山 旅
会報 No.172
好山好山旅会
H.20.6
好山好山旅会
H.20.6
平成20年7月例会山行計画
第一例会 7月4日(金)~6日(日) 東北 白神山 担当者 高柳
第二例会 7月18日(金)~20日(日) 尾瀬 至仏山・笠ヶ岳 担当者 清水(ふ)
第三例会 7月26日(土)~27日(日) 信州 入笠山・八島湿原 担当者 清水(裕)
《 琵琶湖周辺 伊吹北尾根・横山岳 》
4月26日(土)曇りのち雨
参加者 清水(ふ)[L]、高橋、鈴木、豊岡、濱田 計5名
伊吹北尾根
-清水(ふ) 記-
東京付近は、どんよりとした曇りがちの天気だったが、新幹線に乗り込み、浜名湖近くになると晴れ間が見えてきて、これは良い兆しと思っていたら、名古屋近くは 雨模様。
今日の天気は、どうもかなり不安定なようだ。
名古屋で、Tさん、Sさんと合流し大垣に向かい、さらに関西在住のTさんとHさん と養老鉄道の乗り換え口で、合流した。
養老鉄道の終点の揖斐駅で、予約した5人乗りのタクシーで、伊吹北尾根の出発点の国見峠に向かった。
タクシーを降りると、お天気はまずまずではあるが、いきなりの強い風に、たじろいで、国見峠の石碑を眺める余裕もなく、登山道を登り始めた。
いきなりの急登だが、だんだんと風もおさまり、余裕が出てきたころ、Sさんがお花ないねと言ったとたん、目の前にピンクの花びらを発見した。
よく見ると、イワウチワの花びらだった。
登山道の左側を見るとずっと奥のほうまで、イワウチワのお花畑 が広がっていて、さらに登って行くとそのお花畑は、登山道の両側に広がっていて、標高800メートルから1000メートル少し上まで、かなりの長さで続いていた。
さらに 高度を上げて行くと、イワウチワのお花畑はカタクリの道に変わり、カタバミや、ヒ トリシズカ、イワナシ、スミレなど多くの春のお花を楽しむことができた。
大禿山で、昼食を取り伊吹山に向かうが、伊吹山方面は黒っぽい雲に覆われていて、展望は全く期待できない。
石灰を多く含む滑りやすい石の道と、石のない歩きやすい道が交互に現われてくるころ、雨粒がポツリポツリと顔や手に感じるようになったので、レインウェアーを身につけた。
御座峰から少し下り、少しじめじめしているようなところにザゼンソウが、顔を出し ていた。 静馬ヶ原という荒野のような広い所に出ると急に風が強くなり、吹きとばされそうになりながら、さざれ石公園との分岐を過ぎると程なく伊吹ドライブウェイのガードレールが見えてきて、アスファルトの道を20分程歩くと伊吹山の駐車場に着いた。
雨がだんだん強くなり、止みそうにないので、伊吹山の頂上には登らず、15時30分 の関ヶ原行きのバスが来るまで休憩場で、ゆっくりすごした。
4月27日(日) 曇り時々晴れ
横山岳
-鈴木 記-
関西の花の名山横山岳は、私の恋焦がれていた山であった。
横山岳は琵琶湖の北部に位置する双耳峰の山で、谷コースと尾根コースがあ り、今回はブナ林を行く東尾根コースをとった。
宿の好意により長い林道歩きを割愛できたのは幸運であった。
登り始めより急坂が続く。イチリンソウ、スミレ、キランソウなど花いっぱ いの草つきの急斜面は、少し気を抜くと滑り落ちそうなほどである。
尾根上に出てもまだまだ急登の連続であったが、上を見れば、タムシバ、クロモジ、ムシカリ、ミツバツツジ、足下にはシハイスミレなどの花が愛らしく咲いていて 疲れを吹き飛ばしてくれた。
急斜面もそろそろ終わる頃、あたりはブナ林に変わり、イワウチワが咲きだ してきた。
春のブナ林も美しかったが、そこから続くイワウチワの群落はすば らしかった。
