会報 No.219
好山好山旅会
H.24.5
平成24年6月例会山行計画
第一例会 6月2日(土) 日光の山 女峰山 担当者 白井
第二例会 6月10日(日) 越後の山 七ツ小屋山 担当者 高橋
第三例会 6月23日(土)~24日(日) 足尾山塊 庚申山・皇海山 担当者 清水
第四例会 7月第一例会に変更 7月1日(日) 大菩薩の山 大菩薩峠 担当者 八木
《 天地山 》
平成24年4月の例会報告
参加者: 高橋(和)[L]、中村、小野、白井、瀬川、船生 計6名
4月1日(日)晴れ
-高橋 記-
予定時刻に船生さんが遅れるとの連絡、立川駅でホームを間違い乗り遅れたとのこと。後から 追うと言うので白丸駅で待たず数馬峡の道をのんびり歩く。
海沢の集落に出てトイレに寄るとト レイルランの若者に道を聞かれた。その若者から女性がヒッチハイクで仲間に追いつくと言っていたと聞き、船生さんと推測、我々はのんびり海沢川に架かる橋を渡り、氷川発電所の脇を抜け 導水管の横の道のカタクリ山の標識を見て坂道を進む。
導水管をくぐった先の斜面に白い花が咲 いていた。斜面に降りてみると白い花はイチゲのようで、ピンクのカタクリの花もたくさん咲い ている。
ヒッチハイクで我々よりも先に揚水池下に来た船生さんとは携帯で連絡を取り合うも互いの 位置がわかりづらく、林道入口の変形五差路でやっと合うことができ安堵した。
林道をひたすら 歩いていると犬の吠える声が重なり合って聞こえてきた。
さらに進むと杉林の中に十数匹もの犬 が檻に入れられていた。吠えるのは人が恋しかったのか、人を恐れてのことかはわからないが、そこを過ぎ去っても吠え続けていたのは哀れの感がした。
林道が途切れ、道の傾斜が急になる。ここからは天地山に向け、ひたすら杉林の中を登り続け るだけである。
674m峰らしきピークを過ぎ一旦、平らかな道になるも直ぐに更なる急傾斜が待っていた。もう道と言うより踏み跡を辿ると言った方が正しい。
速度の調整を図るも先頭と最後 尾の間隔が徐々に開いていく。
杉林が切れ次第に岩が露出してくるとイワウチワの葉が見られた。 しかし、イワウチワの花は一輪たりとも発見出来なかった。今春の天候が例年より寒い日が続いているせいで開花が遅れているのだろう。
岩に張り付いている樹の根を掴むようにして急斜面を登りつめるとピークに立った。足下に 「天地山」と書かれた板が三角点に置かれていた。
山頂には広葉樹の木が茂り眺望は良いとはい えない。川苔山方面や石尾根方面の峰々が見えるも山頂同定までは至らなかった。
山頂で全員が 揃うのを待ち昼食タイムとする。
山頂からの下りは登り以上に急傾斜である。クサリも梯子も無い。ロープさえも架かっていな い。木の幹を掴み、岩を掴み、慎重に下っていく。
しかし、この下りは長くはなかった。まもな くコルに出た。ここからは登山道らしき道がある。傾斜も先ほどよりは緩い。
落葉樹の林間の道 は気分も良くなり足取りも軽くなる。まもなく広葉樹から杉林に戻った、すると目の前に広い登 山道が横に延びていた。
鋸尾根の登山道と出会ったのだ。全員が揃うのを待ち、これからのルー トを相談すると予定より遅くなっていることから御前山はあきらめ鋸尾根を下ることにした。
とはいえ鋸山のピークを踏まずにはおれない。 鋸山からは、ひたすら下る道である。しかし、単調な道ではない。岩が露出し大きな木の根が 縦横に張り出している。
岩を踏み、根を踏みながら下っていく。傾斜が緩むとほっとする。ピークとは言えないが展望のある平たい岩場に祠や碑があった。
後で調べてみると天聖神社と言うら しいが「社」がないので神社とは言えないだろう。
ここを過ぎると岩の露出は減って傾斜も緩んできたものの長い下り道が続く。
ようやく目標の社に出た、愛宕神社である。
ここから先は長い階段が待ち受けている。
カタクリを見なかった船生さんがカタクリ山に行くという。瀬川さんもカタクリの花弁が開い ているのを見るという。
長い階段を下りたところに「ふれあいの森コース」の標識があった。こ こまで来ると下山したのも同じである。ここでカタクリ山に戻る二人と分かれた。
先に行ってと いう言葉を残して離れた後続の小野さんと中村さんとも距離があいたが、この場所をもって下山 とし、白井さんと二人、駅に向かった。
☆コースタイム
