山 旅
会報 No.162
好山好山旅会
H.19.8
好山好山旅会
H.19.8
平成19年 9月例会山行計画
第一例会 9月 1日(土) 御坂 黒岳 担当者 清水(ふ)
第二例会 9月 8日(土)~9日(日) 美ヶ原 八島湿原~車山 担当者 清水(裕)
第三例会 9月14日(金)~17日(月) 北アルプス 栂海新道 担当者 大田
第四例会 9月28日(金)~30日(日) 北アルプス 爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳 担当者 高橋
《 頚城山塊 火打山・妙高山 》
7月7日(土) 曇り時々晴れ
参加者 清水(ふ)[L]、高橋、斉藤、片倉、梅沢、三好、中出、佐々木 計8名
-三好 記―
7月6日 池袋発23時45分の直江津行きの高速バスに乗りました。
男性1名、 女性6名、現地集合1名の8名の参加です。
高田駅7日の朝5時31分着、電車、 タクシーを乗り継ぎ、火打山登山口の笹峰牧場7時出発。
田中澄江の「花の百名山」に選ばれている火打山・・・ どんなお花に出会えるか、期待に胸膨らませて、夜行バスの疲れもどこへやら。
ブナ林の歩きやすい木道を歩き始めた途端にベニバナイチヤクソウが 「お~嬉し い!!」カメラをパチリ。
ズダヤクシ、ヤグルマソウ・・・ 次から次にお花が 登場。
小鳥の囀りを聞きながら歩きますが、風もなく、暑い、暑い 汗がダラダラ・・ 。
でも雨よりはいいかもと思いながら 歩き富士見平で一休み、お天気だと富士山が見えるようですが、あいにくの曇り空。
ミゾホウズキ 、ゴゼンタチバナ のお花が沢山 見えてきて、11時高谷池ヒュッテに到着。
お昼休憩でした。 高谷池ヒュッテ 11時40分出発、天狗の庭です 。
「すご~い」と誰もが歓声・・・・ ハクサンコザクラ、コバイケイソウ、イワイチョウ、ミズバショウ、キヌガサソウ、 サンカヨウ・・・ お花、お花のオンパレード 。
こんなに沢山のハクサンコザクラを見たのは、初めて。
このお花を見にくるだけ の人もいて、可憐で可愛くて・・・。
天狗の庭から火打山の頂上までは、食事後と夜行バスの疲れが出てきて、結構大変でしたが、 途中の雷鳥平では本当に雷鳥に出会えて、キンポウゲのお花畑もありました。
頂上には13時25分着、あいにく展望なし。
記念撮影して、13時25分出発 し今夜泊まる黒沢池ヒュッテを目指します。
疲れているのですが、右見ても、左見ても、お花お花で、ほんとにお花が多いことに感激。
最後までこころ和ませてくれたマイズルソウ 、イワカガミ 、サンカヨウ 。
黒沢池ヒュッテ、 16時頃到着、乾杯のビールの美味しかったこと 。
夕食終え、19時には布団の中でした。 大満足の一日。
7月8日(日) 晴れ時々曇り
-清水(ふ)記-
朝3時、寝ぼけながらトイレに起きると、外は思っているより明るかった。
空を 見上げると、北斗七星が、見えるじゃないか。なんと満天の星空だ。この調子で行くと昨日見えなかった、火打山が妙高山から見えるかもしれないと考えながらもう一度ふとんにもぐりこんだ。
4時少し過ぎ、誰かさんがしかけてくれた目覚まし時計の音で起床。
5時半から、 名物のクレープの朝食を食べ、6時少し過ぎに宿をあとにした。
今日の出だしは、30分ぐらいの登りだが、登山道の両脇には、キヌガサソウ、サ ンカヨウ、などの少し大きめの花や、ツマトリソウ、マイズルソウなどの小さい花 たちもいっぱい咲いていて、楽しい登りだ。
一山越えると、次は回り込むような下りが少し続き、妙高山の取り付きまで妙高外輪山をまいて行く。
うっそうとした茂みの中には、シラネアオイが群生しているところもあり、あきさせない。
やがて、残雪が見えてくると、そこが、妙高山への取 り付き点だ。
秋に来たときには、分岐の標識があったが、雪に埋まっているのか、 標識は、見当たらなかった。
かなり傾斜のある残雪のある坂を登って行くのだが、 とくに滑ることもなく、ちょうど良い雪の状態で、アイゼンなしで、登ることがで きた。
徐々に岩っぽくなってきて、樹林帯が終わると、火打山や焼山も見えて来た。
岩場にはイワヒゲや、アオノツガザクラが、咲いていて、登りの疲れを癒してくれる。