2時間ほどの登りで東峰に到着。少しかすんだ金糞岳を大きく見 ることができた。
山頂付近ではイワナシの花がたくさん咲いていた。西峰(本峰)まではやせ た尾根道で展望もよく、やわらかな薄緑の木々の息吹を眼下に感じながら快適に通過した。
30分程で小さな広場の横山岳本峰に到着。
三高尾根コースを登ってきた男性に、花が一杯だったよと聞き心弾ませながら下山した。
下山そうそうからまた急坂が続きロープも張られていたが、道はしっかりし ていて不安なく下りることができた。
下るにつれ若葉の緑が多くなりピンクの桜もやさしい色で咲いていた。
道端には予告どおりイワウチワ、カタクリ、スミレ、イカリソウなどが咲きみだれ、 鳥越峠が近づくあたりはヤマブキが満開であった。
鳥越からコエチ谷の下りも又急坂であったが、足元のイチリンソウと歩いてきた横山岳の峰々を眺めながら無事林道に到着した。
横山岳は春から秋までたくさんの花が咲く花の名山で、それが十分に納得できる山行であった。
花の山に大感激、また、おいしい宿に感激の山旅であった。
次回はぜひ、花がいちばんきれいという白谷のコースを登ってみたいと思っ ている。
☆ コースタイム
26日 伊吹北尾根 国見峠(10:15)国見岳(11:10~11:20)大禿山(11:55~ 12:15)御座峰(12:45)静馬ヶ原(」4:15) 山頂駐車場(14:40)
27日 横山岳 東尾根コース登山口(8:20)東峰(10:30) 横山岳(11:03~11:15) 鳥越分岐(13:05)白谷登山口(13:30)長治庵(14:20)
☆ 費用
電車代22560円(東京~名古屋、米原~東京の新幹線代を含む) タクシー代2710円(一人分) バス代1200円 宿代9000円 平
《 南アルプス 地蔵岳 》
5月3日(土)曇り
参加者 高橋[L]、高柳、土方、山田 計4名
御座石温泉~鳳凰小屋
-山田 記-
夜来の雨が上がり、曇天ではあるが、直射日光に曝されない格好の登山日和。
御座石温泉を9時54分出発。雨上がりの緑濃い山道を黙々と登る。そこかしこの山桜が美し い。
このコースは歩きはじめからかなりの急登で息が切れる。
全員健脚でどんどん標高を稼いでいく。
西ノ平、旭岳の小ピークを乗っ越して13時20分燕頭(つばくろあた ま)山2105mに到着。
約3時間半で1000mの標高差を登ったことになる。
ガスが出てコ メツガの老木にからみつくサルオガセが神秘的だ。
このあたりから雪が部分的に凍結 し始めたので、アイゼンを着けて出発。
ここからは多少のアップダウンはあるが緩やかな登りでそれまでよりは楽になった。
ただ、急傾斜面に設けられた外傾の登山道が 部分的に凍結していて神経を使った。
15時30分鳳凰小屋着。
鳳凰小屋は150人の収容 能力とあったが、当日は30余名程度で寝床はゆったりと与えられた。
年間利用者数が少ないとみえて長年設備投資を怠っており、手洗いなど快適とはいえなかった。
夕食はカレーライスで山小屋としては珍しくお代わり自由であった。
食後は早々に就寝。中高年の登山客が我物顔に振る舞いうるさかった。
5月4日(日)快晴
鳳凰小屋~地蔵岳~御座石温泉
-山田 記-
前日とは打って変わって快晴。
朝日に映える地蔵岳山頂のオベリスクが美しい。
5時半朝食で5時55分鳳凰小屋を出発した。
樹林帯を抜け、6時50分に地蔵岳直下の賽 の河原に到着した。
積雪1m程度。オベリスクは岩がむき出しになっていた。
オベリ スク直下まで足を伸ばして、また同じルートを引き返した。
下りはアイゼンを効かせ てスイスイと降りて7時57分鳳凰小屋到着。
アイゼンを締め直して下山開始。途中ア イゼンを外して10時燕頭山到着。
