会報 No.252
好山好山旅会
H.27.2
平成27年3月例会山行計画
第一例会 3 月8日(日) 奥多摩 惣岳山~棒の折山 担当者 高橋
第二例会 3月15日(日) 奥多摩 熊倉山~トヤド浅間 担当者 八木
第三例会 3日22日(日) 中央沿線 権現山 担当者 木村
第四例会 3月29日(日) 茨城 御前山 担当者 土方
《 奥多摩 大仁田山 》
1月第1例会
日 時 :1月5日(日) 晴
参加者 :高橋[L]、原田、小渕、藤島、石栗、木村、板橋、鈴木(徹)、蔵、鈴木(陽)、 宮崎、大平、梅澤、船生 計14名
ー高橋 記ー
新年山行はマイナールートの都県境尾根歩きでした。
昨年3月に計画していましたが2月の大雪の影響で中止となりました。
1月ならば降雪はないだろうとして実施したのです。
東青梅駅から4台のタクシーに分乗し小沢トンネルの手前で右折し農家の前で下車し、左 の山道に入りました。
直ぐ「棒ノ峰山・黒山」を指す標識があります。
そこから分け入りました。道なりに進と小沢峠に出ました。
「棒ノ峰山・黒山」とは反対方向に進みます。
しばらくは林道ですが、Uカーブからスギ林の山道に入りました。
ここから500m前後の尾根を上ったり下ったりの急坂が続きました。
急坂は短いものの油断は出来ないルートです。
歩き始めて1時間で「雲ノ峰」と書かれた小さなプレートのあるピークに立ちました。
さら に30分進むと「大峰山」のプレートがありました。
この付近で尾根は都県境から離れます。
そこからまもなく「大仁田山」の道標がありました。
ここから大仁田山にピストンです。
大仁田山からは東にスギが切り払われ都心方面が一望できました。
ビル群の奥に遠くスカイツリータワーが見えました。
ここまで展望がない中を歩いて来たので、しばらく見入っていました。
先の道標まで戻り、左に進むと開けた所に出ました。細田の集落の上の広場です。
かつては茶畑などの畑地であった所です。
畑をみる人がいなくなったので芝生の広場になっ たのでしょう。
ここからは東電の鉄塔「44号」から順に「50号」まで巡視路に沿って進みます。
途中「四十八曲峠」の分岐があるのみで、一本道で急坂も少なくなりました。
のんびり歩き「50号」に出ました。
ところがここから先に巡視路が見つかりません。
スギ林の谷に分け入りジグザグに下ります。
祠のある先に民家があり道路にでました。
ここから石原バス停まで舗装路を 歩きました。バスはさほど待たずにやって来ました。
☆コースタイム
8:25 タクシー東青梅駅発~8:40 上成木8:50~9:05 小沢峠~10:00 雲ノ峰~
10:30 大峰山 10:35~10:45 大仁田山10:55~11:20 細田集落上の広場11:55~12:40「49 号」鉄塔~13:00「50 号」鉄塔~13:15 民家の梅林~13:29 石原橋バス停
☆費用
JR 立川-東青梅 310.- タクシー代一人 1,200.-
バス 石原橋-飯能 450.- 西武 飯能-池袋 463.-
《 雨巻山 》
1月第2例会
日時 :1月11日(日) 晴
参加者:土方(L)、小渕、早川、白井、板橋、大平、鈴木(陽)、中原 計8名
ー土方記ー
筑波駅から9人乗りのレンタカーで登山口である大井戸まで1時間半のドライブだ。
途中 天気がよかった事もあり筑波山が青空に映えていた。
大きな駐車場のある大川戸から陶芸家が経営する喫茶店脇の登山道を進むと小さな峠に出てそこを下ったところが足尾山沢コースの出発地点である。
小さな沢沿いの道を歩くとロープがある急斜面があり、登りきったとこ ろが足尾山頂である。足尾山からは尾根道になるが先に小さな鎖場があり慎重に登ると御嶽山山頂となる。
御岳山から雨巻山までは歩きやすい尾根が続き、途中仏張山方面と一部太平洋が望める。 何度かのアップダウンを過ぎ猪転げ坂の急坂を登れば雨巻山は近い。
山頂でひと休みしてからこのコース最後の山である三登谷山に向かう。
自然林の気持ちよ いコースで日光方面の展望を見ながら進むと三登谷山に着いた。
小さな山頂だ。ここから大井戸登山口はもうすぐだ。
☆コースタイム
大井戸登山口10;10ー足尾山10:50ー御岳山11:10ー雨巻山12:50ー三登谷山 13:45ー大川戸登山口14;30
☆費用
レンタカー12700 ,ガソリン代1650, 合計14350 1名あたり1700
《外秩父 笠山837m・堂平山876m》
1月第3例会
日 時 : 1 月18 日(日曜日) 快晴
参加者 : 清水(L)、小野、村上、高橋、原田、佐々木、瀬川、板橋、板倉、 豊島、蔵、大平、石栗、鈴木(徹)、宮崎 計15名
ー宮崎記ー
午前9 時前、秩父下しが吹き付ける小川町駅前にハイカーが続々と集まってくる。
