山 旅
会報 No.164
好山好山旅会
H.19.10
好山好山旅会
H.19.10
平成19年11 月例会山行計画
第一例会 11月 3日(土) 奥多摩 大塚山 担当者 原田
第二例会 10月 9日(金)~11月11日(日) 関西の山 京都北山・六甲山 担当者 高柳
第三例会 11月18日(日) 大菩薩 湯ノ沢峠~曲り沢峠 担当者 吉田(博)
第四例会 11月23日(金・祝) 西丹沢 鉄砲木ノ頭 担当者 高橋
《 御坂山塊 黒岳 》
9月1日(土) 曇り時々霧雨
参加者 清水(ふ)[L]、高橋、片倉、吉田(博)、三好、川端、吉田(美) 計7名
-清水(ふ) 記-
会の山行がある週は、天気予報が気がかりで、毎日ヤフーのピンポイント天気 予報をみては、晴れマークを期待しているが、今回は、週末は雨かもしれない という思いが強かった。
しかし、木曜頃から、もしかしたら晴れるかもと期待してしまったのが、思いのほか災いして、高尾から乗った電車の車窓から見る雲の多さに、さらに沈む気持ちが強くなる。
今日は富士山が、見えなくても、目的は、レンゲショウマなどの夏から秋の花。
少し気持ちを入替え、河口湖9時発の天下茶屋行きのバスに乗り込む。
途中のバス停から、入間から車で来たT氏が乗ってきて 今日のメンバー7名が、集合する。終点の天下茶屋で、我々とあと2、3名のハイカ ーがバスから降りたが、我々以外のグループは、三つ峠登山口で、バスを降りるのを間違えてしまったとかで、御坂山方向へ歩くグループは、我々だけだった。
地図にも載っている太宰治の文学碑を見てから、20分ほどで清八山への分岐を 右に見て尾根上の路を登ってゆく。
レンゲショウマが、この路に入ってまもなくポ ツリ、ポツリと現れてきて、霧雨に濡れた可憐な姿に、ついつい魅了される。
時期も少し遅かったのか、群生しているところはなかったが、どうにか花の時期に間に合ったようだ。
さらに登って行くとカイフウロの群落があり、次から次といろいろな花が出てきて花見山行としては飽きることがない。
トリカブトはないのかなって思っていると、黒岳近くになると多く見えて色的にも 楽しませてくれる。
12時半、黒岳のお花畑で昼食を食べて、T氏の自動装置付カメ ラで霧の中の集合写真を撮り、すずらん峠に向かい、此処でドンベイ峠への路を分けてさらに、西方面に歩を進める。
富士がみえるであろう見晴らし台も何箇所か通り過ぎたが、この霧はおさまりそうに無い。
新道峠から、大石に向かう下山道に入 りつづら下りの路をぐるぐると廻りながら高度を下げて行く。
そこが見えないくらい路で、疲れて果てた頃、明るい林道に飛び出た。
林道から河口湖畔に向けて歩み を進め、丁度、河口湖自然生活館前に停まっていた河口湖駅行きバスに乗り込み、 ここで解散となった。
☆ コースタイム
天下茶屋9:40 分岐10:04 御坂山10:50~10:58 御坂峠11:32 黒岳12:30~13:05 すずらん峠13:27 新道峠14:06 林道14:52河口湖自然生活館15:55
☆ 費用
電車代(新宿~河口湖 往復)4780円 バス代(河口湖駅~天下茶屋)740円 バス代(河口湖生活館~河口湖駅)470円
《八ヶ岳・編笠山 霧が峰・車山高原》
9月8日(土)晴れ
参加者 清水(裕)[L]、大田、土方、山田 計4名
編笠山
-山田 記-
週半ばに台風が接近し、状況によっては中止も予想されたが、幸い日本に上陸すると足を速めて北海道方面に抜けてくれた。
小淵沢で4人待ち合わせをし、土方さんの車で観音平に移動した。
観音平はすでに多くの車が止まっていた。 身支度をして9: 30 出発。
最初はゆったりとした樹林帯の登りであったが、台風の余波か蒸し暑かった。
30 分で小休止。その後もだらだらとした樹林帯の登りが 続き、これで本当に標高差1000m を登るのだろうかと不安になる。
