山  旅

会報 No.212
好山好山旅会
H.23.10 
 

                                                  

 

  平成23年11月例会山行計画
第一例会 11月 6日(日) 奥多摩の山 鷹巣山 担当者 大田
第二例会 11月12日(土) 中央線沿線の山 お坊山 担当者 八木
第三例会 11月19日~20 日(日) 関西の山 熊野古道 担当者 清水(ふ)
第四例会 11月26日(土) 丹沢の山 檜洞丸 担当者 白井





《 宍戸アルプス(館岸山―加賀田山―難台山) 》
平成23年9月の例会報告 
平成23 年9 月10日(土)天気晴れ
参加者 : 土方(L),池田、早川、中村、寺嶋(敬称略)
朝からかなり暑かったので熱中症予防のために、歩行距離を約5キロほど短縮するコースに変更することにした。
当初は花園フラワーガーデン近くの源蔵院からスタートしJR岩間駅までだ ったが大久保地区まで車で行き、ここから館岸山、難台山を経て大久保地区に戻るコースだ。
9時40分に大久保地区にある普賢院近くに車を停めて出発した。
館岸山への登山道はそこそこ整備されており登りやすかったがひじょうに暑い。
45分ほどで山城があった館岸山に到着 し数分で源蔵院からの道と合流する分岐に到着した。
ここから先は標識もなく、たくさんの仕事道が交差する迷いやすいコースです。
しばらく林道 を歩くと、加賀田山と書かれた見過ごしてしまいそうな小さな標識を発見、とりあえずこの標識に従い進んで見ることにした。
急な斜面をのぼると尾根道に出て、30分ほどで加賀田山に到着。
ここから何回か登り下りを繰り返して長沢へ向かう十字路に到着しここで昼食。
ここから先は荒れていて2ヶ所ほど薮の多いところがあり、作業用かと思われる道もあちこちにあったが忠実に尾根筋の道を進んだ。
しば らく歩くと木材伐採用の林道と思われる荒れた場所に到着し、ここからが難台山への登りとなり ます。
ここまで4時間近く歩いており、暑さが追い討ちをかけている我々にはアップダウンの多い難 台山への登りはかなり辛く、ヘトヘトになりました。(女性たちは元気でしたが)難台山で休憩 を取っていると大きな地鳴りとともに地震が発生した。
山頂での地震は小さくても大きな揺れに感じて怖いものである。
難台山からは難台城跡を見ながら自然林の中を下り、大きな滑滝のある 沢に出れば集落まではあと少しです。
コースタイム:
大久保地区(9:40出発)-館岸山(10:25)-源蔵院からの分岐 (10:30)-加賀田山(11:10)-長沢への十字路(12:10) -難台山(15:00)-大久保地区(16:35) 暑さの為、休憩回数は多目に取りました。 行動時間6時間55分
費用 :
ガソリン代として¥500.-(1名あたり)




