山  旅
会報 No.183
好山好山旅会
H.21.5 
 

                                             

   平成21年 6月例会山行計画
第一例会 6月6日(土) 御殿場の山 越前岳 担当者 原田
第二例会 6月13日(土)~14日(日) 八ヶ岳の山 横岳 担当者 吉田(博)
第三例会 6月21日(日) 南アルプス前衛の山甘利山~御所山 担当者 高橋
第四例会 6月27日(土) 奥秩父の山 小楢山 担当者 清水(ふ) 




《 中央線の山 矢平山 》
平成21年4月の例会報告
4 月11 日 晴 参加者 高柳[L] 大田、小野、中村、吉田(博)、 三好、佐々木 計7 名
- 佐々木記 -
最高のお天気 一年半ぶりの参加に朝からわくわく、ちょっと緊張気味な私。
現地で2 台のタクシーに乗り込みました、運転手さんからお茶のプレゼント、皆さんも初めて の経験とか・・・早速頂きました冷たくて美味しかったです。
さー出発、さっそく、ヒトリシズカ、スミレ、久しぶりに出会う可愛い山の花たちです。
新緑の木々を見ながらしばし上り坂、踏みしめる足元は枯葉が敷きしめられカサカサ、耳にやさしい音、私はこの感触がすきです。
北海道ではぜったい味わうことは出来ない、暫くいくと、ヤブレガサ、ミツバツツジ、イカリソウ、シュンラン、花との出会いに感激しながら進むと、矢平山が 木々の隙間から見えてきました。
山の写真をと思いましたがポイントのチャンスがなく逃してし まった。
やがて下り坂へ・・・今登ってきた分全て降りるようないきおい(せっかく登ったのに と思いながら感じたのは自分だけ?)、降りきって急な登り、ロッククライミングには程遠いがほ んのちょっときつかった。
やがて頂上、思ったより広いなー。集合写真後お昼をわいわい世間話 をしながらゆったりした時間をすごしました。
下山は枯葉を敷きつめた巻き道を、花たちと語ら いながらゆっくりのんびりと、木々の間からの日を浴びながらやがて四方津駅へ到着。 私は高尾駅から快速で家路へ(やっぱり山はいいなー)

☆ コースタイム
上野原駅タクシー8:45 下尾崎バス亭9:10~9:15 寺下峠10:05~10:10 矢平山山頂11:00~11:30 新 大地峠12:00~12:10 川合13:40 四方津駅14:10
☆ 費 用
タクシー上野原駅→ 下尾崎バス亭約 5,100 円/台


《 新潟の山 坂戸山・二王子岳》
参加者 八木[L]、斉藤、高橋、吉田(博)、清水(ふ)、川端、鈴木、池田、 武田 計9名
4月18日(土)晴 坂戸山
-八木 記-
カタクリ見たさに昨年の5月の三週目に坂戸山に登りましたが、その時に参考にした記録が豪雪時のもので花は一輪も残っていませんでした。
大城というところのカタクリを期待しての山行で したが、今回も肝心なスポットでは花が終わっていました。
ある一枚の写真に出合い、坂戸山の カタクリといえば反射的にこの写真を思い出します。
登路に取ったのは薬師尾根コースですが、 広い登山道も今日は大勢の人で登山口から山頂までびっしりでした。
ピンク色の濃いオオヤマザ クラが咲き、純白のタムシバは今が見頃に咲き、足元では可憐なイワウチワがたくさん咲き、そのうえに四囲を取り巻く山々が雪で真っ白に輝いているのですから、老若男女が大勢そろって繰 り出すわけです。
下山道は城坂コースにし、実は昨年も同様のコースを登り下りに使い、他にも色々なコースがあるにも関わらず、同じコースにしたのは坂戸山に登るのが目的ではなくて、写真の光景を実際に目で確かめたかったからです。
今年のカタクリは4月の一週目あたりから咲き始めていた様子ですが、おそらく大城もその頃、あるいはもう少し後かも知れません。
しかし今日の下山道にして 歩いた城坂コースは今がカタクリの見頃ですし、とにかく下るまで足元に切れ目なく咲いていま した。
4月19日(日) 晴れ 二王子岳
-池田 記-
坂戸山に登頂後、新発田市に移動し旅館庭山に宿泊。
早朝5 時出発車で登山口である二王子神 社まで入る。神社の境内は広くキャンプ施設、トイレ、駐車場がありました。
登山口は、炊事場の横にあり杉林の中へと入って行く。
登山道に沿って沢が流れ朝のひんやりし た空気と澄んだ沢水がキュッと気持ちを引き締める。
林床にはミヤマカタバミ、スミレ、アズマ イチゲ等の花々が雪解けと共に一斉に花開いていました。
一合目辺りからいよいよ急な登りの始 まりです。登山道の両脇に雪椿の群生が現れる。
重い雪に押しつぶされ地面を這うように伸び、 今が盛りと赤い花を咲かせ芽吹き始めた山中が一層華やいでいます。
二合目には、水場があり口 に含むと柔らかく美味しい水でほっと一息つく。
三合目、一王子神社の祠の横を通り避難小屋ま で来ました。
雪が現れいよいよここから雪道の始まりです。ストックを出し雪質は柔らかくアイ ゼンなしでも歩けそうです。
四合目、雪道の急な登りで尾根上に出ました。歩く励みになる合目の標識が山頂まであるようで すが、これから先は雪に埋もれて見えません。
五合目、電柱のような物が立っていた所が独標で あり定高山で柱には積雪の目安となる数字が書かれていました。
現在の積雪量1m20cm位。雪 道にも慣れてきて灌木の中をもくもくと登って行くと稜線上に出ました。
眺望よく二王子岳が遠くに見えて来ました。目の前に白壁のような急斜面が立ちはだかっていま したが、取り付いてみるとさほどではありません。
一気に登りつめ暫く歩くと視界が開け避難小 屋が見えて来ました。
山頂はもう少しです。広い尾根上に出ると目の前は大パノラマで飯豊連峰 の主稜線が広がっています。素晴らしい!絶景です。まさに飯豊連峰の展望台です。
以前から二 王子岳に登り飯豊連峰を眺めてから縦走したいと思っていました。昨年挑戦するも天候不良であ えなく敗退。
この主稜線を目に焼き付け再び挑戦し今度はあの稜線上から二王子岳を見たい! 充分眺望を楽しみ飯豊連峰の展望台に別れを惜しみつつ山頂を後にする。
この後地元の山岳会 らしき方達に出合い、昨年11月に外した青春の鐘をこれから取り付けると言う。
山頂に立った 時、何か物足りなさがあったがあの青春の鐘だったのかしら。
下山を始めると大勢の人が登って くる。気温が高く雪が溶けだしてシャーベット化してきた。下りは、気分も軽く尻セードに興じ たりしながら登ってきた道を戻りました。
思っていた通りの素晴らしい飯豊連峰の展望台でした。 早くも飯豊連峰縦走への思いが馳せるがじっくり計画を練って望みたい。