ここからひたすら急傾斜の登山道を下った。かな り膝が笑った。
12時30分御座石温泉到着。
温泉で汗を流して解散した。
全員体調も 良く、充実した山行であった。
☆コースタイム
5月3日 御座石温泉(9:54)→ 燕頭山(13:20)→ 鳳凰小屋(15:30)
5月4日 鳳凰小屋(5:55)→ 賽の河原(6:50)→ 地蔵岳直下(7:15)→ 鳳凰 小屋(7:57)→ 燕頭山(10:00)→ 御座石温泉(12:30)
《 西上州 谷急山 》
平成20年5月18(日) 晴れ時々曇り
参加者 大田(L) 斉藤 中村 高橋 八木 片倉 本多(正) 清水(ふ) 宇野 川端 土方 池田 計 12名
-大田 記-
信越本線の終点横川駅で高橋さんと土方さんの車がJR利用組を待ち受けてく れ、2台の車に全員が乗り込み、本日の出発点の国民宿舎裏妙義に向かった。
本日の山、谷急山はガイドブックでは6時間半程度と書かれているが、少し、 長めの7時間15分で計画した。
国民宿舎の駐車場で準備を整え、9時過ぎに歩 き始めた。
中木川沿いの林道を歩いているとじきに谷急山の入口の道標があり、 川を飛び石伝いに渡渉した。 ここから三方堺までは緑の若葉の間の道を幾度となく渡渉しながら次第に高度 を上げていった。
時々、山ツツジやミツバツツジが咲いていたが、殆どは盛りを過ぎた頃であった。
ジメジメとした木々の下を歩きながら、この辺りにはヒルが いるので注意をしないといけないと皆で話をしながら歩いたが、私1人だけがヒ ルに血を吸われてしまった。
たまたま、左の手袋を見た際、血が流れていたので手袋を外したところ指の付 根にヒルが吸いついていたので、取り除き、靴で踏んづけたらずいぶん血を吸わ れていた。
歩いている時に上の木から手袋に落ちてきたようだが、全然痛みがないので全 く気がつかなかった。
道中はあまり、きつい登りはなく、見晴らしも利かない中を歩き、11時過ぎに三方境に着いた。
三方境からはコースの周りに岩が多く、見られるようになった。
だんだんと登 りの傾斜がきつくなり、ところどころでは木や石を掴み這いつくばって登るよう になって来た。
この辺りから、小さなピークを次々に越えて行ったが、幅50cmm位のリッ ジを渡ったり、ロープを伝ったりしながら高度を上げて行った。
3つめ目のピー クを越えた頃、正面に谷急山の大きな山塊が見えてきた。
ここから降りた辺りで 左側を見るとものすごいキレットがあり、スリルは満点であった。
ここから道は 岸壁の右側を登り、どんどん急になり、木の根や岩を掴み、古いロープや、大き な鎖を使い垂直によじ登ったりしながら、次々にピークを越え、やっと頂上に辿 り着くことができた。
頂上はそれほど広くなく、既に7,8人の先客が昼食をとっていた。
先客と入れ替わり、我々もここで昼食タイムとした。
頂上からは360度が見渡せるが、春特有の霞みのため遠景は、見えなかった。
我々が下山にかかる頃、多くの登山者が登って来たので入れ替わった。
旅行会社のツアーだとのことで熟達したガイ ドが先導していた。我々は慎重にゆっくり下山していたが、後から来たツアー客 が追い付いて来たので、大きな鎖の手前のピークで先を譲り、ゆっくりと下山した。
同じコースの下山であったが、ピークが多く、結構時間がかかり、三方境まで戻ってきたところで3時過ぎであった。
あとは小さな沢を幾つか渡り、最後の 中木沢を渡って登山口まで戻り、さらに国民宿舎まで戻って来たのは5時であっ た。
私自身としてはヒルの被害の初体験、最後の渡渉の際、浮石で足を滑らせ、水が眼鏡にかかり、一瞬前が見えなくなって深みにはまり、ずぶ濡れも初体験し たのはオマケであった。 ☆ コースタイム
