山 旅
 
会報 No.266
 好山好山旅会
H.28.4
 
 
平成28年5月例会山行計画
 
第一例会 5月1日(日)          西上州 シラケ山~烏帽子岳   担当者 高橋
第二例会 5月15日(日)          伊豆 天城山            担当者 清水
第三例会 5月21日(土)~23日(月) 四国 石鎚山             担当者 梅澤
第四例会 5月22日(日)         奥多摩 蕎麦粒山~三ツドッケ 担当者 木村
第五例会 5月28日(土)~29日(日) 北アルプス 蝶ヶ岳         担当者 白井
 
 
《白銀山》 
3月第2例会
3月12日(土) 曇り
参加者:池田(L)、斉藤、鈴木(陽)、瀬川、木村、小渕、宮崎、大平、中原、石栗、相川、     久保田 計12名
―池田 記―
山行当日の朝、箱根湯本に向かう電車の車窓から見た箱根の山々は真っ白に雪化粧していた。
予想だしなかった光景に息をのむ。しかし事前に下見をしていたので、不思議と不安はなかった。
予定通り9 時に滝通り温泉郷を目指し出発し、30 分で登山口に到着。
コンパスをセットして登 り始める。
登山道はよく踏まれ、やがて竹林に来ると、高電圧の柵に気を付けながら登り、右か らの尾根に取り付く。
最初の三角点406.4mから白銀山山頂まで、箱根町と小田原市の境界 の黄色のプラッスチックの杭を目で追いながら登っていく。
600m辺りから雪道になり、辺り一面 銀世界が広がっていた。
ヒノキの植林と自然林の境をたどり、やがて雪をまとったハコネダケが 出で来てかき分け前に進むが、合羽を着てなかったので全身雪だらけ、緑のフェンスが出てくる と三所山は近い。
左に巻道があるが下見の時よく解らなかったので、直登することにした。
山頂で昼食をとり白銀山に向かう。ここからは行く先々、雪の重みで垂れ下がったハコネダケ を手でかき分けたり、潜るように前進して行く。
こんな時先頭はつらい!代わってくれる勇士も いなくて、なんでこんな山計画してしまったのかと後悔しながらもひたすら雪払いが続く。
登り が緩やかになった頃、眺望もなく地味な山だが、今日は幸い風もなく穏やか、静かで見渡す限り 霧氷で覆われた木々の枝がガラスの様に輝きを放ち、その美しさに見とれてしまった。
遠くに見 える木々には白い花が咲いたようだった。
ハコネダケに囲まれた展望のない山頂に到着。
記念写真を撮りいよいよ下山に取り掛かるが、今日一番緊張が強いられる尾根の下りだ。畑宿方面と書かれた道標の方向を見ると、ハコネダケでびっしり塞がれた状態で、ここは強行突破するしかないと心を決め突進した。
背丈を超すハコ ネダケに手古ずり、雪で薄くなった踏み跡を探しながらひたすら下った。  天狗沢の分岐に着くと、木に赤いテープ天狗沢の文字を見て、右に尾根を順調に下ると目の前 に巨木が現れた。
下見の時直進して間違えた所だ。
右に踏み跡を辿り、再び境界線の黄色の杭を 目印に下って行く。
いよいよ山行も終盤に差し掛かり、気が抜けたのか足元の悪さもあり滑る転ぶ大騒ぎ、そうこうしているうちに眼下に箱根新道を見てほどなく天狗沢へ降り立った。
全身ず ぶぬれになったが、予期せぬハコネダケに阻まれた雪道に悪戦苦闘しながらも、幻想的な霧氷の 世界に浸れて思い出に残る山行になった。
 
☆コースタイム
箱根湯本駅9:00~白銀山登山口9:30~10:00 三角点406.3m10:10~ 12:10三所山12:30~13:20 白銀山13:30~天狗沢分岐14:10~ 天狗沢降り口15:10~15:35 変電所バス停 箱根湯本駅行きバス15:50 乗車
☆費用
新宿~箱根湯本駅往復 2,380 円 バス代330 円 計 2,710 円
 
 
 
