山  旅

会報 No.232
好山好山旅会
H.25.6 
 

                                                  

 

 平成25年 7 月例会山行計画
第一例会 7 月12 日(金)~14日(日) 中央アルプス 木曽駒~空木岳 担当者 太田
第二例会 7月19(金)~22日(日) 北アルプス 針木岳~蓮華岳 担当者 清水
第三例会 7日27日(土) 栃木 芝草山 担当者 長島 
 
 
 
 
《鳴神山》  
平成25年5月の例会
5月12日(日) 晴
参加者;土方 中村 池田 (計3名)
ー土方記ー
11 日(土曜)の予定であったが天気が悪く12 日に変更して行う。
新桐生駅に集合しタクシ-と自家用車に分乗して出発。
途中、下山口である観音橋に自家用車を置いてタクシーで登山口へ向っ た。
計画では木品から登りる予定だったが小野さんのアドバイスにより花の多い鍋足の登山口よ り登る事にした。
鍋足登山口は下山に利用される事が多いル-トで、良く整備されており木品からのル-トより歩きやすかった。
途中たくさんの花が咲いていて(名前はすみません忘れました)特に 尾根に出る最後の斜面にはカッコウ草が群生していて満開であった。
木品から登っていたら、この花には会えなかった。(木品口の自生地は花が少なくなってしまった)
尾根から山頂までは僅かな登りでイワカガミが咲いていた。
山頂は狭く登山客で混雑していたが展望はよかった。
山頂から金沢峠までは静かで登山客も少なく新緑が実に見事で気持ち良く歩 いた。
金沢峠から観音橋までは、林道のような作業道でニリン草がたくさん咲いていた。
☆コ-スタイム
鍋足登山口(9:35)-尾根(10:50)-山頂(11:20))-三峰山(13:30)-金沢峠(14:00)- 観音橋(13:00)
☆費用
タクシー代 4,200 円