国民宿舎(9:15)三方境(11:05)谷急山(13:00~25) 三方境(15:10~20)国民宿舎(17:00)
☆ 費用
東京駅~横川駅(往復) 運賃 9,840 円
<役員会議事録>
日 時 5 月17 日(金) 午前9 時~午後12 時迄
場 所 豊島区勤労福祉会館
出 席 者 高柳 小川 大田 高橋 八木 片倉 本多(正) 清水(裕) 清水(ふ) 佐々木 計 10 名 議 題
1. 平成20 年度在籍会員
* 3 名が退会(矢澤、国府田、阿部)し、40 名が残った。7 名入会され19 年度末で総勢 で47 名となった。昨年入会したメンバーで、まだ例会に参加されていない会員もいる ので声をかけ参加を促すようにする。
1. リーダー候補 * 来年4 月から男性二名にリーダーをお願いする予定。
2. 今年度より会計監査に佐々木さんをお願いした。
3. 募集関連 * 今のところ、女性2 名、男性2 名から資料請求依頼があった。うち1 名は4 月山行の 越前岳に体験山行として参加の予定。
* ホームページでも入会案内がダウンロードできるように準備する。(ホームページ管 理人が担当)
4. 例会計画作成 * 平成20 年9 月~21 年3 月までと、21 年8 月の北海道の山1 件の例会計画案を作 成した。
5. そ の 他 * ホームページ用パソコンを会員より1 台提供を受け、リニューアルするのでデータの 引越しをする。
* 8 月の新人歓迎山行を西沢渓谷に変更する。
* 次回役員会を平成12 月20 日(土)午後とし、役員以外にも出席を要請し、終了後、 忘年会を計画する。 以 上
※ お知らせ
1)【富士山周辺の山 越前岳】は天気不良のため中止になりました。
2) 受贈会報「木鶏」2008年6月号
第一例会 7月4日(金)~6日(日) 東北 白神山 担当者 高柳
第二例会 7月18日(金)~20日(日) 尾瀬 至仏山・笠ヶ岳 担当者 清水(ふ)
第三例会 7月26日(土)~27日(日) 信州 入笠山・八島湿原 担当者 清水(裕)
《 琵琶湖周辺 伊吹北尾根・横山岳 》
4月26日(土)曇りのち雨
参加者 清水(ふ)[L]、高橋、鈴木、豊岡、濱田 計5名
伊吹北尾根
-清水(ふ) 記-
東京付近は、どんよりとした曇りがちの天気だったが、新幹線に乗り込み、浜名湖近くになると晴れ間が見えてきて、これは良い兆しと思っていたら、名古屋近くは 雨模様。
今日の天気は、どうもかなり不安定なようだ。
名古屋で、Tさん、Sさんと合流し大垣に向かい、さらに関西在住のTさんとHさん と養老鉄道の乗り換え口で、合流した。
養老鉄道の終点の揖斐駅で、予約した5人乗りのタクシーで、伊吹北尾根の出発点の国見峠に向かった。
タクシーを降りると、お天気はまずまずではあるが、いきなりの強い風に、たじろいで、国見峠の石碑を眺める余裕もなく、登山道を登り始めた。
いきなりの急登だが、だんだんと風もおさまり、余裕が出てきたころ、Sさんがお花ないねと言ったとたん、目の前にピンクの花びらを発見した。
よく見ると、イワウチワの花びらだった。
登山道の左側を見るとずっと奥のほうまで、イワウチワのお花畑 が広がっていて、さらに登って行くとそのお花畑は、登山道の両側に広がっていて、標高800メートルから1000メートル少し上まで、かなりの長さで続いていた。
さらに 高度を上げて行くと、イワウチワのお花畑はカタクリの道に変わり、カタバミや、ヒ トリシズカ、イワナシ、スミレなど多くの春のお花を楽しむことができた。