白石車庫行きのバスは他の登山客も含め満員で発車。
終点の白石車庫に我がパーティー15 名が集結。
バスの車窓からは時折残雪が見られ、スパッツを装着してのスタートとなった。
何度か林道を横断しながら登るにつけ、残雪が目立つようになる。
事前のリーダーからの案内には、軽アイゼン、スパッツ、ストック必携との連絡が入っていたが所詮800m台の山と たかをくくっていた。
何度か足を滑らせながら笠山山頂に到着。
木立の間から真っ白に輝く 男体山や浅間山が望めた。
ここで早目の昼食をとる。
昼食後リーダーの指示でアイゼンを装着。
希望者は笠山神社まで往復。
笠山神社前からは なお一層浅間山がくっきりと望めた。
ここからは急な下りに足をとられながら堂平山を目指 す。
七重峠を過ぎて再び上りに。30 分余りの上りで天文台のドームが目の前に現れる。
一面の 銀世界である。
積雪は20cm程度になっていた。
堂平山の山頂からは男体山や浅間山はもちろん両神山越しに八ヶ岳の主峰赤岳、反側には新宿の高層ビルやスカイツリーと360 度の眺望を 楽しむ。
この後今回のコースの最高地点剣が峰を経由して白石峠に。
予定のバス時刻まで後一時間 余り、ほぼ予定通りのコースタイムである。
白石車庫バス停にはすでにバスが待機。
始発な ので全員座って発車。
素晴らしい眺望にめぐり合い、思わぬスノートレッキングを楽しむ事 が出来、満足をしてバスに揺られてZZZ。
小川町駅で東上線、八高線とそれぞれ消えて行きました。
途中下車で二次会を楽しんだ 方々もいらっしゃったようです。
☆コースタイム
バス小川町駅発9:05-白石車庫着9:43-白石車庫発10:00ー林道横断10:25ー
林道横断10:30-林道横断11:05ー笠山にて昼食(11:35~12:05)ー
神社まで往復後笠山出発12:25ー堂平山1:20 着1:45 発ー剣が峰登り口2:00ー
剣が峰2: 10ー白石峠2:25ー白石車庫着3:20ーバス白石車庫発3:30ー小川町4:10
☆交通費
池袋-小川町 802 円 バス代:小川町-白石車庫 620 円
《 八ヶ岳;硫黄岳(上級)》
1月第4例会
日 時 :1月24日(土)~25日(日) 晴れ
参加者;早川(L)、白井、石栗、瀬川、板橋、鈴木陽、清水(体験山行) 計7名
-白井 記-
〔24日〕
茅野駅から夏沢鉱泉までは宿の送迎車(無料)。
途中の林道入口でバンから雪上車に乗り換えた。
通常のキャタピラー仕様でなく4輪それぞれにキャタピラーが付いている珍しい仕様で夏場は通 常の車輪に付け替えられるとの事。
宿の送迎は基本的に午前と午後1便ずつ(要予約)で、我々は午前の便に間に合うようスーパーあずさ1号で9:08茅野着。
正午前に夏沢鉱泉に着いたので、昼食後夏沢峠まで足慣らし目的で往復。
途中のオーレン小屋は冬季営業を行っていないが別棟は解放されていて広いスペースで快適そう。
夏沢峠まではトレースもしっかり付いていて問題なく歩けた。
夏沢鉱泉は沸かし湯だが石鹸、シャンプーも使えて 快適。
従業員は男女共に若く気持ちの良い対応であった。
寝るときは一人に1つずつ大きな湯た んぽが付き朝まで暖かく眠れた。
〔25日〕
朝から快晴、7時過ぎの標高2060mの小屋入口の温度計は-9℃でこの時期にしては高い (通常は-15℃程度)。
昨日の疲れがやや残っていたが雪に覆われたシラビソの樹林帯を順調に 進んだ。
途中で休憩を入れて夏のコースタイム+15分程度で夏沢峠に到着。
目出し帽やウェアなど改めて風と寒さへの備えをして、少々急な樹林帯をわずかに登ると森林限界に達した。
ここ からは強風で雪が飛ばされて岩が露出しており、わずかに積もっている凍った雪にアイゼンを利 かせて登る。
北八、北アルプス方面がきれいに見渡せ風も殆ど無い好天の下、高度を上げて行く としだいに傾斜が緩くなり硫黄岳山頂へ到着。
心配していた強風も殆どなく、南八つの秀峰(赤岳、阿弥陀岳、権現岳)が目の前に迫り、その 向こうに南アルプス、中央アルプス。
雲一つない360度のパノラマが満喫出来た。
今回は参加 者全員が登頂を果たせたが、通常は風速15~20mの強風が諏訪盆地方面からこの季節吹くので、大変に幸運だったと言える。
往路は、ほぼ地図のコースタイムで下り、夏沢鉱泉で沸かしたての湯に浸かって昼食をゆっくり摂り、3人の可愛いお嬢さん達の見送りを受けて雪上車で帰路 についた。
☆コースタイム
夏沢鉱泉7:25発→夏沢峠8:55→硫黄岳(着)10:15-10:35(発)→ 夏沢峠11:20→夏沢鉱泉12:30
☆ 費用
鉄道(JR);新宿駅→茅野駅;往復 12,060円 宿泊費;夏沢鉱泉 12,000円 以上