☆ コースタイム
(坂戸山) 登山口 10:00 坂戸山 11:35~12:05 大城、小城を経て坂戸山 12:40 登山口 14:00
(二王子岳) 二王子神社 5:30 二合目6:20 一王子神社 6:45~6:50 四合目 7:20~7:25 二王子岳 9:30~10:05 三合目 11:45 二合目 11:55 二王子神社 12:40
☆ 費用
宿泊費 6、825円 車両費 (レンタカー一台分を含む) 約 3500円 (一人) 
 
 
 
《 琵琶湖周辺の山 大御影山》
参加者 清水(ふ)(L)、鈴木、早川、池田、豊岡、濱田、武田 計7名
4月25日(土) 天気 雨
-早川 記-
天気予報は最悪でしたが、北琵琶湖には雨が似合うという某詩人の言葉に釣られて夜行バスに ままよと乗り込み、眠られぬ一夜をまどろんでいるうちに京都の朝飯となりました。
関東グルー プが集結して電車で琵琶湖西岸を北上し今津下車。
そこで関西グループと合流。 強い雨なので山はよして車と電車に分かれて琵琶湖東岸の長浜、ガラスの街に行きました。
街 をぶらついて昼飯。その後明治創業の油屋に立ち寄り全員ゴマ油や椿油を買いました。我々一行の通りすぎ後には長者が続出か?マキノは緑豊かな静かな桃源郷でした。
ワラジ大のステーキが でました。
4月26日(日) 天気 曇りのち小雨
-早川 記-
翌日曇り。車と宿の車で登山口へ。登り始めると間もなく弱い雨。
雨具を着てオオミカゲを目指しました。 おおーいいわーかがんで見るとすてきーの声。
小さくてロクロクミラーンとわか らんの声。それからはもう見飽きる程のイワカガミの群落でした。
イワカガミの次はシャクナゲ の大群落でした。さらにその次は白いタムシバの群落でした。
止まない雨の水分を吸って一層み ずみずしく、美しさは我々をすっかり魅了したのでした。
福井県と滋賀県の県境の山脈は近年高島トレイルとして関西の大人気だそうです。
四回に分けて踏破するのだそうです。 花の連続に我を忘れているうちに展望台に着きました。
雨に霞んだ見渡す限りの山また山は墨絵の世界。全員すっかり満足し、もうこの辺で引きかえそうということになりました。
山を降り たら琵琶湖に虹がでました。雨ニモマケズ東二山アレバ東ノ山二 西二山アレバ西ノ山二登リ……。

☆ コースタイム
ビラデスト今津(8:10)バイパス終わり(9:03)滝谷山分岐 (9:40)847メートル地点辺り(10:24)ここより下山開始 バイパス終わり(11:24)ビラデスト今津(12:00)
☆ 費用
高速バス代(4000円~7040円)、宿泊代8347円 電車代 京都~近江今津 950円 近江今津~米原 950円 米原~東京 7140円(新幹線特急券4410円) マキノ高原温泉さらさお風呂代300円 ビラデスト今津施設使用料 300円

 
 
  ※ お知らせ
1)♪♪ 新しいお仲間が入会されました。宜しくお願いします。
♪♪ ・船生(ふにゅう)光枝さん(住所等は後日お知らせいたします)
2) 受贈会報「木鶏」2009年5月号