思いだした頃、先頭から「あった」の声。三角点で小休止。果物等が回ってくる。「有り難うございます。」  
季節は11月だが紅葉には早い様だ。 それでも高度を稼ぐにつれ次第に色づいた木も現れる。木立の間から鞍馬尾根も姿を見せた。数年前に歩いた道だ。山頂も間近の筈、ここかと思いながらやっと登ったら偽ピーク。何度も騙されながらどうにか天ガ岳に辿り着いた。眺望はないが12時を回っているのでここで食事となる。  
頂上からしばらくは急下降、後はしっかりした登山道を下る。木立の道で眺望はほとんどないが、シャクナゲ尾根辺りは名の通り石楠花が続き、季節には優しい色で目を楽しませてくれる事だろう。だらだらした道で膝がおかしくなりそうだ。いい加減いやになった頃ようやっと下山。林道は水が豊富な谷沿いを走り、蟹に出会ったり大きな蛙に驚いている内、大原の里へ。 とたんに観光地となった。一時間近く歩いてバス停まで行き、今夜の宿を目指した。  今回の北山は紅葉には早かったものの、それなりの姿を見せてくれたし、自然林があるかと思えば整然とした杉林もありで、結構楽しめるコースでした。

☆コースタイム       
鞍馬駅(9:10)薬王坂(9:40~9:45)天ヶ岳(12:15~12:50)翠黛山分岐          (14:30)寂光院(15:00)

☆費用           
バス 京都駅~出町柳(片道)220  大原~国際会館(片道)280          
叡電 出町柳~鞍馬(片道)410 
地下鉄 国際会館~四条(片道)280          
阪急電車 烏丸~芦屋川(片道)510

六甲山 11月11日(日)晴れ一時曇り             
― 高柳 記 ―  
朝7時前に宿の朝食を摂り7時35分に出発する。この宿は芦屋川駅から30分ほどの急登の上にあり、高座ノ滝登山口のそばにある。登山口は石畳の広場になっていて、1メートル四方の金枠の中で火が燃やされていた。そのそばには男が3人腰掛けていて、その中の一人は30年来ここに来ていると話しかけてきた。高座ノ滝は高さが10メートルほどある赤石でその中心を白い水が流れ落ちていた。        
ここから風吹岩まではロックガーデンと呼ばれている階段状の岩を行く、これを登りきると風吹岩で、周囲には遮るものがなく名称の謂れが分かる。眼下にはビルが建つ市街地と大阪湾が見えていた。霞んではいるが湾には船が点在している。登山口の高座ノ滝方面も見え、歩いてきた道には岩が屹立していてロックガーデンと呼ばれている意味が理解できた。  雨ヶ峠を通り、途中「本庄橋」を下に見て、この先の七曲と呼ばれている道を行くのだがそんなには曲がってはいない。この道は「魚屋道(ととやみち)」とよばれその昔、朝大阪湾の浜で獲れた魚を標高約900メートルの六甲越えをして有馬温泉まで運んだ道だという。歩を進めていくと突然行く手に自動車が通るのが見えて驚いたが、そこは頂上直下の「一軒茶屋」で、茶屋には自動車道が走っていた。        
山の中にある茶屋とは趣きが異なり大きく立派な建物で食事なども商っている。登山者の休憩場所にもなっていて、店内に入り持ち込んだ昼食のパンとチーズを食べ、コーヒを飲んでいると、わたしの前で二人の登山客が生ビールを飲んでいた。このチーズを口に入れ、あのビールを二口飲んだらどんなに幸せかと思う。        
六甲山最高峰に11時40分に着いた、記念写真を撮り紅葉谷(もみじだに)経由で有馬温泉に下ることにする。自動車道を5、6回横切り極楽茶屋から紅葉谷道に入る。空が暗くなりポツリと雨がきたが、頭上だけの黒雲なので通り雨と判断する。        
紅葉谷はその名に相応しく、順光の紅葉、逆光の 紅葉、そして紅葉からふる木漏れ日を浴びながら有馬温泉へ下って行った。有馬温泉では「かんぽの湯」内にある「金の湯」といわれる金色の温泉に入り、身体を温めながら今日歩いた道を辿っていた。

