山  旅

会報 No.244
好山好山旅会
H.26.6 
 

                                                  

 

 平成26年7月例会山行計画

第一例会 7月5日(土)~6日(日) 岩手 五葉山 担当者 梅沢
第二例会 7月12日(土)~13日(日) 八ヶ岳 池めぐり 担当者 清水
第三例会 7月20日(日) 茨城 筑波山 担当者 土方
第四例会 7月24日(木)~27日(日) 南アルプス 荒川山~赤石岳 担当者 高橋 
 



《日向山~丸山》

5 月第一例会 中級
日時 :平成26 年5 月11 日(日) 晴れ
参加者 :高橋(L)、竹中、村上、宮崎、小野、船生、蔵 計7名
-蔵 記-
朝からからりと晴れ渡った雲一つない五月晴れ。
芦ヶ久保果樹公園村の道端にツツジが咲き誇る坂道を上り、振り返れば出発点の芦ヶ久保駅の反対側にそびえる武甲山。
その山腹の石灰岩採 掘の山肌を真近に見ながら徐々に上って行きます。
上り始めてから1 時間後にコース内の見どころの一つの「山の花道』を約30 分間散策。
当メン バー以外は誰にも会わずに、ニリンソウの群生や、イカリソウ、十二単衣草を独占鑑賞。
花に詳 しい女性メンバーのおかげで、この例会のコースを選んだリーダーをはじめ男性メンバーも存分に楽しめました。
出発点からほぼ予定通りの3 時間後に森林館に到着。
爽やかな谷風が吹き上がる芝の上で昼食。
おいしい湧き水で喉を潤したり、ボトルに補給してから、片道約15 分~20 分で丸山へ。
丸山山 (960m)の展望台からの360 度の展望は素晴らしく、西側には武甲山の全容が迫り、北西には双子山や両神山、はるかかなたには中腹以上が白い八ヶ岳や浅間山が一望できました。
帰り道は森林館を経由してひたすら下り、芦ヶ久保駅に隣接した道の駅で解散。
電車の待ち時間を道の駅で 各自がお土産を買ったり、ビールを飲んで楽しんでいました。 追記; 1 週間後の日曜日、その日も快晴に恵まれ、空路北陸への機中から武甲山をほぼ真上か ら眺め、丸山も見下ろしながら当日の例会を思い浮かべました。その後、数十分間、雲一つない6 千数百メーターの高度から穂高連峰や槍ヶ岳などの北アルプスの山々の眺望を眼下で堪能できた ことは個人的に大変幸運でした。
☆コースタイム
芦ヶ久保駅(9:00)ー 日向山(10:00)ー山の花道散策(10:30)ー金昌寺道分岐(11:00)ー 森林館(昼食 12:00~12:30)ー丸山(12:45)ー森林館(13:10~13:20)ー日向山分岐(14:20) ー芦ヶ久保(14:40)
☆費用
西武池袋~芦ヶ久保 690 円、 芦ヶ久保~西武池袋 690 円




《箱根神山・駒ヶ岳》
5月第二例会 初級
日時 :5 月18 日(日) 晴れ
参加者:鈴木(陽)(L) 小野、斉藤、清水、佐々木、池田、早川、瀬川、木村 計9 名
―鈴木 記―
休日の箱根は大そう混雑しており、多くの観光客に混じりようやく登山口の大涌谷に着いた。 登り始めるとうそのように人がいなくなり、下の喧騒をあとにして高度を上げていった。 
青い空と真っ盛りの緑、そしてミツバツツジの赤紫があでやかで美しい。
中腹あたりからもは やお目当てのベニバナヒメイワカガミの群落が現れ出した。
しばらく登っていくと、バッタリOB のHさんと遭遇、イワカガミを見に来たそうだ。
手軽にお花を楽しめるのが箱根の良いところで ある。
神山への分岐を、寄り道して早雲山方面に左に進む。
この先にイワカガミの大群落があり楽し みにしていたのだが、今年は花の咲くのが遅いようでまだ蕾が多く大変残念であった。
再び分岐に戻り神山を目指した。
尾根道にはフジザクラがもう終わりで可愛い花を少しだけ残していた。
途中冠ヶ岳で昼食をとり、その後ひと登りで神山に到着した。
記念写真を撮り早々に駒ヶ岳を目指す。
花の様子がガラリと変わり頂上にはコウグイスカグラ、 道端には白と青のキクザキイチゲ(箱根の固有種コキクザキイチリンソウ)、セントウソウ、シコ クスミレ、タチツボスミレなどが残って咲いていた。
写真をとりながら30分ほどで防ヶ沢分岐 に降り立った。
駒ヶ岳への道は、えぐれて荒れた道の跡があったがおおむね歩きやすくなっていた。上の方は 笹原で急に展望が開け、富士山の大きな姿をみることができた。
また途中寄り道してコイワザク ラを観察し駒ヶ岳山頂に到着、360度の展望をしばし楽しんだ。
再び来た道を下り防ヶ沢方面へ向かう。
途中の岩場にもコイワザクラが咲いていた。
20分ほ ど下り右へのトラバース道に入る。
しばらくいくと見事なブナ林になり、道端にはタニキキョウ、シコクスミレがたくさん咲いていた。
遠くのミツバツツジもきれいだ。
芦ノ湖を左下に見ながら 細い道をドンドン進み涼しげな沢をすぎると急な下りとなる。
ハコネシロカネソウもあちこち咲 いている。
うんざりしてきたころ緩い下りとなり、ほどなくして姥子のかんぽの宿のバス停に到 着した。 ☆コースタイム
大涌谷10:50――神山分岐11:15――中道入口11:35――神山分岐11:50――冠ヶ岳(昼食) 12:35~13:00――神山13:20――防ヶ沢分岐14:00――駒ヶ岳14:40――防ヶ沢分岐 15:05――バス停16:40
☆費用
行き 小田原―強羅 箱根登山鉄道 670 円 強羅―大涌谷 ケーブルカーとロープウェイ 1230 円
帰り 姥子かんぽの宿前――小田原 伊豆箱根バス 1150 円 
 