《冠山と荒島岳と姥ケ岳》
5月18日(土)~5月20日(月)
参加者;清水 中村 斉藤 鈴木 瀬川 船生 (計6名)
1日目
荒島岳 快晴
ー船生記ー
天気予報では3日間のうち、今日が1番晴れる確率が高いという事で荒島岳に登る事になった。
廃業となった勝原スキー場からのスタート。
最初は舗装された道を歩き斜度を上げ岩、砂利が多 いコースに変わる。
登山開始から1時間ほどで本格的な登山道になり、整備されて歩きやすい。
特にコースの大半がブナ林であり、新緑に覆われて清々しく気持が良い。
途中白山ベンチがあり、ここからは雪を被った白山連峰が眺められた。
その先、階段が多くシャクナゲ平から山頂に かけては、急で段差の大きい階段それに加えて鎖・ロープがある。
ゴツゴツした大きな岩が登山道を覆うように露出している。
厳しい登りを終えると一部雪が残っている。
登山道のわきにはカ タクリ・ショウジョウバカマ・イワウチワ等の花がたくさん咲き、やや急登を過ぎササの中を登 り、荒島岳の山頂が姿を現し、頂上に至る。
山頂は眺望抜群360°の展望を思いのままにし、下りは登って来た道を確かめブナ林の
風音を聞きながら・・・。春から一気に夏に突入するかのような好天の荒島岳登山でした。
2日目 冠山 曇りのち雨
ー清水記ー
今日は、昨日とうってかわってどんよりとした曇り空。
少々機嫌の悪いナビくんのお陰で、 道迷いをしたものの、どうにか冠山林道に入ったが、冠峠9 キロ前の林道にゲートがあり、積 雪のため通行止め。
天気もいまいちだし、とりあえず冠峠まで林道を歩くことに決めて歩き始める。
かなり遠 くに、烏帽子のような山が見えるので、あれが冠山かもと思いながら歩き続けるが、林道歩きは、辛いもので、なかなか距離を稼げない。
林道脇の藤の花に見とれたり、ニリンソウ、 イワナシ、サンカヨウ、豆サクラなどお花も多いし、ウドやイタドリ、ワラビなど山菜も多 いので林道歩きは、前になかなか進めやしない。
この林道、雪の塊もあっちこっちにあるし、土砂崩れや、大木が道路を塞いでいたり、道路のミラーも壊れているし、ガードレールの破損箇所も多いし、大きな石もゴロゴロしている。
いつになったら開通するのか、今のところ未定なのかな?
色々考えて歩いて行くと、先頭を歩いていた船生さんが、「熊鈴ある?」と急に真剣な表情。 なにやら、茂みの中でがさがさという音が聞こえたらしい。茂みから現われたのは、山菜を 採りに来た、岐阜県の農家のおじさんだった。
ウドなどいっぱい担いで、料理屋さんに売るんだと言っていた。
岐阜県からの林道は、開通していて峠まで行けるらしい。
峠の手前1 キロぐらいのところで、時間も無くなり、雨もポツポツ降ってきたので、今日の 山歩きは、ここで終わりになり、山菜採りをしながら下山した。
事前に、冠峠の状況を調べなかったリーダーの甘い判断で、こういう結果になってしまっ たこと、本当に申し訳なく思ったが、優しいみんなが、山菜採りで満足してくれたので、救 われた気持ちです。
大野市の中島屋のおばさんも、山菜好きで、夜は、山菜談義でおおいに 盛り上がり、楽しい夜となりました。
3日目 姥ヶ岳 曇りのち晴
ー鈴木記ー
名前からは足を踏みいれたくない山なのだが、隠れたる?花の名山である。
福井方面への山行 ということで、足をのばしてみた。
福井の山へのアプローチは厳しい。それだけに自然がたっぷ り残っているようだ。  
通行止めのゲートをすりぬけ真名川沿いに進み、巣原橋を渡り山道へと入る。
平家平まで車で 入る予定であったが、道がダートであり軽自動車では無理ということで平家橋から歩き始めた。
小雨の中、緑濃い雑木林ブナ林を登る。なかなか本来の登山道を見つけることができず時間をだ いぶロスしてしまった。
やっと道標を見つけ平家平からの道に合流したあとは、ずーっと花の道であった。奥へ奥へと 進むににつれていろいろな花が現れる。
白とピンクのミヤマカタバミ、キクザキイチゲ、スミレ サイシン、沢沿いにはチャルメルソウ、ネコノメソウ、ザゼンソウ等々。
しばらく行くと一面の サンカヨウ、満開にはまだまだであったがこれだけの群落はなかなかお目にかかれない。下では 緑の実をつけていたオーレンが、白い花をつけてびっしり林床に咲いていたのは圧巻であった。 これは漢方薬を作るためのオーレン畑だそうだ。
さらに奥に行くと残雪が現れ木々の芽吹きも始まったばかりである。
沢を超え進むと今度は足 元にイワウチワ、バイカオーレン、ショウジョウバカマが、上を見ればタムシバ、マンサク、ク ロモジ、湿地帯ではミズバショウの群落、となんともにぎやかに咲いている。
そこでお昼をし、 帰りの時間も考えて頂上は断念して引き返すことにした。
帰りの道は日もさしてきて一気に青空が広がり、ブナ林の向こうには姥ヶ岳の山頂もみること ができた。
雨に濡れてしぼんでいた花々も開いて道端はカラフルで大賑わいである。
お目当ての 濃いピンクのミヤマカタバミがあちこち咲き愛らしかった。
たくさんの花を見ることができて良 い山旅になった。 来た道を戻り、平家橋に着いたときは真夏のような青空になっていた。
☆ コースタイム
18 日
勝原登山口10:40 リフト終点11:30 白山ベンチ12:25 シャクナゲ平13:30 荒島岳頂上15:00~15:20 シャクナゲ平16:10 リフト終点17:30 登山口18:20
19 日
冠山ゲート9:20 途中の撤退地点(冠峠まで1 キロ手前)12:30 ゲート14:20
20 日
巣原橋7:20 作業道と書いてある林道8:30 水芭蕉群生地10:35 ブナ林11:30 平家平ゲート12:50 巣原橋13:40
☆ 費用
高速バス代8300 円 レンタカー代 15720 円×2 ガソリン代4609 円
パークホテル九頭竜 8100 円 中島屋旅館 6700 円 電車代13500 円




