山  旅

会報 No.242
好山好山旅会
H.26.4 
 

                                                  

 

 ; 平成26年5 月例会山行計画
第一例会 5 月11 日(日) 奥武蔵 日向山~丸山 担当者 高橋
第二例会 5月18日(日) 箱根 神山 担当者 鈴木
第三例会 5月24日(土)~25日(日) 四国 石鎚山 担当者 梅沢
第四例会 5月25日(日) 棒名 掃部ヶ岳~李ヶ岳 担当者 白井 
 
 
 
 
  《 草戸山 》
3 月8 日(土) 晴れ
参加者: 鈴木(陽)(L) 、高橋、土方、小渕、板橋、鈴木(徹) 計6 名
―鈴木ー
山梨県の2月の大雪のため急きょ変更となった山行である。
高尾近辺も残雪が予想されたが登り口に数メートルの固い雪が残っていた位で、あとは快適な山行となった。
高尾山口駅を出発し四辻をめざす。
北斜面で凍った雪が残っていたが、すぐになくなって 15分程で到着した。
お天気もよく軽いアップダウンをくりかえし、よく整備された道を進 む。
このあたりも大雪の時はラッセルが大変だったと、途中であった男性が話してくれた。
草戸山山頂はいつもだと大賑わいだが、一パーティが出かけた後は我々のみとなった。
も う少し進み尾根上の四阿で昼食をとる。
城山湖周遊のハイカーがちらほら歩いているが、ま だまだ今年の山への出足は悪いようで静かな山行であった。
城山湖に沿って城山発電所まで下る。
金毘羅神社方面に進み、山門を右に急階段を下りた ところに小原ハイキングコースの入口があった。
このハイキングコースは秋はモミジの紅葉 もきれいで、春もキンランなどが咲き植物観察が楽しいところである。
近くの梅園も赤白と満開のようであった。
あとは足取りも軽く穴川まで下った。
PM1:00 前とやたらと早い到着となり、遠路はるばる のH 氏も早くおうちに帰れたようである。
少し歩いて円林寺のバス停で解散となった。
☆コースタイム
高尾山駅9:10―四辻9:25―草戸峠10:25―草戸山10:40―
四阿(昼食) 11:05~11:35―金毘羅神社入り口12:10―穴川12:45―円林寺12:53 ☆費用
新宿起点 電車代 新宿―高尾山口駅 京王線 370 円 橋本―新宿 京王線 440 円
バス代 円林寺―橋本 310 円




《 高野山(高野山町石道と高野三山)》
3月15日(土曜)晴れ
参加者: 清水(L)、池田、豊岡、濱田、石栗 計5 名
-清水 記ー
南海バスターミナルからビルの内部に入り、エスカレーターで下ると南海電車の乗り場に着いた。
橋本行きの電車に乗り込むと、偶然同じ車両に濱田さんが入ってきて、合流した。
豊岡さんとは、橋本駅で一緒になり、今回のメンバー全員が揃った。
九度山駅で、電車を降り、丹生川を渡り、紀ノ川に沿った道から左に入って行くと、柿を
いっぱい干してある家が多くあった。
この辺りは、柿の名産地なんだということを豊岡さん に教えて貰ったりしていると、屋根上の物干しから声がかかり、高野山に行くのならという ことで、柿農家の方に、干し柿をご馳走してもらった。
甘くて少しレアな感じでとても美味 しかった。
女人高野とも呼ばれる慈尊院を過ぎると、高野山町石道が始まる。
この道は、高野山への 道標であり、一町(約109m)おきに目印の石柱が立っていて、慈尊院から、壇上伽藍の大 塔まで、22 キロの道のりに180 基が置かれている。
町石道は、最初は薄暗い杉並木だったが、次第に明るい雑木林になり、ゴルフ場が隣にあ るような所もあって、楽しい散歩道だった。
私達は、86 番目の笠木峠まで歩き、ここから上古沢の駅に降りたった。
上古沢の駅には、定年退職をして、ゆったりと週3 回ぐらいやっているという駅長さんが、 いろいろお話してくれて、記念写真まで撮ってくれた。
20分ぐらい待つと電車が来て、南海高野線は、終点の極楽橋駅からケーブルカーに乗り換えて、高野山駅に着いた。
ここから バスで、高野山町の中心部まで行き、金剛峰寺にお参りしてから、今宵の宿、遍照尊院に行 った。
遍照尊院は、立派な宿坊で、中は、設備の整っている宿で、とても居心地が良く、精進料理もとても美味しかった。
明日は、6時から朝のお勤めがあるということで、10 時頃には就 寝した。
いろいろな人々とふれあいのある楽しい一日だった。
3月16日(日曜日)晴れ
ー豊岡 記ー
宿坊の朝は早く、6時から本堂での早朝勤行に参加した。
昔は多分冷たい板の間での正座 と思われるが、当日は数台の石油ストーブ、床暖房、椅子などひざをいためている私には本 当にありがたい勤行でした。
それでも1時間身の引き締まるおもいで参加できました。
勤行のあと、7時からやっと朝食をいただく事ができました。
高野山で数十軒ある宿坊のなかで なぜここ遍照尊院を選んだかというと、50年程前わたしが高校生の時、友人と南紀一周旅行のとき最終地点高野山で宿泊したのが遍照院ユースホステルだったからです。
今はYHはや っていないようですがその事を先代の奥様に話すと懐かしがっておられました。
朝食をすまして今日の目的地高野三山に向かいました。
昨日お参りした金剛峰寺を横目で見、先手院橋バス停に向かう。
ここから摩尼山への登り口である奥の院まで山上バスで約1 0分。
奥の院は巨杉並木の参道で両端に現代から戦国武将そして各地の武家の墓、企業の物故者慰霊等。
荘厳な雰囲気を醸し出すところでした。
時間があればもっと参拝したいところでしたが本来の目的三山登山にむかうことにしました。(結果的には奥の院に下山し再度奥か ら入り口まで参拝する事ができました)
高野三山とは摩尼山(1004m)揚柳山(1008.5m)転軸山(910m)の三山をいいます。
標高は1000m 前後ですが高野山の町自体が800m なので標高差はそれほどではありません。
が 多少なりともアップダウンがあり楽しめる山でした。
前日の石道は雪解けのため足下がドロ ドロになってしまい(足癖が悪いためか)今日の三山も懸念していましたが山道は意外と乾燥 しており裾を汚す事はありませんでした。
この山は関西からの日帰りコースでもあり、原生林に覆われているため見晴らしはもう一つだが、真夏でも涼しく約三時間半の荘厳な山を楽 しむ事ができます。
奥の院から町中に出て、高野山名物のごま豆腐を買い求め予定より少し早めの下山となりま した。
今回の山は景色を楽しんだり、お花を愛でたりではなく、真言宗総本山の金剛峰寺他、 光厳な高野山を楽しんでいただけたと思います。
コースタイム
15日
九度山駅8:40ー真田庵8:55ー慈尊院9:15ー展望台10:10ー六本杉11: 30ー
古峠12:18ー笠木峠13:50ー上古沢駅14:58 15;30の電車で高野 山駅へ
16日
先手院橋8:26のバスで奥の院へ8:40着ー摩尼山9:45ー東摩尼山10:18ー
揚柳山10:40ー転軸山12:10ー奥の院12:30
費用
夜 行高速バス代( 新宿新南口~ 南海難波高速バスセンター) 7,600 円
高野山宿坊(一泊二食) 10,500 円 電車代 難波~九度山770 円
極楽橋~品川14,850 円(新幹線特急代含む) バス代 高野山~先手院280 円×2
先手院~奥の院 220 円