やがて岩を回り込むと妙高山の山頂に着いた。
北側の展望台からは、火打山に 並ぶ山塊が綺麗に見えた。
西側には、北アルプスが雲の間から姿を現したり、隠れ たりして、展望を楽しむことができた。
山頂で、少し長めにコーヒータイムを取り、 お天気に助けられて、楽しいひと時を過ごすことができた。
燕温泉への下山道は、下のほうから霧が沸いていて展望はないが、日をさえぎって 暑さをあまり感じず、かえって涼しいくらいで、みんな調子良いペースで歩けるようだ。
途中、5メートルほどの長さの鎖場が、2本ほどあったが、足場がしっかり 彫られているので問題なく降りることができ、怖さも感じなかった。
ハルリンドウがいっぱいあって、綺麗だなって思っているうちに、天狗平に着いた。
さらに下っていくと川原に出て、涼しいので、此処で食事を取った。
称名の滝を通りすぎると、あちらこちらに温泉の源泉らしい、青ビニールがかけて あるところが、いっぱいあり、硫黄の臭いがかなり鼻についてくる。
いつの間にか、道も広くなり傾斜も無くなって来て、アスファルトの道になると、 燕温泉の露天風呂が見えてきた。
一浴の後、バスで関山駅に向かった。
思いがけず、梅雨の合間の良い天候に恵まれ、いっぱいの花たちに巡り合う楽しい 山旅となった。
☆ コースタイム
7日 笹ヶ峰(7:05)~黒沢(8:06~8:15)~十二曲がり(8:55) ~富士見平(10:07)~高谷池ヒユッテ(11:07~11:38)~ 火打山(13:30~13:40)~天狗の庭(14:41~14:48)~ 高谷池への分岐(15:07)~黒沢池ヒユッテ(16:14)
8日 黒沢池ヒユッテ(6:20)~燕新道分岐(7:32)~妙高山(9:0 0~9:26)~天狗平(10:55)~地獄谷河原 (11:30~11:55)~燕温泉(13:20)
☆ 費用
高速バス代 5250円 タクシー代 5680円(1台) 山小屋代 8500円 バス代(燕温泉~関山駅)550円 新幹線代(長野~東京) 7460円
新会員歓迎山行 《 浅間 鼻曲山 》
7月22日(日) 曇り
参加者 清水(裕) [L]、高柳、大田、高橋、吉田(美)、土方、池田 山田(体験山行) 計8名 -清水(裕) 記-
数日来の天候がハッキリしない中、高橋予報官からは天候は良い方向に向かっているとの予報を頂いていた。
しかし特に茨城ほか関東各県では前日から雨模様という ことで、果たして頂上でお汁粉が食べられるか懸念されている状況であった。
特に雨を呼ぶ人、お日様を呼ぶ人が入り混じり大変に難しい判断を求められていた。
幹事は前日から現地に入っていたが、土曜日の現地状況は高橋予報官の言うとおり、 薄日もさして、雨は何とか避けられるとの判断をしていたところ、現実雨の降っている地域では心配が募る状況にあった。
そうした中で実行を決めさせていただいた。
さて当日の朝は雨は降っていなかった が雲がどんよりと立ち込めて、山の途中で雨に降られる恐れを感じさせるものであった。
こんな中で高橋予報官のみは確信を持ってお天気は快方に向かうとの予報を崩さなかった。こうした中で難しい判断ではあったが、コースを短縮して長日向からの往復という安全策をとることにした。
昨年に引続き今年も旧碓井峠登山口にある熊野神社参拝の機会を逃してしまった。
8時半土方さんの車とタクシーに分乗した参加者8名は長日向の登山口(標高11 45m)に到着した。
長日向は旧軽井沢の町から白糸の滝に向かう山中に開発され た分譲別荘地で、その外れに登山口はある。
途中小瀬温泉のところに有料道路ゲー トがあり300円の料金を支払う。
8時50分登山口ゲートを出発する。
なだらかなカラマツの森林道で、空気も若干の湿り気があり、ひんやりとして気持ちが良い。清水が先導する。気持ちよく歩いていると何時の間にか人声が遠くなり、 気が付くと数メートル後ろで「きれいな花」の話と写真で賑わっている。
何せ3歩歩くと忘れるのでそっと眺めるだけにしてなかなか話の輪に入れない。
途中木苺だけはつまんで食べたがうまかった。
9時30分林道に出て10分の休憩を取った。
気のせいか少しづつ気温が上がってきているようで、結構汗をかく。