《奥多摩むかし道》 
3月第3例会
3月19日(土) 雨のち晴れ
参加者:板橋(L)木村、大平、相川 計4名
―板橋 記―
電車が奥多摩駅に近づくと、車窓から雨がはっきり見えるようになった。
車内でカッパを着た。 出発前に観光案内所で地図をもらう際に、落石が多い箇所があるので、その間だけ国道を通るよ うに注意を受けた。
歩き始めて30 分、落石注意の表示のある所まできたが、見たところまったく異常がなく、歩道 がないトンネルの中を歩く国道を歩くほうが危ないと判断し、そのまま進んだ。雨を避けて、不 動の上滝のトイレの庇の下で休憩。
明治以前には甲州街道の裏街道だったことから、白髭神社・ 弁慶の腕抜き岩・耳神様・虫歯地蔵といった生活に密着した建物・地名が残っている。
しだくら吊り橋からは、川岸の絶壁と多摩川の急流が織りなす絶景を見ることができる。
秋は美しく紅葉するモミジの並木がある西久保の切り替しで昼食にする。
この頃には雨もやみ、 カッパを脱ぐ。
ここで舗装道路は終わり、山道に入る。
浅間神社あたりからは、小河内ダム方面 の広々とした景色が眺められ、気持ちがいい。
青目立不動尊では青空も見え、御前山をバックに 集合写真を撮る。
その後、水根の集落を抜けて、奥多摩湖バス停に出た。
 
☆コースタイム
奥多摩駅発9:30~白髭神社10:30~しだくら吊り橋11:00~ 11:25 西久保の切り替し11:45~青目立不動尊12:25~13:00 奥多摩湖バス停 奥多摩駅行きバス13:11 乗車 ☆費用
新宿~奥多摩駅往復 1,080 円×2
バス代350 円 計 2,510 円
 
 
《 聖武連山・能岳・八重山 》 
3月第4例会
3月27日(日) 晴れ
参加者:鈴木(陽)(L)、斉藤、高橋、吉田(博)、梅澤、板橋、太島 計7 名
―鈴木 記―
心配していた天気予報が外れて良いお天気になり、予定通りのコースで歩いた。
聖武連山は最近富士急バスが宣伝している山で、道はしっかり整備されていてとても歩きやす い山である。
単独の山なので、やはり能岳、八重山とセットで登られるのだと思う。
向原のトンネルを抜けすぐの東ルート入り口より登る。タチツボスミレ、キランソウが少しだ け咲いていた。つづら折の道を登りじきに急登となり見晴らし台に着いた。
さらに少しの急登で 尾根上に出て、100メートルほどでテレビ電波塔の立つ山頂に到着。
下山はやはりつづら折り の道をジグザグをきりながら下り、西ルート入り口に着いた。
能岳には来た道を10分ほど戻って、八重山登山口の道標の立つところから山に入った。
スギ 林の中を登り、明るく開けた尾根上がお休みどころに整備されていて、少し早い昼食をとった。
桜の苗木が地元山岳会によって植えられていて、この山に寄せる地元の人々の想いを感じること ができた。
この先はトラバース気味に進み、杉と竹のまざった不思議な林を通り、明るい斜面を抜け能岳の尾根に取りついた。
このあたりから道端にシュンランが現れだし、あっちにもこっち にもと発見しては歓声が上がった。
最後に急登を登ってベンチのある能岳に到着。
丹沢道志方面、扇山、権現山、雨降山などの山 並みが広がっていた。
東屋のある八重山までは15 分ほどで着いた。そこからシュンランコースと いう選択もあったが、シュンランはもういいということで歌碑と展望台経由で帰ることにした。
八重さんが寄贈したということが記された歌碑を読み、りっぱな展望台でまた山々を眺め、ま だ蕾もふくらんでいない桜の木々の間の道を下った。
何年かしたら、4 月半ばころは桜の山とし て訪れる人も多いのではないだろうか。また下のほうには河津桜、冬桜など数種の桜も植えられ ていて、時期を追って楽しむことができそうである。
沢沿いを下り上野原中学校の横を通り、春を迎えた家々の庭の花や、これから咲かんとする桜 並木を眺めながらバス停に急いだ。
 
☆コースタイム
上野原駅9:23~9:30 新井バス停9:35~聖武連山登山口10:10~ 10:50 聖武連山10:55~八重山登山口11:30~11:45 昼食12:15~ 12:45 能岳12:55~八重山13:05~上野原中学校13:55~大堀バス停14:15
☆費用
高尾駅~上野原駅往復 648 円
 バス代 上野原駅~新井 250 円
大堀~上野原駅 250 円
計 1,148 円
 
 
 
 ※3月第一例会の赤城 鍋割山は天候不良のため中止になりました。
 
 
 
 
≪平成28年4月16日(土) 総会開催のお知らせ≫
 
日時 : 平成28年4月16日(土) 午後2時より
場所 : 豊島区役所 区民センター 東京都豊島区東池袋1-20-10 (地図はホームページをご覧ください)
議題 :
平成27年度 活動報告
平成27年度 会計報告     
平成28年度 活動方針ならびに役員交代の報告     
平成27年7月から1ヶ年の山行計画案の協議・決定
会員全員の参加をお願いします。