さらに1時間 ほど登って小休止。誰かがこんにゃくゼリーを振る舞ってくれた。
高齢者登山隊ゆ え、喉に痞えないよう気をつけながら恐る恐る飲み込んだ。これはうまい。 元気を取り戻して出発。
このあとだんだんと傾斜がきつくなり、さらに50 分ほど 登ったところで梯子場があり息が切れたので、ここで休憩。
この辺りから傾斜は一段ときつくなり、樹林帯が終わって山頂が近い事を感じる。
12:25 山頂。天気は良く、暖かでのんびりと昼食を摂った。
北側には権現岳が急峻な姿を見せている。山頂でゆっくりし、13:15 出発。
下山は青年小屋経由とした。降り口が分からず少し迷う。
低木の間をひょこひょこと降りていくと、ほどな く青年小屋に到達。かき氷の暖簾が懸かっており、そそられるが山中でお腹を痛くするとたいへんなので、ぐっと我慢。
13:55 小屋を出発。編笠山の東斜面を巻く ように歩いて行く。
14:30 登りコースに合流し、ひたすら樹林帯を下る。
16:07 観音平到着。おおむね予想タイムどおり。
再び土方さんの車で小淵沢インターから 中央自動車道に乗り、諏訪インターに移動。
その後40号線経由で霧ヶ峰を目指 た。
さらにビーナスラインに入り、八島湿原の手前でこの日の宿泊地に到着した。
宿泊場所の「鷲ヶ峰ひゅって」は、山小屋だとばかり思っていたが、レトロ調の家具に囲まれたなかなか趣のある宿であった。
夕食はなんとフランス料理で、筆者の山行暦では初めての豪華料理だった。
テーブルの上には天然杢のオブジェが飾られ、清水さんの奏でるギターを聴きなが ら夜長を楽しんだ。
ちょっと小粋なオーベルジュで週末を過ごした気分になった。
9月9日(日)晴れ
八島湿原~車山
-山田 記-
翌朝朝食前に空荷で八島湿原を周遊した。朝日に湿原が映えて美しかった。
焼きたてパンのおいしい朝食後9:00 出発。
八島湿原を横切って尾根に取り付く。約1時 間で物見岩に達する。
湿原の眺望が雄大だ。さらにそこから見通しのよいコースを 軽快に歩き、蝶々深山を経て、最後はスキー場のリフトの横をウンウン唸りながら登った。
11:00 車山山頂着。山頂は一般観光客もいたので休憩もそこそこに出発。
帰りは蝶々深山を巻くように車山湿原の中を歩いた。トリカブトの群落がきれいだ った。
ここはまた花の盛りに来てみたい。途中ビジターセンターで昼食を摂り、 13:16 八島湿原入口に戻る。
土方さんに茅野駅まで送ってもらって解散となった。
☆コースタイム
9月8日 観音平(9:30)→編笠山(12:25~13:15)→青年小屋(13:40) →観音平(16:07)
9月9日 八島湿原(9:00)→物見岩(10:02)→蝶々深山(10:27)→車山山頂(11:00) →八島湿原(13:16)
※ お知らせ
1)下記の山行は、参加者僅少のため中止になりました。
・【北アルプス 爺ヶ岳~鹿島槍ヶ岳】 9月第4例会
2)♪♪ 新しいお仲間が入会されました。宜しくお願いします。♪♪ ・山田昌治さん 〒 Tel
3)受贈会報「木鶏」2007年10月号
※ 編集雑記
山行の記録がうまい具合に全ページに収まってくれると有り難いのですが、こ のように空白の部分ができることがあります。少しの空白ならそのままにして も体裁が悪くないのですが、どうしても神経がさわることがあります。仕方な く空白の部分を埋めているのですが、内容空疎なものしか書いていないので面汚しもはなはだしいところです。
私が入会した頃の山旅は山行の記録ばかりでなく、会員の皆様が投稿した万般に渡っての記事が必ず一、二編載っていまし た。
その後山の談話室ができまして、このような話題はすべて談話室のほうに 吸収されていくいきさつも知らないわけではないのですが、それでも余った原稿がないものかと会員の皆様にお願いしても、それでは本欄の空白を埋めるだ けの役割に解釈され、そんな希望は虫がよすぎますよね。