9時40分出発して間もなく山道らしいのぼりになってくる。
雨の心配のためか登山者は少なくすれ違う人は誰もいない。
時々傾斜がゆるくなるがただただ単調なの ぼりが続く。程なく急傾斜の道にロープが下りている登りになる。
10mほどの急傾斜を登ると頂上の一つ子天狗に到着する。
時刻は10 時半、出発 して1 時間40 分とあっけない登山となった。
同年輩の4人連れがシートを敷いて休んでいた。
本来であれば子天狗からは浅間山の全景が見える絶好の写真ポイントであるが、残念ながらガスで何も見えない。
そこに荷物を置いて5分ほど先にある 三角点のある大天狗に向かい、記念撮影し子天狗に戻り昼食兼お汁粉とする。
今回は土方さんが皆が座れ万一雨のときは庇になる大きなテントシートを持参いただき、また山のベテランの山田さんが手際よく準備をしてくれた。
清水の準備した(それだけ)調理済あんこと太田さんの準備したお餅をたっぷり入れたお汁粉を頂きながら、会長のお話を頂だき、引続いて全員自己紹介と近況報告 を行い和気藹々とした時間を過ごす。
この間やはりガスのため浅間は姿を見せることはなかった。
11時35分若干早いが荷物をたたんで出発、それほど急いだわけではないが12時45分には別荘地に到着、バスに時間が相当にあるためタクシー を呼ぶ。
この間早いので温泉に入りたいとの意見が多く、日帰り入浴が可能な塩壷温泉に行くことにする。
途中清水の山小屋に立ち寄り、土方、清水の車で温泉に向 かう。
昼間からの温泉はほかにお客もなくのんびりと過ごすことが出来た。
皆体力は余り気味であったので絶好の気分転換になったのではないかと思う。
温泉のホテルロビーで会計を済ませ一路軽井沢駅に向かった。
登山には若干物足りない 一日でしたが、雨にも遭わず楽しく過ごすことが出来ました。
※ お知らせ
1)下記の山行は、参加者ゼロのため中止になりました。
・【北アルプス・祖母谷~白馬岳】 7月第3例会
2)受贈会報「木鶏」2007年8月号
※ 編集雑記
私が担当するようになった会報も今号で四回目を迎え、あっという間に過ぎ去ったという感じです。
担当といっても手のかかることはほとんどしておらず、リーダー から報告していただいたレポートをコピーして貼り付け、多少文章の行を整理する作業も伴いますが、それが終えたら庶務担当の梅澤さんにメールで送信するだけです。
表紙の写真だけはその要領に最初は手間取りましたが、一度やりつけてしまえば二度目からは簡単です。
カラーコピーでないがゆえの悩みなのですが、この原稿をもとにして会員人数分をモノクロでコピーし、皆さんに送付するものと思ってい ましたので、その際もっとも気にかかったのが写真の見映えということでした。ひと月の山行をまとめて一枚の写真に連結するアイデアに自画自賛したのですが、表紙を飾っている写真を見て何が写っているのか認識できなければ、このアイデアは画餅になります。
さっそくコピーしてみて、全体にざらついた色調になるのはやむをえないものの、四枚連結してあるそれぞれの写真によりけりですが、何が写って いるのか判然としないものがありました。
印刷の段階ではモノクロの写真もこれでいけると思うのですが、コピーは画質が極端に落ちて使い物にならず、表紙を飾る ものは他にないものかと意気消沈しました。
窮すれば通ずではないのですが、この事に固執してあれこれパソコンを操作していると、たまたまグレーズケールで処理 すればモノクロでも普通のものより綺麗に印刷されることが分かりました。
つまり 印刷が綺麗であれば、それに比例してコピーもそれなりのデキになると踏んだ訳で す。
さて、この後は私のあずかり知らないことですが、原稿を庶務担当のパソコンに送信し、梅沢さんはご自分のパソコンで印刷して、後は一枚一枚コピーするとばかりに私は思っています。メールで送信した後も、私の欲している写真は、こんなデキだと言わんばかりに印刷した物を念入りに庶務担当に郵送し、ぜひこのように印刷して欲しいという意図は測りかねたと思います。
そのようなやりとりの中で、 会報は勤め先の近くの印刷所で会員分全部を印刷しているという事を聞いて杞憂がはらわれ、つまるところ私がかってに独り相撲を取っていたことになります。
