山  旅

会報 No.230
好山好山旅会
H.25.4 
 

                                                  

 

 平成25年 5月例会山行計画
第一例会 5月11日(土)         栃木の山 鳴神山 担当者 土方
第二例会 5月18日(土)~19日(日) 両白山地 荒島岳~冠山 担当者 清水
第三例会 5月19日(日)         奥多摩の山 鷹ノ巣山 担当者 白井
第四例会 5月25日(土)~26日(日) 福島の山 額取山&磐梯山 担当者 土方 





《 シダンゴ山・高松山 》
平成25年3月の例会
3月2日(土)晴れ時々曇り
参加者:池田(L)小野 中村 鈴木 瀬川 明見 長島 豊島 小宮(ゲスト)宮崎(体験者)
計11名
―池田 記―
寄バス停で板橋さんの友人お二人を迎え、参加者全員が自己紹介をして出発する。
風もなく日差しが暖かく集落の中を標識に導かれアスファルトの急な登りでひと汗かく。
イノシシよけの柵を抜け杉の植林の中へと入って行くと、陽が当たらない分ヒヤッとした空気が流れ心地よい。
尾根を巻きながら緩やかに登り、林道に合わさってからジグザグの急登でシダンゴ山に到着する。
山頂一帯はアセビの群落で後1ケ月もすれば白い花に埋め尽くされるだろう。
石碑と 石祠があり塔ノ岳方面が開けています。
山頂からの下り高松山までの間は、地図上で破線になっている。
杉やヒノキの植林で眺望のない 中をアップダウンの繰り返しで面白みにかけるが、前方が開け富士山が見える所まで来るとさすが に感慨もひとしお。
さくら丸と書かれた所、1本のヤマザクラの古木の下で予定より早めの昼食にしました。
じっと していると薄ら寒い。行程も長いので休憩もそこそこで前に進む事にしました。
鉄塔抜け木々の間 からシダンゴ山が見える所まで来るとやがてビリ堂分岐を右に見て高松山に着きました。
誰もいない広々とした山頂、ここまで足早やで来たので大休憩を取る事にしました。
山頂からは 遠くに富士山、箱根の山々、相模湾、眼下には、松田、小田原の市街地が眺められ大展望が広がっ ていました。
風がありましたが気温が高いせいか寒さはさほど感じませんでした。
それが春一番だ った事を下山して知りました。参加者の中には、クシャミ、鼻水、涙目になった方々いて花粉症の 方には、つらい季節の到来ですね。
下山の尺里峠までは、明るい自然林の気持ちの良い登山道で脇にはミツマタ、桜平にはヤマザク ラの木があり4月になれば花の道となりそう。
尺里峠からバス停までは、舗装道路歩きとなるが所々で虫沢古道を守る会の案内に従い山道に入ったり出たりを繰り返し茶畑の中を下り虫沢集落に降り立ちました。
☆コースタイム
新松田駅8:25(バス)寄9:00シダンゴ山10:15/10:30 秦野峠分岐11:40-さくら丸11:55/12:15-29号鉄塔 12:30-高松山13:35/14:10尺里峠14:50/14:55
田代向バス停16:10着16:40新松田行き乗車
☆費用
バス代・・・510円(新松田~寄) 450円(田代向~新松田) 




《 入笠山 》
日 時 : 平成25年3月10日(日) 曇り
参加者 : 高橋(L)、中村、瀬川 3名
-高橋 記-
順調に運行していた特急あずさ号が富士見駅手前のところで急停車、車内アナウンスは「突風のため橋梁前で運行見合わせています。」とのこと。
車窓から見えていた青空は消え雲が空を覆い、 草木が激しくなびいている。なんだか不吉な予感。
特急列車は15 分遅れで富士見駅に到着、シャトルバスは次の普通列車を待って、20 分遅れで出発。
富士見スキー場について、横浜からツアーバスに乗ったSさんを待つ。
3人揃ったところで、 ゴンドラに向かう。
ゴンドラの窓からの視界はよくない、お喋りしていると山頂駅に到着。
アイゼンやスノーシュー を付けて、いざ出発。
山頂までのルートは各所に眺望の良い所があるのだが、今日は残念無念、視 界なし。
しかし風もなく、雪も深くなく、歩き易く、山彦荘にほどなく着いた。
山彦荘からは、やや傾斜のある道だが歩き易く時間もかからない。すれ違う人も少ない。
親子連 れがスキーで降りてきた。
樹林を抜けるといきなり山頂が現れた。
視界は期待していなかったが昼食は山頂で摂れるだろうと思っていた。しかし、凄まじい強風が吹いていた。
大河原湿原に向かう のは断念。写真撮影もそこそこに慌てて下る。
昼食は、風を避けて樹林の中、座って食べ始めているとポツポツと霙が降ってきた。
そそくさと食べ終え、下っていくと霙は雪に変わってきた。
山彦荘を過ぎて林道を歩く、再び山道に入りゴン ドラ山頂駅に向かう。
ゴンドラの窓に雨が強く当たってきた。生憎の天候で予定を短縮したので随分早くに戻った。 スキー場の無料休憩所で雨具やスパッツを取り、シャトルバスの運行まで待つ。
帰りの特急車内か ら空を見上げると青空が覗いていた。
帰宅後のテレビは各地の突風被害を伝えていた。
まっ、こん な日もあるものだ。
コースタイム :
ゴンドラ山頂駅(11:10)~山彦荘(11:40)~入笠山(12:20)~山頂直下(昼食12:25~ 12:40)~山彦荘(13:10)~ゴンドラ山頂駅(13:45)
費 用:
立川~富士見 乗車券片道 2,520 円 特急券指定席片道 1,410 円
ゴンドラ冬山登山往復 1,600 円