大禿山で、昼食を取り伊吹山に向かうが、伊吹山方面は黒っぽい雲に覆われていて、展望は全く期待できない。
石灰を多く含む滑りやすい石の道と、石のない歩きやすい道が交互に現われてくるころ、雨粒がポツリポツリと顔や手に感じるようになったので、レインウェアーを身につけた。
御座峰から少し下り、少しじめじめしているようなところにザゼンソウが、顔を出し ていた。 静馬ヶ原という荒野のような広い所に出ると急に風が強くなり、吹きとばされそうになりながら、さざれ石公園との分岐を過ぎると程なく伊吹ドライブウェイのガードレールが見えてきて、アスファルトの道を20分程歩くと伊吹山の駐車場に着いた。
雨がだんだん強くなり、止みそうにないので、伊吹山の頂上には登らず、15時30分 の関ヶ原行きのバスが来るまで休憩場で、ゆっくりすごした。
4月27日(日) 曇り時々晴れ
横山岳
-鈴木 記-
関西の花の名山横山岳は、私の恋焦がれていた山であった。
横山岳は琵琶湖の北部に位置する双耳峰の山で、谷コースと尾根コースがあ り、今回はブナ林を行く東尾根コースをとった。
宿の好意により長い林道歩きを割愛できたのは幸運であった。
登り始めより急坂が続く。イチリンソウ、スミレ、キランソウなど花いっぱ いの草つきの急斜面は、少し気を抜くと滑り落ちそうなほどである。
尾根上に出てもまだまだ急登の連続であったが、上を見れば、タムシバ、クロモジ、ムシカリ、ミツバツツジ、足下にはシハイスミレなどの花が愛らしく咲いていて 疲れを吹き飛ばしてくれた。
急斜面もそろそろ終わる頃、あたりはブナ林に変わり、イワウチワが咲きだ してきた。
春のブナ林も美しかったが、そこから続くイワウチワの群落はすば らしかった。
2時間ほどの登りで東峰に到着。少しかすんだ金糞岳を大きく見 ることができた。
山頂付近ではイワナシの花がたくさん咲いていた。西峰(本峰)まではやせ た尾根道で展望もよく、やわらかな薄緑の木々の息吹を眼下に感じながら快適に通過した。
30分程で小さな広場の横山岳本峰に到着。
三高尾根コースを登ってきた男性に、花が一杯だったよと聞き心弾ませながら下山した。
下山そうそうからまた急坂が続きロープも張られていたが、道はしっかりし ていて不安なく下りることができた。
下るにつれ若葉の緑が多くなりピンクの桜もやさしい色で咲いていた。
道端には予告どおりイワウチワ、カタクリ、スミレ、イカリソウなどが咲きみだれ、 鳥越峠が近づくあたりはヤマブキが満開であった。
鳥越からコエチ谷の下りも又急坂であったが、足元のイチリンソウと歩いてきた横山岳の峰々を眺めながら無事林道に到着した。
横山岳は春から秋までたくさんの花が咲く花の名山で、それが十分に納得できる山行であった。
花の山に大感激、また、おいしい宿に感激の山旅であった。
次回はぜひ、花がいちばんきれいという白谷のコースを登ってみたいと思っ ている。
☆ コースタイム
26日 伊吹北尾根 国見峠(10:15)国見岳(11:10~11:20)大禿山(11:55~ 12:15)御座峰(12:45)静馬ヶ原(」4:15) 山頂駐車場(14:40)
27日 横山岳 東尾根コース登山口(8:20)東峰(10:30) 横山岳(11:03~11:15) 鳥越分岐(13:05)白谷登山口(13:30)長治庵(14:20)
☆ 費用
電車代22560円(東京~名古屋、米原~東京の新幹線代を含む) タクシー代2710円(一人分) バス代1200円 宿代9000円 平
《 南アルプス 地蔵岳 》
5月3日(土)曇り
参加者 高橋[L]、高柳、土方、山田 計4名
御座石温泉~鳳凰小屋
-山田 記-