☆コースタイム      
大悲閣(7:35)高座ノ滝(7:40~7:45)風吹岩(8:35~8:45)天ヶ峠(10:45)          一軒茶屋(11:15~11:35)六甲山最高峰(11:40~11:50)極楽茶屋(12:35~12:40)有馬温泉(14:05)

 

南大菩薩 湯ノ沢峠~大鹿峠

 11月18日(日) 晴れ 
メンバー (L)吉田  高橋、尾辻、三好、鈴木   計 5人
                  
―吉田(博)―  
電車から見上げる空は予報と違って青空である。今日のコースは先月歩いた大菩薩峠から湯ノ沢峠の続きで、大鹿峠まで行き笹子へ降りる。  
笹子では大勢降りたが、甲斐大和駅で降りたのは我々だけである。予約のタクシーで避難小屋のある湯ノ沢峠へ向かう車窓からは今日も富士が見える。  避難小屋より立派なトイレ前が駐車場になっており、車が3・4台止めてある。猟銃を持った人が数人いる。猟期が始まったのだ。  
身支度し、1・2分で縦走路に出て右へ。植生を守るためかロープが張られた草原を行くが、霜が融けてどろんこ道でぬるぬると歩きにくい。トラバースぎみに山腹を巻いていくと富士が顔を出し写真タイムとなり、ひと息で大蔵高丸の山頂に着く。ぬかるみを下りカヤトの原を行くとハマイバ丸。風は冷たくても日差しは暖かく、木々がざわめき銀色に輝くススキの波が寄せては引く。笹をかき分け大きな石のある天下石を過ぎ、落ち葉でいっぱいの米背負峠を越して大谷ヶ丸の頂上へ。先客のパーティが食事の用意をしている。我々も少々早いが昼食とする。切開かれている西面に向かって腰を下ろす。
富士は雲に隠れてしまった。記念写真を撮って乾いてきた急斜面を下る。  曲り沢峠で田野への道を分け大鹿山は巻いて大鹿峠に向かう。峠からは道幅も広くなり時々はっとするような色づく葉もある道をだらだら行く。杉の植林を抜けて舗装路に出、15分も歩くと道証地蔵がある滝子山の登山口だ。ここから駅までも長い。      
笹子駅からの電車時間調整のため丁度開催されていた「笹一新酒フェア」に立ち寄る。記名すると聞き酒用グラスを渡される。おでんや焼き鳥等もあり小腹を満たす。ちょっと得した気分で、今日一番寒い駅のホームで電車を待つ。

☆ コースタイム       
JR中央線甲斐大和駅 8:40(タクシー40分) 湯ノ沢峠避難小屋 9:20 大蔵高丸            9:55/10:05 ハマイバ丸 10:30/10:40 天下石11:05 米背負峠11:20 大谷ヶ丸11:40/12:10 コンドウ丸12:45/12:55 曲り沢峠13:10 大鹿峠13:35/13:45
林道に出る14:20 道証地蔵 14:35 吉久保入口15:20 笹一新酒フェア(電車時間調整)15:30/15:50 笹子駅15:55

☆ 費 用            
JR 新宿~甲斐大和 1890円   笹子~新宿 1890円      
タクシー 甲斐大和駅~湯ノ沢峠避難小屋  5460円/台

 

