山  旅

会報 No.221
好山好山旅会
H.24.7 
 

                                                  

 

  平成24年8月例会山行計画
第一例会 8月 4日(土)~ 6日(月) 北アルプス 針ノ木岳 担当者 清水
第二例会 8月12日(日) 奥秩父の山 西沢渓谷 担当者 高橋
第三例会 8月18日(土)~19日(日) 北アルプス 乗鞍岳 担当者 大田
第四例会 8月24日(金) ~26日(日) 南アルプス 白根三山 担当者 八木





《庚申山~皇海山》
 平成24年6月の例会報告 
参加者 清水(ふ)[L] 梅澤 藤井 船生 木村 長島 小渕 計7名
6月23日(土曜) 天気 晴れ
-清水(ふ)記-
朝、池袋から宇都宮線に乗ろうとしたら、人身事故で大宮から先は不通になっていて、久喜には、行くことができないというアナウンス。大宮から東武線に乗ればどうにかつけるのではないかと思い、大宮で一緒になった藤井さんと、不安を抱えながら、東武線に乗り込む。 春日部で太田行きに乗り換え太田まで行くと、新白岡から来た梅澤さんと合流した。
携帯で他の人に遅延の連絡を入れると、船生さんから連絡が来て、他の4名とはわたらせ渓谷鉄道 の駅で合流したということだった。
結局1時間半遅れで通洞駅に着き、かじか荘には11時20分頃に到着した。
かじか荘で庚申山荘の宿泊代を支払い登山届けを出してから今日の宿庚申山荘に向かって出発した。
林道途中でお腹がすいたので昼食を摂った。長島さんのそうめんが冷たくてっとっても美味しかった。
暫くすると一の鳥居に着き、そこからは、階段混じりの登山道となった。
昨日の雨で沢は 水かさを増していて、小さい滝も見ごたえある。沢沿いの道は気持ちがいい。
今日はお天気 がいいので、日帰りで庚申山に登る人が多いようで、下ってくる人が多く見られる。
奇岩が多い道でいろんな名前の奇岩を見ながら歩いて行くと、クリンソウが咲く草原があ りそこにりっぱなたたずまいの庚申山荘があった。
庚申山荘の内部は広く、私たちは玄関から入って真っ直ぐ奥の部屋に荷物を置いて、自分たちのねぐらを確保した。
長島さんに留守を頼み、他のメンバーでお山めぐりの方へコウシンソウを求めて出掛けた が、時間切れになりサクラソウは岩場で見ることができたが、コウシンソウはお目にかかる ことができなかった。
1時間半のロスはやはり大きかったと思う。宿に帰り夕食を各自好きな ように摂り、明日の長時間歩行のために早めに床に着いた。
6月24日(日曜) 天気 晴れ時々曇り
-長島 記-
午前3時起床。4時10分に庚申山荘を出立する。
北面に山道を行くと、次第に石ころが多く、 歩きにくくなる。最初の分岐を西に歩を進めると、一時間を越える頃、鉄はしごや鎖、ロー プを使うアップダウンの激しいルートになった。
ようやく平らになると10分程で庚申山山頂に到着する。
尾瀬、会津の山々まで見通せ大満足である。その後、薬師岳を経ての鋸の山頂へ到着する。
全体に岩山で石門、絶壁があり、 変化に富んだコースであった。
鋸の山頂でグループを分け、我々は復路を戻る。
コウシンソ ウを初めて見た。なんとも可憐な花である。
鋸山から皇海山について
―木村 記―
鋸山から見る皇海山は、穏やかな稜線が女性的ではあるが、東西に稜線を拡げた姿が圧倒 的で、さすがに日本百名山である。
不動沢のコルまで標高差にして約150メートルの下りである。 鋸山直下の下りは、群馬県側の沢に踏み跡がついていて迷いやすいので注意が必要である。
不動沢のコルで小休止をして、皇海山まで標高差にして約300メートルの登りにとりかかった。 急登はないものの鋸山を下ったあとの登り返しには疲れを覚えた。傾斜がなだらかになって しばらく行くと青銅の剣が立っていた。
沼田市のホームページによれば明治26年に東京の 庚申講中によって奉納されたものらしい。そこから頂上は指呼の距離である。
頂上には我々のパーティーを追い抜いて行った団体と個人数人がいたが思ったより静かだ った。その中のひとりに聞いたら、栗原川林道が通行止めになっているとのことだった。皇海橋からの登山者がいないはずである。
皇海山から望む鋸山は恐竜の尻尾のようで鋸山の名前に納得した。
昼食を取ったらすぐに、皇海山に別れを告げた。
鋸山の急登は一気呵成に駆 け登った。
頂上で皇海山の雄姿に名残を惜しみつつ、六林班峠の標識の分岐から下り始めた。
幾つかの峰を越えて1時間ほどで広い笹原の峠に着いた。
ここから12本の沢を渡渉する長いトラ バースが続いた。途中には土砂崩れによる沢の崩壊によって、慎重な通過が必要な個所があった。同じような景色の繰り返しに疲労感が究極に達したころ、ようやく庚申山荘に到着し た。
☆ コースタイム
23日
かじか荘11:24 一の鳥居12:48 鏡岩13:38 庚申山荘14:53
24日
①庚申山荘4:10 お山めぐり分岐4:40 庚申山5:34 白山7:27 鋸山8:37
不動沢のコル9:30~9:35 皇海山10:25~10:40 不動沢のコル11:19 鋸山12:30 六林班峠13:08 天下の見晴分岐 15:50 庚申山荘16:00~16:15 鏡岩17:00
かじか荘 18:35
②鋸山 8:37 庚申山荘13:50~14:35 かじか荘16:50
☆ 費用
電車代 2480円(池袋~通洞) タクシー代 一台 2170円(通洞~かじか荘)
ジャンボタクシー一台15000円(かじか荘~東武日光) 電車代 2520円(日光~池袋)
庚申山荘宿泊代 2000円




★ お知らせ
1. 6月第一例会・「 女峰山 」、第二例会・「 七ツ小屋山 」は悪天候のため中止となり ました。
2. 9月2日(日)の第一例会は原田さんのリーダーで、道志山塊「 今倉山・二十六夜山 」 に変更になりました。