《額取山1008m・磐梯山1818m》
5 月25 日(土) ~ 5 月26 日(日)
参加者: 土方 、中村 、船生、 高橋、 板橋 計5名
ー板橋記ー
1日目 額取山 晴
7時に東川口駅に集合。7 人乗りのレンタカーで出発。朝早く出たかいがあり高速もすいていて 10 時20 分に登山口の御霊櫃(ゴレイビツ)峠登山口に着いた。
額取山(ヒタイトリヤマ)は、猪苗代 湖と郡山の中間にあって、好展望の山として知られている。
天気がよいため登山口からこれから 歩く山道が良く見える。
ぶなの新芽の間から差し込む木漏れ日が心地よい。
薄紫のアズマギクが、 あちらこちらにあったが、今一花色が冴えなかった。
最初のピーク黒岩山からは、歩き始めた峠 の駐車場や次のピーク大将旗山(タイショウキヤマ)の縦走路が望めた。
歩いてきた道もこれから 行く道も両方見渡せ、さすがに展望の山だ。
花は多く、カタクリは 終わっていたが、キクザキ イチゲやエンレイソウが見頃だった。
トリカブトの新芽も群生していた カエデの種類も多いの で秋の紅葉も素晴らしいに違いない。
今日の最高峰大将旗山からは、磐梯山の左に真白い雪を被った飯豊山、右には吾妻連峰、振り 返ると猪苗代湖が見えた。
額取山で昼食。日差しが強く、暑かった。 地元の団体さんがいて、大賑わいだった。
ここからも360 度の展望。爆発のため真ん中が吹き飛び、双耳峰のように見える磐梯山が良く見えた。
頂上から往路を 戻った。
1 時間15 分のドライブで中の湯着。標高1080m、 山の中の一軒宿。建物は古いが温泉の効き目はすごいらしい。
福島から山菜を取りに来たという 男性に聞いたら「頑固な便秘が治った」とか「ひどい喘息が完治した」という人がいるそうだ。
大震災以降お湯の温度が2 度ほど上がり41 度になった。以前は2 時間入れたが今は1 時間も入れな くなったとのこと。
自炊宿のため、温泉のあと部屋に集まり各自の食料を食べた。
☆コースタイム:
10:20 御霊櫃峠登山口10:25-10:55 黒岩山10:55-11:20 大将旗山 11:25-12:15 額取山12:45-2:50 御霊櫃峠2:55(車で移動)4:10 中の湯
2 日目 磐梯山 晴
山は早立ちが基本。4 時起床、5 時15 分出発。大震災以来無料になった裏磐梯有料道路を快適に 進む。
すばらしい新緑の下、40 分のドライブで八方台登山口に着いた。
丁度今日が磐梯山の山開 きの日で、大きな駐車場がすでに満車状態だった。
6 時15 分登山口発。所々雪が残っていて、道 がぬかるんでいる。
ツバメオモトの群生があった。30 分で中ノ湯跡。朽ちた建物が残っている。
ここを左に下ると裏磐梯登山口に出る。
小さな雪渓を渡って、更に30 分登ると展望のある場所に 出て、桧原湖や銅沼(アカヌマ)が見えてくる。
このあたりはセンダイムシクイ(多分)やホトトギスな どの小鳥の声がよく聞こえた。
しばらく行くと左手に赤い岩肌をむき出しにした爆裂火口壁が見 えてくる。
高さ数百メートルの絶壁はこのコース一番の見所で、明治21 年(1888 年)の大噴火で桧 原湖や銅沼が形成された現場だ。
少し上で道が2 手に分れ、左手の花畑コースを行く。ヘビイチゴ のような黄色い花のミツバツチグリの大株があった。
山開きのため弘法清水に郵便局の出張所があり、磐梯山を印刷した記念葉書をもらった。
急登 を一気に登ると磐梯山頂上。
頂上直下にはミネザクラの大群落があった。頂上は晴。微風で快適。
南に広大な猪苗代湖が見えた。ゆっくりしたかったが、次々に登山者が登ってくるので早めに下 山。
登りの登山者とすれ違うのが大変だった。雪解け水でぬかるんでいる所があり、注意して下 った。
早朝から登ったおかげで、11 時過ぎには八方台登山口に帰着した。
登山者の車が駐車場に 入りきれずに1km先まで路上駐車していた。
☆コースタイム:
5:55 八方台登山口6:15-6:45 中ノ湯跡6:45-8:00 弘法清水8:10 -8:45 磐梯山9:00-11:05 方台登山口11:15
☆費用:
中の湯素泊り¥3,450 レンタカー代 高速代含め1人¥12,000



19日(日)奥多摩 鷹ノ巣山は雨ため中止になりました。