夜来の雨が上がり、曇天ではあるが、直射日光に曝されない格好の登山日和。
御座石温泉を9時54分出発。雨上がりの緑濃い山道を黙々と登る。そこかしこの山桜が美し い。
このコースは歩きはじめからかなりの急登で息が切れる。
全員健脚でどんどん標高を稼いでいく。
西ノ平、旭岳の小ピークを乗っ越して13時20分燕頭(つばくろあた ま)山2105mに到着。
約3時間半で1000mの標高差を登ったことになる。
ガスが出てコ メツガの老木にからみつくサルオガセが神秘的だ。
このあたりから雪が部分的に凍結 し始めたので、アイゼンを着けて出発。
ここからは多少のアップダウンはあるが緩やかな登りでそれまでよりは楽になった。
ただ、急傾斜面に設けられた外傾の登山道が 部分的に凍結していて神経を使った。
15時30分鳳凰小屋着。
鳳凰小屋は150人の収容 能力とあったが、当日は30余名程度で寝床はゆったりと与えられた。
年間利用者数が少ないとみえて長年設備投資を怠っており、手洗いなど快適とはいえなかった。
夕食はカレーライスで山小屋としては珍しくお代わり自由であった。
食後は早々に就寝。中高年の登山客が我物顔に振る舞いうるさかった。
5月4日(日)快晴
鳳凰小屋~地蔵岳~御座石温泉
-山田 記-
前日とは打って変わって快晴。
朝日に映える地蔵岳山頂のオベリスクが美しい。
5時半朝食で5時55分鳳凰小屋を出発した。
樹林帯を抜け、6時50分に地蔵岳直下の賽 の河原に到着した。
積雪1m程度。オベリスクは岩がむき出しになっていた。
オベリ スク直下まで足を伸ばして、また同じルートを引き返した。
下りはアイゼンを効かせ てスイスイと降りて7時57分鳳凰小屋到着。
アイゼンを締め直して下山開始。途中ア イゼンを外して10時燕頭山到着。
ここからひたすら急傾斜の登山道を下った。かな り膝が笑った。
12時30分御座石温泉到着。
温泉で汗を流して解散した。
全員体調も 良く、充実した山行であった。
☆コースタイム
5月3日 御座石温泉(9:54)→ 燕頭山(13:20)→ 鳳凰小屋(15:30)
5月4日 鳳凰小屋(5:55)→ 賽の河原(6:50)→ 地蔵岳直下(7:15)→ 鳳凰 小屋(7:57)→ 燕頭山(10:00)→ 御座石温泉(12:30)
《 西上州 谷急山 》
平成20年5月18(日) 晴れ時々曇り
参加者 大田(L) 斉藤 中村 高橋 八木 片倉 本多(正) 清水(ふ) 宇野 川端 土方 池田 計 12名
-大田 記-
信越本線の終点横川駅で高橋さんと土方さんの車がJR利用組を待ち受けてく れ、2台の車に全員が乗り込み、本日の出発点の国民宿舎裏妙義に向かった。
本日の山、谷急山はガイドブックでは6時間半程度と書かれているが、少し、 長めの7時間15分で計画した。
国民宿舎の駐車場で準備を整え、9時過ぎに歩 き始めた。
中木川沿いの林道を歩いているとじきに谷急山の入口の道標があり、 川を飛び石伝いに渡渉した。 ここから三方堺までは緑の若葉の間の道を幾度となく渡渉しながら次第に高度 を上げていった。
時々、山ツツジやミツバツツジが咲いていたが、殆どは盛りを過ぎた頃であった。
ジメジメとした木々の下を歩きながら、この辺りにはヒルが いるので注意をしないといけないと皆で話をしながら歩いたが、私1人だけがヒ ルに血を吸われてしまった。
たまたま、左の手袋を見た際、血が流れていたので手袋を外したところ指の付 根にヒルが吸いついていたので、取り除き、靴で踏んづけたらずいぶん血を吸わ れていた。
歩いている時に上の木から手袋に落ちてきたようだが、全然痛みがないので全 く気がつかなかった。