《 秩父;四阿屋山 》
平成25年3月16日(土) 快晴
メンバー:L白井、板橋、原田、高橋、瀬川
-白井 記-
今日から元町中華街から飯能まで直通電車(所要時間約1 時間30 分)が走り始めた。
この記念すべき日に横浜から瀬川さんが参加。
朝の飯能駅には元町中華街行きの東急電鉄の車両(シートも 綺麗で、つり広告も西武より垢ぬけしているような気がする)を写そうとカメラを持った鉄ちゃんが群がっていた。
先ず、見頃を向かえた節分草の自生地へ三峰口からタクシーで移動した。
まだ早い時間帯だった が節分草目当ての観光客が次々とやって来る。
我々も入園料300 円を払って園内へ。
石灰岩地帯の ブナ林の中でしか生育出来ない絶滅危惧種という事で、地元の方の自生地の保護にかかる手間を考 えたら300 円は当然でしょう。
「眠れる森の妖精」という別称もある透明感のある花びら(の様に見えるが実はガクなんだそう です)を持つ節分草を十分に観賞した我々は、10 分ほど来た道を戻り、つつじ新道登山口へ移動。
我々の前のカップルが登山道入口で道を横切っているワイヤの前で立ち止まっていた。
何の表示も無いが、ワイヤに赤いテープが結ばれていて「通行禁止」なのでは無いかとの事だった。
その話に 一瞬、進む事を躊躇ったが、原田さんの「ワイヤは柵を単に支えているモノで、赤いテープはワイ ヤにつまづかない様に印を付けているだけですよ。」の一言で皆即納得し、登り始めた。
ジグザグの道を30 分ほど登ると山居方面と上級者コースの分岐点。
「クサリ場注意、初級者は山居 方面へ迂回してください」の看板が有った。
まあ大した事は無いだろうと高をくくって進んで行くと、 ほぼ垂直にチェーンが下がっている岩場が出現。
しっかりした足の置き場が無く、腕力を使って体を持ち上げなんとか通過する事ができた。
下りに使うのは危険。 クサリ場を登り切ると展望が一気に開け、その後のクサリ場は大変な処は無く、山頂に到着。
両神山、 二子山が近くに見える。
下りは両神神社奥社の脇を通り、男坂の急階段を下って行くと福寿草園に着 く。
既に盛りは過ぎていたがまだ上の群落は本来の姿で枯れ草の中に咲いていた。
さらに下の福寿草園ではすっかり茎が伸びきっており、蝋梅も盛りを過ぎていたが、ここまでは近くまで車で来ら れるので大勢の観光客でにぎわっていた。
しばらく車道を歩いてからまた山道の薬師コースに入り道の駅の薬師の湯・農産物直売所の横に 出て来た。
次の三峰行きのバスを待つ間、薬師の湯で汗を流した。
3 月に入り暖かい日が続きこの 日も下りは半袖でも良い気温で有った。
福寿草の固有種「秩父紅」は今回見る事が出来なかったが、 気持ちの良い春の一日を過ごせた。
昭文社の地図では、多岐に亘るハイキングルートが分かり難いが、節分草園で入手した小鹿野町 観光課 の「あずまや山ハイキングマップ」が役に立った。
同様のMAPは小鹿野町の役場HPから取り 出す事が出来る。
<コースタイム>
つつじ新道登山口10:15発→山居方面分岐10:40→頂上11:15着11:55発→
福寿草園12:40→道の駅着13:30
<費用>
鉄道(西武池袋線、秩父鉄道);池袋―三峰口(往復)2,360円
タクシー;三峰口駅→せつぶん草園 3,210円 バス;薬師の湯→三峰口駅 250円 以上