南道志  鉄砲木ノ頭

11月23日(金・祝日) 晴れ 
メンバー 高橋(L)、片倉、本多(正)、川端、大庭      計 5名
                 
-本多(正)記―  
8:30にJR御殿場線谷峨駅にて本日体験山行である大庭さんと落ち合いタクシーにて登山口のある浅瀬に向かう。西丹沢一帯はたまたま今日が狩猟解禁日とのことで管理小屋で注意を受けた上登山ルート等を記した資料を貰い登山口に向かう。道標の所から右に下がると世附川に掛かる少々頼りない吊橋を渡る。  
植林の中を道標に導かれてしばらく歩くと山裾の所から登山道になる。  今日は典型的な晩秋の好天に恵まれ道一面に敷き詰められた落ち葉を踏みしめながら歩くのはまことに心地良い。まさに山歩きの醍醐味である。沢の流れを横切って尾根に回り込むと展望が開け、丹沢方面の山並みが見えてくる。やがて湯船からの林道に出ると世附峠に出る。ここにはルート上これから先もちよいちょいお目にかかる色彩豊かな案内板があり眼を楽しませてくれる。  冠雪の富士山がきれいだ。5-6月頃はサンショウバラの群落がみられらしい。  不老山への道を左に分け樹林の中を進むと逢坂峠、登りがきつくなってくると尾根が細くなりロープの付いた急登をロープを頼りに登る。白クラノ頭を過ぎ12時前に湯船山に着く。ここで昼食、富士スピードウエイからの爆音が上がってきてなんとも耳障りだ。ゆるやかなアップダウンの後明神峠を過ぎ一度車道に下り、すぐに階段を上がって車道の横を歩く。      
登山道が続くが車道が横を走っているので雰囲気は良くない。やがて下り、車道を渡ると三国山への急登だ。しばらく長丁場の山行をごぶさたしている身には結構こたへる。三国峠を下り車道を反対側に渡り、鉄砲木ノ頭に向かう。細かな火山岩のような砂の道は少し歩きにくい。山頂には祠があり眼下に山中湖がみえる。切通し峠をバス停のある平野に向かう。  
久しぶりに長い距離を歩き、きつさを覚えたが好天と景観に恵まれ、充実感のある山行であった。

☆ コースタイム       
浅瀬の登山口(8:50)-吊り橋(9:00)-世附峠(10:00)-白クラノ頭(11:15)-湯船山(11:40)-(12:10)-明神峠(13:00)-三国山(13:45)-三国峠(14:10)-鉄砲木ノ頭(14:25)-平野の下山口(15:15)

☆ 費 用           
小田急 新宿-新松田 750円 
JR 松田-谷峨 190円       
タクシー代 谷峨→浅瀬 4010円      
高速バス  平野-日野バス停 1550円     
モノレール 甲州街道-立川南 190円

 

大菩薩嶺  源次郎岳

 12月1日(土) 天気 晴れ 無風 暖か
 
参加者 原田(L) 小野 中村 高橋 八木 吉田(博) 清水(ふ)中出 土方 竹中 
池田   計11名
           
-原田 記-  
会員の車2台で甲斐大和からの足が確保された為、らくらく山行となった。嵯峨塩深沢林道奥の源次郎岳登山口に乗りつけるつもりが、手前で降りてしまい、踏跡のあったゆるい斜面を上がり、本来の日川尾根に合流した。  
源次郎岳へは茶色の落ち葉を踏みつつしばしの下り。なんと尾根より山頂の方が低いのだ。源頼朝に追われた岩竹源次郎が山頂で切腹した言い伝えがある山だが、この時期はすっかり葉を落とした木々の間から、富士山はもちろん、雪の南アルプスの峰々、奥秩父から大菩薩などの展望が広がり、明るい印象だ。
         
上日川分岐に戻り、富士山を見ながら、熱々のうどんや会員手作りのチーズカナッペ、漬物などで1時間余のお昼タイム。帰りは冬枯れの道を信玄の隠し湯嵯峨塩館まで下った。   ここの日帰り湯(1時間500円)は小さいが清潔で、露天風呂も眺めが良い。皆さん、「今日は来た甲斐がある」という満足顔。(但し、カランが2つの規模なので大人数には向かない。)館内は落ち着いた木調で歴史を感じる造り。  
クスノキの古木の縦2mもあるオブジェ、ウン百万?に惚れ惚れ。甲斐大和にて解散。かつての寂峰・源次郎岳、うどんランチ、秘湯体験の3点セットののんびり山行、いつか懐かしく思い出す・・そんな感じの信玄所縁の甲州の初冬の一日。

☆コースタイム        
登山口 10:00 上日川分岐 10:20 源次郎岳 10:40~10:50 上日川分岐             (昼食)11:16~12:25 嵯峨塩館 13:10~14:50 甲斐大和 14:25

☆費 用              
JR 高尾~甲斐大和 片道950円

 