道中はあまり、きつい登りはなく、見晴らしも利かない中を歩き、11時過ぎに三方境に着いた。
三方境からはコースの周りに岩が多く、見られるようになった。
だんだんと登 りの傾斜がきつくなり、ところどころでは木や石を掴み這いつくばって登るよう になって来た。
この辺りから、小さなピークを次々に越えて行ったが、幅50cmm位のリッ ジを渡ったり、ロープを伝ったりしながら高度を上げて行った。
3つめ目のピー クを越えた頃、正面に谷急山の大きな山塊が見えてきた。
ここから降りた辺りで 左側を見るとものすごいキレットがあり、スリルは満点であった。
ここから道は 岸壁の右側を登り、どんどん急になり、木の根や岩を掴み、古いロープや、大き な鎖を使い垂直によじ登ったりしながら、次々にピークを越え、やっと頂上に辿 り着くことができた。
頂上はそれほど広くなく、既に7,8人の先客が昼食をとっていた。
先客と入れ替わり、我々もここで昼食タイムとした。
頂上からは360度が見渡せるが、春特有の霞みのため遠景は、見えなかった。
我々が下山にかかる頃、多くの登山者が登って来たので入れ替わった。
旅行会社のツアーだとのことで熟達したガイ ドが先導していた。我々は慎重にゆっくり下山していたが、後から来たツアー客 が追い付いて来たので、大きな鎖の手前のピークで先を譲り、ゆっくりと下山した。
同じコースの下山であったが、ピークが多く、結構時間がかかり、三方境まで戻ってきたところで3時過ぎであった。
あとは小さな沢を幾つか渡り、最後の 中木沢を渡って登山口まで戻り、さらに国民宿舎まで戻って来たのは5時であっ た。
私自身としてはヒルの被害の初体験、最後の渡渉の際、浮石で足を滑らせ、水が眼鏡にかかり、一瞬前が見えなくなって深みにはまり、ずぶ濡れも初体験し たのはオマケであった。 ☆ コースタイム
国民宿舎(9:15)三方境(11:05)谷急山(13:00~25) 三方境(15:10~20)国民宿舎(17:00)
☆ 費用
東京駅~横川駅(往復) 運賃 9,840 円
<役員会議事録>
日 時 5 月17 日(金) 午前9 時~午後12 時迄
場 所 豊島区勤労福祉会館
出 席 者 高柳 小川 大田 高橋 八木 片倉 本多(正) 清水(裕) 清水(ふ) 佐々木 計 10 名 議 題
1. 平成20 年度在籍会員
* 3 名が退会(矢澤、国府田、阿部)し、40 名が残った。7 名入会され19 年度末で総勢 で47 名となった。昨年入会したメンバーで、まだ例会に参加されていない会員もいる ので声をかけ参加を促すようにする。
1. リーダー候補 * 来年4 月から男性二名にリーダーをお願いする予定。
2. 今年度より会計監査に佐々木さんをお願いした。
3. 募集関連 * 今のところ、女性2 名、男性2 名から資料請求依頼があった。うち1 名は4 月山行の 越前岳に体験山行として参加の予定。
* ホームページでも入会案内がダウンロードできるように準備する。(ホームページ管 理人が担当)
4. 例会計画作成 * 平成20 年9 月~21 年3 月までと、21 年8 月の北海道の山1 件の例会計画案を作 成した。
5. そ の 他 * ホームページ用パソコンを会員より1 台提供を受け、リニューアルするのでデータの 引越しをする。
* 8 月の新人歓迎山行を西沢渓谷に変更する。
* 次回役員会を平成12 月20 日(土)午後とし、役員以外にも出席を要請し、終了後、 忘年会を計画する。 以 上
※ お知らせ
1)【富士山周辺の山 越前岳】は天気不良のため中止になりました。
2) 受贈会報「木鶏」2008年6月号