《 御岩山-高鈴山 》
日時: 平成25 年3 月30 日(日曜日)
天気:曇り一時小糠雨
参加者: 土方(L) 鈴木 中村 板橋 計4名
板橋健一記
日立駅で集合、タクシーで御岩神社に向かった。参道入口に「常陸最古の霊山」の石碑があった。
駐車場脇の池に水芭蕉が咲いていた。まだ小さくてかわいい花だった。
隣にザゼンソウも咲いてい た。石楠花の大木もあって、満開時には見事だろう。
本殿手前に茨城県で唯一、林野庁の「森の巨 人たち百選」に選ばれた「三本杉」があった。幹周り9m、高さ50m、樹齢600 年の巨樹は、カ メラのフレームに収まらない迫力があった。
本殿も日光の東照宮のように格調が高かった。水戸藩 の祈願所だったそうだ。
登山道の左右にタラの木が沢山あったが、芽はでていなかった。
賀比礼(かびれ)神社からは急登になる。
地元のおじさんが二又に分かれたら右に行った方がイワ ウチワが多い、と教えてくれた。
北側斜面は株はあるが、まったく咲いていない。
岩っぽい道を登 ること20 分、さっきのおじさんが又、イワウチワの多い所を教えてくれた。虎ロープをまたいで、 10mほど行った南斜面にイワウチワの群落があった。
こんなに間近に、多くのイワウチワを見るのは初めてだ。
ここはロッククライミングの練習をする所だが、2 年前の東北大震災で岩場の崩落があり、それと伴にイワウチワが流されてしまったそ うだ。
でも今日見た群落だけでもイワウチワの楚々とした雰囲気が味わえた。
ここの花はうすいピンクだが、少し登った所に純白の花もあった。
白花を見られたのはラッキーだった。
御岩山(492m)の頂上は樹木に囲まれ眺望がないので、先に進んだ。
高鈴山への尾根道に馬酔木 のトンネルがあった。4 月中旬はきれいだと思う。
11 時20 分高鈴山(623m)。頂上から東に太平洋、 西に日光連山が見えるはずだが厚い雲の下では、眺望はなかった。
風もあり、寒いのでここでは昼 食にせず下山する。
高鈴山山頂のレーダーのような塔は雨量計だった。
舗装道路を20 分下って、助川城へ7.5kmの標識から又山道になる。
ここからはゆるい下りだ。 昼時になったので、誰も来ない広い登山道の真ん中で弁当を広げる。
土方さんがアルコールバーナ ーで焼いてくれたちくわが美味しかった。
金山百観音は半分土に埋まって50 程しかなかった。
市民の森公園の手前にショウジョウバカマの群落があった。まだ時期が早いせいか、花の百名山 と言われる程には花は無かった。
森林公園から広い林道を1時間歩き市街地。それから30 分で日 立駅に戻った。
思いもよらぬ壮大さを持つ御岩神社・雨に濡れた風情のあるイワウチワを脳裏に仕 舞い込み、家路についた。
コースタイム:
9:14 日立駅着-9:30 タクシー発-9:45 御岩神社-10:15 賀比礼神社(奥の院) -10:35 イワウチワの多い岩場-10:55 御岩山-11:20 高鈴山11:30-11:50
助川城へ7.5km の標識-12:20 昼食1:20-1:05 金山百観音-1:35 市民の森公園2:30 市街地-3:05 日立駅
費用:
JR上野-日立:乗¥2,520+特¥1,780 タクシー代¥3,400(¥850x4 人) 




2013.4.6 役員会・総会 議事録
1.日 時 4月6日(土)9時~12時
2. 場 所 豊島区立勤労福祉会館(豊島区西池袋2-37-4)
3. 出席者 高柳、大田、小野、中村、高橋、吉田(博)、清水、白井、原田、鈴木、土方、
佐々木、池 田、瀬川、濱田(和)、小渕
4. 議題 1)25年後半の例会計画策定
・7月~12月の山行計画を協議(別紙、計画案の通り)
2)会長、副会長、会報係の交代及び新リーダーについて
・会長 大田 → 高橋(新)
・副会長 清水、高橋 → 清水、白井(新)
・会報係 鈴木 → 瀬川(新)
・リーダー 高柳、大田、高橋、八木、清水、梅澤(新)、白井、原田、 鈴木(新)、早川(新)、
土方、池田、長島(新)、小渕(新)
*大田前会長は相談役兼リーダーとして、引き続き会の運営にお力添え頂きます。
3)その他 ・退会者の報告・・・魚津、本多、清水(裕)、大貫、寺嶋
・ゆうちょ銀行の口座、管理者変更の報告(会報に記載する。)
・山と渓谷誌への募集広告の掲載(ヤマケイオンラインにも掲載されます。)
・ホームページにおいて個人情報の保護のための対策を講ずる。
・会員への事務連絡などにグループメールを活用する。
・土方リーダーよりトヨタレンタカーとの契約の報告。
・新会員の勧誘(山行での出合や知人など)を各自が行う。
・次回の役員会開催を9月28日(土)とする。 以上


★お知らせ 1.4月より新会長に高橋さんが就任され、役員にも変更がありました。
新体制で運営されます。よろしくお願いいたします。