第一例会 11月 3日(土) 奥多摩 大塚山 担当者 原田
第二例会 10月 9日(金)~11月11日(日) 関西の山 京都北山・六甲山 担当者 高柳
第三例会 11月18日(日) 大菩薩 湯ノ沢峠~曲り沢峠 担当者 吉田(博)
第四例会 11月23日(金・祝) 西丹沢 鉄砲木ノ頭 担当者 高橋
《 御坂山塊 黒岳 》
9月1日(土) 曇り時々霧雨
参加者 清水(ふ)[L]、高橋、片倉、吉田(博)、三好、川端、吉田(美) 計7名
-清水(ふ) 記-
会の山行がある週は、天気予報が気がかりで、毎日ヤフーのピンポイント天気 予報をみては、晴れマークを期待しているが、今回は、週末は雨かもしれない という思いが強かった。
しかし、木曜頃から、もしかしたら晴れるかもと期待してしまったのが、思いのほか災いして、高尾から乗った電車の車窓から見る雲の多さに、さらに沈む気持ちが強くなる。
今日は富士山が、見えなくても、目的は、レンゲショウマなどの夏から秋の花。
少し気持ちを入替え、河口湖9時発の天下茶屋行きのバスに乗り込む。
途中のバス停から、入間から車で来たT氏が乗ってきて 今日のメンバー7名が、集合する。終点の天下茶屋で、我々とあと2、3名のハイカ ーがバスから降りたが、我々以外のグループは、三つ峠登山口で、バスを降りるのを間違えてしまったとかで、御坂山方向へ歩くグループは、我々だけだった。
地図にも載っている太宰治の文学碑を見てから、20分ほどで清八山への分岐を 右に見て尾根上の路を登ってゆく。
レンゲショウマが、この路に入ってまもなくポ ツリ、ポツリと現れてきて、霧雨に濡れた可憐な姿に、ついつい魅了される。
時期も少し遅かったのか、群生しているところはなかったが、どうにか花の時期に間に合ったようだ。
さらに登って行くとカイフウロの群落があり、次から次といろいろな花が出てきて花見山行としては飽きることがない。
トリカブトはないのかなって思っていると、黒岳近くになると多く見えて色的にも 楽しませてくれる。
12時半、黒岳のお花畑で昼食を食べて、T氏の自動装置付カメ ラで霧の中の集合写真を撮り、すずらん峠に向かい、此処でドンベイ峠への路を分けてさらに、西方面に歩を進める。
富士がみえるであろう見晴らし台も何箇所か通り過ぎたが、この霧はおさまりそうに無い。
新道峠から、大石に向かう下山道に入 りつづら下りの路をぐるぐると廻りながら高度を下げて行く。
そこが見えないくらい路で、疲れて果てた頃、明るい林道に飛び出た。
林道から河口湖畔に向けて歩み を進め、丁度、河口湖自然生活館前に停まっていた河口湖駅行きバスに乗り込み、 ここで解散となった。
☆ コースタイム
天下茶屋9:40 分岐10:04 御坂山10:50~10:58 御坂峠11:32 黒岳12:30~13:05 すずらん峠13:27 新道峠14:06 林道14:52河口湖自然生活館15:55
☆ 費用
電車代(新宿~河口湖 往復)4780円 バス代(河口湖駅~天下茶屋)740円 バス代(河口湖生活館~河口湖駅)470円
《八ヶ岳・編笠山 霧が峰・車山高原》
9月8日(土)晴れ
参加者 清水(裕)[L]、大田、土方、山田 計4名
編笠山
-山田 記-
週半ばに台風が接近し、状況によっては中止も予想されたが、幸い日本に上陸すると足を速めて北海道方面に抜けてくれた。
小淵沢で4人待ち合わせをし、土方さんの車で観音平に移動した。
観音平はすでに多くの車が止まっていた。 身支度をして9: 30 出発。
最初はゆったりとした樹林帯の登りであったが、台風の余波か蒸し暑かった。
30 分で小休止。その後もだらだらとした樹林帯の登りが 続き、これで本当に標高差1000m を登るのだろうかと不安になる。
さらに1時間 ほど登って小休止。誰かがこんにゃくゼリーを振る舞ってくれた。