第一例会 9月 1日(土) 御坂 黒岳 担当者 清水(ふ)
第二例会 9月 8日(土)~9日(日) 美ヶ原 八島湿原~車山 担当者 清水(裕)
第三例会 9月14日(金)~17日(月) 北アルプス 栂海新道 担当者 大田
第四例会 9月28日(金)~30日(日) 北アルプス 爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳 担当者 高橋
《 頚城山塊 火打山・妙高山 》
7月7日(土) 曇り時々晴れ
参加者 清水(ふ)[L]、高橋、斉藤、片倉、梅沢、三好、中出、佐々木 計8名
-三好 記―
7月6日 池袋発23時45分の直江津行きの高速バスに乗りました。
男性1名、 女性6名、現地集合1名の8名の参加です。
高田駅7日の朝5時31分着、電車、 タクシーを乗り継ぎ、火打山登山口の笹峰牧場7時出発。
田中澄江の「花の百名山」に選ばれている火打山・・・ どんなお花に出会えるか、期待に胸膨らませて、夜行バスの疲れもどこへやら。
ブナ林の歩きやすい木道を歩き始めた途端にベニバナイチヤクソウが 「お~嬉し い!!」カメラをパチリ。
ズダヤクシ、ヤグルマソウ・・・ 次から次にお花が 登場。
小鳥の囀りを聞きながら歩きますが、風もなく、暑い、暑い 汗がダラダラ・・ 。
でも雨よりはいいかもと思いながら 歩き富士見平で一休み、お天気だと富士山が見えるようですが、あいにくの曇り空。
ミゾホウズキ 、ゴゼンタチバナ のお花が沢山 見えてきて、11時高谷池ヒュッテに到着。
お昼休憩でした。 高谷池ヒュッテ 11時40分出発、天狗の庭です 。
「すご~い」と誰もが歓声・・・・ ハクサンコザクラ、コバイケイソウ、イワイチョウ、ミズバショウ、キヌガサソウ、 サンカヨウ・・・ お花、お花のオンパレード 。
こんなに沢山のハクサンコザクラを見たのは、初めて。
このお花を見にくるだけ の人もいて、可憐で可愛くて・・・。
天狗の庭から火打山の頂上までは、食事後と夜行バスの疲れが出てきて、結構大変でしたが、 途中の雷鳥平では本当に雷鳥に出会えて、キンポウゲのお花畑もありました。
頂上には13時25分着、あいにく展望なし。
記念撮影して、13時25分出発 し今夜泊まる黒沢池ヒュッテを目指します。
疲れているのですが、右見ても、左見ても、お花お花で、ほんとにお花が多いことに感激。
最後までこころ和ませてくれたマイズルソウ 、イワカガミ 、サンカヨウ 。
黒沢池ヒュッテ、 16時頃到着、乾杯のビールの美味しかったこと 。
夕食終え、19時には布団の中でした。 大満足の一日。
7月8日(日) 晴れ時々曇り
-清水(ふ)記-
朝3時、寝ぼけながらトイレに起きると、外は思っているより明るかった。
空を 見上げると、北斗七星が、見えるじゃないか。なんと満天の星空だ。この調子で行くと昨日見えなかった、火打山が妙高山から見えるかもしれないと考えながらもう一度ふとんにもぐりこんだ。
4時少し過ぎ、誰かさんがしかけてくれた目覚まし時計の音で起床。
5時半から、 名物のクレープの朝食を食べ、6時少し過ぎに宿をあとにした。
今日の出だしは、30分ぐらいの登りだが、登山道の両脇には、キヌガサソウ、サ ンカヨウ、などの少し大きめの花や、ツマトリソウ、マイズルソウなどの小さい花 たちもいっぱい咲いていて、楽しい登りだ。
一山越えると、次は回り込むような下りが少し続き、妙高山の取り付きまで妙高外輪山をまいて行く。
うっそうとした茂みの中には、シラネアオイが群生しているところもあり、あきさせない。
やがて、残雪が見えてくると、そこが、妙高山への取 り付き点だ。
秋に来たときには、分岐の標識があったが、雪に埋まっているのか、 標識は、見当たらなかった。
かなり傾斜のある残雪のある坂を登って行くのだが、 とくに滑ることもなく、ちょうど良い雪の状態で、アイゼンなしで、登ることがで きた。
徐々に岩っぽくなってきて、樹林帯が終わると、火打山や焼山も見えて来た。
岩場にはイワヒゲや、アオノツガザクラが、咲いていて、登りの疲れを癒してくれる。
やがて岩を回り込むと妙高山の山頂に着いた。