忘年山行「大菩薩嶺」

 12月8日(土) 晴れのち曇り
参加者 大田(リーダー) 高柳 斉藤 高橋 堀内 片倉 本多(正) 清水(裕)        清水(ふ) 宇野 梅澤 白井 三好 池田 延命  計 15名
              - 大田 記 -  
当初申込みをされていたが急遽、仕事が入り、参加できなくなった吉田(美)さんから高尾駅で彼女が準備していた本日の忘年山行用の食材を受け取り、8時01分発の甲府行き普通電車に乗り込んだ。

山頂の標高が2000メートル以上あるため、寒さが気になり、「ホカロン」を身につけているため、心強い。        

当初の計画では塩山駅で下車してタクシーに乗車する予定であったが、タクシー会社からの情報では、秋の台風で裂石⇔ロッヂ長兵衛の間で路肩が崩落して行けないということで2駅手前の甲斐大和駅で下車した。        
予約していた4台のタクシーはすでに到着しており、皆で分乗して上日川峠を通り、福ちゃん荘前まで行くことにした。道も特に凍結している場所もなく、50分弱で無事に福ちゃん荘の前に到着した。        

出発前に今年2回目参加の新人延命さんと各会員が相互に自己紹介したあと大菩薩峠を目指して歩き始めた。歩きながら右手をみるが、富士山は見えなかった。勝縁荘の左手に登山道が続くが、傾斜はそれほど強くなく陽だまり山行のようである。やがて山腹をまくようになると、やがて左手に介山荘の新しい建物が見えてくると大菩薩峠であった。介山荘の向かい側には新しい休憩舎も出来ており、このあたりの施設は大菩薩ならではの施設で充実している。        
ここからは明るく、広大な尾根道が続いている。残念ながら富士山は見えなかったが、遠景には雪に覆われた南アルプスや八ヶ岳が見えた。尾根道を20分も歩くと旧大菩薩峠のある賽の河原に着き、そばには本日の忘年会場であるの休憩所が建っていた。        
着いたのは11時を少し過ぎたばかりであったが、早速賽の河原で忘年会の準備を開始した。今回は、豚汁と餅入り汁粉を作ることにしている。      
各担当がコンロでコッフェルに水を入れ、予め火を通して準備をしてきた材料を入れて料理をするが、予め火を通してきているので、加熱すればそのまま食べられるようになっているので、余り時間は要しない。20分ほどで火を止め、コッフェルを休憩所に持ち込み、各自が持参した食器に豚汁や汁粉を入れて宴会を開始した。休憩所の広さは、我々の人数で使うにはちょうど良く皆で作ったアツアツの美味しい豚汁は、冷えた身体を温めるには最適だった。
高柳会長の挨拶に続き、本年の山行参加回数上位3人が表彰された1位は21回参加の高橋さん、2位は15回参加の吉田(博)(今回は不参加)、3位は14回参加の中村さん(今回は不参加)であった。続いて参加者からも挨拶をいただき、忘年会は終了した。今回はいつもの山行終了後の忘年会とは異なり、
山行が終了していないので当然アルコールは抜きであったが、皆で料理をして食べる美味しさはまた格別で、たまにはこういうものも良いと思った。        

忘年会で大休止したあと、のんびりと歩いて約30分ほどで大菩薩嶺に到着した。        
 記念写真のあと、尾根道を途中まで戻り、雷岩の側の分岐は唐松尾根コースを通り、下山した。往路とは異なり、やや急傾斜の道であったが、約40分ほど歩き福ちゃん荘の前に全員無事に到着した。ここからは往路と同様に、頼んでいたタクシーに分乗し、甲斐大和駅に向かった。  
今回は急に仕事になり、参加できなくなったのに、わざわざ横浜の自宅から高尾駅まで豚肉を届けていただいた吉田美穂さん、どうもありがとうございました。
       

また忘年会の食材準備をされた方や、コンロ、コッフェル、燃料ガスを提供していただいた皆様のご協力にも感謝をいたします。

☆コースタイム        
福ちゃん荘前(10:00)大菩薩峠(10:50)   
旧峠 (11:10~12:20)大菩薩嶺(12:55~13:05)      
雷岩(13:15)福ちゃん荘(14:00)

費用           
JR  高尾 ⇔ 甲斐大和 1,900円(往復)
  
タクシー    甲斐大和 ⇔ 福ちゃん荘 13,560円(往復1台)
    忘年会費用   豚肉  1,601円