≪生藤山~万六ノ頭≫
3月23日(日) 天気 晴れ
参加者: 八木(L) 高橋 佐々木 瀬川 船生 板橋 中原 計6名
―八木 記―
長尾(なごう)尾根を登路に採る予定を変更し、石楯尾神社前バス停が今日のスタート地点。 石楯尾神社までは上野原駅から井戸行きのバスで20分の行程。
舗装道を少し歩いて登山口 に着き、生藤山90分を指す道標で山の中へ。
周りの樹林はもっぱら植林、ところどころで 占める残雪が足元を脅かすほどに深い。
尾根に出ればそこが佐野川峠である。
これから尾根 道を辿り、30分も歩けば甘草水に着く。
甘草水では富士山が眺められ、当然のごとくでベンチに座ってのしばしの休憩。
桜の木が 多く、花の時期ともなれば、甘草水ではことさらに気分は盛り上げる。
この先もゆるゆると 登って三国山の山頂を指呼にすれば周りの樹木は植林から雑木に一変する。
青空に映えた雑 木がまばゆいばかりに眼を射つ。
三国山の展望は大きく開けて申し分なし。
すっきりした富 士山に南アルプスの南部に当たる聖岳、赤石岳、悪沢岳などが視野に映る。それから10分 ほどで生藤山に着くが、今では樹木が成長して思っていたほどの展望は得られない。
次のピークに当たる茅丸までは結構険しい道のりである。
天気が良ければ日差しに事欠くことの無いこの先の笹尾根ではいまだに雪が残り、今年の大雪のすさまじさが窺われる。
連行峰で昼食を済まし、これからは三国峠みちを辿って下山する。
一般登山道であるにも関わ らず普段から登山者が少なく、大雪のこともあってコースを変更することも考えた。
しかし、それは危惧に過ぎなかったようであり、予定通りに万六ノ頭の山頂も踏み、無事に柏木野バ ス停に降り立った。
コースタイム
石楯尾神社前(8:55)ー 登山口(9:05)ー 佐野川峠(9:55)
甘草水(10:15~10:25)ー 三国山(10:45~10:50) 生藤山(11:00)ー
茅丸(11:15~11:20) 連行峰(11:40~12;05)ー湯場ノ頭(12:40)
万六ノ頭(13:20~13:45)ー 柏木野バス停(14:55)
費用
電車代 新宿~上野原駅 950 円 バス代行き 上野原駅~石楯尾神社前 410 円
バス代帰り 柏木野バス停~武蔵五日市駅 570 円