山  旅
会報 No.155
好山好山旅会
H.19.1 
 

                                             

平成19 年2月例会山行計画
第一例会 2月4日(日) 奥武蔵 武川岳 担当者 大田
第二例会 2月12 日(祝・月) 中央線 高川山 担当者 清水(ふ)
第三例会 2月17 日(土) 桐生 鳴神山 担当者 高柳
第四例会 2月25 日(日) 道志山塊 阿夫利山 担当者 原田 



《 年頭の辞 》
会 長 高 柳 正 敏
新年あけましておめでとうございます。 
昨年の山行は如何だったでしょうか、山へのレベルが上がってきていますが、反面、 体力は下がってきています。この二つの均衡をとるのが課題で技術面は措くとして、 一日の歩程を短くすることで、大きな山でも歩けると考えています。
1 日に8時間歩け る体力を維持するには努力も必要で、「山を歩くために」を自分自身に言い聞かせて日々努力する必要かあるでしょう。
8時間歩ければ10 時間も可能です。中高年登山の事故率の多さが取りざたされていて、原因は多岐にわたりますが、山に入らなければ、動かなければ事故はないわけです。
嫌だな、疲れたな、危ないな、怖いなという気持ちを大切にして慎重に行動すれば、少しは事故が減るのではないか と考えています。
生きてきた経験からくる危機に対する予感や、体調の不具合を感じたら留まるべき でしょう。昨年10 月のガイド2名、客4名の白馬岳の遭難も、「天気が悪いから止め よう」という意見がなかったのでしょうか。
山岳ガイドはガイド料金をお客様からい ただいて案内しているので、お客さんが行くと言えば行動することがあるようです。
山を歩く行為はエネルギーの最後の一滴までを消耗してしまう恐れがあります。
健康管理を心がけ、無理をしない楽しめる山行を今年も続けたいものです。 



《西上州 桜山》
 12 月3日(日) 晴れ
参加者 高橋【L】、廣瀬、大田、斉藤、村上、小野、中村、尾辻、片倉、本多(正)、 中出、清水(ふ)、清水(裕)、原田、鈴木、三好、佐々木、成田、 ゲスト:清水(ふ)姉 計 19名
-清水(裕)記-
桜に誘われたか、好天に誘われたか、久々の19 名の多くの参加を得て、はたまた低 山のため男性の参加が多かった等の一部の声もありましたが、青空の下気持ちの良い 一日を過ごすことができました。
JR本庄駅に集合し(一部八高線利用者は途中のバス停から合流)9時出発のバスで八塩温泉入り口バス停に向かう。
おそらくこんなに大勢の人が乗ることは初めてであろうと思われるほどのローカル色のバスと感じたため、おつりは大丈夫だろうかと余計な心配をする。
バスを降り、道路を渡り八塩温泉の古めかしい建物の脇を通り過ぎると、ゆったり とした登山道になる。
御倉御子神社を右側に見ていよいよハイキング道から登山道ら しくなってくる。
ややきついのぼりに差し掛かる前、全員天気予報で冷え込むとの報道で若干厚着をしていた着衣を1~2枚脱ぎ、いよいよ登りに差し掛かる。
一服平を過ぎ、やや急な登りを超えると展望台に到着、ここで小休憩を取る。
ここからは小さい山ではあるが登山気分を味わえる登山道がしばらく続く。
落ち葉を踏みしめて歩くことは本当に気持ちが良い。
林の中の道あり、尾根道ありで変化があり、飽きることの無い道が続く。
途中見落とす人も多い弁天山を過ぎると、今までのやさしさが嘘のような急勾配が20 分ほど続く。
ほどほどに汗をかいたところで日当たりのあるやや広くなったところで休憩を取る。
ほとんどの人は立ち休みであったが 若干2名ほど大休止並みにゆったり休む人もいた。
休憩から10 分ほど歩くと桜山ハイキングコースの看板があり、そこからはまさにハ イキングコースとなる。
フラットな林の中の道を30分ほど歩くと桜山公園の駐車場に出る。
駐車場の上には立派な鬼石名物の庭石と池を配した日本庭園があり、そこの吾妻屋で昼食とした。
頂上の駐車場は満車で待っている車の列がかなり長く続いている。
駐車場周辺にはみやげ物売り場が多く、歩いている人も軽装の観光客がほとんどで、 下から登ってきた人はわれわれ以外ほとんどいないようでした。
桜山は全山で7000 本の冬桜が咲くことで名所になっているところであり、今週は紅葉はイマイチであったが紅葉でも有名なところです。
公園の中もすべてを歩くと1時 間以上かかるということでしたが、昼食後三々五々桜見物とお土産買いを楽しみまし た。
帰りは行きと異なる金丸バス停に向かって一気に下り、バスの時間の関係で鬼石郵便局まで車道を歩き、途中みかん農家でみかんを買ったり、試食したりして車道歩きも楽しみました。
帰りの交通も八高線、と本庄経由JRとに別れ無事帰途に着きました。
本当に大勢の参加者がお天気に恵まれ、また冬の桜と紅葉を楽しみ満足した一日で した。 ☆コースタイム
八塩温泉入口バス停(9:40)→登山口(10:10)→展望台(10:30~10:40)→ 長久保(11:10)→桜山日本庭園(昼食12:20~)→山頂・自由行動→日本庭 園(13:30~13:50)→金丸登山口(14:30)→鬼石郵便局バス停(15:10)
☆費用
JR 新宿~本庄 片道 1,450 円 バス 往路 480 円 復路 540 円