 
 
 
《掃部ヶ岳~杏ヶ岳》
第四例会 中級
日時 :平成26年5月25日(日) 曇り時々晴れ
参加者 :白井(L)、佐々木、瀬川、原田、池田、鈴木、舟生、高橋、土方 計9 名
-白井 記-
車を榛名吾妻荘の手前の市営無料駐車場に停めた。
標高の高い榛名湖畔には未だ八重桜が残っ ており、未だ早い時間帯であったが駐車場は観光客でどんどん埋まって来ていた。
登山口は湖畔 の榛名吾妻荘の北にあり、そこからブナの林を緩やかに登っていくと、硯岩への分岐が現れ、右 折してすぐ一登りで硯岩に着く。
眼下には、榛名湖、榛名吾妻荘。湖を挟んで向かい側には、榛名富士と相馬山、三ツ峰山と続く外輪山が一望出来た。
分岐に戻り尾根道を掃部ヶ岳へ向かう道 は丸太の土留めの階段が続き、土が流出している事もあり少々歩きづらい。
みちの両側はミツバ ツツジとヤマツツジが沢山咲いており、特にまだつぼみも多いヤマツツジは花付きが良く、1週 間後には見事だろうと思われた。
掃部ヶ岳山頂にはお昼少し前に到着、湖畔から比較的短時間で 登れる事も有り、軽装のハイカーも多く見られた。
我々も先は長いので早めの昼食をそそくさと 摂り、笹に覆われた道を下り西峰に向かった。西峰から少し先には耳岩がありその上は硯岩に匹 敵する良い展望で有ったが、本来望める谷川岳方面の眺望は残念ながら霞んでいて見えなかった。
その先に進む事は出来ず、元の道に戻った。
急坂を下って行く途中、リンゴの花に似た満開のズ ミの花、その先舗装された林道にぶつかりここが杖の神峠。
林道の反対側に杏ヶ岳の入口が有り 初めは少し傾斜の有る笹に覆われた道を登るがすぐになだらかな登りの尾根道になる。
まだ少し 早いマイヅルソウ、ヤマツツジを見ながら進むと程無く鷲の巣山頂に着く。
更に石の祠があるピ ークを経て午後2時ちょうどに全くコースタイムどおりの時間で杏ヶ岳着。
杖ノ神峠に戻り、 あとはひたすら榛名湖畔に向けて林道を下るのみ。
途中何箇所か、ウツギやズミの花 が綺麗に咲いていた。
1 6 時過ぎに満車になった駐車場に着き、立寄り湯に入る 時間も無いのでそのまま高崎駅に向かった。
☆コースタイム
掃部ヶ岳登山口10:30 発→硯岩 10:55→掃部ヶ岳着11:40-12:00 発→杖の神峠 13:00- 13:10 発→杏ヶ岳 14:00-14:15 発→杖の神峠 15:05→登山口 16:20
☆費用
鉄道;上野駅→高崎駅;往復 3,900 円 車(レンタカー&土方さんマイカー);
高崎駅→榛名湖畔(往復)1,500 円/人




第三例会四国石鎚山は参加者三名に満たず個人山行になりました。