《 苗場山・鳥甲山 》
参加者 清水(ふ)〔L〕村上 斎藤 寺嶋 小渕
サブルート 高橋 中村 瀬川 鳥甲山のみ 八木 計9 名
9 月23 日(金曜)霧雨
-清水(ふ)記-
朝8 時半、越後湯沢西口からジャンボタクシーに乗り込み、和田小屋で下車。
標高は、千メー トルを越えているので、かなり涼しい感じがする。
仕度を整えて出発するが、霧雨が降っているので、スパッツを着けたり、雨具を着けたりで、それぞれちょっと悩みながらのスタートとなっ た。
小さな湿原の下の芝、中の芝、上の芝を過ぎると、小松原分岐で、ここで昼食を食べる。
連休 一日目で、お天気が悪くても登るグループが何組かいるが、若いグループが多いように感じられ る。
神楽ヶ峰の横を通り抜け、雷清水の水場に着くが、今日は冷たい水を飲みたい気持ちは、あ んまりないので、そのまま通りすぎる。
少し下ってお花畑と呼ばれている鞍部を過ぎ、急登を丁寧に登って行くと唐突に木道のある山頂湿原に出た。
展望は無く、白けた雰囲気の元遊仙閣の裏手にある頂上で記念撮影をしてから、今日の宿、苗場山自然体験交流センターに向かった。
せっかく頂上に登ったのに、展望が無くてがっかりして いたが、夕方になると、青空が少し見えてきて、時々霧が晴れて、草紅葉が美しい苗場湿原の雄 大な景色を見ることができた。
明日のお天気を期待して、早めに床についた。
9 月24 日(土曜)曇りのち晴れ
-村上 記-
朝、高台の宿を出発する。モヤっていて展望は効かない。
池塘が点在し、美しく草紅葉した湿 原の木道を進む。
20 分程歩き、左折し、片道数分の苗場山神社に参拝して、元の道に戻る。
緩 い傾斜の湿原を下り、針葉樹林の中の下山道に入る。
石と木の根が露出した急坂で、滑りやすく、 足元に注意を集中する。
秋分三連休の二日目で、次から次へと登山者が登って来る。
格好良く服装を決めた山ガールが 目に付く。
針葉樹林からブナの大木の林の中の道となり、下ると、三合目の駐車場の広場に着く。
ここから、舗装された林道を歩く。水量豊富な「大瀬の滝」を眺め、近くの神社脇で昼食を摂る。 道路沿いの土手は花が豊富。
斉藤さんの花の説明を聞きながら歩き、単調な舗道歩きも、退屈 せずに済む。
出会った花は、ウメバチソウ、ダイモンジソウ、シロヒゲソウ、ツリフネソウ、キ ツリフネソウ、マユミ、ツリハナ、ママコノシリヌグイ。
小赤沢の国道に着く。売店で休憩し、名物のトチモチ大福を食べ、迎えに来た宿の車で、白樺 林の中に建つ宿に着いた。
9 月25 日(日曜)快晴
-小渕 記-
その日は早起きの村上さんの「快晴ですね」のひと声から始まった。
4時起床、4時半朝食。 「ヒュッテひだまり」の車2台に分乗して和山の登山口へ送ってもらう、到着は5時半頃であっ たか。
身支度を整えて歩き始めるが初めから急登の連続でした。
なぜこれほどの急斜面でも木が 茂る山が出来上がるのか、高橋さんが居てくれれば即解決したろうに。
従いアキレス腱が悲鳴を 上げているのがよく分かる。
昭文社の地図でもこの登りルートは鎖線で示されており、○危印しが2か所ほど示されてもい るが、やはり最初の○危印しの辺りか、いきなり緊張を強いられる岩場に遭遇するが、全員が無 難に通過することができた。
次の難所はやせ馬の背中って感じの尾根の数メートル、これは脇に 鎖が張ってはあるが、これまた可なりの緊張を強いられた。
この山は頂上での見晴らしは必ずしもいいとは言えませんが、ここへ辿り着くまでの眺望が素 晴らしい。
そしてここから見る岩菅山はおっぱいそのものでまことに可愛らしい。
頂上にはご婦 人がひとり仰向けに寝ておりまして、本人の話では77歳で岐阜県の方から車でやって来て方々の山を登っていると、そして我々よりも10分ほど早くこの頂上を後にしたが、彼女は行動食を置いていってしまった。追いついたら渡そうと清水さんが持っておりたが、遂に下山後も会うこ とはできなかった。本人は下りは足が遅いとか言っていたが、とんだ謙遜でした。
ちょっと余談になりましたが、屋敷への下りルートもやはり圧倒的に急傾斜径が多く、私の場 合、靴の底面の出来が悪いようで何度も滑っては転んでしまい、山容でも靴を選ぶ要ありと反省 したところでした。
下山後はやはり温泉ですが、その前に、今回この山に登る為だけに前夜から お酒を一本持って車で来た八木さんが、この下山箇所に車を停めて、ヒッチハイクで昨夜の宿へ 来たと言う。その八木さんの車で今日の温泉「秀清館」へ。
