山  旅

会報 No.218
好山好山旅会
H.24.4 
 

                                                  

 

  平成24年5月例会山行計画
第一例会 5月3日(土)~4日(日)    中央アルプス 恵那山・南木曽岳 担当者 大田
第二例会 5月13日(日)          中央線 雁ヶ腹摺山        担当者 白井
第三例会 5月18日(金)~19日(金)   四国 西赤石山・東赤石山    担当者 清水(ふ)
第四例会 5月27日(日) 丹沢の山   檜洞丸~犬越路          担当者 清水(ふ)
 
 
 
《 鍋 足 山 》 
 平成24年3月の例会報告
日 時: 平成24年3月4日(日) 晴れ
参 加 者: 土方(L)、原田、池田、吉塚、小渕(敬称略) 5名
昨日まで雨が降り天気を心配していたが、雲は多いものの晴れ間ものぞく天気となった。
公的交通機関が近くにない為、最初から車で行く計画とし全員が守谷駅に集合した。
守谷から車で3時間の予定であったが2時間ほどで登山口である里美村に到着した。
役場前の 駐車場に車を置き鍋足林道を登山口まで進む。
このあたりの森は自然林と人工林が交互にあって、よく整備された森の中を1時間ほど進むと鍋足山登山口に到着した。
登山道はたいした傾斜もな く鼻歌まじりで登ると岩場が現れすぐに鍋足山頂に到着した。
ここまでは誰でも登れるハイキングコースだがここから先が岩場あり、絶壁あり、鎖場ありの 難コース。
本来のルートは岩場を迂回する為、一度下ってから登り返すルートであるが不明瞭で、 下見時にこのルートを発見できなかった為、尾根をそのまま進んだのが間違いであった。
5メー ターほどだが垂直に近い鎖場があって、しかも凍りついている難所を越える羽目になってしまっ た。
ロープと鎖だけを頼りに足場が凍った岩場を下るのは結構厳しく定年して緊張感のない生活 を送っていた私の脳が久しぶりに活動するのがよく分かりました。
このあと何度か怖い場所を通り過ぎると、新たに設置された標識のある鍋足山最高点に到着した。
ここでゆっくり昼食ととってから猪ノ鼻峠方面に向かい、途中の分岐を小里小学校方面へ下山 した。
コースは地震の影響の為、下見時より荒れていたが面白いコースでした。
コースタイム:
里美役場(10:05)-鍋足山頂(11:20)-最高点(12:45)- 最高点出発(13:45)
-小中分岐(13:45)-背戸み滝(14:10) -小学校(14:25)-里美役場(15:00)
4時間55分(休憩含む)
費 用 :
高速代、ガソリン代で1名あたり¥1,500.-の割り勘でした。 以上





《 鈴ヶ尾山(834m)- 大桑山(980m)》
3 月11 日(日曜日)晴れ後曇り
メンバー:原田(L)中村 小野 梅沢 長島 板橋 計6 人
-中村 記-
天気予報は気にせず、山を楽しみながら歩きたいと思っています。雪はどうかな?
猿橋で全員 揃いタクシー10 分で幡野入口バス停下車。
どこから登るのかと思っているとリーダーが民家の横から歩き出しました。(地図ではわかりません。)
鈴ヶ尾山を目指しますが、登るにつれ雪も多くなります。
広い平らな山頂は、寒さは感じないものの展望はイマイチ。すぐに出発。
雪が深くなり急降下、急登が続きます。残念ながら今日は富士山を見ることは出来ません。人と出会うこともなく、雪の踏む音を聞き、足跡も私達がつ けた踏跡のみ。
時々樹から雪が頭に落ち、思わず傘を。(帽子を被る) 自然林の中を歩くことが出来、感謝。高畑山からの急降下を慎重に下りると雪も少なくなり、 黒い地面が見えてくると倉岳山との分岐、石仏に出ます。
鳥沢駅への長い車道を、今日歩いた山々を振り返りながら歩きました。
☆コースタイム
幡野入口バス停9:10 597p(9:52-10:00) 730p 圏(10:36 -10:44)鈴ヶ尾山
(11:18-11:48) 突坂峠12:05 大桑山 (12:55-13:08) 高畑山(13:56-14:05)石仏(15:06- 15:18)貯水池(15:38) 鳥沢駅16:12
☆ 費用
JR 高尾→猿橋570 円 JR 鳥沢→高尾480 円
タクシー代 猿橋→幡野入口バス停 1250 円(一台)






