山  旅
会報 No.185
好山好山旅会
H.21.7 
 

                                             

   平成21年8月例会山行計画
第一例会 8月1日(土)~2日(日) 霧ヶ峰 蓼科山・八島湿原 担当者 清水(裕)
第二例会 8月13日(木)~16日(日) 南アルプスの山 仙丈岳~塩見岳 担当者 八木
第三例会 8月23日(日) 御坂山塊 毛無山~十二ヶ岳~鬼ヶ岳 担当者 原田
第四例会 8月29日(土)~30日(日) 八ヶ岳の山 天狗岳 担当者 高橋 






 《 愛鷹連峰 越前岳 》
平成21年6月の例会報告
6 月7 日(日) 曇
参加者 原田(L) 大田 広瀬 小野 中村 清水(裕)吉田(博) 竹中
-竹中 記-
愛鷹連峰-南北に長く連なる山域であるが、その北と南では様相が一変する。
越前岳周辺には、手ごろなハイキングコースが敷かれているが、南の鋸岳から先はもろい岩場の難所が続く縦走路である。
関東周辺の山々を歩いて秀麗な富士山に出会ったとき、誰しもが感動するに違いない。
山での至福の一時である。そして、少し目を転じると必ずと言って良い程、この愛鷹連峰 が目に飛び込んでくる。富士山という大横綱に従う太刀持ち、いや露払いとでも言った所 だろうか。
それは柔らかでスマートとさえ言える程のスカイラインを引いて、我々を手招 きしているようである。 その手招きに誘われて初めてこの山を訪れたのは九年前の春と秋。
その時残念ながら富士山はその裾野さえ見せてくれなかった。こんな近くにあるのに、皮肉なことである。
三 度目の正直と臨んだ今回の山行でも、やはり富士山はご機嫌斜めでまさに一日中雲隠れを決め込んでいた。富士の眺望ばかりが山の楽しみではないが、どうやら「日ごろの行いが 悪い」と言われそうである。 それでも良い山というのはしっかりと自己主張している。
この山にも固有の愛鷹ツツジ (残念ながら今回は暖冬のためか遅かった)や愛鷹ブナなどがあり、下山中には多くのサ ンショウバラに心を癒された。野鳥の数も多い。
山を歩いている時幸せを感じるのは、わ ずかでもこうした山の豊かさを感じとっているからに違いない。
呼子岳、越前岳の山頂を経て、十里木高原への下山道は道が錯綜していたが、どの道を とっても良く、迷うことなく歩ける。十里木高原に着いたのは四時半。日の長さをとても 有難く感じながら、快適な一日を過ごせた事に感謝。 山行中、色々教えて下さったリーダーの原田さん、そして同行の皆さん、どうも有難うご ざいました。
☆コースタイム
愛鷹登山口発(10:04)→(10:22)愛鷹神社(10:27)→ (11:07)大沢橋(11: 13)→割石峠(12:50)→(13:05)呼子岳(13:25)→(14:35)越前岳(14:50) → (16:00)馬ノ背(16:10)→十里木高原(16:35)
☆費用
バス 御殿場→愛鷹登山口 630 円
タクシー 十里木高原→御殿場 4,960 円 (4 人乗り一台) 





《 八ヶ岳 硫黄岳~横岳 》
平成21 年6 月13・14 日(土・日)
メンバー (L)吉田(博) 中村、清水(ふ)、梅沢、白井、鈴木 計6 人
一日目 曇り-吉田(博) 記-
桜平から夏沢峠まではお花があるたび立ち止まるので、コースタイム+各々5~10 分位。 夏沢峠でお昼にし、ここで雨具をつけ稜線に出る万全の用意をして出発。
風は強いと言っても冷たくないし、足元をすくわれる程ではない。
硫黄の山頂からは少々霞んだ赤岳・ 阿弥陀、一応360 度見える。
硫黄岳山荘で宿泊の手続きをし横岳へ向かう。
明日の予報が悪いため今日の内にツクモグサに会っておきたいからだ。山荘から横岳の登りになるまでの間が風の通り道で強いため、負けないように頑張って歩くところだ。
横岳の岩稜を慎重に移動しながら探す。佐久側にはなく、諏訪側の岩陰にひっそりと咲いている。
降り口確認をかねて三叉峰までと 思ったが、黒い雲が寄せてきたので奥ノ院の先で引き返した。
今日は風に吹かれ続け疲れ た。
二日目 曇り
晴マークが並んでいた昨夜の天気予報は何だったのか? ガスって真っ白。
今日のコースを検討し、夏沢峠→本沢温泉→しらびそ小屋経由で稲子湯に変更する。
風は昨日程強くないが、視界がきかないので時々立ち止まって次のケルンを確認しなが ら進む。
硫黄の山頂通過。こんなに真っ白なのに登山者が次々登ってくる。
ケルンとオレンジ色の鉄棒に助けられ乳白色の世界から脱出。
夏沢峠からは樹林帯で、新緑に光りがさ し風が心地よい。何と言っても思った以上にお花が多く、ミヤマカタバミ・オサバグサ・ クリンソウの群生、オーレン、イワカガミそして、しらびそ小屋の手前で一葉蘭発見。う れしいかぎりである。
しらびそ小屋でコーヒータイムをとり、稲子湯で汗を流し、バスで小海線の駅へ向かっ た。 ☆コースタイム
一日目
茅野駅9:35 (タクシー50 分) 桜平10:25 夏沢鉱泉11:00~11:05 オーレン小屋11:55 ~12:00 夏沢峠12:25~12:55 硫黄岳14:00~14:10 硫黄岳山荘14:30 山荘→横岳奥ノ院→山荘16:30
二日目
硫黄岳山荘6:30 硫黄岳6:50~6:55 夏沢峠7:40~7:50 本沢鉱泉8:55~9:15
しらびそ小屋10:40~11:05 稲子湯12:25
☆費用
JR 新宿~茅野3260+特急代2410=5670 円 松原湖~小淵沢820 円小淵沢~新宿2940+2410=5350 円 タクシー 茅野駅~桜平7300 円/台 バス 稲子湯~松原湖駅700 円




※ お知らせ
1)♪♪新しいお仲間、桶川市にお住まいの濱田和広さんが入会されました。♪♪ よろしくお願いします
2)【南ア前衛 甘利山~御所山】は天気不良のために中止になりました
3)受贈会報「木鶏」2009年7 月号