だがこれが熱過ぎ。頼りない水での 調整ですが、この熱さが疲れた足に実に心地いい、大満足!! 浴後は八木さんに越後湯沢駅まで送っていただきました。
今回の山旅、私にとっては好山好復 帰後初めての山行でしたが、皆さんには快く受け入れていただき、心よりの感謝です。ありがと うございました。
9月24日(土曜) 曇りのち晴れ (小松原コース)
-高橋(和) 記-
日の出前に発ちたく4時過ぎに目を覚ますと、外は霧雨のようであった。
朝食を摂らずに外が 明るさを増して来たので小屋を出発。
雨は上がったもようで霧が立ちこめていた。期待していた日の出は厚いガスに遮られ全く見えない。
神楽ヶ峰から下りの道に入ってまもなく小松原湿原を示す標識に逢う、ここで朝食を摂った。 標識に従い祓川コースから分かれて進むと、まもなく大岩群が行く手に現れた。
慎重に歩いてい たつもりであるが不覚にも濡れた岩肌に足をとられ私は大岩から転落してしまった。右脇腹に強 烈な痛みを覚えたが、瀬川さんから深呼吸するよういわれ、そのようにすると骨の痛みはさほど 感じない。
引き返さず小松原湿原を目指した。
大日影山、霧ノ塔、釜ヶ峰、日影山と続く尾根の道は急坂の連続で、しかも雨・霧に草木や岩 が濡れて滑りやすい難路であった。
特に霧ノ塔からの下りは、脇腹の痛みさえ忘れるほど神経の遣いどうし、先頭の中村さんは相当に苦労されたと思う。
日影山を下り、沢を渡渉してまもなく朽ちかけた木道が現れ、その木道を進むと避難小屋の前 に出た。小松原湿原にようやく着いたのである。
上を見上げると雲の切れ間から澄んだ青空がのぞいていた。青空は次第に拡がり湿原を万遍なく照らすまでになった。
しかし、気を抜くわけに はいかない、腐りかけ、しかも湿った木道が滑り易かった。 木道脇にベンチさえない。湿原の中央部あたりに来ると木道も乾いた所があり、そこに3人は 腰を降ろし昼食を摂った。
バスの時刻が気になり、のんびりとした気分にはなれない。昼食を終 え、再び木道を進むと、やがて分岐が現れた。我
々は左の金城山への道を取った。 小松原湿原からの下り、金城山を上り終えてからの下り、ここもコース前半に負けず劣らず急 坂の難路が続く、道は乾いてきていたが、倒木が幾度となく進路を塞いでいた。この間、3人は 殆ど無口、おしゃべりもせず黙々と歩いた。
金城山を中程くだったあたりで傾斜が緩んだのであ ろう、ようやくおしゃべりができるようになった。しかし再び無口にならざる得ない急坂が現れ た。
小松原湿原は訪れる人が少ないのだろう、コース中にすれ違ったのは2パーティのみ、ここで も誰ともすれ違わず、黙々と下ると、車道らしきものが下に見えてきた。我々より30 分以上先に小屋を立ったパーティがワゴン車に乗り込んでいる、迎えのタクシーであった。タクシーがそこを発ってすぐに我々も登山口にたどりついた。バス停はまだまだ先であった。
☆ コースタイム
23 日
和田小屋9:10 下の芝10:32 中の芝11:05 小松原分岐11:38~11:55 神楽ヶ峰12:10 雷清水12:25 苗場山山頂13:35
24 日
苗場山自然体験交流センター7:10  苗場山神社7:35 和山分岐8:05 小赤沢三合目11:10 国道R405との合流点13:58
25 日
ムジナ平5:40 小水の頭7:10 白クラ8:45 山頂分岐10:18 山頂10:33 ~11:05
赤クラ11:53 屋敷山鞍部12:28 砂防の堰堤14:20 林道14:35 登山道入口14:50
24 日
(小松原コース)
小屋5:15 神楽ヶ峰6:25 分岐6:40~7:00 霧ノ塔8:35 日影山9:45 避難小屋10:50 上屋敷11:10~11:40 分岐12:00 金城山13:30 風穴15:00 バス停16:00
☆ 費用
交通費 東京~越後湯沢 往復新幹線利用 5980 円×2 タクシー代 越後湯沢~和田小屋 ジャンボタクシー一台 7670 円 苗場山頂ヒュッテ 一泊2 食付8500 円
ヒュッテひだまり 一泊2 食付8150 円
車代 屋敷~越後湯沢 一人1000 円(八木さんに支払い分) 温泉入浴代 500 円
小松原コース バス代1350 円




★ お知らせ
1.11月5日(土)13時より豊島区勤労会館にて役員会を開催いたします。詳細は先月号で お知らせしております。
2.9月第一、第三例会は都合により中止となりました。