《奥武蔵 高山不動~黒山三滝》
12 月9日(土) 雨のち曇り
参加者 大田【L】、高柳、魚津、堀内、片倉、清水(ふ)、中出、三好、成田、 早川、吉田(美)、佐々木、 忘年会場直行 小川、栗原、高橋、国府田、本多(正)、清水(裕)、宇野 計 19名 -大田 記-
あいにくの天気となったため、山行参加者は12名となり、池袋からの電車に三々五々と乗り合せてきた。
自宅を出るときは曇りだったが、池袋ではもう雨がぱらついていた。
これまで殆どの忘年山行には参加しているが、雨になったことは殆どなかっ た。
リーダーとしては雨が激しくならないようにと願うのみであった。
西吾野駅で下車し、雨具を付け、軽い屈伸運動をして高麗川の支流に沿って北に歩 き出した。
歩くこと10分余りで右折し、橋を渡り「吾笑楽」という茶店の前を通り、 川に沿って戻るように行くと幅広い登山道が出てきた。
ジグザグに登る道は好天であれば、秩父の山が見える筈である。
やがて道は杉の植林地に入った。 直登で滑りやすい道のため注意して歩く。
やがて道はなだらかになった。ところが、 この辺りには伐採したばかりの多くの木々が山道と交差するように置かれており、歩 きにくいことこの上なかった。
看板を読むと伐採した木は山中に捨て置いて自然に帰す植林法らしい。
暫く歩くと西吾野からの道と合流し、さらに進むと見晴台と高山不動への分岐があ るが高山不動への道を行く。
高山不動の前の大銀杏は落葉が盛りであり、まるで黄色の絨毯のようであった。
大銀杏の下で記念写真を撮った。高山不動への急な石の階段は雨で濡れていることもあり、とても歩きにくかった。
不動尊の横の休憩所で簡単な食事休憩をしたあと、左手の道を登ると、いったん舗装された車道に出るが茶店の前の山道を登ると関八州見晴台まではすぐだった。
ここ が本日の最高峰(771m)だった。見晴台は西側と東南方向が開けており、ここも本来な ら眺望のよいところである。
見晴台で夫婦と思しき二人連れと出会った。こんな雨の日に物好きな人たちだと思って話しかけると、向こうも大人数の我々を見てそう思っ たようだ。
小休止のあと尾根の東側に続く道を花立松ノ峠に向かって下り始めた。
暫し歩くと 車道に出た。少し歩くと二股になっており、一方は顔振峠に行く道であった。
我々は車道を左に回って黒山の方に向かった。
途中で車道の切れ目から黒山に向かう明るい斜面を下る山道を下山した。
やがて車道と合流し、歩いているうちに黒山三滝に向か う右折道を通り過ぎたらしく気が着いたら越生から黒山に向かうバス道に出ていた。
この辺りでは雨は殆ど止んでいた。 そんな訳で三滝を見ないままに忘年会場である黒山鉱泉館に着いてしまった。会場に着き、従業員に聞くと、会場直行組は既に到着しており、温泉に入っているとのこ とだった。
早速、我々も暖かい温泉で冷えた身体を温めた。
第二部の忘年会は高橋幹事が司会をし、高柳会長の挨拶で始まった。
ご馳走もまずまずだった。本日のハイライトは本年の締め括りとして、例会山行参加回数上位者が恒例により表彰された。
今年は1位が17回で吉田博美さん、2位が13回で高橋和 行さん、本多正好さん、原田佳世さんであった。今回は出席していた高橋さん、本多 さんが参加者の前で表彰された。
あとは参加者全員が挨拶を行い、小川さんの締めの挨拶でお開きとなった。帰りは黒山鉱泉館の送迎バスで越生まで送っていただき帰路についた。
これは所感であるが、会山行の参加は任意申込みではあるが、新人歓迎山行、忘 山行くらいは少なくともリーダーや役員の方たちは仕事の都合を除き、全員参加が望 ましいと感じた次第である。
忘年山行や新人歓迎山行を担当すると分かるが、参加者が多い場合は嬉しい苦労で余り問題がないが、人数が少ないと、リーダーは参加人数のことで苦労をさせられる。
☆コースタイム
西吾野(9:05)→高山不動尊(10:35~10:53)→関八州見晴台(11:20~ 11:35)→黒山鉱泉館(13:15)
☆費用
西武池袋線 池袋→西吾野 610 円 東武東上線 越生→池袋 700 円 忘年会 約6,000 円