白丸駅(8時30 分) 海沢(9時) カタクリ山(9時10 分~20 分) 674m峰(10 時30 分)
天地山(11 時20 分~12 時) 鋸尾根出合い(12 時30 分~50 分) 鋸山(13 時10 分) 愛宕神社(14 時40 分) 奥多摩駅(15 時)
☆費用
立川→白丸 620 円 奥多摩→立川620 円
《 生 瀬 富 士 》
日 時: 平成24年4月8日
参加者: 土方(L)、高橋、原田、中村、佐々木、清水、船生(敬称略) 7名
水郡線袋田駅に全員集合し袋田小学校裏からのルートで歩き始めたが、地図上のルート が発見できず、100メーターほど先にある墓に通じる道から強引に尾根に出た。
道は荒れていて、正しい道かどうかの不安を抱えながら歩くと、地震の地すべりを観測す る場所に出て正しい道であるとの確信を得た。
スタートが遅かったので早めの昼食を取ってからしばらく進むと袋田温泉から来る登山道との分岐点に到着。
分岐から先の道は地震による崖崩れで破壊されて進むことができず、仕方なく尾根に向って道のない急斜面を登ると尾 根道に出た。
ここから鎖場のある急斜面を登るとすぐに生瀬富士山頂に到着した。
生瀬富士から北東方 面に延びた岩峰は鋭く落ち込んだ馬の背で先端の突起部まで展望の良いスリルのあるコー スだ。
生瀬富士山頂からは急斜面を下り登り返すと立神山に到着する。
ここから何回かの アップダウンを繰り返しながら下っていくと袋田の滝が見えるようになってきた。
滝本から来る登山道の分岐を過ぎたところでまじかに迫った滝川の流れを見たがかなり の水量で、この先にある生瀬の滝上の渡渉点を越えられないと判断し滝本へ下山するコース に変更した。
袋田の滝を真下に見る崖上まで行けなかったことは残念であった。
コースタイム:
袋田小学校(10:50)出発―昼食場所(11:20)- 昼食場所(12:10)出発―
袋田温泉への分岐(12:30)- 生瀬富士山頂(13:10)-立神山(13:45)-滝本分岐 (14:30)-駐車場到着(15:30) -
4 - 費 用 :
総額 ¥19,500.-(1名あたり¥3,000.-) 内訳: レンタカー24時間 ¥9,200.- 高速料金 ¥2,000.- ガソリン ¥6,840.- その他 ¥1,460.- 以上 ∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗∗ 2012.5.10 役員会・総会 議事録
1.日 時 4月15日(日)13時~17時
2.場 所 豊島区立勤労福祉会館(豊島区西池袋2-37-4)
3.出席者 高柳 大田、高橋、清水(ふ)、斉藤、梅澤、川端、白井、原田、鈴木、土方、池田、佐々木、 船生、寺嶋、長島
4.議題
1)24年後半の例会計画策定
・7月~12月の山行計画を協議(別紙、計画案の通り)
2)係交代・新リーダーについて
・庶務係 斉藤 → 小野
・会計係 梅澤 → 佐々木
・募集係 川端 → 中村(役員会・総会の会場申込も担当)
・新リーダー 池田
3)会員の高齢化・新人募集対策について
・これまで通り、会のホームページを通じた募集と月刊誌「山と渓谷」での募集は継続 する。 5.その他意見等
・年会費については、入会月による割引計算をするため、今後も値上げ等の際には端数が出ないようにする。
・山行の際の地図読みについて、参加者は地図を必ず持参する必要があるのではないか。リーダーを除き、参加者があまり地図を見ていないようだ。
・参加申し込み締め切りについて、早めの締め切りが必要であるのでは。
・年間山行計画を計画するに当たってリーダーは事前に計画案を提示し、日程のみ協議とすれば会議時間の短縮になるのでは。
・泊まり山行が多いので今後、調整する必要があるのでは→実行面で検討する。
・次回役員会・総会………9月30日(日) 以上
★ お知らせ
1. 4月の第三例会「坪山」、第四例会「荒船山・兜岩山」は雨のため中止となりました。
2. 4月の第五例会「西城州の山」の報告書は都合により来月号に掲載いたします。
3. 6月第四例会・東北の山は都合により変更いたします。
7 月第一例会となり7 月1 日(日) 大菩薩峠となります。担当は同じく八木リーダーです。 4. 新入会員のお知らせ
4月より東京港区にお住まいの 板倉 信行さん が加入されました。 板橋さんの紹介です。 よろしくお願いします。