北側の展望台からは、火打山に 並ぶ山塊が綺麗に見えた。
西側には、北アルプスが雲の間から姿を現したり、隠れ たりして、展望を楽しむことができた。
山頂で、少し長めにコーヒータイムを取り、 お天気に助けられて、楽しいひと時を過ごすことができた。
燕温泉への下山道は、下のほうから霧が沸いていて展望はないが、日をさえぎって 暑さをあまり感じず、かえって涼しいくらいで、みんな調子良いペースで歩けるようだ。
途中、5メートルほどの長さの鎖場が、2本ほどあったが、足場がしっかり 彫られているので問題なく降りることができ、怖さも感じなかった。
ハルリンドウがいっぱいあって、綺麗だなって思っているうちに、天狗平に着いた。
さらに下っていくと川原に出て、涼しいので、此処で食事を取った。
称名の滝を通りすぎると、あちらこちらに温泉の源泉らしい、青ビニールがかけて あるところが、いっぱいあり、硫黄の臭いがかなり鼻についてくる。
いつの間にか、道も広くなり傾斜も無くなって来て、アスファルトの道になると、 燕温泉の露天風呂が見えてきた。
一浴の後、バスで関山駅に向かった。
思いがけず、梅雨の合間の良い天候に恵まれ、いっぱいの花たちに巡り合う楽しい 山旅となった。
☆ コースタイム
7日 笹ヶ峰(7:05)~黒沢(8:06~8:15)~十二曲がり(8:55) ~富士見平(10:07)~高谷池ヒユッテ(11:07~11:38)~ 火打山(13:30~13:40)~天狗の庭(14:41~14:48)~ 高谷池への分岐(15:07)~黒沢池ヒユッテ(16:14)
8日 黒沢池ヒユッテ(6:20)~燕新道分岐(7:32)~妙高山(9:0 0~9:26)~天狗平(10:55)~地獄谷河原 (11:30~11:55)~燕温泉(13:20)
☆ 費用
高速バス代 5250円 タクシー代 5680円(1台) 山小屋代 8500円 バス代(燕温泉~関山駅)550円 新幹線代(長野~東京) 7460円
新会員歓迎山行 《 浅間 鼻曲山 》
7月22日(日) 曇り
参加者 清水(裕) [L]、高柳、大田、高橋、吉田(美)、土方、池田 山田(体験山行) 計8名 -清水(裕) 記-
数日来の天候がハッキリしない中、高橋予報官からは天候は良い方向に向かっているとの予報を頂いていた。
しかし特に茨城ほか関東各県では前日から雨模様という ことで、果たして頂上でお汁粉が食べられるか懸念されている状況であった。
特に雨を呼ぶ人、お日様を呼ぶ人が入り混じり大変に難しい判断を求められていた。
幹事は前日から現地に入っていたが、土曜日の現地状況は高橋予報官の言うとおり、 薄日もさして、雨は何とか避けられるとの判断をしていたところ、現実雨の降っている地域では心配が募る状況にあった。
そうした中で実行を決めさせていただいた。
さて当日の朝は雨は降っていなかった が雲がどんよりと立ち込めて、山の途中で雨に降られる恐れを感じさせるものであった。
こんな中で高橋予報官のみは確信を持ってお天気は快方に向かうとの予報を崩さなかった。こうした中で難しい判断ではあったが、コースを短縮して長日向からの往復という安全策をとることにした。
昨年に引続き今年も旧碓井峠登山口にある熊野神社参拝の機会を逃してしまった。
8時半土方さんの車とタクシーに分乗した参加者8名は長日向の登山口(標高11 45m)に到着した。
長日向は旧軽井沢の町から白糸の滝に向かう山中に開発され た分譲別荘地で、その外れに登山口はある。
途中小瀬温泉のところに有料道路ゲー トがあり300円の料金を支払う。
8時50分登山口ゲートを出発する。
なだらかなカラマツの森林道で、空気も若干の湿り気があり、ひんやりとして気持ちが良い。清水が先導する。気持ちよく歩いていると何時の間にか人声が遠くなり、 気が付くと数メートル後ろで「きれいな花」の話と写真で賑わっている。
何せ3歩歩くと忘れるのでそっと眺めるだけにしてなかなか話の輪に入れない。
途中木苺だけはつまんで食べたがうまかった。
9時30分林道に出て10分の休憩を取った。
気のせいか少しづつ気温が上がってきているようで、結構汗をかく。
9時40分出発して間もなく山道らしいのぼりになってくる。