《熊野古道 伊勢路(尾鷲~新鹿)》
参加者 清水(ふ)[L] 早川 豊岡 濱田 池田 瀬川 吉塚 牛丸(大田会長の友人) 計8名
1日目 3月24日(土) 晴れ
-瀬川 記-
昨日の雨は嘘のよう、今日は青空にめぐまれ、楽しい古道歩きになりそうだ。
夜行バスで尾鷲に着きタクシーで八鬼山登山口に。
八鬼山まで3830m,130分の表示あり。穏やかなのぼりの苔むした石畳。
石畳の道端には 巡礼者の墓標や町石がたっている。
町石は1町毎に道のりを示した石。すべて地蔵尊である。
八鬼峠まで50町50体あったが現在は38体残る。
篭立てから林道に出、再び巡礼道へ。ここから八鬼峠まで2090m90分の表示あり。
巡礼道としては西国第一の難所といわれた八鬼越え。そのなかでの大難所の大曲。
280M の石畳を しきつめられたつずらおりの急坂をのぼりきり平坦な道となる。
道は坂道は石畳、平坦なところは土道を繰り返しながら九木峠、荒神堂、八鬼峠へ。
ここで江 戸道と明治道の分岐となる。
名の通り明治道の方が新しい道なのだがあまり歩く人は少なく道も 不明瞭との記載あり。
私たちは明治道を歩いたが、もしかしたら江戸道のほうが尾根道で展望があったかも。
江戸道、明治道合流から名柄へ。着いた先はきれいな海と白い砂浜の海岸。
本来ならここでフ ィナーレだが巡礼の道はそう甘くない。
再びヨコネ道入り口より巡礼の道歩きがはじまる。
が、林道のガードレールの下を歩いているようで、どうも情緒がない。
林道にぶつからないよう巡礼 道は下ったり、のぼったりしながら、ついに林道に合流、林道を横切り羽後峠賀田駅へ。再び海 の見える町に着く。
巡礼道のこけむした石畳もすばらしかったが、この紀伊の海、砂浜も美し く、このきれいな海でとれた魚もとても美味だった。
追伸:岩に残っていたオレンジの色は、植物でもなく石の成分でもなく、世界遺産反対の抗議 の赤いペンキの跡のようです。
2日目 25日(日) 晴れ
-吉塚 記-
7:50宿を出発。8:00賀田側登り口。宿で聞いた平安時代の道を歩き始める。
紀州の殿様も通っ た道で、幅が広い。素敵な石畳が続く。
いい雰囲気で時々穏やかな湾も見える。 偶然一緒にな った土地の方の説明を聞きながら、ほうじ茶屋跡へ到着。
二木島側へ向かう。この辺になると石 畳は消え木の根の道となる。
一旦舗装道路へ降り二木島地区から再び古道へ入る。
石垣がずっと続いているので何だろうと 思った。猪垣だそうな。猪の被害に悩まされて来たとある。
行き倒れ供養碑もけっこうある。 二木島峠から逢神峠へ。この峠から又石畳を歩く。
帰りの電車時間が気になりだして、これまでと 打って変わって皆口数が少なく、せっせと歩いた。
お陰様で、充分早めに日本で一番美しいとい われる新鹿(あたしか)海岸に到着。
熊野灘はもう春。まるで空気が違う。道草をしながら新鹿駅へ。
あ~ぁ楽しかった。熊野古道 を満喫した2日間でした。
リーダーの清水(ふ)さん、みなさま、ありがとう御座いました。
☆ コースタイム
1日目 24日(土)
尾鷲駅 7:40 タクシーにて八鬼山登山口 8:00 籠立場 8:40 七曲 9:10
丸木峠 10:03 八鬼山峠 10:40 江戸道・明治道合流点 12:13 ヨコネ道入口 13:25 反対側登り口 14:43 羽後峠 15:30 林道との合流点 15:55
尾鷲シーサイドビュー 16:35
2日目 25日(日)
尾鷲シーサイドビュー 7:55 賀田側登り口 8:05 ほうじ茶屋跡 9:08 二木島駅10:40 二木島峠 11:25 逢神坂峠 11:45 新鹿海岸 13:05 新鹿駅 13:25
☆ 費用
宿泊代 11500円(2食付) タクシー代(尾鷲~八鬼山登山口)一台 1250円
高速バス代 池袋~尾鷲9250円 横浜~尾鷲9000円
電車代(新鹿~東京 新幹線特急券を含む)12980円




★ お知らせ
1. 3月の第三例会は都合により中止となりました。
2. 5月第三例会、第四例会は変更になっていますので、ご注意ください。
3. 新入会員のお知らせ
4月より名古屋にお住まいの 牛丸 貞(うしまる ただし)さんが加入されました。 大田会長の紹介です。 よろしくお願いします。