高齢者登山隊ゆ え、喉に痞えないよう気をつけながら恐る恐る飲み込んだ。これはうまい。 元気を取り戻して出発。
このあとだんだんと傾斜がきつくなり、さらに50 分ほど 登ったところで梯子場があり息が切れたので、ここで休憩。
この辺りから傾斜は一段ときつくなり、樹林帯が終わって山頂が近い事を感じる。
12:25 山頂。天気は良く、暖かでのんびりと昼食を摂った。
北側には権現岳が急峻な姿を見せている。山頂でゆっくりし、13:15 出発。
下山は青年小屋経由とした。降り口が分からず少し迷う。
低木の間をひょこひょこと降りていくと、ほどな く青年小屋に到達。かき氷の暖簾が懸かっており、そそられるが山中でお腹を痛くするとたいへんなので、ぐっと我慢。
13:55 小屋を出発。編笠山の東斜面を巻く ように歩いて行く。
14:30 登りコースに合流し、ひたすら樹林帯を下る。
16:07 観音平到着。おおむね予想タイムどおり。
再び土方さんの車で小淵沢インターから 中央自動車道に乗り、諏訪インターに移動。
その後40号線経由で霧ヶ峰を目指 た。
さらにビーナスラインに入り、八島湿原の手前でこの日の宿泊地に到着した。
宿泊場所の「鷲ヶ峰ひゅって」は、山小屋だとばかり思っていたが、レトロ調の家具に囲まれたなかなか趣のある宿であった。
夕食はなんとフランス料理で、筆者の山行暦では初めての豪華料理だった。
テーブルの上には天然杢のオブジェが飾られ、清水さんの奏でるギターを聴きなが ら夜長を楽しんだ。
ちょっと小粋なオーベルジュで週末を過ごした気分になった。
9月9日(日)晴れ
八島湿原~車山
-山田 記-
翌朝朝食前に空荷で八島湿原を周遊した。朝日に湿原が映えて美しかった。
焼きたてパンのおいしい朝食後9:00 出発。
八島湿原を横切って尾根に取り付く。約1時 間で物見岩に達する。
湿原の眺望が雄大だ。さらにそこから見通しのよいコースを 軽快に歩き、蝶々深山を経て、最後はスキー場のリフトの横をウンウン唸りながら登った。
11:00 車山山頂着。山頂は一般観光客もいたので休憩もそこそこに出発。
帰りは蝶々深山を巻くように車山湿原の中を歩いた。トリカブトの群落がきれいだ った。
ここはまた花の盛りに来てみたい。途中ビジターセンターで昼食を摂り、 13:16 八島湿原入口に戻る。
土方さんに茅野駅まで送ってもらって解散となった。
☆コースタイム
9月8日 観音平(9:30)→編笠山(12:25~13:15)→青年小屋(13:40) →観音平(16:07)
9月9日 八島湿原(9:00)→物見岩(10:02)→蝶々深山(10:27)→車山山頂(11:00) →八島湿原(13:16)
※ お知らせ
1)下記の山行は、参加者僅少のため中止になりました。
・【北アルプス 爺ヶ岳~鹿島槍ヶ岳】 9月第4例会
2)♪♪ 新しいお仲間が入会されました。宜しくお願いします。♪♪ ・山田昌治さん 〒 Tel
3)受贈会報「木鶏」2007年10月号
※ 編集雑記
山行の記録がうまい具合に全ページに収まってくれると有り難いのですが、こ のように空白の部分ができることがあります。少しの空白ならそのままにして も体裁が悪くないのですが、どうしても神経がさわることがあります。仕方な く空白の部分を埋めているのですが、内容空疎なものしか書いていないので面汚しもはなはだしいところです。
私が入会した頃の山旅は山行の記録ばかりでなく、会員の皆様が投稿した万般に渡っての記事が必ず一、二編載っていまし た。
その後山の談話室ができまして、このような話題はすべて談話室のほうに 吸収されていくいきさつも知らないわけではないのですが、それでも余った原稿がないものかと会員の皆様にお願いしても、それでは本欄の空白を埋めるだ けの役割に解釈され、そんな希望は虫がよすぎますよね。