雨の心配のためか登山者は少なくすれ違う人は誰もいない。
時々傾斜がゆるくなるがただただ単調なの ぼりが続く。程なく急傾斜の道にロープが下りている登りになる。
10mほどの急傾斜を登ると頂上の一つ子天狗に到着する。
時刻は10 時半、出発 して1 時間40 分とあっけない登山となった。
同年輩の4人連れがシートを敷いて休んでいた。
本来であれば子天狗からは浅間山の全景が見える絶好の写真ポイントであるが、残念ながらガスで何も見えない。
そこに荷物を置いて5分ほど先にある 三角点のある大天狗に向かい、記念撮影し子天狗に戻り昼食兼お汁粉とする。
今回は土方さんが皆が座れ万一雨のときは庇になる大きなテントシートを持参いただき、また山のベテランの山田さんが手際よく準備をしてくれた。
清水の準備した(それだけ)調理済あんこと太田さんの準備したお餅をたっぷり入れたお汁粉を頂きながら、会長のお話を頂だき、引続いて全員自己紹介と近況報告 を行い和気藹々とした時間を過ごす。
この間やはりガスのため浅間は姿を見せることはなかった。
11時35分若干早いが荷物をたたんで出発、それほど急いだわけではないが12時45分には別荘地に到着、バスに時間が相当にあるためタクシー を呼ぶ。
この間早いので温泉に入りたいとの意見が多く、日帰り入浴が可能な塩壷温泉に行くことにする。
途中清水の山小屋に立ち寄り、土方、清水の車で温泉に向 かう。
昼間からの温泉はほかにお客もなくのんびりと過ごすことが出来た。
皆体力は余り気味であったので絶好の気分転換になったのではないかと思う。
温泉のホテルロビーで会計を済ませ一路軽井沢駅に向かった。
登山には若干物足りない 一日でしたが、雨にも遭わず楽しく過ごすことが出来ました。
※ お知らせ
1)下記の山行は、参加者ゼロのため中止になりました。
・【北アルプス・祖母谷~白馬岳】 7月第3例会
2)受贈会報「木鶏」2007年8月号
※ 編集雑記
私が担当するようになった会報も今号で四回目を迎え、あっという間に過ぎ去ったという感じです。
担当といっても手のかかることはほとんどしておらず、リーダー から報告していただいたレポートをコピーして貼り付け、多少文章の行を整理する作業も伴いますが、それが終えたら庶務担当の梅澤さんにメールで送信するだけです。
表紙の写真だけはその要領に最初は手間取りましたが、一度やりつけてしまえば二度目からは簡単です。
カラーコピーでないがゆえの悩みなのですが、この原稿をもとにして会員人数分をモノクロでコピーし、皆さんに送付するものと思ってい ましたので、その際もっとも気にかかったのが写真の見映えということでした。ひと月の山行をまとめて一枚の写真に連結するアイデアに自画自賛したのですが、表紙を飾っている写真を見て何が写っているのか認識できなければ、このアイデアは画餅になります。
さっそくコピーしてみて、全体にざらついた色調になるのはやむをえないものの、四枚連結してあるそれぞれの写真によりけりですが、何が写って いるのか判然としないものがありました。
印刷の段階ではモノクロの写真もこれでいけると思うのですが、コピーは画質が極端に落ちて使い物にならず、表紙を飾る ものは他にないものかと意気消沈しました。
窮すれば通ずではないのですが、この事に固執してあれこれパソコンを操作していると、たまたまグレーズケールで処理 すればモノクロでも普通のものより綺麗に印刷されることが分かりました。
つまり 印刷が綺麗であれば、それに比例してコピーもそれなりのデキになると踏んだ訳で す。
さて、この後は私のあずかり知らないことですが、原稿を庶務担当のパソコンに送信し、梅沢さんはご自分のパソコンで印刷して、後は一枚一枚コピーするとばかりに私は思っています。メールで送信した後も、私の欲している写真は、こんなデキだと言わんばかりに印刷した物を念入りに庶務担当に郵送し、ぜひこのように印刷して欲しいという意図は測りかねたと思います。
そのようなやりとりの中で、 会報は勤め先の近くの印刷所で会員分全部を印刷しているという事を聞いて杞憂がはらわれ、つまるところ私がかってに独り相撲を取っていたことになります。